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【公開記者会見】飯野雄貴が「ノジマ相模原ライズ」に入団し、プロレスとアメフトの二刀流に挑戦!「30歳の節目で、もう1度フットボールに挑戦してみたい」

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  •  9月6日、神奈川・横浜ラジアントホール大会のオープニングで公開記者会見が開かれ、飯野雄貴が神奈川・相模原市を本拠地とするアメリカンフットボールチーム「ノジマ相模原ライズ」に入団したことを発表した。今後はDDTプロレスとノジマ相模原ライズのW所属となり、プロレスラー兼アメリカンフットボール選手の二刀流アスリートとして活動していく。

     ノジマ相模原ライズでは今季は練習生扱いで、来季から始まるプレミアリーグでの選手登録を目指す。同チームはオンワードオークスの流れを汲んで、2009年に設立され、Xリーグ3部から、2011年には1部に昇格した。

     国士舘大ラグビー部出身で新たな挑戦に臨む飯野は「髙木(三四郎)さんには、相談したとき、二つ返事で“いいよ”って言っていただき感謝しております。ノジマ相模原ライズさんには30歳の節目で何か挑戦したい、まだフットボールをあきらめきれてないということを石井光暢GMに話したところ、“いいよ”っと言っていただき感謝しております。来季のプレミアリーグで選手登録できるよう精いっぱい頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。

     CyberFight副社長の髙木は「古くはアメフトを経験してプロレスに転向した例が数多くありまして…。今回は逆でプロレスを続けながら、アメフトのチームに登録するということで、ホントにすごいことだなと思っております。私個人としては飯野の希望を後押しして、DDTとしてもできることはサポートしていきたいと思います。そのなかで、ノジマ相模原ライズにはポテンシャルの高い登録メンバーの方がいっぱいいらっしゃるので…。今回は飯野がプロレス界を代表して挑戦しますけど、その逆のパターンもあるんじゃないかと。そこに期待して、飯野雄貴には頑張ってもらいたいと思います」とコメント。

     石井GMは「過去には元横浜DeNAベイスターズの石川雄洋選手が野球を引退してからフットボールに挑戦したり、何年も前ですが(前身のチームで)若乃花(花田虎上)さんもプレーしたりで、他のスポーツから受け入れる土壌が我々のチームにはあると思います。プロを極めた選手がアマチュアのチームに来て学ぶこともありますし、刺激になります。そういったことを飯野さんには期待しております。プレーもさることながら、競技に対する取り組む姿勢をチームに根付かせてもらいたいと思います。もちろん試合にも出て活躍してほしいと思いますので、頑張ってください」と話した。

     質疑応答で「飯野選手のポテンシャルは?」と問われた石井GMは「ポジションはディフェンスラインで、前衛で相手の攻撃と対峙する一番激しいところ。正直上背はそんな高くないですが、練習を拝見したところ、瞬発力はラグビー、プロレスのなかで鍛えらてるなと思いました」と評価。

     現在、飯野はパーソナルジムも経営しており、実質三刀流となるが、飯野は「目を骨折したとき、いろいろ考える機会がありまして。30歳という年で今何かしら挑戦しないと、今後自分のなかで後悔してしまうんじゃないかと思って。そのとき、元々ラグビーやってましたけど、もう1度フットボールをやりたいと思ったとき、アメフトが出てきて、アメフトで悔いなく挑戦したいと選びました。三刀流に関しては、石井GMもかつて選手、会社経営、GMと三刀流で、そこを見て、僕も負けずにやろうと思いました。体力的には全然大丈夫です」と問題なしとした。

     会見終了後、囲み取材に応じた飯野は「プロレスラーは最強だと思ってるので、その力をアメフトで出せたら。まずは選手登録になって、チームに貢献して日本一になりたい。プロレスではアメフトをやることで、もっと力強いスピアができたらと思います」と夢を馳せた。

     今後、プロレスとアメフトの兼ね合いについて、髙木副社長は「登録メンバーになって、試合出場となれば、それを優先してもらって。DDTはスケジュールが合えば出てもらう。過去にブロック・レスナーがアメフトに挑戦した例もありますし、彼の思いを後押ししたい」と答えた。

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