10月15日、DDTプロレスが東京・御茶ノ水道場で記者会見を開催。今林久弥AP進行のもと、10・27後楽園大会の次々期KO-Dタッグ王座挑戦者決定戦で対戦する上野勇希&吉村直巳、高梨将弘が出席してコメントを出した(クリス・ブルックスは欠席)。
高梨 そもそもノーチラスができる前からも、そんなに当たっていた印象がなくて、今回試合をするということで先日のKO-D6人タッグの試合を拝見したんですけど、その試合でどちらかと言うとDISASTER BOXというより“HARASHIMAwithノーチラス”という印象を受けたんですね。それは別に悪い意味ではなく、バラバラというわけでもなく、ユニットの中にあったとしてもタッグチームとして確立されているなと。そういう印象を受けました。それは同い歳だったり、同じ出身地だったりというのがあるかもしれないですけど、2人の波長があっているというのも感じて、すごいチームだなと。結成されてチーム名がついて、この数ヵ月で浸透させてきて。もしも自分たちに勝ったらKO-Dタッグに2度目の挑戦ということなので、これは今回じゃなかったとしても近い将来、KO-Dタッグを巻くチームだなと思ってます。だからこそ、今回、高梨&クリス組はこのチームに負けられないなと思ってます。彼らはこれからいくらでもベルトを巻くチャンスがあると思ってますし、近い将来巻いている姿もなんとなく自分の中で見えているんですけど、だからこそ僕らは勝たなければいけない。高梨&クリスは今回の試合で組むのが3度目。なんとなく組んでいる印象があるかもしれないけど、3回しか組んでなくて。クリスが日本での主戦場をDDTにしていても、世界的に売れっ子というか、いろんなところで試合をしているので、なかなか来る機会もないし、来たとしても次はD王というシリーズもあるし。タッグを組んで試合をしていくことがなかなか難しいと思うんですね。個人的に言えば路上プロレスの渡瀬選手とのタッグも面白かったし、まだ試合はしてないけどNEO伊藤リスペクト軍団は話題になっているし、両国では組んですごいものを見せてくれると思うし。世界的に言えば、クリスのパートナーはDDTグループ全体でいうと伊藤選手のほうが有名なんですよね。広がりやすいのは当然ですし。そういう中で自分が組み続けていくには、何をしなきゃいけないかというと結果を出すこと。何よりも結果だと思ってるんで。タッグベルトを持っているということで、自分はこのDDTマットでクリス&高梨組を存続させることができると思っているので、必ずノーチラスに勝って、この先のKO-Dタッグ、今回のチャンスは初挑戦かもしれないけど、最後の挑戦になるかもしれないぐらいの気持ちで臨もうと思っています。
吉村 今、高梨さんのコメントを聞いて正直今まで、ノーチラスにそんなに向き合ってくれた選手がいなくて、今ちょっと戸惑っている部分があります。試合する前から僕らの試合を見てくれているとか、そんなこと経験したことがなかったので。正直、多少出鼻をくじかれた感じはあります。でも、そこまでこっちのこと研究してくれていて、高梨さん自身もこれが最初で最後かもしれないとか、僕らにはいくらでもチャンスがあるとか言ってくれてる分、どうしても上から目線という部分はあると思うので、上から目線の先輩の胸を借りるつもりで、思い切りブッ倒しにいきます。
上野 僕たちはすぐにでもベルトを戴冠できる自信があるし、この試合にも勝てる自信があります。ただ、今の高梨さんの「自分の存在意義を見出す」ということに心打たれたというか、高梨さんはすごい選手で梅田さん、竹田さんと6人タッグに挑戦した時もほかのDDTの選手にはない部分の技術やプロレスへの楽しみ方が独特というか。そんな高梨さんが居場所を見つけるために一戦一戦に込めているんだと。この試合もクリスと組んでいくため、ノーチラスに勝ってベルトを目指すという、我々を通過点ではなく、一つのステップだと見てくれている。だから僕たちも「次も挑戦できます」「いつでもベルトを獲れます」ではなく、ノーチラスとして、DISASTER BOXとして、上野&吉村として、このDDTの存在意義を見出すため、DDTを盛り上げるため、一番先頭に立つために、重要な試合だと思って臨もうと思います。
――高梨選手、両国国技館も含めて大一番が続きますが。
高梨 今回のクリスもそうですし、関根戦もそうなんですけど何かに勝ったみたいなステップを踏んで、タイトルマッチに挑戦できたわけじゃない。クリスというパートナーがいなかったら挑戦できなかったと思うし、Moonlight Expressに大田区で勝ったけど、これだけ期間も空いているし、その中でDDTで実績を出しているチームもある中で僕らがチョイスされたというのは、クリスがいたことが大きい。BASARAのベルトに挑戦できるというのも、チャンピオンの関根選手の勢いで決まった部分は多少あるかもしれない。だから本当に実績じゃなく、運命的な歯車が噛み合って、この場所に立てると思っているので。このチャンスを外してしまったらもう勝てないなという覚悟を持って挑みます。その上で獲って「ベルト獲れましたね」「よかったですね」で終わらせるのではなく、そこから何を見せるのか。僕はチャンピオン経験が少ないので、みんなと違うものを見せられるのではないかなと。ノーチラスが描くチャンピオン像はDDTの新世代みたいな感じがあると思うけど、自分は新しくないし、クリスも新しいとは別の価値観を持っていると思うので、そういうチームがタッグベルトを巻いて、新しいものとは違う、何か別のものを見せられるのはないかなと思っています。
――ノーチラスは「今獲りたい」という思いは?
上野 必要なのは勝つこと。先々に関してはあまり価値はないと思っていて、今すぐに獲りたいというのはこのチャンスを逃さないというのが一番大事なのかなと思います。
吉村 いずれというのはどれぐらい先まで指しているのかわからないけど、いずれがいつかというのを今回できるように自分らは頑張るだけなので。
上野 そもそもDISASTER BOXに吉村クンが入ったのは「いずれ」がないんだと。吉村がケガをしてこの先が見えないというところから始まっているので。目の前のチャンスを絶対逃さないというのが一番ですね。



