3月20日の東京・後楽園ホール大会で、DDTの至宝である、KO-D無差別級王座を争う、王者・田中将斗と、挑戦者・竹下幸之介の緊張感がMAXに高まった。
25日、東京・御茶ノ水道場で、3・20後楽園で開催されるKO-D無差別級、DDT UNIVERSAL各選手権の調印式をおこない、タイトル戦に出場する4選手が出席した。
無差別級王者の田中は昨年12月に「D王 GRAND PRIX 2020」を制覇。1月26日の後楽園大会でHARASHIMAを破り、王座奪取。2月23日の後楽園大会では、新鋭のMAOを退けて初Vに成功し、次期挑戦者に竹下を指名した。
竹下は「逆指名でリングに呼んでいただいて、挑戦できるんで、喜び、興奮してましたが、時間が経って、冷静に考えて、無差別級のベルトを懸けて闘うということで、より実感が沸いてきました。ボクはいろんなチャンスをもらって、いろんな選手と闘ってきて、シングルもやらせてもらったけど、田中選手はファンのときに『やってみたいな』と思った、最後の一人かなと思う。プロレスを見始めて、お父さんがFMWのビデオを借りてきて、田中選手、ハヤブサ選手vs(ミスター・)ポーゴさん、テリー(ファンク)の試合を見ました。FMW、ECW、ゼロワン、2010年頃から新日本プロレスでのIWGPインターコンチネンタル、NEVERを巻かれてるときとか全時代を追ってるし、メチャメチャ影響を受けた。田中選手の歴史に、令和の時代に竹下の名前も刻みたい」と発言。
続けて「『勝つ自信がある』と言ったのは、ボクなりの理由があって、ボクは田中選手を見て研究してる。タイトル戦での闘い方も多少はわかってる。一発勝負、1回なら勝てる。10回やったら何回勝てるかわからない。1回だけなら、見て研究してるボクに分があるかなと。油断されてるとは思わないけど、適度になめてきてくれれば」と、難敵相手に“勝利”を口にした。
一方の田中は「いろんな歴史を知ってもらってて光栄。『昔から見てた』と言われると、年を感じる。昔も今も絶好調でいる自負がある。だからベルト持っている。ハッキリ言って逆指名して負けるほど情けないことはない。竹下選手は『自信ある』と言ってたけど、ねじ伏せて勝ちたい」と必勝宣言。さらに「DDTに上がるようになって接したとき、『マジメだな』と思った。ゴールドジムで会ったりして、トレーニングしてるのも見てる。ボディビルの大会に出たのも見てる。プロレスラーなんですけど、陸上をやってて、アスリートにふさわしい。ボクはスタミナには自信あるけど、そこで勝負して『勝てるかな?』と思うなかの一人。闘うのが楽しみにだった一人。『負けるかもしれない』というワクワク感。ゾクゾク感がいい」「防衛回数を重ねるだけなら、もっと強そうでない人を選んでる。ベルトの価値を上げるのは、『どちらが勝つんだろう?』という試合を見せて、お客さんに『やっぱり田中は強いな』と思わせてこそ。DDTの強さの象徴はHARASHIMA選手、遠藤(哲哉)選手、カリスマ(佐々木大輔)、竹下選手でしょ。前の3人は倒してる。竹下選手を倒すことで、違う名前が出てくるかもしれない」とコメントした。
最後に竹下は「ボクは21年、田中選手を研究してる。リズムだったり、試合展開という部分では、(相手を)知ってるか知らないかは試合を支配するうえで大事。スタミナの話があったけど、試合展開で狂わされないよう、自分が支配していきたい。この2年、増量して106キロあったけど、2年ぶりにここぞというときに減量して、10キロくらい落としたい」と並々ならぬ決意を示していた。



