2年半前はダークマッチで10分フルタイムドロー
勝つのはDDT愛か、DDT破壊か。
2015年10月25日、東京・後楽園ホール。DDTドラマティック総選挙2015の選抜メンバー興行のダークマッチで組まれたのは22位以内に入れなかった24位の竹下幸之介と、25位の入江茂弘のシングルマッチ(10分1本勝負)。その内容はと言うと「これが本戦前の試合か?」と思わせるほどの激しいぶつかり合い。これまでの自分たちの活躍がまったく評価されない悔しさを互いにぶつけあった末のフルタイム決着であった。
あれから2年半の月日が流れ、2人の立ち居地は大きく変わった。竹下はKO-D無差別級王者として団体を牽引。プロレス界の次代の旗手としての評価を受け、プロレス専門誌の表紙を飾り、ことさらにDDT愛を訴え、世間へと発信しようとしている。対する入江は海外へと成長の場を求めた。今年のD王GPにエントリーされなかったこともあり、DDTへの愛着は希薄だ。
「今のDDTは自分の好きだったDDTではない。それならすべてをぶっ壊そうと帰ってきました」(入江)「DDTを愛してないヤツにこのベルトを渡すわけにはいかへんのや」(竹下)。破壊か、愛か、2年半前の続きはどのような結末を迎えるのだろうか。
スマイルヤンキー対決のDDT EXTREME級戦に!
HARASHIMA相手に宮本はどのようなルールを設ける?
佐々木大輔を撃破し、DDT EXTREME級王者となった宮本裕向。その後はKUDO、勝俣瞬馬、マイク・ベイリーを多種多様なルールで葬って防衛ロードを驀進中だ。
今回、その最強王者が指名したのはスマイルヤンキーの盟友・HARASHIMA。宮本がどうしてもやりたい理由として挙げたのは、かつて一度だけおこなわれたシングルマッチで負けているというもの。確かに彼が所属する666の2007年12・23新木場大会で破羅死魔(666内のHARASHIMAのリングネーム)に蒼魔刀で3カウントを許している。
そのリベンジを果たすべく、今回はチャンピオン自ら挑戦者を指名。さらに宮本はHARASHIMAを迎え撃つに当たり、DDT参戦時に所属しているユニット「スマイルヤンキー」もタイトルマッチが終わるまで離脱するという悲壮な決意を述べていた。さらに試合形式も通常ルールで決定。宮本は約11年前の借りを返してタイトル防衛なるか。
マジ卍トーナメント優勝の梅田に七番勝負!
第1戦目の相手は同郷の先輩・潮﨑豪!!
優勝すればAbemaTVの全面バックアップを受けられるというマジ卍トーナメント。決勝戦では梅田公太がMAOを下し、その栄冠を手にした。
優勝特典として具体的な内容が明かされたのはその試合後。なんと七番勝負の開催がアナウンスされ、4・29後楽園でおこなわれる第1戦の相手としてプロレスリング・ノアの潮﨑豪が登場したのだ。
今やその豪腕でプロレス界のトップに君臨している潮﨑だが、彼も若手時代に七番勝負を経験しており、その厳しさをイヤというほど味わった。「それに耐えてこその七番勝負なんでね。全力で叩き潰す」と予告。
リング上で対峙した梅田も潮﨑に怯まず「叩き潰してやる。かかってこい!」と、さっそく狂犬っぷりを発揮。3・25両国ではKO-D6人タッグ王座を奪取し、今回のトーナメントも優勝と追い風は確実に吹いている。同郷の先輩から大金星を挙げ、5・1新木場でのKO-Dタッグ王座奪取に繋げたい。
さらば、ファンタジーイリュージョン
チェリー、DDTラストマッチ!
DDTプロレスグループの女子部を牽引してきたチェリーが4月いっぱいで退団し、フリー転向。今回の後楽園ホール大会で所属ラストマッチがおこなわれる。
思えば波乱万丈の在籍14年間だ。2004年デビューも、その1年後には再旗揚げしたユニオンプロレスへ移籍。第1回DDT48総選挙で3位入賞、ニコニコカレー店長就任、自主興行「ファンタジーイリュージョン」開催、そしてファンタジーとされてきた年齢の公表、プロレス教室の講師就任と多岐に渡る活躍を見せ、DDTグループでも根強い人気を誇っていた。
DDTにいれば、そこが安住の地であっても、今後のプロレス人生を考えた時に、いち個人としてどこまでいけるのか、さらに言えば、最近趣味にしている占いで、どれだけやれるのか試してみたかったのかもしれない。
ともあれチェリーのDDTラストマッチだ。プロレス界最強の占い師レスラーの新たな門出に華々しくエールを!


