2・23後楽園ホールで正田壮史を破り「D GENERATIONS CUP 2025」優勝を果たし、KO-D無差別級王座挑戦権を獲得した高鹿佑也。周囲の見方が変わりつつある中、3・20後楽園で高梨将弘を相手に防衛を果たしたクリス・ブルックスの前に現れた。アクシデントに見舞われた状況において、それでも出ていったその行動にはどんな思いがこめられていたのか。決戦に向けての意気込みを含め、語ってもらった。(聞き手・鈴木健.txt)
DGC優勝がゴールにはないっていない
気持ちが途切れることなく無差別級戦へ
――D GENERATIONS CUPで優勝を果たし、KO-D無差別級王座に挑戦することが決まってからは、ご自身の中でどのような気持ちの変化が見られていますか。
高鹿 まず、優勝したことで自分のやってきたことが間違いじゃなかったと、形として見えたのが大きかったです。試合を見たお客さんから「よかった」「感動した」という声を多くいただいて、自分のプロレスがちょっとでも響いてくれたのかなと思えて、自信にもつながりました。優勝したことが直接つながっているのかはわからないですけど、新日本プロレスさんからも声がかかったり(4月4日、後楽園ホールでMAOと組みニンジャ・マック&村島克哉と対戦)、そういう目に見えるものとしてステップアップしていっているのを実感しています。プロレスラーになって、今が3本の指に入るぐらいの充実している期間です。
――ちょうど1年前にケガから復帰したことを思うと…。
高鹿 そうですよね。あの時は、自分のことで一杯いっぱいで、いい結果も出なくて苦しい期間がずっと続いていたんですけど、そこからいろいろなことを経験したおかげで今の充実があるんだっていうのが、手に取るようにわかります。1年前は、ただ復帰してここからまた頑張っていきましょうぐらいの感覚だったのが、こうも変わるのかっていうぐらいで自分でもビックリするんですけど。一般的な仕事しているのと比べて、プロレスはそういうのがわかりやすく見えるじゃないですか。ここで一段階上がったなっていう感覚が実感として得られていますね。
――ファンの方々以外の優勝したことに対するリアクションは?
高鹿 ああ、同級生から「なんの大会だかよく知らないんだけど、優勝したんだって?」と連絡が来ました。たぶんXとかに流れてきて目にしたんでしょうけど、そこからどんどん尾ひれがついて「チャンピオンになったんだって!?」に話が変わっていって。こういうのも、優勝したから起きる現象だなって思ったんですけど。でも、やっぱりファンの方々の声が嬉しいですよね。あのあと福島や大阪にいっても、売店で「おめでとう」って言ってくださる方がたくさんいて。
――本来ならもう少しその余韻に浸ってもいいと思うんですが、その時点で次の大一番が決まっていました。
高鹿 自分にとってのKO-D無差別級王座とは、DDTにおける責任の頂点、責任の証なんです。自分の立場を客観的に見て、それこそ1年前とは違っている。第1試合、第2試合で闘っていた人間が、今はメインイベントでやらせてもらえるようになったことで、少しずつステージが上がっていると感じる中、それって会社が(高鹿で)やってみようとする部分だったり信頼、責任の部分だったりで自分に託してもらっていることだと受け取っていて。今回、チャンピオンシップに挑戦させてもらうのも、やってみなさいっていうように最上級の形を任せてもらっているのが現実だと思うんです。若手として大会の中のどこかを盛り上げて頑張りました!でよかったとは、もうならない。無差別級タイトル戦となったら、やっぱり無差別級タイトル戦だから見に来たという方もいるかもしれない。ましてやその大会のメインイベントとあれば、その日の試合で一番お客さんの心を打たないといけない。今のすごく充実している自分がそう考えた時に、チャレンジしてみたいという前向きな姿勢にはなっているので、そういう意味でも優勝できたことがゴールにはなっていないですよね。
――となると、優勝=タイトルマッチ決定の流れはむしろよかったんですかね。
高鹿 僕はそう受け取っています。だから、優勝してもそこで気持ちが途切れることはなかったです。まあ…ちょっとだけ自分のご褒美として贅沢しましたけど。ミスドにいったのが、優勝の報酬でした。
――とてもささやかな報酬ですね。
高鹿 リーグ戦の期間中は思い詰めていたとまではいかないですけど、プレッシャーを感じていた部分もあったんでそれどころじゃなかったのが、優勝を果たして会場を出たあと家へ着くまでにとりあえず一回、終わったわけじゃないけど優勝できてよかったと思ったら、疲れていたので甘いものが食べたくなって…。
――吸い寄せられるようにミスタードーナツに入っていったと。
高鹿 さすがに食べ放題にはしなかったですけど。でも、本当にそれぐらいのもので気持ちは途切れなかったですよね。それよりも、挑戦権を得たのに不甲斐ない自分を見せてしまったら意味がなくなっちゃうなという思いの方が大きくて。だからタイトルマッチまであまり時間はなくとも、自分をブラッシュアップして臨めるようにしたいと思いました。
――高鹿選手は現在27歳ですよね。二十代で、もう責任という言葉を意識しているんですね。
高鹿 これは、木曽さん(レフェリー)と話した時のことなんですけど「最近、調子いいね」「ありがとうございます」という会話をする中で「でも、それだけ見てくれる人も増えているわけだから、今までと一緒じゃダメだよね。少しずつステップアップしていくのと同時に責任も生まれてくる。もう、確実に試合を盛り上げるっていうのは当たり前で、それより高いレベルのことを求められるからね。今まで以上にプレッシャーがかかるとは思うけど、頑張ってよ」って言っていただいたんです。言われてみたらそうだよなって思うことなんですけど、確かに自分でそういうことを考えたことはなかったので、責任が芽生えたというよりも、責任というものについて考えなきゃと思った中で、じゃあ自分にとってのKO-D無差別級ってなんだろう?と考えた時に責任の証、団体の顔としての証、DDTで一番すごい試合をする人の証。それに挑戦するのであれば、たとえ今回が初めてだとしても気持ちだけでもそういうことを意識して向かわなければダメだと思ったんです。
――プロレスラーになって、初めて本格的に責任というものを意識して臨む一戦ということになりますか。
高鹿 はい、本当にそうです。今まではBURNINGというものがあって、先輩の方々におんぶに抱っこでなんとかなってきた部分がたくさんありました。吉村さんのように、それ以外にもアドバイスくれた方々がなんとかしてくれた。でも、そこから一個上がったらいつまでもそういう皆さんのお世話になってはいられないですから。
あの状況で出ていっても誰も頭の中に
入らないのはわかっていた。それでも…
――周りの目線も違ってくるでしょう。優勝したあと、リングに上がって観客の自分に対する見方が変わってきているという実感はありますか。
高鹿 リングの上にいる時は正直、お客さんがどういう感覚で見ているかはつかめていないですね。サイン会とかで直接言われたらもちろんわかるんですけど、試合となると集中してしまうんで。と言っても、1年前と比べたらいい意味でリラックスはできているんです。別に一杯いっぱいで周りが見えていないというんじゃないですけど、変なプレッシャーは感じていない分、自分の思うがままに楽しんでみようというところを最重視しているので、お客さんの目線の変化を感じていないのかもしれない。実際、思うがままにやった結果がこの数ヵ月ですから、そうやって自分というものがちょっとずつ固まってきた部分はあります。
――なぜそれを聞いたかというと、優勝を果たしたあとの3・20後楽園でも、客席後方から見ていると期待値が高まっているのが感じられたんです。それを本人が感じ取っているかどうかの確認でした。もう、若手に対する視線じゃないんです。
高鹿 なるほど。注目度が違っているというのは感じますね。これはケガをする前からちょっと意識していたんですけど、若手という枠を飛び出さないと何も始まらないっていうのはありました。それこそ、ただ一生懸命頑張りました、大会の中の一試合を盛り上げましたで満足している自分が嫌だなとずっと感じていて。
――それ、正田選手も優勝戦の前に言っていました。「無差別級に挑戦するのであれば、若手が頑張っただけで終わってはならない」と。
高鹿 みんな、考えること一緒なんでしょうね。俺が上に!っていう意識が根底にあって、その結果だとは思うんですけど。その望んでいる形にちょっとずつ近づいていっている実感はあります。
――無差別級戦の相手がクリス・ブルックスに決まった時の思いは、どんなものでしたか。
高鹿 あの時、マイクでも言いましたけど僕はクリスから「ジェネリック遠藤」と言われて、悔しいというよりある種、芯を突かれた気がしていたんです。僕が遠藤さんの影響を受けているのは動かしようのないことであり、これまではそれでいいんだと思っていたんですけど、言われてみてやっぱりそれじゃダメなんだって感じました。自分にとっての遠藤さんの存在は存在として、一人のプロレスラー・高鹿佑也としてここまでやってきたんだということをちゃんと見せなければって。だから、クリスに決まった時は、高鹿佑也を刻み込みたいと思って、それがそのまま言葉として出ました。
――個人的なクリスとのエピソードがありましたら、お聞かせください。
高鹿 これは半分ジョークだと思うんですけど、僕がBURNINGに入った時、クリスから「CDKに来いって言ったのに、なんで入らなかったの!」って言われたんです。でも、直接そんなことは言われていないんですよ。あと、ユニットというほどではないんですけど、一緒にレザージャケットを着て入場して「レザーズ」を名乗るという小ネタもありました(2022年10月30日、君津)。練習生時代はクリスがTシャツをくれたりでかわいがってもらえたのに、BURNINGに入るや「裏切者! 嫌い!」と、身に覚えのないことで責められるという。
――団体の最高峰を懸けて1対1で闘うというのは想像もしていなかったでしょうね。
高鹿 いやー、そうですね。練習生時代は向かい合って試合をすること自体、想像していなかったですから。それが上野でシングルマッチをやる時(2024年5月17日)にXでジェネリック遠藤ってポストされて。それを目にした時は瞬間的にフザケんじゃねえよ!ってなりました。でも、遠藤さんとトレーニングをして、遠藤さんにいろいろ教わって、この人についていれば間違いないなと思っていたし、実際デビューした時と比べてその時点で成長しているのも感じられていたんですけど、このまま遠藤さんにお世話になりっ放しだと、はたから見た時に「遠藤がいなきゃ何もできないじゃないか」とか「なんか似てるね」と言われるようになる。それは悪いことでないんだけど、高鹿佑也としての先を見た時にこのままじゃ…と気づかされた。
――でもそれって、クリスが本質を見ていたということになりますよね。別に遠藤選手と同じ技を出したり、似たようなスタイルだったりというわけでもないのに、そこを指摘したわけですから。
高鹿 そうなんです。やっている自分が一番わかっていたところを突かれたわけです。クリスにそういう気があったかはわからないけど、気づかせてくれたのも確かなんですよ。だから、あの試合も自分が変わる上で一つのきっかけになったんですよね。
――そういう自分を見抜いている相手にぶつかっていく試合になります。
高鹿 ただ、あの時と僕は全然違うんで、同じにはならないです。現在進行形の高鹿佑也をぶつけていけば、勝つ確率なんて具体的にはわからないけどまったくないとは思っていないですし、今回に関しては勝てる、勝てないではなくやらなきゃいけないことだと思っているんで。
――クリス選手が防衛したあと、高梨選手がアクシデントに見舞われたあの状況の中で出ていったのは難しい決断だったと思われます。
高鹿 クリスと高梨さんのどちらが勝っても自分のやってやるという気持ちを見せるために出ていこうとは思っていました。ちょうどモニターが見えない位置にいて、リングサイドにいたわけではなかったからスリーカウントが入った直後も異変に気づいていなかったんです。クリスの勝利者曲が流れて、それがなんか長いなと思ってゲートの脇からパッと見たら担架が見えてリングドクターが上がっていて。「ええっ、どういうこと? どういうこと!?」って僕もなっちゃって。これ、いつ出ていこうかというのが頭の中でグルグル回っていました。これはどのタイミングで出たところで、俺の話なんて誰も聞かないだろうなって。
――ああ、わかったんですね。
高鹿 はい。これで何を喋ったところで誰も頭に入らない。でも、ここで僕まで沈んじゃったら…と思ったんです。聞かれなくても、自分の言葉が届かなくても試合の前からやろうと思っていたことはやるしかないなって。
――結果、クリス選手には塩対応をされました。それはもちろん、致し方がなかったわけですが。
高鹿 「おまえの出る番じゃねえよ」という感じでしたよね。いやいや、俺もわかっているし!ですよ。自分が出ていったところで空気のようなものになるなんてわかって出てんだよって。もう、お客さんの反応がどうなるかよりも、とにかくあの時の俺じゃないんだというのはクリスに示すべきだと思ったし、タイトルマッチ前に一番言いたかった「俺はジェネリック遠藤じゃない」というのだけはぶつけようと。だから、その結果が塩対応だったからって傷つきもしないし、それは本当に「そうだよな」としか思わなかったです。むしろああいった不測の事態でも自分の判断で行動することができたのは、勉強になったなって受け取っています。あれで自分がやろうと思っていたことを引っ込めていたら、その精神状態のままタイトルマッチに向かっていた。あの場では頭に入ってこなかったことでも、あとで配信や記事で見れば高鹿の言いたかったことはこれだったのかって伝わるだろうし。
お客さんに楽しんでもらうタイトル戦をやって
その熱を高梨さんに届けることが最大のテーマ
――自分が臨む前に同じ無差別級タイトルマッチであのようなアクシデントが起こったことで、自身の気持ちの持ち方に影響はありますか。
高鹿 これで自分が闘う上でブレーキがかかったり、それこそ遠慮したりしたらお客さんに不安を感じさせてしまうかもしれない。だから、こういう言い方は語弊があるかもしれないけど、むしろ楽しもうと思っています。それこそが責任なんじゃないかって。お客さんに楽しんでもらうには、まずは自分だし、そういう試合こそが僕とクリスでできるKO-D無差別級タイトルマッチなんじゃないかって。その闘いの熱を高梨さんに届けることができたらそれ以上のことはないし、そうやって高梨さんの帰りをみんなで待つことが、もしかすると今回の最大のテーマなのかもしれない。優勝して1ヵ月ちょっとで新たに技術的なことを身につけるのは難しいですから、基本は今まで通りの自分をぶつけていくだけです。これまでの闘い方でいい結果を残せてきたんだから、それがチャンピオンにどこまで通用するか。僕はその上で勝てると思っています。隠してもわかりきっていることだから言いますけど、腕を狙い続けてギブアップを奪う。やろうとしているのは、それだけです。
――リーチの長い相手は腕攻めはやりやすいものなんですか、それとも攻めづらいのか。
高鹿 どうだろう…でもマトが大きい分、蹴ったり殴ったりはやりやすいと思います。前哨戦で一瞬、アームロックがかかったんですけど、決めづらいとかは特には感じなかったですね。僕は腕に対する当て技から仕上げていくんで、そこは当てやすいかなと。トライアングルランサーも入り方はいくらでもあるので、腕さえ獲れれば長さは関係ないです…って、こうやって話しながら1年前は考えられないことについて喋っているなって、今思いました。DDTに入ってからはそんなことを考えている余裕はなかったけれど、ファン時代はみんなやっていると思うんですけど、あこがれの選手の入場曲が頭の中で流れて、ベルトを巻いた自分が入場するシーンを空想していました。どういう顔をして入場するものなのかとか…それが現実になるわけですからね。
――無差別級戦の2日前が新日本プロレス参戦です。
高鹿 これは想像も妄想もしたことがなかったことで、アニマル浜口ジムにいた頃、自分はDDTに入りたいと言う中で周りのみんなが新日本プロレス志望だったんです。だから、自分が上がることはないんだろうなという認識でいました。ただ、ちっちゃい頃から見ていましたから、やはりセルリアンブルーのマットはあこがれだったんです。そこに上がることで、前の自分だったら一生懸命頑張ります!と言うだけだったでしょう。でも、ステップアップした今の自分だからこそDDTを知ってもらいたい、高鹿佑也を新日本のファンに少しでも刻みたいっていう方が強いです。
――新日本プロレスのファンとしては、他団体の若い選手となるとスピーディーで多彩な技を使うというイメージがあると思われるので、高鹿選手のオーソドックスなスタイルはむしろ新鮮に映ると予想しています。
高鹿 いかにもハイフライヤーなコスチュームを着て、地味なレスリングをやるという、ハハハ。今のコスチュームについて、いろいろいな人から「ちょっとエロすぎない?」って言われるんです。撮影会でMAOさんと隣同士になった時も、MAOさんから「高鹿くん、エッチ!」って言われるし。初めてチョーカーと脚にガーターベルトをつけてやったのが去年の夏だったんですけど、お客さんの前に出る時はちょっと恥ずかしくて、反応も「これ、大丈夫かしら?」みたいな感じだったのが、半年ぐらいつけて全然慣れたつもりだったんですけど、この前つけたのが3ヵ月ぶりぐらいだったので、恥ずかしさが復活しました。
――ご自身のアイデアなんですか。
高鹿 いえ、赤井沙希さんなんです。もともとはBURNINGでコスチュームを揃えようという案が出て、遠藤さんはリストバンド、飯野さんは腕輪をつけているから「じゃあ高鹿くんは首かな」と言われて。僕は発言権がないんで、はいわかりましたと言ったんですけど、こういうのってB×Bハルク選手ぐらいしかいないよな、自分はああいう爽やかイケメンじゃないから大丈夫なのだろうかと思って。ガーターベルトも、デザイン画像を見た時はそこまで思わなかったんですけど、いざ現物をつけたらこれはヤベエなと。でも、好評なんですよね。
――だとしたら、新日本のファンにも受け入れてもらえますよ。相手のニンジャ・マック&村島組に関しては?
高鹿 僕は村島選手に対する意識の方がありますね。同じレスリング出身ですごい成績を残している選手ですから、そこでも勝負したいと思うし、それこそDDTのレスラーもレスリングができるというのを見せたい。それがこの試合を組まれた自分のやるべきことだと思っています。ニンジャ・マックの動きがすごいのはわかりきっているので、そちらはMAOさんの奇想天外な動きで渡り合ってもらえたらと。
――それにしても、こういう舞台を見ると本当に立場が変わって、もう前のようには戻れないですね。
高鹿 そうですね、ここからは常に最高のパフォーマンスを求められると思いますし、期待されたりある意味頼られたりすることが嬉しいし、レスラー冥利に尽きます。今までKO-D10人タッグのベルトしか獲ったことがなくて、意外というかアイアンマンヘビーメタル級もないんでシングルのベルトは未体験なんです。
――ちゃんと現役のチャンピオンなんですが、10人タッグの方が忘れ去られているというか。無差別級を獲ったあかつきには「2冠王だ!」とアピールしてください。
高鹿 To-yさんとやり合った時も、自分たちが持っているのを忘れてやっていましたから(現王者組は高鹿&To-y&中村&石田&須見)。じゃあ、勝ったらベルトを2本持って入場するようにします。