10日世田谷・IGLOO BRAZILIAN JIU JITSUにて、2月14日カルッツかわさき大会にて坂口征夫とのUNIVERSAL防衛戦を控えた上野勇希が、青木真也と共に公開特訓を行った。このタイトルマッチに至るまでに坂口から何度もスリーパーで絞め落とされた上野は、寝技技術の向上を必要と感じ、自ら青木にコンタクトを取り今回のグラップリング特訓が実現した。スリーパー対策として青木は基本となる防御方法から押さえ込みフォールを狙う方法、胴締めの足首を極めて抜け出す方法を伝授。最後は2人でグラップリングのスパーリングを行い、青木の世界クラスのグラップリング技術を上野が身をもって体感した。
練習後両選手がコメント。
上野 今教わったように、狙っていけるところでプロレスルールという部分も生かしてやっていきたいと思います。
青木 打倒ですよ。
――上野選手をはじめとするDDT選手のグラップリング技術は青木選手から見ていかがですか?
青木 最低限というか基本技術はしっかりしてますよね。今プロレスが格闘技と乖離して久しいじゃないですか。実際そんなことはなくて。ちゃんとした強さ、闘いみたいなものがあるんじゃないかなと僕は思ってますね。
――上野選手のセンス、運動神経はやってみてどうですか?
青木 力があるから。個体の強さがありますよね、竹下さんにしてもそうだし。上野選手は個体として強い。
――上野選手は今日やってみて、理屈がわかれば対応出来るみたいなところがありましたか?
上野 今青木さんと動いてみて、対応出来るかはどうかわからないですけど、知っているのと知らないの、頭の中で反復しているのとしていないのとでは全然違うと思いますし。実際サブミッション入られたりすると、自分の持ちうる最低限の能力で対応してしまうことが非常に多かったんですけど、青木さんとお話しさせていただいて、僕たちがしているのはプロレスですから。3カウントもあればエスケープもあるし。一つ一つ外していくっていうのも教わったものでもありますし、自分も知識としてもあったものではあるので。その辺を意識しながら。でもタイトルマッチでは負けたらチャンピオンじゃなくなってしまうという重要なことでもあるので。意識する幅を広げていきたいなというのを思いました。
――ここまでの試合を見ていると坂口選手は苦手なタイプなのかなという印象なのですが、それを乗り越えるとチャンピオンとしても大きい収穫がありますか?
上野 どちらかというと闘っているスタイルとしては得意な方なんですけど、一撃一撃のダメージを感じるので。極め技一つ一つを冷静に判断するのが必要だと感じていて。このタイトルマッチの勝敗は自分のこれからに大きく影響するのかなと。
――青木選手、スリーパーの対策としてはやはりフォールしていくというのが1番になりますか?
青木 プロレスっていうのは3カウントがあるっていうのが面白さなんで。3カウントがあるから、嫌がるからサブミッションが決まるし。それはディフェンスにも使えるし、オフェンスにも使えるし。フォールがある面白さですよね。それが一番醍醐味ですね。
――坂口選手に対して青木選手はどんなイメージを持ってますか?
青木 そんなにグラウンド得意じゃなかった気がするんだけどな(笑)
上野 青木さんからしたらそうなんですね!?
青木 そんな得意じゃなかった印象ですよ。
上野 僕はスポンジみたいな感じなので、今の凄く自信になりました(笑)
青木 みなぎって来た? 溢れんばかりに。
上野 青木さんが言うならそうなんだろうと。
青木 でも1回も試合で関わったことないですね。
上野 そうなんですか! へぇーっ!
青木 実力の程は測りかねます、って書いといて(笑)
上野 でも青木さんがここ(手を高く上げて)で、僕がここ(マット近くまで手を下げて)で坂口さんはその間ですからね(笑)でもこうやってUNIVERSAL、タイトル持ってますから。今日をご縁に、防衛し続けた先には青木さんも。
青木 ありえる、かな?
上野 かもしれないです。測りかねます!
青木 追いやられてるから。なぜかいろんなことが(笑)
上野 そう感じますか!? ホントですか!?
青木 風が冷たいっす。
上野 大丈夫です。今ギリギリ冬ですから。春が来たら暖かくなりますから。
青木 暦では新春だけどね。
上野 確かに。
――青木さんが思う勝負のポイントは、勝負にこだわることになりますか?
青木 凄いシリアスな試合というか。上野選手は(坂口に)負けて悔しい思いしてるし、坂口さんも獲りたいだろうし。本来タイトルマッチっていうのは僅差というか、競り合う試合だし、凄いシリアスな試合になると思います。



