7日、埼玉・川口産業技術総合センターにて「さいたまースラム!vol.8」がおこなわれた。まずはキング・オブ・ダーク選手権試合から(第11代王者の渡瀬瑞基はヤス・ウラノを相手に初防衛戦)。のらりくらりのウラノをランニング・フォアアームでなんとか倒した渡瀬。ボディースラムで投げられたが直後にドロップキックを放つ。コーナーに登るも、ウラノは木曽レフェリーを使って防御し、デッドリードライブで落としていく。スリーパーで捕まった渡瀬だが、DDTで切り返してミサイルキックを発射。カウント2で返されるとフロント・ネックロックでギブアップを迫る。ウラノはロープにエスケープして15分経過。ウラノは木曽レフェリーを場外に落とすと急所へのニードロップ。ウラノはバックドロップを決めたがカウント2。ならばとヘッドロックで絞り上げて勝利。キング・オブ・ダークでは珍しく15分を超える熱戦となった。試合後、鶴見亜門GMは渡瀬に「お前がチャンピオンでいる間は伊橋とか鈴木とかそのへんのやつを当てるつもりはないから」と2・11水戸でのキング・オブ・ダーク選手権試合の防衛戦の相手をマサ高梨とアナウンスし、「ダークマッチから抜け出したいなら、先輩から自分の力で勝ち取ってみろ」と檄を飛ばすと、渡瀬は地声で「はい!」と返答した。
鶴見亜門GMは前説で3月31日のドラマティック・アワード受賞パーティーの概要について説明。立食パーティー形式で前半が表彰式で後半が懇親会となる予定。120名限定。続いて以下のカードが発表された。BOYZ3・1新宿…竹下幸之介&遠藤哲哉vs彰人&高尾蒼馬、坂口征夫vs大石真翔、BOYZ3・6世界館…HARASHIMA&竹下&マサ高梨vs彰人&遠藤&坂口、石井慧介vs梅田公太、野郎Z3・1新木場…ボクシング・タッグマッチ(ラウンド制)◎伊橋剛太&鈴木大vs真霜拳號&ゼウス、高木三四郎vs今成夢人、関根龍一vs植木嵩行、DNA3・5春日部…下村大樹vs梅田、島谷常寛vs岩崎孝樹、メインイベント◎梅田vs岩崎。さらに井上マイクから新宿三丁目のバーラウンジ「スワンダイブ」のオープン日が2月23日(火)17:00~とアナウンスされたあと、大石真翔&チェリーによる女性限定プロレス教室の告知へ。2月23日(火)の特別講師が福田洋で、内容は未定だが福田からの伝言は「柔道着をお持ちになって来てください」とのこと。2月27日(土)18:00から、まだ一度も参加したことない人を対象に20名限定で参加費500円で特別体験ができるプログラムを実施するとのこと。最後は2人の「DDT川口大会、スタート!」とオープニングコール。
第2試合は大石真翔vsワンチューロvsDJニラの3WAYマッチ。開始早々、場外に出てしまって行方不明になったニラだったが、終盤に騎馬に乗せられてリングへ強制送還。無理やりコーナーに乗せられてしまう。大石がワンチューロを捕獲しながら「じゃあ飛べよ。オメエはロケットパンチしかねえだろ」とニラをバカにする。ニラがダイビング・ロケットパンチを放つとワンチューロがかわして大石にヒット。ニラはワンチューロに足延髄からダブルニークラッシャー。シャイニング・ニースタンドを狙うもワンチューロが回避。リングインした大石にニラがロケットパンチ。そのニラにワンチューロが変形ツームストーン・ドライバーでフォール勝ち。バックステージでワンチューロは2・11水戸でのMAX LUCHA LIBRE認定無差別級王座挑戦に向けて「ササキさん、チリにいった時、すごく楽しかったね。でもアナタ、すごく悪いことやったよ。マックス・ルチャリブレのベルト獲ったよ~。ベルトがなくて、みんな困っている。だから次の大会でワンチューロがベルト獲って、DNAに持っていくよー!」と意気込んだ。
第3試合は坂口征夫&梅田公太&赤井沙希vs諸橋晴也&チェリー&伊橋剛太の6人タッグマッチ。試合前のスクリーンで赤井沙希に愛の告白をしようとチェリーに後押しされた伊橋は蝶野正洋口調の諸橋から「伊橋、コラァッ! 男は背中で語れ、エー、コラァッ!」と励まされた。試合ではその通りに赤井を背にして「結婚を前提に僕と付き合ってください!」と告白した伊橋だったが、その間に赤井から替わっていた坂口にスリーパーを決められてしまう。赤井に絞められていると勘違いしている伊橋はなんの抵抗もせず、舌出し失神でKO負け。
第5試合はKO-D6人タッグ選手権試合。第22代王者組の男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&KENSOは高木三四郎&大鷲透&平田一喜を相手に初防衛戦。試合形式はイリミネーション・ルール。高木&大鷲、ディーノ&ササダンゴ、KENSOと入場したあとで高木は「6人タッグのベルト奪還の鍵を握る男が川口初登場だ! カモン!」と呼び込む。あの曲が流れて平田がダンス入場するもディーノの奇襲に遭って試合スタート。場外戦から平田がローンバトルを強いられる展開も、コルバタでササダンゴを投げてようやく大鷲とスイッチ。大鷲がササダンゴにクロスチョップ。ノド輪を狙うとマスクが脱げてしまうが、ササダンゴはかまわずドロップキック。ササダンゴはマスクを大鷲に被せてラリアットの相打ち。高木vsKENSOの局面ではKENSOが高木にブレーンバスター。高木は雪崩式ブレーンバスターでやり返してオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)を狙う。エプロンに出たKENSOに高木が向かうも平田が止めて「シャチョーッ! 大チャンスです。だが、しかしアナタは止まってしまった。社長、もうアンタに任せてられない。僕にチャンスを!」と求めてコーナーに戻る。高木からタッチを受けた平田はKENSOを落とそうとするが、KENSOがあっさりリングに戻ってラリアット。逆に平田が落とされそうになると足がついたかに思えたがセーフだった模様。しかし、高木と大鷲がエプロンに出されてしまって、2人tもリング内からショルダーアタックを食らってOTRで失格に。簡単に3vs1の構図になって平田が大ピンチ。KENSOが張り手からロープに向かうも、高木が足を引っ張ってエプロンに出すと平田がドロップキックで出して失格に。ササダンゴが垂直落下式リーマンショックを狙うも、この隙にサングラスを装着すると無双状態となり、首固めを決めて失格に。ディーノと平田でサングラスの取り合い。ディーノがファイト一発!から男色ドライバー狙い。その間にサングラスを装着した平田だが、リップロックでダウン寸前。なんとか復活すると平田はサングラスを放り投げ、それに気を取られたディーノにドロップキックを見舞ってOTRで失格にして勝利した。
試合後、KENSOはマイクを取る。KENSO「川口の皆さん、しゃべっても、いーですかーっ!? はっきり言って足ついているんだよ。でもいいの。俺とディーノとササダンゴ、俺たちもう一回だけ、リマッチを要求する。なぜなら君は足ついているから」ディーノが「……KENSOちゃん、リマッチしたい気持ちはわかるし、気持ちでは全然足ついていたからわかるんだけど、アタシ、両国でやること決まっちゃってるんですよ。なので、#大家帝国を抜けさせていただいて…」ササダンゴ「自分も4月からNHKの高校講座のレギュラーが始まるので、地に足をつけて活動したいので、#大家帝国での活動のほうから抜けさせていただければと思いまして」ディーノ「別にKENSOちゃんのことは嫌いじゃないし、#大矢帝国が解散とかではなくて、KENSOちゃんが#大家帝国やっていってくれれば」ディーノとササダンゴは退場。残されたKENSOに亜門GMは「大家帝国が一人になったのでKO-D6人タッグへの挑戦は無理なので両国に集中してもらっていいですか?」と呼びかけると、3・21両国のKENSOのパートナーの中澤マイケルからビデオメッセージが届いていると報告。「見てもらおうかと思ったんですけど、ぶっちゃけ、メチャクチャおもしろくないんですよ。オチもないし感情を揺さぶるわけでもないんですけど…見ます?」それでも見たいというKENSOのために「本当につまらないですよ。後悔しないでくださいよ」と念を押して、スクリーンでマイケルのビデオメッセージが流される。「どうも~。シンガポールよりカンパーイ! KENSOさん、Twitterでさんざん嫌がっているけど、本当は僕のこと好きでしょう。全日本プロレスのツアーでも『ケンゾー』『マイコー』と呼び合う仲だったじゃないですか。3月21日の両国でセンテンス・スプリングスでクレイジー大社長をぶっ潰しましょう」ビデオメッセージが終わるとKENSOは「つまらん!」と亜門GMにビンタし「皆さんいいですか。高木三四郎、よく聞けよ! 今俺に必要なのは中澤マイケル、おもしろい画像だ! 中澤マイケル、もっとおもしろい画像を持ってこい! ビチッと送ってこい! 情熱を持ってビチーッと!」と締めた。
【試合後のコメント】
高木 ようやくベルトを奪還したぞ! 誰でもいいから挑戦しに来い!
大鷲 ……どうした、平田さん(苦笑)。
高木 どうした、オマエは試合中からうつろだぞ。大丈夫か!?
平田 そんなことないですよ。ここにあるのはベルトですよ、王者ですよ。レフェリーが最後「さんカウント」、いや「さんカウント」じゃないや。
大鷲 なんか変な動揺が伝わってくんだけど。
平田 とりあえず今、王者はT2ひーなんです。誰がなんと言うと王者はT2ひーなんだよ。見とけ。
高木 誰がなんと言おうと!×3 DDTの6人タッグ王者は俺たちT2ひーだ。おい、KENSO! 中澤マイケルにしょっぱい動画を作らせやがって! 客が凍りついただろ! いい加減にしろ! おい、マイケル! なんの動画だかよくわかんないけどな、お願いだからもうちょっと静かなところでしゃべってくれ。よくわかんなかったよ。あれがいいと思って送ってきた動画なのか? フザけんな! シンガポールだが、タイだか行って頭がボケたんじゃないのか!? KENSO、お前もだ!
大鷲 あとは平田さんがすごく面白く締めてくれます。
平田 最後に一言だけ。落ちてねーし!
KENSO あの~…俺たち勝ったんじゃないかと信じてます。まあ色々なことが起きてディーノとササダンゴが抜けたけど、大家帝国、一人でもやっていくぞと。ただ次の両国が一つの大きな区切りになるんだけど、その両国に向けてすごく大家帝国で弾みをつけたいのに、伸るか反るかで反っちゃったなと。とにかく中澤マイケル、おもしろいビデオを送ってくれ。俺は待っている。そういうメッセージを今日は冷静に伝えたいと思います。
――あまりにつまらないビデオメッセージだった。
KENSO ちょっとつまらなすぎて、僕がリングの上で感じたのはお客さんの99%ぐらいの人がひじょうにつまらないと(思っている)。これじゃ大家帝国、勢いがつかない。両国で結果を残すことはできない。俺の気持ちは両国に向かっているから、頼む、中澤マイケル、面白い動画を送ってきてくれ。それが今日の反省です。
セミファイナルは木高イサミ&中津良太vsHARASHIMA&彰人vs入江茂弘&高尾蒼馬の3WAYタッグマッチ。イサミ、HARASHIMA、入江が対峙。イサミと入江が共闘してダブルのエルボー。串刺し攻撃はHARASHIMAがかわして入江を寝かせて、コーナー2段目にイサミをセットしてまとめてフットスタンプ。イサミもドロップキックでやり返すとコーナー傍に入江をハーフダウンにさせてランニング・ホームランを狙ったが、走るイサミを入江が追っかけて潰すとエルボードロップ。彰人がイサミをキャッチしてHARASHIMAと連係。高尾がカバーするもHARASHIMAがカット。イサミは彰人をコルバタで投げると替わった中津が彰人と高尾をまとめてドロップキック。彰人は2人まとめてドラゴンスクリュー。さらに2人まとめてアンクルホールドを決めるとHARASHIMAが2人まとめてSTFで加勢。イサミがHARASHIMAの脚を取って逆片エビ固め。入江がリングインするとどうしようか困ったのちにコーナーへ登るが、これはイサミが撃ち落とし、さらにトペ・スイシーダ。リング内ではHARASHIMAが中津に雪崩式ブレーンバスターを狙う。高尾が阻止して倒立ヘッドシザース。彰人がカットに入るとHARASHIMAとダブルの雪崩式ブレーンバスター狙い。これを高尾が2人を下からパワーボムで掬って裏眉山。入江がすかさずフライング・ソーセージ。その入江にイサミがダイビング・ダブルニードロップを投下する。イサミがカットした高尾を垂直落下式ブレーンバスターで排除。HARASHIMAがスワンダイブしたイサミの腕を取る。堪えたHARASHIMAがエルボーの打ち合い。入江も加わってエルボーの打ち合い。イサミがHARASHIMAの脚を取ると、HARASHIMAは空いている脚で延髄斬り。イサミがかわして入江にヒット。HARASHIMAがイサミにジャンピングハイ。蒼魔刀狙いはイサミがかわして入江がHARASHIMAに串刺し延髄ラリアット。イサミが入江に勇脚、そのイサミにHARASHIMAがスタンディング蒼魔刀をぶち込んで混戦模様。高尾が彰人を排除し、イサミから替わった中津にエプロンからキック。入江が串刺しのローリングアタックを見舞ってビーストボンバーで3カウント。
試合後、入江がマイクを取る。「今日勝ちました。2月の後楽園でも僕が必ずHARASHIMAさんを倒して両国のメインにいきます。イサミさん、両国のメインに立つとき、あなたが言ったように僕はもう泣いて出ていきませんよ。アナタの前に立ってタチムカウだけです。でも、もしかして泣いちゃうかもしれないです。でもそれは試合後にですよ! 嬉し涙ですよ! 自分が必ずKO-D無差別級のベルトを巻きます!」
【試合後のコメント】
入江 自分は完璧な形で3つ取ったので、HARASHIMAさんに勝って、リング上でも言いましたけど、涙を流さずにイサミさんの前に立って、試合後に嬉し涙を流すという気持ちでいっぱいなので。
――手ごたえはあった?
入江 試合形式上でじっくりと当たるわけではなかったけど、エルボーとかで自分は絶対に負けないなと感じられたし、大きな自信になりました。
――自信をもって2月28日に臨める?
入江 もう自分を信じるしかないので。
イサミ 今日試合してみてどちらがきてもという感じですね。HARASHIMAさんの蒼魔刀は効くし、入江に今日、中津がやられたけど、タッグの負けはBASARAの負けだし、自分の負けだから。3人で殴り合っているときに楽しいけど、ゴツゴツしている感じがあって。譲れないですね。3人でやっている時も譲れなかったし、これが実際、両国で対峙した時にどちらになるのか。殴り合っていて、どちらが来ても厳しくなると思ったし、どちらが来ても楽しくなるなというイメージでしたね。
――この3WAYで現状の相手の力を図ることができた?
イサミ そうですね。力強さみたいなものは知ることができたので。
――入江選手のエルボーでグラつく場面のあった。
イサミ そりゃあね、入江のほうがHARASHIMAさんよりエルボーは重かったけど、HARASHIMAさんはああいう咄嗟の判断力や強さを持っているので。急にヒザが飛んできたもんな。どっちが来ても勝ちたいですねというのが今日試合をして一番思いました。それでまた一つ成長したいなと思います。
HARASHIMA シングルではなくタッグの3WAYだったので、今日やっていることがそのままというわけじゃないので、やりやすくはなかったです。
――その中でも入江選手の力を図ることができた?
HARASHIMA 彼が力を持っていることは知っているので、その確認をできた意味はありましたね。
――何度も対戦しているので、対策というのは…。
HARASHIMA 対策も何もやるしかないですよね。今日も食らいましたけどエルボーにしろ一つ一つの技の破壊力がすごくあるので、そこに打ち勝つようにしないと。
――イサミ選手に対しては?
HARASHIMA 試合運びはうまいし、ここぞという時の打撃も強い。でも自分は目の前の入江戦に集中して全力でいきたいですね。それと両国の全面というのは初めてやるので、そういうところのメインに絶対に上がりたいので、2月28日の入江戦には絶対に勝ちたいと思います。
メインイベントはアントーニオ本多&遠藤哲哉vs佐々木大輔&石川修司のタッグマッチ。佐々木は石川を首輪につないでリングイン。石川がパワーでアントンを圧倒。遠藤は佐々木にコルバタを決めるとアントンと連係。佐々木が遠藤を引き付けている間に石川が背後から襲い掛かって流れを変える。タッチを受けた石川は遠藤にニーリフトからフットスタンプ。佐々木がストマックブロックで続く。腹部攻めで捕まった遠藤。その場跳びムーンサルトも剣山で返されて苦しむ。佐々木はここでボディーシザース。助けに入ったアントンは石川のビッグブーツで蹴散らされてしまう。遠藤は佐々木にケブラドーラ・コンヒーロを決めてようやくアントンとタッチ。アントンは佐々木をエプロンの石川にぶつけて、さらにナックルで場外に落とすと、佐々木にはエルボードロップ。これはカウント2。バイオニックエルボー狙いを潰した佐々木はアントンをトップロープに引っ掛けてスライディングキック。さらにダイビング・ラリアットを見舞うもカウント2。べトドラⅡを堪えたアントンはナックル連打。佐々木のトラースキックも踏ん張ってバイオにックエルボーを決めて遠藤とタッチ。佐々木は石川と交替。遠藤は石川にドロップキック連打からその場跳びムーンサルト。串刺しエルボーからスワンダイブエルボーを放つ。これをキャッチした石川はブレーンバスターでぶっこ抜くと串刺しラリアットからダイビング・フットスタンプ。これはカウント2。遠藤は石川のブレーンバスターを着地してジャンピングハイからドロップキック。アントンが出てくるも石川がビッグブーツでやり返して、タッチした佐々木と連係攻撃。佐々木のDDTはカウント2。スプラッシュマウンテンは遠藤が阻止して石川を場外に出すと佐々木にはアントンとダブルのトラースキック。遠藤は石川にケブラーダ。アントンは佐々木にダイビング・フィストドロップを投下するも、これは剣山で返される。ならばと卍固めを狙うも石川がキックで解除。石川のファイアーサンダーから佐々木のダイビング・エルボードロップはカウント2で返されると、すぐさまクロスフェースへ。これは遠藤がカット。佐々木が遠藤にドロップキック。15分経過、石川が遠藤に変形ツームストーン・パイルを見舞うと、超高層のダブルインパクトで伸してしまう。その間にアントンが石川のスプラッシュマウンテンから佐々木が押さえ込んで勝利した。
試合後、佐々木がマイク。「おい、竹下、遠藤、よく聞け。お前らはいつもこうだ。『今日もトレーニング頑張ったね』『見てよ、この筋肉』『僕たちがKO-Dのタッグチャンピオンだよ』『僕たちがDDTの未来だよ』。フザけんじゃねえ。見ろ、これが現実。そして未来だ。いいか、この俺、佐々木大輔とかわいい、かわいい石川“エイドリア~ン”修司が両国でお前らを過去にしてやる。両国がお前らの墓場だ」
【試合後のコメント】
遠藤 ……強すぎる。
竹下 今の遠藤さんの姿を見てもその強さはわかるし、遠藤さんは闘ってその強さを感じたんだろうし。セコンドについている僕も最後は正直、声が出なかったというか「返せ」と言えなかったですね。セコンドの自分もこれだけ感じたので、闘った遠藤さんはもっと感じていると思います。でも僕たちは心を折れるわけにはいかない。確かに強いけど、勝つしかないので。
遠藤 ……今日やって一つわかったのは、このままじゃ両国は絶対勝てない。あと1ヵ月ちょっと時間があるから、一日一日ムダにせず、一日一日の積み重ねで両国で必ずベルトを守る。
――ダブルインパクトは?
遠藤 ……もう何も覚えてないです。
竹下 対策を考えます。
佐々木 見ての通り、完勝だ。100対0だ。汗一つかいてねえぞ。両国も一緒だ。
石川 カリスマが言った通り、プロレスは鍛えましたとかアピールしてもしょうがねえから。練習して当たり前だから。いや、俺は違うな。生まれ持って強いから。犬というか熊というか。生まれ持ったもので両国は勝負して。今日、カリスマと組んで俺にないものを全部持っているので、トータルのタッグチームとして理想形。
佐々木 手ごたえしかねえぞ。
石川 今日、思ったんじゃないですか、お客さんも。このチームが強いって。どうですか、加藤さん。
週刊プロレス・加藤朝太記者 はい。すごかったです。
佐々木 どうしてお前はいつもそうなんだ。
石川 ちゃんと見てた?
加藤 言葉をなくしました。
佐々木 なくすなよ! 記者だろ!
――ダブルインパクトは考えていた?
石川 デカいのと飛べる人だと一番ダメージを与える技だから必然的に一番いいかなと。
――急造ではないことをアピールできた?
佐々木 急造じゃないだろ!
石川 両国に向けてまだ時間があるので、カリスマともっと連係を考えます。
佐々木 もういいだろ!
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