第6試合は石井慧介vs高尾蒼馬。ヤングドラマ杯などで節目節目で激突している両雄。高尾がスライディングキックからアームホイップで石井を投げれば、石井も顔面ハイキックから頭を踏みつけての逆片エビ固めで反攻。ロープに逃げる高尾はコードブレーカーで逆転し、顔面スライディングキックを放つ。ロープ際の石井にスライディングキックをブチ込む高尾は、ミサイルキックを発射する。これはかわされたが、高尾は直後に丸め込み、さらに顔面フロントハイキックもかわして首固めへ。石井はオーバーヘッドキックから垂直落下式ブレーンバスター。しかし、ニールキックはかわされてしまう。高尾はシュバインを決めるも、石井はカウント1でクリア。高尾はトラースキックからボマイェを発射したがカウント2。ダイビング・ギロチンドロップをかわした石井が高尾をコーナーにぶつけると、ミサイルキックを放ち、ニールキックから垂直落下式リバースDDTで脳天から落として勝利した。
第7試合はKUDOvsアントーニオ本多というほもクロvsCrying Wolfという構図に。KUDOとアントンは腕の取り合い。ショルダータックルの打ち合いをアントンが制すと、KUDOを場外に出して、客席へと投げつける。リングに戻すと鋭いチョップからトップロープにKUDOの顔面をこすりつけた。アントンのスリーパーをロープに逃げたKUDOは8×4からダイビング・ダブルニーアタックを放ち逆転。アントンがカウント2で返すと、バズソーキックをかわして丸め込む。さらにテーズプレスからエルボードロップで続いた。コーナーに登るアントンにKUDOが8×4、さらに宙づりになったアントンにダイビング・ダブルニーを投下する。それでも起き上がるアントンがナックルパンチで猛反撃。KUDOのフロント・ハイキックとアントンのと、アントンのナックルパンチがクロスカウンターとなり、ダブルダウンに。アントンが起き上がってナックルパンチからドラゴン・スープレックス。ナックルパンチからのバイオニックエルボーはKUDOが逆さ押さえ込みに切り返し、直後にバズソーキック。アントンも起き上がってナックルパンチでやり返す。KUDOがバズソーキックを放つが、アントンもゾンビのごとく起き上がって、ナックルパンチを打ち込む。粘るアントンをKUDOはバックスピンキックで断ち切って、3カウント。
第8試合は大石真翔vsヤス・ウラノ。大石がリングインするなり、KO-Dタッグのベルトを掲げる。大石が左手を差し出すと、ヤスは大石をバカにするように右手を差し出す。握手ができるわけでもなく、大石はヤスの左手を叩いたが、ヤスが低空延髄斬り。これでゴングが鳴らされると、スライディングキックからバックドロップを放つ。ヤスはケブラドーラ・コンヒーロからもう一度スライディングキックを決めた。大石もツームストーン・パイルを抜け出してエビ固めですくうと、トルネードクラッチを狙う。ヤスはこれを十字架固めに切り返して秒殺勝利した。
大石「なんもねえよ! なんもねえ!」
第9試合はディーノvs彰人のほもクロ対決。ディーノは男色マヒストラルからゲイ道クラッチ。男色ドライバーを狙うが、彰人は顔をタイツに差し込まれたまま、キャンバスへのニークラッシャーに切り返す。ディーノは左の足殺しにかかる。左足へのリバース・スプラッシュを食らったディーノもコックボトムからナイトメアへ。彰人がこれをすくって丸め込むと、STFから、ディーノの左足をキャンバスに叩きつける。ディーノは思わず「声を出していこう!」と自身を鼓舞。彰人のヒザ十字をなんとかロープに逃げる。足を取りにきた彰人にディーノはあてがい。ファイト一発狙いを彰人が足をキャッチして、裏ヒザ十字で追い込む。足4の字の体勢になるとディーノは「まだまだ全然NOですよ!」と意地を張る。ディーノは垂直落下式ブレーンバスターでなんとか立て直すがダブルダウン。彰人が頭突きを見舞ってスライディングキックを狙うが、ディーノがかわしてバズソーキック。リバース・えび反りジャンプを彰人が左足を掴んでニークラッシャーで叩き落とし、アンクルホールドで勝負に出た。ロープに逃げるディーノにジャーマンからニークラッシャー、そしてアンクルホールドで決めにかかる彰人。ディーノはギブアップしそうになるが、なんとかロープを掴んで生き残ると、腕を蹴り上げて、リストロックから腕極め式男色ドライバー。男色ペディグリーからリバース・えび反りジャンプをカウント2で返されると、ダブルリストロックへ。彰人が足を取り返してアンクルホールドでやり返すと、ディーノはキックでかわしてゲイ道クラッチ。それでもアンクルを狙う彰人にリップロックしながらのアナコンダバイスで勝利した。
第10試合は飯伏幸太&伊橋剛太vs高木三四郎&山川竜司のタッグマッチ。高木が襲い掛かって試合スタート。場外戦に移ると山川が飯伏にラリアットを振るう。飯伏も山川に場外でのブレーンバスターを敢行。リングに山川を戻すと、鋭いキックで追い込む。替わった伊橋もスナップメイヤーからのローキックをブチ込んだ。飯伏もローキックで続くとエルボー。エルボーでやり返す飯伏は山川にストンピング。さらにミドルキックをブチ込む。伊橋のコーナースプラッシュのカバーをカウント2で返した山川は向かってきた伊橋にラリアット。高木と飯伏が対峙するとチョップ合戦から飯伏がミドルキック連打。高木はショートレンジラリアットで黙らすと、串刺しバックエルボーからリバーススプラッシュで猛追。飯伏もラリアットでやり返してダブルダウン。伊橋が出てくると高木がゆずポンキック。伊橋もランニング・レッグラリアットで反撃する。伊橋が側転からその場跳びムーンサルトでカバーすると飯伏がその上にダイビング・ボディープレスで重なる。伊橋がコーナーに登ると「イェイカモン」コール。伊橋がムーサルトを放つがかわされて自爆。山川が出てくると串刺しラリアットからフェースクラッシャー。ギロチンドロップ連打からニールキックはカウント2で返されると高木が出てきて串刺し攻撃。伊橋をコーナーに乗せて摩周を決めると、ミサイルキックでカットに入る飯伏を高木が蹴散らして、伊橋に投げ捨て式SHB。山川がラリアットからリバース・タイガードライバーを決めて、伊橋を仕留めた。
山川 ここに来てほかの団体もおもいろいなと。みんな一生懸命だし、ダイヤの原石。
高木 デビューしてすぐに東京プロレスでシングルマッチが組まれたけど、よくわからない大人の事情で流れてしまって。それから山川選手は大日本にいって、自分はいろいろ彷徨った挙句、DDTを立ち上げて。同期というか、同世代の人間が少なくて、いつも気になっていた。自分より早く辞めてしまうのは、寂しい。最後の最後に立ち会えてよかったです。
山川 最後の最後だから組めたのかもしれないですね。プロレスはドラマだ。いいもんですわ。
高木 最後まで悔いのないように、プロレス人生を楽しんでください。