3月21日に迫った旗揚げ26周年記念興行「Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜」後楽園ホール大会。今回KO-D無差別級選手権試合で特別立会人を務め、WRESTLE UNIVERSEにて特別ゲスト解説も務めていただく小橋建太さんにKO-D無差別、EXTREME、UNIVERSALの三大シングルタイトルマッチを占ってもらった。
小橋さんが期待する納谷に叱咤激励
「プロレス漬けになれ!」
――3月2日に行われた会見の中で納谷選手の成長を感じている、というお話がありましたが、小橋さんから見て納谷選手が一番変わったと感じるのはどういった部分ですか?
小橋 当たりの強さ、「何かやらなきゃ」という焦りが無くスムーズに技が出るようになりましたよね。自分より小さい選手と対戦すると、動きについていくことで大きい選手はスタミナを無くす場合が多いんです。だけど、納谷選手はスタミナが切れない。あの体であのスタミナ、なかなか難しいですよ。天性のものであっても、そこまでスタミナが続くわけではないし、ちゃんとやるべきことをしっかりやっているのかなと感じます。
――今回納谷選手はKO-D無差別級王座に初挑戦となります。小橋さんが三冠に初挑戦された時はどういう心境でしたか?
小橋 僕の場合三冠挑戦の前に王座決定戦や挑戦者決定戦があったので「早く挑戦したい」という思いがありました。納谷選手の場合、D王GPで決勝にも行ってますし、メインイベントも何度も務めています。そういった点では大丈夫だと思うんですけど、タイトルマッチはまた違った雰囲気になりますから。その雰囲気に飲まれないように頑張って欲しいなと思います。飲まれずにいけば、違う火野裕士を引き出すことが出来ると思います。絶対に。何か面白そうな期待があります。
――火野選手がDDTのヘビー級の凄さを見せたい、ということを言っていますが、小橋さんとしてもDDTのヘビー級の盛り上がりを期待していた部分はありますか?
小橋 もちろんです。会見で並んでも納谷選手は大きかったし、火野選手はガッチリしてるし、両方ともなかなかいないタイプですよね。試合を見るファンの皆さんも驚きがあるんじゃないですかね。その驚きがプロレスに大事なものだと思うんですよ。そのデカさを見ての「デカいな!」という驚き。身体の小さい人は「速いな!」とか「あんなに飛ぶのか!」とか。今回の試合であればそのデカさ、ぶつかり合いを実際に見て欲しいなと思います。プロレスを見て驚きを与える「なんであんなことが出来るんだろう!」とか、「あんなのやられて大丈夫なの?」とか、そういう驚きですよね。大事なものだと思います。驚きだけじゃなく、試合で“気持ち”を出して欲しいと思います。それがファンの皆さんは見たいと思いますし、初めての人に「また来たいな」「また見てみたいな」と思わせるような試合になる。1人1人の選手が自分のファンにしたいと思うような試合をしないと、プロレス界は発展していかないと思います。
――KO-D無差別級選手権試合の勝敗予想をしていただけますか?
小橋 有利なのは火野選手。ただ、それを覆す力、勢いを持ってるのが納谷選手。ひっくり返す可能性を持っている。身体の大きさで合ったり、勢いであったり、彼の持ってるポテンシャルであったり。21日まで時間は無いですけど、出来るだけの火野対策を練って挑めば可能性は十分にあります。若いんだからプロレス漬けになりなさいと(笑)プロレス漬けになって、ずっとその試合のことを考えていけば、火野選手に今6:4でも5.5:4.5になって5:5になって、勝てる可能性が出てくる。納谷選手は試合の中で成長して来てるんで、そういうことを起こす可能性がありますね。
秋山vs鼓太郎への期待
「全日本やノアから引き継がれて来たものを、DDTのリングで見せて欲しい」
――EXTREME選手権試合については小橋さんに縁の深い秋山選手と鼓太郎選手の試合になりますが、小橋さんはどういった試合を期待しますか?
小橋 自分たちが自信を持ってやって来た全日本やノアから引き継がれて来たものを、DDTのリングで見せて欲しい。DDTに今いる若手たちがその試合を見て何か感じ取ってくれるような試合にして欲しいなと思います。
――EXTREME王座を持ちバラエティーに富んだ防衛戦を行っている秋山選手ですが、その防衛ロードについてはどうご覧になってますか?
小橋 準はプロレス頭を持っているので、準のアイデアで活性化していけばいいんじゃないかと思います。あれがダメ、これがダメとかはないです。今回鼓太郎を指名して、特殊な事一切なしのプロレスルール、準らしくていいんじゃないですか。
――EXTREME選手権試合の勝敗予想を伺えますか?
小橋 普通にいけば準でしょう。ただ、鼓太郎も実力者ですから。フリーでやっている中でどれだけ成果を残さないといけないかっていうのはわかっていると思います。生き残るための思いが強く出た時は鼓太郎が、準を超える可能性がありますよね。この試合も鼓太郎が何かを起こす可能性は十分にありますね。ただ、実力でいったら準でしょう
小橋さんから遠藤へのエール
「今回ベルトを獲って上がって、トップを目指して頑張っていって欲しい」
――遠藤選手がUNIVERSAL王座に挑戦ということで、久々にシングル戦線に戻って来たことになりますが、小橋さんもシングルでの活躍を期待されていましたか?
小橋 もちろん期待していました。遠藤選手はここでベルトを巻いて、もう1ランク上に。昨年樋口選手のKO-D無差別に挑戦したじゃないですか、あの時は早過ぎるなと思ったんです。今回はタイミングとしてちょうどいいと思います。これをきっかけにまた浮上してもらいたいと。
――BURNINGというユニット、遠藤選手個人にはそれぞれどういう期待をされていますか?
小橋 もっとBURNINGを打ち出していけばいいんじゃないかな、大人しすぎるなと。色々上手くいかないことも多いですけど、人生はそういうことの繰り返しだから。みんなプロレスと重ね合わせてくれる。いい時もあれば悪い時もあるし。チャンピオンで頑張っていたのに、一瞬で落ちたりとか。でも下がりっぱなしでいいのかと。落ちるとこまで落ちたら、今度は上がるだけだろ、上がればいいじゃないかと、遠藤選手に言いたい。だから今回ベルトを獲って上がって1ランク上がって、そこからまた1ランク上がって、トップを目指して頑張っていって欲しいと思います。
――UNIVERSAL選手権試合の勝敗予想を教えていただけますか?
小橋 これはもう遠藤です。期待を込めて遠藤です。



