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【インタビュー】DDT最強決定トーナメント『KING OF DDT 2025』初出場を控える佐藤大地「優勝して高校2年生のうちにKO-D無差別を獲りたい」

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  • 4月6日付けでプロレスリングHEAT-UPからDDTへと移籍した、現役高校生2年生レスラー、佐藤大地。5月6日東京・後楽園ホールで開幕するDDT最強決定トーナメント「KING OF DDT 2025」といういきなりの大一番を控える大地に、移籍を決断した理由やトーナメントに向けての意気込みを聞いた。

    ――2021年に10代選手を中心としたブランド「DDTeeeen!!」への参戦が最初のDDTとの接点となったかと思います。当時の印象はどうでしたか?
    大地 レベルが高いな、というのは感じました。初他団体で、団体外の人と試合をしたことが無かったので。MAOさんが外の人と初めてで(2021年10月27日、東京・新宿FACE)。何をしてくるのかもわからないので、その試合の前はずっとYouTubeでMAOさんの試合を研究してましたね。よく覚えてるのが初場外乱闘だったんですよ。急に場外に出されて「何をされるんだろう」って思って。実際セコンドで見てはいたんですけど、どうしていいかわからなくて。外に出されたときは緊張しましたね。それはよく覚えてます。
    ――昨年の後半からはDDTへゲスト参戦する機会が増えました。
    大地 素直に「DDTeeeen!!」ではなく「DDT」に参戦出来るというのは嬉しかったですね。
    ――その中で印象に残る試合はどの試合ですか?
    大地 「CHARISMANIA」(2024年11月5日、新宿FACE)ですね。そこで久々に参戦させていただいて。入団に繋がったのも「CHARISMANIA」のおかげなので、佐々木さんには感謝してます(笑)
    ――そんなことを言ってしまうと佐々木選手の魔の手が伸びてくる可能性がありますね……!昨年後半からDDTへのゲスト参戦というのが増えましたが、やはり「DDTeeeen!!」とは違いがありましたか?
    大地 自分のファイトスタイルが変わったというのもあるんですけど、元々首から上への攻撃がダメなルール(ヒートアップキッズルール)でやっていたので。しっかりと他団体の人とプロレスをしているなというがありました。
    ――そして、2月末に4月6日付でDDTへと移籍することが発表になりました。本人の意向とのことでしたが、そう決断した一番の理由はなんでしたか?
    大地 3~4カ月試合をさせていただいて、学びになる試合が多くて。近くで見ていてキラキラして見えたというか。選手が心から楽しそうにプロレスをしているというのを感じて「僕も一緒にプロレスをしたいな」という気持ちが大きくなったので。髙木さんにお話させていただきました。
    ――決断に至るまで葛藤もありましたか?
    大地 HEAT-UP代表のTAMURA(TAMURA☆GENE☆)さんに言うか言わないか、かなり考えました。
    ――移籍を発表してからの反響はどうでしたか?
    大地 HEAT-UPのお客さんも「絶対行った方がいいよ」と応援してくれましたね。本当にありがたいです。
    ――移籍しての初戦がいきなり秋山準選手とのシングルマッチでした。
    大地 もちろん全然歯が立たなかったです、何にも出来なかったという印象ですね……。
    ――秋山選手とはタッグを組む機会も多いですね。
    大地 はい、毎試合毎試合アドバイスをいただいてます。
    ――特に印象に残っているアドバイスはどんなものでしたか?
    大地 「試合中相手を見ろ」というは言われました。
    ――所属となって最初の大一番となるのが「KING OF DDT 2025」、エントリーされるというのを最初に聞いた時の感想はどうでしたか?
    大地 事前に何も聞いてなくて……知らなかったんですよ(笑)その日ダブルヘッダーでHEAT-UPでの試合もあって、その移動中にXを見ていたら書いてあって。「えーっ!」と思って(笑)WRESTLE UNIVERSEで後から映像を確認したら「入ってる!」と思ってビックリしました。本当に何も聞いてなかったんで。
    ――1回戦の相手が納谷幸男選手となりました。納谷選手の印象はありますか?
    大地 大きいなと思いましたね。でも「ここで勝ったら優勝が見えてくるんじゃないか」っていうのがありました。
    ――納谷選手とは何度かタッグでの対戦もあると思いますが、その時の印象はどうでしたか?
    大地 タックル一発いっても全然動かなくて。自分もデカい方だと思ってるので、自分よりデカい人と闘うことってあまり無いんですよね。慣れてないというか。なので衝撃でした。
    ――トーナメントにエントリーしている選手で他に意識する選手はいますか?
    大地 高鹿さんと正田……タケちゃん、ですかね。僕は高鹿さんとほぼ同期なんですよ。正田さんとはプライベートで、試合じゃなくても仲良くさせていただいてるので。そこでは負けたくないというのがありますね。
    ――DDTには納谷選手以外にも樋口和貞選手、復帰した吉村直巳選手、欠場中の飯野雄貴選手など、ヘビー級の選手がいます。DDTのヘビー級という部分にはどう見ていますか?
    大地 「DDTのヘビー級といえば佐藤大地」と今後していきたいと思います。
    ――DDTのヘビー級という中で意識するのは誰になりますか?
    大地 飯野さんですかね。体格的に一番近いと思うんですよ、身長も体重も一緒くらいで。ファイトスタイルも似ているなと以前闘った時に思ったので。復帰したら是非やりたいなというのがあります。
    ――DDTには若い選手も多いですが、DDTの若い世代・同年代という部分で何か意識することはありますか?
    大地 もちろん若手、D GENERATIONS世代で切磋琢磨しあって、お互いトップを目指すというのは、みんなあると思うので。切磋琢磨しあって、早く抜け出す、頭一つ抜けだしたい、というのを僕は思ってますね。
    ――若い世代では「D GENERATIONS興行」も始まっています。
    大地 初めてが入江さんとシングル(2025年4月8日、東京・上野恩賜公園野外ステージ)、何も出来なかったので。D GENERATIONSの一員として情けなかったというのはがありますね。なので今後はしっかり勝って頭一つ抜けたいなというのがあります。
    ――DDTには例えばアントーニオ本多選手、男色ディーノ選手など他の団体にはいないような個性的な選手も沢山います。そういった選手たちとの対戦もあるかもしれませんがその辺に不安はありませんか?
    大地 ディーノさんは……怖いです(笑)どうしよう、と思ってます……。いつか当たると思うんで、対策しないと……。ずっと見ていて「どうすればいいんだろう」というのがあります……。
    ――あとは若手の登竜門、ヨシヒコ選手との対戦もあるかもしれません。
    大地 どんな技をしてくるのかもわかってないので……ちょっと色々見て勉強しないとな、というのがあります。
    ――最近は試合数も増えて来ていますが、学業と並行しての高校生レスラーの苦労はないですか?
    大地 体的には疲れてはいるんですけど、それより充実していますね。プロレスが本当に好きなので。プロレスにずっと関われていて、充実しているなというのがあります。
    ――学校や試合など完全にスケジュール管理も自分でしているという話を聞きました。
    大地 そうですね、自分でやるのが好きというか。スケジュールも自分で把握してたい人なので。
    ――身長もまだ伸びていますか?
    大地 伸びてると思いますね。今が182、183くらいで。190cmは欲しいですね(笑)
    ――目標やお手本にしている選手は誰かいますか?
    大地 KONOSUKE TAKESHITA選手と大谷譲二選手ですね。TAKESHITAさんはもともといた団体の時から、DDTに参戦する前から見てお手本にしているところがあって、尊敬してますね。大谷さんとは初めて戦ったのが去年の6月だったんですけど、本当に試合をしていて楽しくて。試合の中で「こういうことをしたいな」っていうのを掴んだのがあって。その後も何回も対戦させていただいていて。いつもプロレスの相談に乗っていただいたりとかプライベートでも仲良くさせていただいているので。お兄ちゃん的な存在で目標にさせていただいてます。
    ――DDTでの当面の目標は?
    大地 まずはこれから始まるトーナメントを優勝して、高校2年生のうちにKO-D無差別を獲りたい、というのが目標です。
    ――では最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
    大地 これからいろいろな選手、大きい選手を倒して、DDTのトップに立って行きたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!

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