第4試合は「めちゃくちゃ面白い試合は中澤マイケルがいても成立するのか?検証試合」と銘打たれた男色ディーノ&彰人vsアントーニオ本多&中澤マイケルのタッグマッチ。ディーノは「我々、ほもクロはアイドルですけど、怪盗という一面も持っています。地方大会ではその土地土地の控室にあったおもしろいものを盗んで試合に反映させています」と話すと、牛久が河童伝説で有名とのことで「河童の皿を盗んできました」と皿をかかげる。これにアントンは「河童の皿を盗んだら、牛久の風土が荒れるじゃねえか。オマエをぶっ潰して河童さんに返してやるよ」と盗品の奪還を誓うと、ディーノは「今『ぶっ潰す』って言った? 自分らがぶっ潰される覚悟があるってこと? 彰人、あれを出しな」と彰人に指示。彰人が取り出したのは強力な下剤5本。古代エジプトに伝わる試合形式として、発症するまでに時間差のある下剤を飲んで試合をすることに。下剤5本のうち、1本が「すぐ直腸が痛くなる」という強力なもので、ディーノ、彰人、アントンが恐る恐るビンを選んでいくが、5本のうち、選手4人がビンを選ぶと1本余ることに。ディーノは「オマエもリングに上がっているんなら、やるんだろうな!」と木曽レフェリーにも下剤のビンを渡した。ディーノ、彰人、アントン、木曽レフェリーが下剤を飲む中、マイケルだけが手をつけない。「飲まないっす。お医者さんからあまり怪しい薬物は飲むなと言われているんですよ。僕が常用している薬物とは飲み合わせが悪いんで」(マイケル)。場内のシラッとした空気を打ち破るかのようにディーノが襲い掛かって試合が始まる。ディーノがマイケルに早々と男色ドライバーを決めたが、木曽レフェリーに異変発生。どうやら超強力な下剤を引き当ててしまったようで、カウントを叩けずにトイレへ直行。ノーレフェリー状態を防ぐために、トミー茨城レフェリーがリングイン。試合開始から3分が経過するとバイオニックエルボーを決めようとしたアントンに異常発生。アントンがお尻を押さえたままトイレへ急行。この時、マイケルがアントンに「トイレにいっといれ」と言葉をかけたが、場内からは大ブーイングが起こった。2対1でピンチとなったマイケル。ディーノの男色ドライバーに捕まってしまうが、ここでアントンがトイレットペーパー片手でリングに駆け込み、ペーパーを拳に巻いてバイオニックエルボーを決めた。彰人はアントンの串刺し攻撃をかわすと、キャンバスへのニークラッシャーからアンクルホールドで捕獲。しかし、彰人に異常発生。技を極めているはずの彰人がロープに足を伸ばしてエスケープし、トイレへ急行する。ディーノが出てきて、アントンに男色ペディグリーからリバース・エビ反りジャンプ。しかし、アントンはこれを寸前でかわし、マイケルの巨匠スラムのアシストから、ディーノにダイビング・フィストドロップを投下。このカバーはトイレットペーパー片手にリングに駆け込んだ彰人のカットが間に合った。ディーノとマイケルがエルボーの打ち合い。マイケルが「そんなんじゃ熱くも火照りもしないぜ!」とディーノを挑発すると、ディーノは垂直落下式ブレーンバスターから「じゃあ、アンタに今からナイトメアをやるわ! 耐えられるの!?」と告げる。マイケルは「やってみろよ!」と言い返すと、ディーノがナイトメアを敢行。それでもマイケルは「もっと来てみろよ!」とディーノを挑発し続ける。ここでアントンがナックルパンチでカットに入り、ディーノがマイケルの顔面の上に尻餅をついたのだが……何か様子がおかしい。ディーノがお尻をチェックすると、アントンが思わず鼻をつまむ。ディーノは号泣したまま、ナイトメアで3カウントを奪った。ディーノは尻を隠されながら退場。マイケルも顔をTシャツで覆われた状態で控室へ。リングに残されたアントンは河童の皿を見つけると「アイツら河童の皿を置いていったな。出すもん出して、何にも盗んでなかったじゃねえか」と話す。すると、木曽レフェリーがリングに駆けつける。「アイツらはとんでもないものを盗んでいきました」(木曽レフェリー)「でも皿は置いていったし、何も盗まれていないでしょう」(アントン)「盗んでいったのはお客さんの心です」(木曽レフェリー)。銭形風味なカリオストロ的なエンディングで休憩へ。
休憩時間中に売店でグッズを発売していた藤本を松永が襲撃。藤本のエースクラッシャーを丸め込んだが、カウント2で返されてしまって奪還失敗。藤本は逃げるように控室へ。亜門GMは松永に「何やってんだよ!」と呆れていたが、松永は「イェイ、カモン! イェイ、カモン!」と言って引き揚げた。また、週刊プロレスの加藤記者が読者プレゼント用にと人気の高いnWJのTシャツを購入したが、これを高木が「nWJは週プロの公認だ!」と大喜びする一幕もあった。
第5試合はHARASHIMAvs高尾蒼馬のシングルマッチ。高尾が襲い掛かるも、HARASHIMAがニークラッシャーからトーキック、さらにローキックで攻めたてる。HARASHIMAのキャメルクラッチを高尾はなんとかロープに逃げるとカウンターのドロップキックで逆転に成功。ランニングエルボーから、ぶら下がり首4の字も決めてみせた。HARASHIMAは延髄斬りから雪崩式ブレーンバスターで立て直すと、スワンダイブ式ボディープレスへ。これを高尾が剣山で撃墜する。高尾はすぐさまスライディングキックを見舞うと、シュバインの体勢。HARASHIMAがこれをこらえて、エルボー合戦に持ち込む。HARASHIMAがショートレンジ・ラリアットで高尾を黙らせ、ファルコンアローを決めようとするが、高尾がかわしてコードブレーカーからシュバインで叩きつけた。高尾はボマイェで勝負を決めようとするが、HARASHIMAがキャッチしてリバース・フランケンシュタイナーへ。スタンディング式の蒼魔刀から正調の蒼魔刀で3カウントを奪った。