復帰する髙木三四郎が葛西純、一般人・澤宗紀と組み、12・29新宿で“超日本のエース”永田裕志と6人タッグ戦で激突!「ゼアッかシェーかどっちがホンモノか決めてやる!」
髙木三四郎30周年プロジェクト「超日本プロレス~come again 2025~」が10月14日、東京・新宿FACEで開催。11・3両国国技館で復帰する髙木三四郎が年内最終大会(12月29日、新宿FACE)で“超日本のエース”永田裕志(新日本プロレス)と6人タッグ戦で激突することが決定した。
体調不良(狭心症)と経営に専念するため、昨年7・21両国大会をもって無期限休業に入った髙木は医師からGOサインが出たことで、11・3両国で葛西陽向を相手に復帰戦を行う。それに先駆けて、今大会の第1試合で髙木は一般人・澤宗紀とエキシビションマッチ(5分一本勝負)を敢行。いきなり澤と張り合った髙木はドロップキックも繰り出したが、澤のシャイニング・ウィザードでわずか28秒で秒殺された。ここで、この一戦を見たいがために自腹でチケットを購入して観戦していたDDTの今林久弥GMがリングに上がり、「16年ぶりのシングルマッチと言って、チケット売っておいて、このザマか! そういうのは詐欺師と言うんだよ。CyberFight副社長が詐欺師なんですか!」とブチ切れ! 何の権限もないはずなのに、今林GMは再試合を指令。
再試合でも澤のシャイニング・ウィザードが火を噴くも、髙木はなんとかカウント2でクリア。場外戦になると、髙木はドラマティックドリーム号で澤をひき、着ていたYシャツを破る。ラリアット、ドラゴンスクリューを繰り出した髙木は炭酸ガス噴射器を持ち出して、澤に噴射するも、巻き添えを食ったレフェリーが失神。5分タイムアップ寸前となると、今林GMが「レフェリーが失神してんだから、ストップウォッチを止めろ!」とリングアナに強権発動。髙木は何度もロープに走らされヘロヘロに。レフェリーが復活したところで、澤が伊良部パンチ、お卍固めで締め上げてタップを奪った。
髙木は「めっちゃ走ってるんじゃん。まだいけるよ。おまえら俺の体調万全か? 次回大会、12月29日、平日の昼間にやります。そこを超日本のファーストシーズン最終回にしようと思う。澤君、一番戦いたかったし、組みたかった! 次は組もう!」と澤にタッグ結成を要請した。
そして、メインイベントでは、髙木から“超日本のエース”と指名された永田が青木真也と一騎打ち。永田は前大会(8・19上野)ではバラモンユージとして、バラモン兄弟(シュウ&ケイ)とタッグを組んでおり、なんとも振り幅の広い戦いをこなしている。
珠玉の一戦はレスリングの攻防で始まり、青木が押さえ込み狙い、足関節攻め。永田がミドルキックを連打すると、青木はフロント・ネックロック、アキレス腱固め、足4の字固めで締め上げるもエスケープ。さらに青木はトペを発射すると、グラウンド卍固め。なんとか脱出した永田はバックドロップ、エルボーの打ち合いに。青木がフルネルソンで攻めると、永田はナガタロックⅡ、腕固めで絞り上げるもエスケープ。エルボーのラリー、張り合いになるも、あっという間に30分タイムアップのドローとなった。
試合後、澤とともにリングに上がった髙木は「永田さん、素晴らしい試合ありがとうございました。青木さんもありがとうございました。永田さんはやっぱり、この超日本のエースです。お願いがあります。自分、11月3日に復帰します。年内最後の大会で永田さんと試合がしたい! 病み上がりなんで、僕と澤君で!」と対戦要望。そして「永田さん、誰と組むんですか?」と問うと、永田は「それは髙木さん決めてください。バラモンはちょっと……」と発言。すると黒潮TOKYOジャパンと阿部史典が現れて、永田のパートナー志願。2対3の情勢となったが、髙木は「こんなこともあると思って、この男を呼んでます!」と言うと、“デスマッチのカリスマ”葛西純が登場。葛西は「ここまで接点ない2人が交わるなら、生まれるのは刺激しかねぇよ。いやいや、接点あるな。(敬礼ポーズで)シェーとゼアッだ。早いのはシェーだ」と発言。永田が「全国区なのはゼアッだ」と言えば、葛西は「一般の人は、そんなにゼアッ知らないから。この辺も含めて試合でハッキリさせます」と返した。髙木が迫ると、永田が受諾し、12・29新宿での高木&葛西&澤vs永田&黒潮&阿部の一戦が決まった。永田と髙木の対戦もさることながら、葛西との禁断対決にも注目が集まる。
最後に永田は「超日本は毎度、試合直後に超難題を押し付けられますが、まだまだやりましょう。次回、12月29日、ド平日の昼間から試合ですよ。全力で戦います。皆さん、新宿FACEでお会いしましょう。1、2、3、ゼアッ!」で締めくくった。
バックステージで髙木は「これが強力な助っ人、葛西純だ。12月29日、ゼアッかシェーかどっちがホンモノか決めてやる!」と意気上がった。永田は「青木選手、格闘技でめちゃくちゃ強いのはよく知ってます。プロレスのグラウンド技がうまい。すごく強い」と試合を振り返り、「超日本、試合終わったら、バラモンとか青木真也とか無理難題押し付けて。今度は髙木さんだけかと思ったら葛西選手まで。超日本がつないだ縁を大事にして戦っていきたい」とエースの自覚を見せていた。
超日本12・29新宿でMIKAMI&佐々木貴の“DDTレジェンドタッグ”が実現!
12・29新宿での年内最終大会でアーリーDDTを彩った“レジェンド”のMIKAMI、佐々木貴がタッグを組むことが決定した。
超日本ではDDT旗揚げメンバーで、現在はフリーで活躍するMIKAMIがレギュラー参戦。この日、第三試合に出場したMIKAMIは政岡純とのコンビで、翔太&塚本竜馬、バラモンシュウ&バラモンケイとの3WAYタッグマッチで対戦。試合はシュウが翔太を五体不満足でフォールし、MIKAMIは白星を挙げられなかったが元気いっぱいのファイトを披露した。
試合後、髙木三四郎がリングインし「DDTの名前を決めるとき、野澤(一茂=NOSAWA論外)が超日本プロレスって言いだして、俺らが猛反対して、ドラマティック・ドリーム・チームになったんだよな。超日本プロレスがもし、あのとき、俺たちがやった団体なら、どうなってたんだろう?って検証する大会なんだ。だから、俺はこの男と組んでもらいたいと思って呼んでるんです」と言うと、FREEDOMS代表の貴が登場。
髙木は「そもそも、この2人はほとんど組んでないんだよ。あのとき、DDTじゃなくて、超日本プロレスって名前だったら、どうなってたんだろうって思って。だから、俺は2人のタッグが見たいです」と熱望。
それに対して、MIKAMIは「2人のタッグはよっぽどじゃなきゃないよね。ライバルだったし…」と言えば、貴は「プレ旗揚げ戦にお手伝いに来て、髙木さんの試合を見て直談判して、旗揚げ戦から所属にしてもらいました。超日本プロレス、昔のDDT臭のする懐かしい団体です。ぜひ出させてください」とアピールして、MIKAMIと握手を交わした。
MIKAMIと貴は2001年12月にはKO-Dタッグ王座を戴冠したこともあるが、DDTではほとんど敵対関係にあったため、レアなコンビ結成となる。バックステージで貴は「超日本プロレスがスタートしたのであれば、DDTじゃなくて超日本だったらどうなってたかを、一若手に戻る気持ちで試合に挑ませてもらいます。いつぶりか分からないMIKAMIと組みますけど、あのときの気持ちを思い出して、組んだり戦ったりしてもいいと思うし、フレッシュにいきましょう」、MIKAMIは「俺とおまえのことを検索しても、戦ったことしか出てこないくらい久しぶりだと思う。最近のお客さんは分からないと思うけど、そういうドラマもあるし。オールドファンとかビックリすると思う」と意欲を見せた。
また、セミファイナルでは藤沢出身の諏訪魔と上福ゆきが“チーム湘南台”を結成して、アップタウンの黒潮TOKYOジャパン、花園桃花組と対戦。チーム湘南台はアップタウン勢のトリッキーな動きに手を焼いたものの、最後は諏訪魔が上福を持ち上げて、合体技の諏訪魔式フェイマサーを決めて、上福が花園に勝利。
バックステージで諏訪魔が「見ただろ! チーム湘南台は強いし、いいところだぞ!」と言うと、上福は「いっぱい藤沢の街を盛り上げていくから! 海岸沿いのゴミ拾いから始めませんか?」といささかチグハグだった。
























































































































































