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KO-Dタッグ王者・阿部史典が6・29後楽園でのV6戦に向け不敵に発言!「勝てば、納谷の小指を持ち帰れて、飯野よりカッコいいことを証明できる」

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  •  6月23日、都内で6・29後楽園で行なわれるKO-Dタッグ選手権試合(王者組=阿部史典&野村卓矢vs挑戦者組=納谷幸男&飯野雄貴)の調印式及び記者会見が開かれ、阿部が不敵な発言を残した。

     王者組のアストロノーツは6・7品川で彰人&高鹿佑也の挑戦を退けて5度目の防衛に成功。試合後、納谷が挑戦表明し、パートナーとして欠場中の飯野を指名した。

     アストロノーツは格闘探偵団のTシャツに試合コスチュームで登壇し、すでに臨戦態勢。後から登場した飯野は両手にコーヒーと携帯用扇風機を持ち、上着はノースリーブ。納谷は派手なサングラスに、キテレツなジャケットで現れた。飯野は入って来るなり「I am BURNING! Yeah!」と言おうとするも、阿部が途中で阻止。

     飯野は2・9仙台大会で右眼窩(がんか)底を骨折し長期欠場。今回、約5ヵ月ぶりの復帰となるが、「眼窩底骨折して、4カ月欠場して、目は視力も戻り、万全の状態で復帰できます。そして納谷幸男が挑戦者のタッグとして選んでくれたんで。このブランクを埋めたいと思います」と意気込み、「I am BURNING! Yeah!」と言おうとするも、阿部がまたまた阻んだ。

     納谷は「今DDTにあまり(本格的な)タッグがいないんで、僕と飯野が組めば、新しいタッグの風が吹かせられるんじゃないかと思います。俺たち、このイロモノタッグで絶対そのベルト獲ってやりたいと思っています」とベルト獲り宣言。

     かたや、王者組の野村は「6度目の防衛戦、我々アストロノーツは大きい選手が大得意なんで。大きい選手だからこそ我々の真価が発揮できると思うんで。最多防衛(12回)目指して戦い続けていきます。難なく防衛して、最多防衛更新します!」と自信を見せた。

     阿部は「私の人生、ずっと坊主だったんですけど、最近切るのが面倒くさくて、どんな伸び方するんだろうって、知りたくて伸ばしてたんですけど。初めて理容師さんのところに行って、フェードをかけてもらってスッキリしたんです。次行ったら、この長さでパーマがかけられますよと。濡れパーですね。私は頭の傷があるんですけど、濡れパーかけると傷が隠れるんです。これに伴って格好もちゃんとしないとと思って、ユニクロに行って服買ったりして。まともになったつもりがまだまだおしゃれじゃなかったかなと今日思いました。恥ずかしい思いと悔しい思い。ファッションに関しては完敗です」と発言。

     そして、対戦相手の2人について個々に話し始めた。「納谷幸男、リアルジャパンプロレス(現ストロングスタイルプロレス)に所属していて、DDTに移籍してトップ戦線で戦っているわけなんですけど。移籍した頃くらいから、5、6年くらいですか。私はSSPWに上がり続けて、練習を一緒にすることがあるんです。彼の兄弟子である桜木裕司先生、兄貴分の間下隼人。タイトルマッチが決まって、いつもより先生、兄貴の当たりが強くて、練習がきつかったんです。練習を終えて帰り際に桜木先生が“阿部分かってんな?”と言って来たんです。間下の兄貴が隣でうなずきながら小指を出したんです。押忍の世界なんで、押忍と。彼はまだ禊というか足を洗えてないと思うんで。この試合でこのベルトを防衛するというより、納谷の小指を切り落として持って帰る。ハンカチに包んで持って帰って先生たちに渡す。納谷に対しては、僕がやらなきゃいけないこと。3カウント、ギブアップ取るより、まずは指を詰めるということですね。痛いと思うけど、しょうがない。彼が途中で辞めたことなんで、切り落としたい」と物騒なことを言い出した。

     さらに、「隣の奴(飯野)、ほめられるのは2つ。髪におカネかけてる。あと、“I am BURNING! Yeah!”とか、難しいテンポの悪い合言葉をよくも浸透させたなと。浸透させたのはすごい。それから、昔新宿2丁目で働いてたんですけど、ラグビー、柔道だったりの体育会系の人が来たりするんです。今度ラグビーのすごい奴がプロレスでデビューすると。そのときに“私タイプなんです”と言うんですね。俺とどっちがカッコいいの?と聞いたとき、断然飯野だって言うんです。それが悔しくて、その不満を抱えながら今いるんですけど。勝ったほうがカッコいいと思うんで、防衛戦では飯野に負けたくない。髪型もフェードになった今、肌も黒いし、勝ち負けで勝敗つける。勝敗においては、納谷の指を詰める、飯野よりカッコいいことを証明する。自分の存在の証明を懸けた最大の戦いと思ってるんで。自分の力を出せば、勝てば小指も、飯野よりカッコいいことも証明できると思うんで、心して臨みたいと思います」とコメント。

     飯野にとっては復帰戦でのいきなりのタイトル戦になるが、「不安はないです。しっかりとやってきたし、この4カ月間を払拭するような戦いをしたい」と目を輝かせた。

     納谷と飯野はあまりタッグを組んだ経験がないが、飯野は「納谷と同い年で一緒にご飯も行ってますし、ケガしたときの宮城もタッグ組んでたし、いろいろな部分は大丈夫です」と問題なしとした。

     ここで、阿部が「チーム名は?」と言い出すと、納谷は「勝って後楽園で発表したい」と言った。阿部が「そのとき小指ないよ。チョークスラムできないよ」と突っ込むと、納谷は「じゃあ考ええる」、飯野は「この1週間考える」とした。

    「古巣へのケジメは?」と問われると、納谷は「この髪色してる時点で帰れない。この髪色じゃ殺されます。押忍の世界で、金髪、入れ墨したら殺すぞと言われたんで。それくらいの覚悟をもって金髪にしてます」とキッパリ。

     フォトセッションが終った後も、飯野が「I am BURNING!」と言い出すと、阿部は物を投げて阻み、どうしても言わせたくない様子だった。

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