週刊プロレスのDDT番、奈良知之記者に11月18日後楽園大会で行われる「D王 GRAND PRIX 2022」最終公式戦の各試合の見どころを徹底解説してもらった。
④Bブロック公式リーグ戦
樋口和貞 vs 納谷幸男
<hr />
DDTの意地を見せた大肉弾戦、再び
戦前から納谷幸男は注目されていた。開幕戦の火野裕士戦で敗れるも見せつけた怪物性は、闘いを重ねるごとに進化。スタイルがまったく違うMAOとの好勝負、さらにクリス・ブルックス、KANONを破り3勝1敗で樋口和貞戦を迎える。
樋口はさすがの闘いで“ベストバウト・マシーン”と化した。開幕戦のKANONとの熱闘、火野裕士との182発に及ぶチョップ合戦ドロー、MAOとのDNA世代対決、クリスとの意地を張った京都での闘いと、いずれも激闘。そのうえで、火野と並走する得点7で最終戦を迎える。納谷は勝利が絶対条件で、なおかつクリスが火野に勝った場合にのみ進出決定する厳しい展開。樋口か、火野か……がBブロックにある基本線だが、2つの公式戦次第で3選手に可能性が残されている状況だ。
樋口と納谷といえば、なんといってもサイバーフェス6・12さいたま直後におこなわれたKODトーナメント開幕戦6・16新宿が印象深い。NOAHとの対抗戦に3戦全敗となった衝撃からわずか4日後。大会全体を通しDDTが意地を見せるなか、トリを務めたのが樋口と納谷。大肉弾戦で体を張り、“強さ”と真摯に向き合ったファイトが名勝負を生んだ。それ以来となる、一騎打ち。樋口は結果的にトーナメントを優勝してKO-D無差別を巻き、納谷も1回戦敗退とはいえ飛躍の契機をつかんだ。納谷にとってはターニングポイントと言える試合で、現在の勢いにつながっている。
最終公式戦にふさわしい、強烈な試合が今回もまた期待できる。王者として優勝したい樋口に、成り上がりを懸ける納谷。両者の覚悟が再びぶつかり合う、大注目の試合だ。



