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【公開練習】11・3両国での470日ぶり復帰戦に向け髙木三四郎が練習を公開も、瑠希也に秒殺され復帰に暗雲! 両国で敗戦の場合、副社長解任も覚悟!「50代、60代の選手の希望の星になれるように頑張りたい」

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  •  11月3日「Ultimate Party 2025」両国国技館大会で470日ぶりに復帰する髙木三四郎が、10月某日御茶ノ水のDDT道場で公開練習を行った。

     瑠希也をトレーニングパートナーとして、久々にリングに立った髙木。まずは準備運動もかね瑠希也と共にロープワークに挑戦するが、早々にスピードが落ち瑠希也と衝突しかけるアクシデント。早くも息の上がった髙木は「もうダメだ」と膝を付いてダウン。

     5分間の小休止後、続いて髙木が瑠希也を肩に担いだ状態でスクワットを始めようとするが、たった2回で腰砕けに。瑠希也を「お前ウェイトオーバーだよ!」と理不尽に怒鳴りつける。再度挑戦すると、片手でロープを掴んで支えにしながら何とか5回(実質4回)を達成し「ちょっと休もう」と再びの小休止。

     10分ほどの休憩を経て、最後は実戦形式のスパーリングへ。早々と瑠希也が髙木をテイクダウンし、そのまま腕ひしぎ逆十字固めに移行すると、髙木はまさかのタップ。キャリア28年下の選手にわずか24秒でギブアップする髙木の姿に、集められた報道陣も呆気にとられる。髙木が「力入り過ぎだよ! そんなんじゃダメだよ!」と瑠希也に対し暗に「手を抜け」と言っているようにもとれるアドバイスを送ると、2本目のスパーへ。髙木のタックルをガブった瑠希也はゴロゴロと面白いように髙木を転がすと、バックを取ってスリーパーホールド。瑠希也が絞めあげると、髙木はまたしてもあえなくギブアップ。息も絶え絶えの髙木は「チョークだよ! 実戦であんなのやったら反則負けだからな!」と激怒も、あとの祭り。報道陣が「我々は何のために集められたのだろう」という顔を浮かべるなか、公開練習は終了となった。

    公開練習を終え、15分程度経過し息を整えた髙木が囲み取材に応じた。

    髙木「今年の3月にはリングに戻れるだろうなと思っていたんですけど、医者からストップがかかっていて、ようやくですね。本当にリング上で動くのが久しぶりで。1年3カ月ぶりに動きました。やれるかなと思ったんですけど……ダメでしたね。キャリアも30年あるし、体が覚えてると思ったんですけど、まったく覚えてなかったですね。何だったんだろう、俺のプロレス人生……30年の歴史は……。葛西陽向との試合が決まった時も、復帰宣言をするために入場した時に息が切れちゃったんですよ。それを彼にも突っ込まれて。『入場でバテてるようなおじさんには負けない』って言われたのが自分の中でもショックで。だから今日からちゃんとやるぞ、と思ったんですけど、思った以上にダメでしたね。10月14日には一般人・澤宗紀との試合(5分エキシビションマッチ)も決まっていて、11月3日まで3週間。毎日練習して戻せるか戻せないかだと思うんで。105kgあった体重を1回88kgまで落としたんです。それが今年の3月~4月。そこまで落として、医者から(復帰の)GOが出たんですけど、そこからリバウンドで今95kgくらいあるんです。会食がほぼ毎日入ってるんで、いかに会食をしながら体調を戻すかが(ポイント)。DDTのビッグマッチの第一試合なんで、下手なことは出来ないので。負けたらCyberFight副社長解任くらいの勢いになるんじゃないかと。もしかしたら即引退かもしれない。無様な負け方だけは出来ないので。負けるとしても30分、とか1時間やってギリギリで負けたらしょうがないか、というところまで何とか戻したい。日本プロレス連盟の代表理事もやってるんで。代表理事が20秒で負けたらシャレにならない。復帰した暁には、夢がいっぱいあるんです。こんなところでつまずいていられないんですよ。同世代の永田裕志さん、秋山準さん、小島聡さん、みんな頑張ってますから。負けないように。プロレス界の50代、60代の選手の希望の星になれるように頑張りたいなと思います」

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