8月14日(日)「Road to PETER PAN 2022 in KORAKUEN~みんなで声出そう!~」東京・後楽園ホール大会にて、<王者>彰人vsジョーイ・ジャネラ<挑戦者>のDDT EXTREME選手権試合が決定。そこで王者・彰人が指定したルールが、かつて自身が名勝負を繰り広げた蛍光灯IPPONデスマッチだった! 発表になるやSNSで大反響となったこの試合形式の歴史と試合への思いを彰人選手にインタビューした。
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◆蛍光灯IPPONデスマッチとは?
リングに1本だけ用意された蛍光灯を割ってしまった選手がIPPON負けとなるルールです。
詳細は以下の通り
・蛍光灯が割れた時に蛍光灯を触っているのが1人だけだった場合、触っている側の負け。
・蛍光灯が割れた時に蛍光灯を触っているのが2人だった場合、攻撃をしている側の負け。
※蛍光灯を凶器として相手を殴った場合、蛍光灯に触れているのが2人になるため、攻撃をした側が負け。蛍光灯をマットに置いた状態で、投げ技などで相手を叩きつけて割った場合、蛍光灯に触れているのが1人になるため、投げ技を見舞った側が勝利となる。
なお、それらに加え3カウント・ギブアップなどの通常のプロレスルールも採用する場合、しない場合があるが、8月14日の試合についてその辺りはまだ明らかになっていない。
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◆彰人インタビュー
――蛍光灯IPPONデスマッチが生まれたきっかけは何だったんでしょうか?
彰人 (木髙)イサミさんがドロップキックの店長をやっていた時に、お店で一緒にプロレスの映像を見てああでもないこうでもないと言い合う“プロレス研究会”をやってたんです。その時に大日本プロレスさんの試合で、デスマッチとストロングの選手が闘っている試合を見ていて。最後だけ蛍光灯が出てきて、岡林(裕二)さんに宮本(裕向)さんがファイヤーサンダーを決めて3カウント取った、って試合があったんですよ。デスマッチの試合だけど、凶器を使ったのはフィニッシュだけ。それを見てイサミさんに「これ(最後だけ蛍光灯が出てくる)だったら僕も出来る」って言ったんですよ。「蛍光灯を割ったら負けみたいなルールって面白いよね」という話になって。そのタイミングで当時行われていた飲食事業部の『酒場プロレス』という大会で、エビスコ酒場vsドロップキックの対抗戦(2015年9月30日新木場)を全試合特殊ルールで行うことになり、その時に「せっかくならあの時話してたのやらしてもらっていいですか?」という感じで関根(龍一)さんとやったのが一番のスタートですね。
▲記念すべき1回目の蛍光灯IPPONデスマッチ
彰人 その後に酒場プロレスで「蛍光灯IPPONトーナメント」(2016年8月3日新木場)というのがあって、1回戦が彰人vs宮本、塚本(拓海)vsイサミ、決勝で僕がイサミさんに勝って優勝したっていうのがあったんですよ。葛西さんとEXTREME戦(2017年1月3日後楽園)で当たることになった時にせっかくならそれをDDTに持ち込もう、と思ってやったって感じですね。DDTでは葛西さんとやったのが最初です。
▲蛍光灯IPPONトーナメント決勝の模様
――酒場プロレスで最初にやった時にお客さんの反応としてはどうだったんですか?
彰人 酒場プロレスって特殊な興行で、お客さんは飲み放題だからどんな試合をやっても盛り上がってもらえるので(笑)だから蛍光灯IPPONデスマッチをやって盛り上がったのが、酒場プロレスだから沸いてるのか、本当に面白くて沸いてるのかというのがわからなかったです。酒場プロレスはエゴサーチしてもどの試合も「面白い」って書いてもらっていて(笑)本当にその試合の面白さなのかわからなかったんですけど、葛西さんとやった時には反響がありましたね。「あの試合形式面白いね」とよく言われました。
▲DDTで初めて行われた蛍光灯IPPONデスマッチ
――ということは自信をもって葛西さんとの試合にその試合形式選んだわけではなかった?
彰人 葛西さんがデスマッチファイターだったから、の方が強かったですね。デスマッチファイター相手に、僕が出来るデスマッチはこれしかない、という思いで持ち込んだんですよ。だからその試合が絶対ウケる、みたいな勝算は無くて。自分が出来るデスマッチがそれだけだった、というだけなんです。葛西さんも経験したことないデスマッチ形式だし、ちょうどいいんじゃないか、ということで。この試合形式ってこんなにウケるんだ、面白んだ、って確信に変わったのは朱崇花さんとの試合(2019年7月15日大田区)ですね。
▲もっとも反響の大きかった朱崇花との一戦
彰人 朱崇花さんと試合するまでは相手は全員デスマッチファイターだったんですよ。宮本さん、イサミさん、関根さん、塚本さん、葛西さん。デスマッチファイターの人に引っ張ってもらってるデスマッチ、と思ってやってたんですけど、朱崇花さんはデスマッチファイターじゃない。でもデスマッチファイターじゃなくても作り上げられるデスマッチが蛍光灯IPPONデスマッチなんです。デスマッチって凶器の使い方とかでセンスが問われる部分もあるじゃないですか。けどそれとはまた違った頭脳を使う。逆にデスマッチファイターの方が苦手だったりするんですよ。割ることと、割らないことは全然違うから。普段デスマッチをやってない人でも、クリエイティブな頭脳を持っている人だったら出来るルールなのかなと思ってます。
――朱崇花さんとの試合の反響はかなり大きかったですか?
彰人 タイミングが凄い良かったですね。無料興行で、普段のDDTのお客さん以外の色んな人が見に来てくれてる中だったので。当時はもちろん声も出せたし。それらすべてが噛み合って、爆発した試合だったなって。プロレスを12、3年やってて、手応えを感じた試合ってこれくらいなんですよ。試合しながら「(お客さんに)ハマってるわ。凄く沸いてるな」と思ったのはこの試合だけですね。
――挑戦者のジョーイ・ジャネラ選手の印象は?
彰人 向こうが僕のことを知らないように、僕もジャネラの事知らないんですよ。僕って海外のプロレスって興味が無くて。もちろんジョーイ・ジャネラっていう選手がいることは知ってましたけど、対戦が決まるまでどんな選手かも知らなかったし。ヨシヒコと対戦した選手、あとは海外では知名度がある選手、ということしか知らないんで。最近になって試合を見て「ああこんな選手なんだ」ってわかったくらいで。詳しい人からはクリエイティブなレスラーだというのは聞いていますね。
――そういう相手だからこそのこのルール?
彰人 ジャネラと試合することになって、ジャネラが知らないルールでやりたかったっていうのもあるし、僕が持ってるDDTの中での最高なルールで迎えたかったっていうのもあるし。僕からジャネラを通して世界に発信したいっていうのがあるんですよ。僕は海外志向はないけど、向こうがチャレンジしてくる以上、それを使ってもっとDDTのクリエイティブな部分を世界に知って欲しい、というのもあったから、自分の持つ最高傑作のルールで試合したいなって思いました。
――あと今回は歓声ありの大会でもありますが?
彰人 そこはデカいです。そこも決め手ではありました。僕は歓声戻るまでこのルールをやらないって決めていたので。もし8月14日が歓声がない大会だったらこのルールにしてないです。
――この試合を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
彰人 最後にやったのは3年前なので、プロレスのお客さんって入れ替わったりしているので、実際に見たことないお客さんが大半だと思うんですよ。だからもう一回蛍光灯IPPONデスマッチというルールの面白さをみんなに体験して欲しいです。僕がEXTREMEを最後に持ったのも3年前なので、最近見始めたお客さんは僕って副社長のイメージしかないと思う。実は僕はこういうクリエイティブなレスラーなんだよっていうのを知って欲しいかなと思います。
▼2019年7月15日大田区体育館での彰人vs朱崇花の蛍光灯IPPONデスマッチはWRESTLE UNIVERSEで配信中!
https://www.wrestle-universe.com/videos/rYjQhMjFhqpkNGtAe3M2nV



