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酒呑童子5周年興行~酒を廻せば人生廻る~

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酒呑童子5周年興行~酒を廻せば人生廻る~

日時2019年4月17日
会場東京・新宿FACE
観衆600人(超満員札止め)
  • オープニング

  • 珍輔、伊橋、翔太の偽酒呑童子を本物が制裁してからオープニングコール!

  • 今林久弥APと井上マイクリングアナが発表になっているカードについての見どころを説明してから、酒呑童子を呼び込む。しかしKUDOのテーマ曲に乗って現れたのはKUDOの格好をした中邑珍輔、坂口の格好をした伊橋剛太、高梨の格好をした翔太の偽酒呑童子。翔太は高梨の口調を完コピして「兄弟からもひと言いってくれよ!」と伊橋にマイクを向けるが、伊橋はまったく似ていないが手書きの刺青を披露。そのままオープニングコールするが、坂口の曲がヒットして本物の酒呑童子が登場。KUDOと坂口が偽物を蹴り飛ばすと、高梨がロープを開けて珍輔にご退場願う。そして高梨が「今日はよく集まってくれたな! オマエらなんて最高だぜ!」と煽ると、KUDOが「今日は最後まで楽しんでいってください! 酒呑童子5周年興行スタート!」とコール。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

    • WIN

      佐藤光留

    VS

    • LOSE

      梅田公太

    VS

    8分19秒

    キャプチャードアームバー

  • 一部のカードは未発表だったが、いきなり『サバンナチャンス』がヒットして佐藤光留が登場。場内がどよめく中、対戦相手として登場したのは梅田。光留からの握手を拒否した梅田。お互いにローを出していく仲、光留のタックルを潰した梅田。腕の取り合いから梅田がヘッドロック。さらにショルダータックルでなぎ倒した梅田だが、光留も下から腕を取って逆十字固め。ロープに逃れた梅田の前蹴りをキャッチしてテークダウンを奪った光留はワキ固め。そこから左腕を集中攻撃していった光留は、ソバットから「全然痛くありません!」と言いながらのサッカーボールキック。梅田もランニングミドルを返すとブレーンバスター。さらに重たいサッカーボールキックからスワンダイブ式ミサイルキック。カウンターのジャンピングハイから水車落としで叩き付けた光留は一気に腕十字。どうにか逃れた梅田だが、光留はチキンウイング・アームロック。これも逃れた梅田は思いきり蹴り飛ばすが、光留はまたもカウンターのジャンピングハイから飛び付き腕十字。さらにキャプチャードアームバーにスイッチしてギブアップを奪った。
  • 時間無制限一本勝負

    • DRAW

      DJニラ

    VS

    VS

    7分24秒くらい

  • 場内が暗転した間に無音でリングに上がったニラ。すると対戦相手として登場したのはAEW所属のマイケル。この試合はすべての反則が許される上に無効試合裁定もない完全決着ルールさとアナウンスされてから試合開始。いきなり首を絞めていったニラがマイケルを場外に落とすと、セコンドのMAOと島谷が袋叩きにしてリングに戻す。ニラが木曽レフェリーを場外に落とすと、MAOと島谷は木曽レフェリーも攻撃。さらにカウントを取る木曽レフェリーに今林APが襲いかかり、「カウントなんか取らないでください! ボクはこの二人の闘いをずっと見ていたいんです!」と訴えるが、マイケルが今林APを場外に落とす。すると今成も入ってきて「もっと見たいです!」と訴えるが、ニラが今成を場外に落とすと、木曽レフェリーが「もう終わり」と終了のゴングを要請するが、井上リングアナは「反則とかないんで」と拒否。止める今成やMAOたちを蹴散らして木曽レフェリーが井上リングアナのいる本部席まで行くが、返り討ちにした井上リングアナ。リング上ではマイケルが熱くなって脱ぎ出すが、ニラがロケットパンチからの回転エビ固めを狙う。Tバックまで脱げたマイケルはうつ伏せになって股間を隠すが、ニラはそんなマイケルに弓矢固め。必死に手で股間を隠すマイケルを見た松井レフェリーが止めようとするが、今林APたちが「やらせてあげてください!」と必死に止める。井上リングアナも「やらせてあげてください!」と終了のゴングを拒否。すると松井レフェリーが「分かったよ!」と試合続行を容認。だが、ニラがロケットパンチをお見舞い。さらにマイケルがマイケル・ネバー・クライ。MAOは今成に恥ずかし固め、島谷は今林APをフィッシャーマンで投げる。そしてニラはビニール傘を木曽レフェリーに渡して介錯してもらい、その後木曽レフェリーもビニール傘で自害して場内暗転……。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 令和前最後の最終決戦! 昭和と平成に生まれた人間たちの群像劇! 明日はどっちだ! ☆赤井沙希スタイリングマッチ☆

    VS

    VS

    9分55秒

    首固め

  • 平成生まれの吉村と山下はチーマー風の格好で登場。一方、横浜銀蠅風の樋口とスケバン風の赤井の昭和軍。平成軍が奇襲攻撃を仕掛け、場外乱闘で試合開始。しかし場外乱闘で形勢逆転。赤井が竹刀で吉村を殴打すると、樋口がリングに戻してポケットに手を入れながらオラオラキック。さらにそのまま倒れ込みヘッドバット。赤井hが竹刀攻撃からスリーパーに捉えると、何やら液体が入っているっぽいコンビニ袋を口元に持っていく。いきなり足元がおぼつかなくなった吉村だが、何とか樋口をショルダータックルでなぎ倒して山下にタッチ。樋口にランニングニーから串刺しラリアットを叩き込んだ山下は、ピカチュウのリュックで殴りかかるが、奪い取った樋口は尻尾を引きちぎる。怒った山下はブレーンバスターを狙うが、逆に投げた樋口は赤井にタッチ。ランニングミドルからエルボーをブチ込んだ赤井だが、山下もエルボーで応戦。赤井のミドルキックをラリアットで迎撃した山下だが、ビッグブーツで吹っ飛ばした赤井。しかし山下も強引にバックドロップを返して吉村にタッチ。吉村は山下と連係攻撃を決めるとレッグドロップを投下。しかし樋口がダブルラリアットで平成組を吹っ飛ばすと、赤井がダイビング・クロスボディー。だが、樋口がペッチャンコに潰した学生カバンを振り上げるが、吉村がかわして赤井に誤爆。そこを吉村は首固めで丸め込んで3カウント。

    試合後、樋口が「待てい! 赤井さんの息が止まっておる! 分かった。あなたが好きだったこの曲を歌って送り出すよ」と言い出し、倒れたまま動かない赤井に向かってTHE 虎舞竜の『ロード』を熱唱。スクリーンには昭和組の思い出写真が走馬灯にように映し出され、なぜか共感した平成組、そして息を吹き返した赤井も熱唱して大団円に。

    【試合後のコメント】
    赤井 酒呑童子の皆さんは私にとって、プロレス界に入って試合の楽しみ方や厳しさや、試合後のお酒の飲み方もすべて教えていただいたお兄さんたちで。KUDOさん、坂口さん、高梨さん、あの三人の酒呑童子としての活動はしばらくお休みするかもしれませんが、私個人とのお兄ちゃん(という関係)ってことはいつまでも変わらないので。また酒呑童子が結成して、KUDOさんが復帰されるのを待って。そのときは私も妹分としてちゃんと戦力にもっともっとなれるように、一回りも二回りも大きくなってお待ちしたいと思います。
    ーー記念興行ということで、いつもの赤井沙希のスタイルではなくこういう格好で試合をしましたが。
    赤井 酒呑童子の皆さんはバチバチ系の試合もされますし、その場その場に合わせていろんなスタイルでお試合されるので。その頭が柔らかいのがほかのユニットにはない、酒呑童子の強味だと思うので。自分もいろんな成分を受け継いだと思っているので、こういうスタイルでしてみました(笑)。
  • 第三試合 各30分一本勝負

  • エビスコ酒場presentsタッグガントレットマッチ

    • バラモンシュウ

    • WIN

      バラモンケイ

    VS

    • 里歩

    • LOSE

      さくらえみ

    VS

    4分32秒

    片エビ固め

    ①ポイズン澤田JULIE&○星蛇ん期<1>(3分4秒 体固め)大鷲透&平田一喜●<2>
    ※ブエノスアイレス午前零時
    ②ヤス・ウラノ&○アントーニオ本多<3>(2分7秒 横入り式エビ固め)ポイズン澤田JULIE&星蛇ん期●
    ③○関根龍一&SAKIwith帯広さやか<4>(3分36秒 レッツ・コンバイン)ヤス・ウラノ&アントーニオ本多●
    ④男色ディーノ&○河童小僧withハル・ミヤコ<5>(2分59秒 河童巻き)関根龍一●&SAKIwith帯広さやか
    ⑤○ゴージャス松野&X=高木三四郎<6>(1分8秒 エビ固め)男色ディーノ&河童小僧●withハル・ミヤコ
    ※河童巻きを切り返して
    ⑥○バラモンシュウ&○バラモンケイ<7>(1分17秒 五体不満足)ゴージャス松野●&X=高木三四郎
    ⑦バラモンシュウ&○バラモンケイ(4分32秒 体固め)さくらえみ●&里歩<8>
    ※スーツケース殴打。バラモン兄弟が優勝。
  • まず最初に登場したチームはポイズン澤田JULIE&星蛇ん期。我闘雲舞の紺乃美鶴と水森由菜、偽酒呑童子が蛇人間となって先導。ポイズンは控室にいた連中を蛇人間にしたと言って、早くも勝利のダンス。対するは大鷲透&平田一喜。踊ろうとした平田を大鷲がダブルハンマーで制裁すると、蛇界の連中も袋叩きにしていく。怒った平田が「オマエらは何なんだよ!」と叫ぶと、みんなでジャンプのお約束から平田へのトレイン攻撃。だが、平田も手刀無双で次々に蹴散らしていき、パートナーの大鷲にも手刀をお見舞いしてからダンス。だが、蛇界の連中が一斉に呪文を唱える。動けない平田に大鷲がビッグブーツ。そして星蛇ん期がブエノスアイレス午前零時を投下して3カウント。3組目はヤス・ウラノ&アントーニオ本多。アントンがポイズンに南部式ナックルを狙ったが、呪文でごんぎつねを食い止める。星蛇ん期が背後から襲いかかるが、アントンはポイズンに星蛇ん期を叩き付けるとそのまま丸め込んで3カウント。4組目にSAKI&関根龍一with帯広さやかのチームエビスコが登場。ウラノとSAKIがエルボーの打ち合い。ウラノはウラカンホイップから延髄斬りを叩き込むが、SAKIもブレーンバスターを返す。だが、アントンが関根に躓いてヒザを壊してしまう。ギブアップする前にごんぎつねを披露したアントンは、たまごっちかと思ったらきんたまごっとだったという話を聞き入っていたチームエビスコに目潰し。しかし帯広はメガネをしていたためセーフ。すかさず関根が反撃し、レッツ・コンバインに捉えてギブアップを奪った。5組目は男色ディーノ&河童小僧withハル・ミヤコ。エビスコは河童小僧にダブルの攻撃。さらに関根のカミカゼからSAKIがリバーススプラッシュ。しかしディーノが入ってきて関根にリップロック。SAKIにはリップ……ではなくヘッドバット。さらにTバック姿でコーナーに登ると、SAKIが顔面から尻の餌食に。関根をメモった帯広が地獄突きで河童に襲いかかるが、河童がかわすとディーノの尻に地獄突きが突き刺さる。さらにその手が関根の口の中に誤爆。そこを河童がウラカン・ラナで丸め込んで3カウント。6組目として登場したゴージャス松野のパートナーXは高木三四郎。早速松野がディーノの尻に顔を押し付けられる中、高木が河童にスタナー。だが、ディーノが松野にナイトメアー。高木がカットに入るが、河童がシャイニング・ウィザード。ディーノが松野にファイト一発を決めると、河童がウラカン。だが、松野がこれをエビ固めで切り返して3カウント。7組目はゴージャスナイトで松野と決裂したバラモン兄弟。松野にサンドイッチ・バズソーキックをブチ込んだ兄弟だが、シュウの標識攻撃はケイに誤爆。すかさず松野がケイに619からゴージャススター・エルボー。高木のラリアットが松野に誤爆すると、兄弟は五体不満足で抑え込んで3カウント。最終入場者は里歩&さくらえみ。容赦なく里歩にも水を噴射した兄弟。なぜか松野もバラモン兄弟に協力して我闘雲舞勢を攻撃。里歩をリングに戻すと、シレッと再結成したゴージャスバラモンでトレイン攻撃。しかし里歩はうまく迎撃し、水の入ったバケツもキャッチ。さくらの協力もあり、バケツの水を兄弟にぶっけると、さくらがさくらえみ70キロ。さらに里歩がスーツケースを突き刺し、ボーリングでストライク。里歩のダイビング・クロスボディーからさくらがダブルアームの体勢に。しかしシュウがパウダー攻撃を見舞うと、松野が619。さらにケイがスーツケースを投げつけて3カウント。

    エビスコ酒場のKUDO店長から優勝したバラモン兄弟に、飲食無料券一年分が贈呈しようとしたのだが、兄弟は「いらねーよ」。すると松野が「チームとして俺がもらうよ」と名乗りをあげ、代わりに受け取った。「これからも3人でチームを組んでベルトを獲っていくんで! ゴージャスバラモンを応援しないと死んで生まれ変わって……」と勝手に締めようとする松野。慌てて止めた兄弟が「人のものばっかり獲っていると、死んで生まれ変わって蛆虫になるぞー!」と締めくくった。
  • セミファイナル 30分一本勝負

    • MIKAMI

    • LOSE

      タノムサク鳥羽

    VS

    VS

    13分50秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・ダブルニードロップ
  • HARASHIMAはHERO!のマスクを被って入場。この試合を最後に無期限休業に入るKUDOのセコンドにはヤス・ウラノと平田一喜がつく。握手を交わしてからHARASHIMAとMIKAMIの先発で試合開始。お互いに相手のコンディションを確かめるような攻防から、KUDOと鳥羽がリングイン。KUDOのミドルキックが鳥羽の脇腹にヒット。鳥羽も右ストレートをブチ込んでいくと、KUDOも蹴りで応戦。しかし蹴りをキャッチした鳥羽はガラ空きの顔面にストレート。MIKAMIが倒れたKUDOにセントーンからのミッキーブーメラン。動きの止まったKUDOに鳥羽がボディブローからのカカト落とし。さらにコーナーに追い詰めてパンチ連打。MIKAMIは首4の字固めから弓矢固め。鳥羽が「どうしたコラ!」と挑発すると、KUDOは蹴り。キャッチしてパンチを出した鳥羽だが、かわしたKUDOは延髄斬り。タッチを受けたHARASHIMAがダイビング・カンフーキックから串刺しフロントキック。さらに雪崩式ブレーンバスターからハイキック。ブロックした鳥羽はストレートをブチ込んでMIKAMIにタッチ。スワンダイブ式バックエルボーアタックで飛び込んだMIKAMIだが、HARASHIMAは蹴りから山折り。しかし蒼魔刀をかわしたMIKAMIは丸め込みからドラゴンスープレックス。HARASHIMAもジャンピングハイを返すと、KUDOにタッチ。ミドルキックからダイビング・ダブルニーアタックを放つと、HARASHIMAはスワンダイブ・ボディプレスを投下。10分を経過し、MIKAMIも飛び付いて足へのキーロックに捉えると、ヒザ十字にスイッチ。HARASHIMAがカットしたが、鳥羽も入ってきてスーサイド・ボーイズのミカトバラッシュ1号からMIKAMIが450°スプラッシュ。さらに鳥羽がパンチからバズソーキック。鳥羽のストレートに対し、KUDOも渾身の蹴りを返す。壮絶なシバキ合いから鳥羽が右ストレートを撃ち抜くがカウントは2。鳥羽のバックブローをかわしてバックスピンキックをブチ込んだKUDOはバズソーキックでカウント2まで追い込むと、トドメのダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。

    休業前最後の試合を自らの手で勝利したKUDOは、グッタリする鳥羽を引き起こすとMIKAMIとも握手。最後は4人で記念撮影すると、リングを降りるKUDOには万雷の拍手が送られた。
  • メインイベント 30分一本勝負

  • VS

    • WIN

      坂口征夫

    VS

    18分32秒

    体固め

    ※神の右膝
  • 同門対決だが握手はなし。高梨が片足タックルからテイクダウンを奪うと、坂口の足首を極めながら首を抱え込むジャベ。さらにアキレス腱固めから両足を使った独特なジャベを繰り出す。試合を終えたばかりのKUDOがニュートラルコーナーで見つめる中、裏足4の字のようなジャベを極めた高梨だが、坂口はロープに逃れるとキチンシンク。さらにミドルキックからボディシザースへ。ロープに逃れた高梨はヒザへの低空ドロップキックから、坂口の左足をロープで固定してからもう一発低空ドロップキック。だが、坂口も打点の高いドロップキックをカウンターで返すとサッカーボールキック。変形のバタフライロックで追い込んでいった坂口だが、高梨も蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。さらにサソリ固めへ。坂口も下からフロントネックロックに捕らえる。ロープに逃れた高梨だが、坂口はロープ越しにスリーパー。場外にエスケープした高梨は、エプロンからのランニングローをかわすと足横須賀で坂口のヒザをエプロンに叩き付ける。リングに戻った高梨はもう一度足横須賀。10分が経過し、足4の字固めへ。坂口もその状態からアキレス腱固めを極めていくが、高梨が反転すると坂口はロープへ。坂口は飛び付いてグラウンドに持ち込むと三角絞め。何とか脱出した高梨だが、坂口はスーパーマンエルボーから払い腰。それでも蹴り脚をキャッチした高梨は、強烈な張り手から「負けてたまるか!」と叫びながらのバックドロップ。坂口もジャンピングミドルを返すが、高梨はスワンダイブ・ミサイルキック。坂口も倒れる寸前に蹴りを入れてダブルダウンに。神の右膝かわしてイグチボムで叩き付けた高梨は、セコンドのKUDOを指差してからダイビング・ダブルニードロップを投下。続くタカタニックを防御した坂口は三角絞めへ。15分が経過し、グッタリする高梨の脳天にエルボーを入れる坂口だが、高梨は顔面を踏んづけて脱出。しかし坂口は下から蹴り上げるとスリーパー。コブラクラッチにスイッチした坂口はそのまま胴絞め式へ。だが、高梨は坂口の足首を極めて脱出すると、どぶろくからトラースキック。タカタニックを逃れた坂口は飛びヒザ。それでも高梨は丸め込みを狙うが、坂口は蹴り。額をくっつけて睨み合った両者。そこから坂口が前蹴りで距離を取ると、神の右膝をブチ込んで3カウント。
  • エンディング

  • KUDOの「今日はここ新宿で酒盛りだー!」での乾杯から、三人が別々の方向に退場!

  • 坂口が倒れた高梨の手を握ると、KUDOが高梨を抱き起こす。KUDOが「今日で私はしばらく欠場に入ります。でもこんな最高の仲間たちと、最高のお客さん、最高の1日に戻ってくるしかないと思っています。必ず戻ってくるんで! ……どれくらいになるか分からないですけど、待っていてください」と言うと、坂口が「兄弟、やっぱつえーなあんた。全部見透かされて、やってて怖いなって思ったよ。楽しかった。兄貴、無期限だからね、1ヶ月かもしれないし1週間かもしれねぇよ。それも無期限だ。それまでもうちょっとだけオッサンだけど待たせてもらうよ」。そしてKUDOが出場選手を呼び込む。全員飲み物を手にすると、最後はKUDOが「今日は最高の仲間たちと最高のお客さんと、本当に最高の1日を過ごすことが出来ました。必ず帰ってくるので、それまで少しの間待っていてください。今日はここ新宿で酒盛りだー!」と祝杯をあげた。最後までリングに残った酒呑童子の三人は改めて枡で乾杯。そして、その枡をリング上に置き、三人がそれぞれバラバラの方向に引き上げていった。

    【試合後のコメント】
    高梨 俺からはもう何もねぇよ! 兄弟、強すぎ。この人が横にいてくれて本当に5年間病まなくて済んだっていうのはよかったよ。そう思ったよ。さぁ兄貴、頼むよ! ……ないの?
    KUDO 何を頼むの?
    高梨 コメントだよ! ビシッと締めてくれよ! 酒呑の活動休止前最後のコメントなんだからよ!
    KUDO 何か本当……今日は最高の仲間たちに集まってもらって、最高のお客さんが来てくれて。何か本当に人生で一番いい日だったんじゃないかと思いますね。早く復帰したくなりますね(苦笑)。そのつもりで、まぁ頑張ります。待ってもらえたらと思います。
    高梨 もう言うことないよね、兄弟。
    坂口 もう兄貴が言った通り、最高の仲間と最高の……うん。今日来てくれた超満員のお客さん、みんなに感謝。本当に。最高の仲間と最高のお客さんに、最高の相手と試合出来て……何か俺まで休業したくなっちゃった(苦笑)。
    高梨 そんなこと言わないでよ〜(苦笑)。
    坂口 まぁ兄貴来るまで待ってます。
    高梨 本当にもうコメントはないよ! 最後に言うとしたら、俺はDDTに入ってやってきて、ベルトだったりとかいろんなものを肴にしてやってきたけど、本当に欲しかったものはこの兄弟たちと、その仲間たちだったんだって。クセェこと言うけど本当に今日終わって、そう思ったよ。俺が追い求めたものは、リング上で探し続けたものはこういう日だったんだって、層'思えたよ。まぁどうせ酒飲んで、今日のことなんか忘れちまうんだけどな! 兄貴、このあとどこ飲みに行く?
    KUDO このあと……私、出勤なんですよね。スミマセン!
    高梨 おい!(苦笑)打ち上げの場所ぐらい用意しておいてくれよ!
    KUDO 改めて飲みましょう!
    高梨 その時は景気よくお金、頼んだよ! ちょっとスポンサー頼んだよ!
    KUDO スポンサーってどういうこと?
    高梨 (飲み代を)出してくれってことだよ。支払いだよ。
    KUDO 頑張ります。
    高梨 あと何か質問あったら答えます!
    ーー最後三人がバラバラの方向に帰っていったのは、これからは別々の道を行くってことだと思いますが、高梨選手と坂口選手は今後の狙いや目標は?
    高梨 何も俺はないよ! 今日この日を迎えることでいっぱいいっぱいだったよ。大体よ、明日知らないでいつもプロレスやってるんだから、この先の未来のことなんて分かるわけねぇじゃん! 今日のことしか、プロレスずっとやってきて考えてないよ!
    坂口 俺もそうだね。でも強いて言うなら酒呑に入る前の一匹狼に戻って、兄貴のカムバックを我慢して待てるかなって感じかな。
    ーーKUDO選手、現段階でどういう状況になったら復帰出来そうな……。
    高梨 それはちょっとまだ言えないよ! 何とも言えないでしょ。
    KUDO 自分で満足いく動きが出来るようになれば、普通に(復帰)します。
    坂口 明日元気になっているかもしれない。
    KUDO 可能性はありますね。
    高梨 もうないっすか? 大丈夫だったらこのまま打ち上げで飲みに行きたいんで! ありがとうございました!
    KUDO ありがとうございます。

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