5月1日、東京・千代田区の神田明神文化交流館でシングル最強決定トーナメント「KING OF DDT 2025」に向け記者会見が開かれ、先の「D GENERATIONS CUP 2025」覇者・高鹿佑也が初出場初優勝を視野に入れた。
同トーナメントには16選手が参加し、5・6後楽園で1回戦、5・10新宿で2回戦、5・25後楽園で準決勝&決勝を行う。準決勝の組み合わせは2回戦終了後に決する。
高鹿は「DGC」決勝で正田壮史を破り優勝し、4・6後楽園でクリス・ブルックスの持つKO-D無差別級王座に挑むも敗退。今トーナメント1回戦では正田と再び相まみえる。高鹿は「今の夢はKO-D無差別級のベルトの前にもう1度たどり着くこと。そして次こそ必ずベルトを巻くことなので、トーナメントはすごくチャンス。なんとしても結果を残して、その夢に近付きたい。1回戦の正田壮史、前回のリーグ戦で勝ってはいますけど、余裕のある勝利でもなかったですし、実力差があるという問題でもないと思ってるので。全力で正田壮史に挑んで勝ちたいと思っております」と意気込んだ。
対戦する正田は「高鹿佑也君、まずはありがとう。あなたの気持ちを僕は受け止めます。でも、あなたとの1回戦、僕が勝つ。その夢はたぶん叶えられないです。僕がどんだけ1回戦にこだわっているか。今まで過去2回、どっちも1回戦でコテンパンにされてるんです。そんな僕の気持ちを、おそらく高鹿さんは分からないと思います。この1回戦に対するこだわり、信念は誰よりもあると思っているので。何がなんでもこの1回戦を突破します」と必勝を期した。
いきなり決勝戦級のカードで、1回戦で青木真也と激突する樋口和貞は「復帰してから1カ月と少し経ちました。その間、一つ一つ自分なりに積み上げてきたつもりです。今回のKING OF DDT、ここも一戦一戦に集中していきたいと思っています。まずは目の前、青木真也。全力でぶつかっていきたいと思います」とコメント。
青木は「トーナメントどうこうではなく、なんとかして、目の前の樋口和貞に勝ちたいです。できることならギブアップを取って勝ちたいと思っております」と意欲を見せた。