11月12日東京・両国国技館大会でKO-D無差別級王者として挑戦者の上野勇希を迎え撃つクリス・ブルックスにインタビューを実施。クリスがよく通っているパンクバーH.O.Dで今の心境を撮り下ろしフォトとともにお届けします。
ーークリス選手がこちらのお店を選んだ理由は?
クリス 『居酒屋で撮影をやりたい』って言われて自分の好きなお店でやりたかった。自分とタカナシさんのスペシャルムーブ(HOD)はこの場所と同じ名前。本当にいつも行っている場所でやりたかったから。
ーー今日は高梨選手も一緒ですね。
クリス うん、いつも一緒に来るね。新宿FACE大会の後とか普通に新宿に来る時とかいつもこのH.O.Dに来るね。
高梨 新宿大会の後とか多分エビスコ混んでるだろうなって思うからH.O.Dかなぁってね。
クリス 1〜2時間エビスコにいて、次どうしようかなってなると、タカナシさんがSNSで確認して休みじゃないなら行きましょうってね。マスターのトオルさんはプロレス好きでもありDDTのヒストリーもある。
ーー日本に来た最初の頃からこちらのお店に?
クリス 初めてはタカナシさんと一緒じゃない。トオルさんもプロレスを知らなかった。でもDDTに来る前から来ていた。2019年1月くらいかな? 外国の人はみんなゴールデン街のことわかるし、すごい人気。日本語がわからなくてどこが良いとかわからなかった。でもH.O.Dはラモーンズとセックス・ピストルズとミスフィッツ、ロード、『パンクBARね! いい感じ!』って。パンクミュージック好きだから。その後にタカナシさんと一緒に行った。
ーー日本に来て4年目、KO-D無差別級王座を手にして見える景色は変わりましたか?
クリス うーん。私はKO-D無差別級王者は無理だと思っていた。DDTが大好きで、日本に来てからKO-D無差別のベルトは欲しかったけど、本当に獲れたのは夢みたい。ジャストタイミングだと思います。
ーー『KING OF DDT 2023』の決勝前のインタビューで『2023年はシングルプレイヤーとしてわかがままに生きる』とおっしゃっていましたが、実現出来ていますか?
クリス 初めてDDTに来た時は友達がいなかった。今では自分とタカナシさんすごい仲良いけど、私は日本語喋らないし、タカナシさんは英語喋らない。なんで仲良いのかわからないけど、すぐに仲良くなった。その時の夢はKO-Dタッグ王者。だけど私が日本に住み始めた2020年にタカナシさんが大きな怪我をして、じゃあ無理かなって思った。その時の私はタカナシさんのことをずっと待っていただけだった。自分のわがままなシングルの夢はなかった。タカナシさんが復帰したらKO-Dタッグやりたかった。タカナシさんが復帰してKO-Dタッグだけじゃなくて、アジアドリームタッグ、シンガポールタッグ。いっぱいベルトがあった。KO-Dタッグで負けて、次はシングルで頑張ろうかなって。自分だけがシングルのベルトを欲しかったわけじゃなくて、KING OF DDT 2023前にお客さんにいつも売店で『クリスはいつも面白い』『クリスのこと応援してる』『クリスがチャンピオンになった姿が見たい』って言われた。わがままに頑張るっていうよりは、お客さんに求められた。その時にイメージチェンジしてKO-D無差別級王座を掴むことができると思った。みんなの応援があるからできるって。
ーー初代UNIVERSAL王者でしたが今のKO-D無差別級王者と気持ちの違いはありますか?
クリス 全部違うね。その時はコロナ禍でコールがなくて、すごい長い間お客さんがいなかった。UNIVERSALも意味がわからなかった。KO-D無差別級はDDTのトップ。でもUNIVERSALは私が初めてのチャンピオン。そんなベルトは意味がわかんない。その時はプレッシャーがあった。どうしよう、わかんない。自分のチャンピオンの問題だけじゃなくて、コロナによって全部情勢が変わってしまっていて全てがリセットされた中でUNIVERSALの初代チャンピオンになって、自分がこのベルトを持ってどう振る舞えば良いのか、どんなチャンピオン象を描いていきたいのか、いまいち自分がわからない状態で進んでいった。だから今回のKO-D無差別級とUNIVERSALは全く別物。
ーーやっぱり声援があると力が湧きますか?
クリス 本当にそう。私は絶対にできないと思っていたけど、みんなんはすごい応援してくれた。リングの力は全然違う。人生で初めての感じ。KING OF DDT 2023の準決勝、自分と秋山さんの試合の時、リングに入ったらみんながすごい『クリス! クリス!』って。初めての感じ。みんなこんなに自分のこと応援してくれると思わなかった。絶対できるって思った。
ーー9月24日後楽園で上野選手からの挑戦表明があって「一番やりたかったのは上野勇希なんだよ」と言っていましたが、やっと来てくれたという感じでしたか? 挑戦表明がなくても上野選手を次期挑戦者として指名していましたか?
クリス ついに来たかって思った。ベルトを防衛して、いつかわからないけど、絶対にいつかどこかで自分とウエノでやりたいと思っていました。7月23日の両国で私が勝った後、イリエが挑戦したいと来た時は、すごい嬉しかった。昔のDDTをめっちゃリスペクトしているから。試合で僕が勝って、次の挑戦者、アカイさん。もう一回試合めっちゃやりたかった。両国の引退まで時間があったから一番大事タイミング。いつかウエノ、わかんなかったけど、大きなステージ、絶対ずっと思っていた。
ーー上野選手が「DDTの人間対DDTの人間ていう純粋なカードが少ない大会。だからこそ、僕たちがメインイベントで僕たちの想いを全てをぶつけ合うことが大事」と意気込みを語っていましたが、クリス選手はKO-D無差別級王者として両国ビッグマッチのメインイベントに立つことに対してどう向き合っている?
クリス ウエノがKO-D無差別とかタイトルに対してどう思っているのか俺は知っている。確かにいろんな試合がある。クリス・ジェリコが来日してTAKESHITAと対戦する。けどそんなことは関係ない。クリスとウエノが一番DDTを表す。それに対してプレッシャーとか、ストレスは感じていない。ウエノと自分だったらDDTが何なのかっていうのが証明できる。
ーー高梨選手とタイ遠征中にIWAセットアップ世界タッグ王者になりました。そのあたりも両国へ向けて弾みになりましたか?
クリス 11年前タカナシさんがKO-D無差別級王者の時、タカナシさんはベルトと一緒にタイに行った。同じことがやりたかった。タイのプロレスめっちゃ好き。行った最初は“わがまま遠征”だった。新しいベルトを日本じゃなくて違うステージで見せたかった。大会後の売店でタイのお客さん『クリス、すごい! ベルトある! いつもWRESTLE UNIVERSEでDDTを見てた。KO-D無差別級王座をクリスが奪取してすごい嬉しかった!』って。その後に日本のプロレスだけが大事じゃないと気づいた。DDTは世界にフロントがある。世界の人はDDTのこと見てる。ベルトを持って海外に行くことにすごく意味があると思っていて、やっぱり注目を浴びることができるし、チャンピオンとしての役割として、ベルトを持って世界に広めていくっていうのもある。実際にDDTは世界中で有名で各国に視聴者がいて、このタイトルを認識している状態。このベルトを持った時にファンから受ける応援や激励の言葉が、自分の大きなパワーになっていて、それをモチベーションに頑張ることができている。
ーー11月12日両国国技館大会に来場するファンの方々や、WRESTLE UNIVERSEでご観戦するファンの方々に一言お願いします。
クリス KO-D無差別級の試合、みんな本当に楽しみにしてください。どっちも応援で大丈夫。昔は、私だけのお客さんの応援が必要だった。でもそれは必要ない。それはDDTじゃない。一番大事なのはDDT楽しかった(というファンの人の思い)。だからどっちも応援で大丈夫。めっちゃ楽しみにしててください! 私が絶対に勝ちます! お願いします!
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◆撮影協力
パンクバーH.O.D.
東京都新宿区歌舞伎町1-1-8
http://www.hod118.com/



