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D王GP2020優勝決定戦目前SPECIAL INTERVIEW②遠藤哲哉(Aブロック代表)Aブロック1位通過、対田中将斗、初優勝……すべては「計算通り」

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  • 7・15大田区でKO-D無差別級王座を失って以降、鳴りを潜めていたDAMNATIONの遠藤哲哉。D王GP2020では激戦区のAブロックを本人いわく「計算通り」に突破し、優勝決定戦へと駒を進めることはできた。後楽園ホールで“外敵”田中将斗を撃破し、「計算通り」に初優勝を飾ることはできるか。(聞き手/三田佐代子)


    ――2019年振り返っていかがでしたか。
    遠藤 4月にニューヨークでKO-D無差別級のベルトを獲って、そこから上がっていくかなっていう時に7月の大田区で竹下に負けて。一瞬ブレーキかかったなって感じでしたけど、リーグ戦でAブロック1位通過してまた浮上のきっかけを掴んだかなって感じですね。
    ――D王GPはどういうモチベーションで臨みましたか。
    遠藤 単純に自分が一番好きな形式がシングルマッチなので。D王に限らずKING OF DDTのトーナメントとかそういう試合の前はいつも以上にモチベーションが高い状態にありますね。自分がやりたいこと試せるし。
    ――しかし序盤は引き分け、2連敗と苦しいスタートでした。
    遠藤 計算通りです。唯一想定外だったのは板橋の会場の照明が低い位置についていた。あれのせいで僕が飛ぶのが遅れて上野に落とされた。コーナー登ったらそのへんに照明があって、これは飛べないと思った瞬間に上野が復活してきやがって。板橋の会場のせいです。これは計算外です。終わった後、泣いていたのも照明のせいです。
    ――このリーグ戦で大きな話題を呼んだ橋本千紘選手とは同ブロックでした。
    遠藤 橋本選手は、うちの親父が言うように足腰が強いなっていう。
    ――お父さんは橋本千紘選手の……。
    遠藤 大ファンです。神推ししてます、本当に。親父は元々プロレスとか興味なかったんですけど、僕がプロレスラーになって見るようになって。地元が宮城なので宮城県の試合を見に行ってみようと仙女のチケットを買って試合を見に行った時に橋本選手がいて、それからですね。あの子は凄いと。しかも売店で僕のTシャツを着て、橋本選手に「俺のことわかる?」って聞いたらしいんですよ。そんなのわかるわけねえじゃん。ただのおじさんですよ。
    ――遠藤選手に似てるんですか。
    遠藤 いや、まあパーツを見たらって感じですけど、そんなに似てないです。
    ――それで橋本選手は?
    遠藤 「たぶんわかんないです」と。わかるわけないですよ。
    ――それに対する遠藤パパの回答は?
    遠藤 「DDTの遠藤の父です」と普通に名乗ったらしくて、それは橋本選手本人から報告を受けました。遠藤選手のお父さんが売店に来ました、と。だから今、仙女の方全員ウチの父親知ってるんですよ。けっこう頻繁に見に行ってるらしくて「今日も遠藤選手のお父さん来てるよ」って話になるらしいんですよ。
    ――遠藤選手にはお父さんはプロレスのアドバイスはされるんですか。
    遠藤 今のところないですね。でも橋本選手のことは「あれはジムに行かないで道場だけで鍛えたんだ」って。
    ――それは何情報なんですか。
    遠藤 わかんないですけど、Twitterとかで橋本選手が書いたの見たんじゃないですかね。
    ――というかお父さん、Twitterをやられているんですか。
    遠藤 これがやってるんですよ、ウチの親父。LINEできないくせに。
    ――では会うたびに「橋本選手はジムじゃなくて道場だ」と。
    遠藤 はい、ここ4年くらい家帰るたびに言われてますね。
    ――え、それいつからファンなんですか。
    遠藤 けっこう前ですよ。昨日今日の話じゃないです全然。
    ――では今回リーグ戦で対戦が決まって……。
    遠藤 なんか、すごい喜んでましたけどね。でもTwitterかなんかで僕が勝ったっていう情報を仕入れてガッカリしてました。「ああ、橋本選手負けちゃったかあ」って。
    ――千紘選手に勝って欲しいと思っていた。
    遠藤 思ってたっぽいですね。いやあ、やべえ親父だなとは思いますね。
    ――実際、橋本選手との試合はいかがでしたか。
    遠藤 最初ロックアップしたんですけれど、押せないんですよ。道場で鍛えた足腰が強すぎて。逆に押されましたね。あとけっこう投げられました。初めてですね、女性レスラーに投げられたのは。パワーボムされてびっくりしました。基礎的な体力の付け方がすげえなあと思いましたね。全然息とかも上がってなかったですもん。
    ――最後は押さえ込みで勝利でしたが
    遠藤 丸め込みました。まあそれは、勝てばいいので。


    ――Bブロック代表は田中将斗選手です。試合はご覧になっていましたか。
    遠藤 一応見てました、映像とかですけど。Bブロックの印象を全て持っていってますよね。
    ――同じレスラーとして何が田中選手はすごいのでしょうか。
    遠藤 田中さんに関してはフィニッシュが一つだけ(スライディングD)しかないんですよ。それのみで上がってきたのがレスラーとしてすごい。誰にでも出せて確実に3カウント取れる技があるっていうのは武器だなあと。
    ――そのスライディングD対策については考えていますか。
    遠藤 考えてないって言っておきます。
    ――田中選手のコンディションについては?
    遠藤 細かいことになるんですけれど、スタミナに関してはレスラーで一番あるんじゃないかなと。立ち上がるのが早いんですよ、とにかく。見ていて他のBブロックの選手とそこが一番違うなって感じました。僕とかはスタミナがなくなったら横になって休んだりするんです、呼吸整えたり。でも田中選手は休んでないですね。場外で机組み立てたり設置したりするのも早い。さすがですよ。
    ――FMW時代の田中将斗選手の試合は見ていました?
    遠藤 正直言うと、田中選手を目的で試合を見たことはないんですけれど、ハヤブサさんは好きだったので。田中さんと試合してるのとかは見てました。
    ――記者会見では田中選手に「遠藤選手はハヤブサに似ている」と言われていましたね。
    遠藤(満面の笑みで)はい。あれはちょっと、本当に素直に嬉しかったので。田中選手みんなが思ってるほど悪い人じゃないんじゃないかと。
    ――別に田中選手は悪い人だと思われてないですよ。
    遠藤 でも見た目めちゃくちゃ悪そうじゃないですか。日焼けしてるし。昔、DDTが竹芝道場をシェアしていた頃に一緒になって、その時に田中さん日焼けマシン入ってたんですよ。30分を2回か3回くらい焼いてて、明日試合なのかなあと思ってたら、その後の『バトルメン』(サムライTVのニュース番組)のために焼いてたんですよ。バトルメンに黒い人いるなあと思ったらさっき見た人だと。普通の人は長くても普通30分、45分ですからね。田中さんは夜寝てる時も日焼けマシンの中で寝てるんじゃないかと。
    ――日焼けは強さに関係あるんですか。
    遠藤 日焼けは強くなりますよ。いま僕も毎日焼いてますけど、あの空間に入っていれば強くなった気にはなります。

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