16日、東京・御茶ノ水道場にて定例記者会見がおこなわれた。会見には4・28後楽園大会でKO-D無差別級王座を争う王者・遠藤哲哉と挑戦者・大石真翔が出席し、調印書にサイン。続いて意気込みを述べた。
大石 意気込みを語る上で僕がなぜ選ばれたのかを新木場で哲哉から指名されてずっと考えていて。10回やっても10回勝てるとか、DDTで一番弱いとか言われてちょっとカッとなった部分はあるんですけど、弱い人間はまだいるんじゃないかなと思うんです。その中でなんで僕なのか考えた結果、僕の想像なんですけど初めてKO-D無差別のベルトを巻いた遠藤哲哉が大石真翔というレスラーと試合をしたかったんじゃないかなという結論に達して。最初は悔しかったんですけど、もし哲哉が本気でそう思っているなら、僕は全力の上で、僕にとってもしかしたら最後かもしれないKO-D無差別級のベルト挑戦する。僕は遠藤哲哉というレスラーが好きなので、その哲哉が僕と試合をしたいと思ってくれてたら最高のシチュエーションだなと思って。悔しい気持ちではなく敬意をもって叩き潰す意気込みに達しました。
遠藤 大石選手のコメントを聞いて、さすが大石真翔、鋭いなと思ったんですけど、ちょっと足りないかな。確かに弱いという一つの理由だけで挑戦者を選ぶほどバカじゃない。ただ本質を彼は答えていない。試合をしたいその理由だけで大石真翔を選ばないよ。4月28日まで残りちょっとあるから、その間に答えをもう一度考えてきてもらおうかなと思います。例えば考えてみてください。テレビをつけたら甲子園がやっていたとします。自分が応援しているチームではない高校同士が対戦していたとして、あなたはどちらを応援しますか? 皆さん、ほとんどの人が負けているチームを応援すると思うんです。これを「アンダードッグ効果」と言います。どうですか? 大石選手に相応しい言葉だと思いませんか? 4月28日は大「オーイシ」コールを聞けることになるでしょう。
――これまでの前哨戦を通じて対戦相手への印象は?
大石 もともといた遠藤哲哉というレスラーがDAMNATIONに入って一皮も二皮も剥けて。でも、そこからKO-Dのベルトは獲れなかった。そこから何年か経ってKO-Dのベルトを獲った。一皮剥けたのかなと思いきや、僕はまだそうじゃないと思ってて。あまり遠藤哲哉と試合をすることもなかったんですけど、そんな剥けてなかったのが印象で。昔から「アンダードッグ効果」をタイトルマッチで活用していたのは遠藤哲哉のほうだと。たぶんこの試合も「アンダードッグ効果」は遠藤哲哉に作用してしまうんじゃないかなという不安はあります。
遠藤 大石選手のほうから残りの試合を全部前哨戦として組めという話が出て。2試合やったんですけど、正直、大石真翔の弱点しか見つからなかった。頭を使ったレスリングでちょっとずつ追い詰めていく、という言葉があったけど、向こうが自分の首を絞めているだけにしか感じない。俺がベルトを獲る前、3月31日の博多で俺、カリスマ(佐々木大輔)対大石、旭(志織)で試合をしたんだけど、その日よりも劣化してるかな。日々劣化していく。だからホールの時いは杖とかついてくるんじゃないかなと。
――本番までに無事たどり着けない?
遠藤 その可能性は否定できない。
大石 常に劣化しているのは自分でもわかっているので。その劣化を補うのが「頭を使ったレスリングを見せてやる」という台詞に込められていたんですけど。思わず言ってしまったあの台詞をみんな真に受けてるみたいなんですけど、わかる人はわかると思うんでここでは答えは言わないですけど、そんな大したことではないというか。元ネタを知っている人からすれば、ちょっと笑っちゃう台詞だと思うんですけど…。その答えは言わないですけど、頭を使ったレスリングを見せてやる。
なお、フォトセッションでは大石が握手を求めるも、遠藤は完全スルーしていた。



