11月22日、神奈川・横浜ラジアントホール大会開始前に、11・30後楽園でのEXTREME選手権試合(王者=To-yvs挑戦者=髙木三四郎)の公開調印式が行われた。挑戦者の髙木三四郎が悲壮な決意を示した。
同王座戦は王者がルールを指定でき、今回はTo-yが「ウエポンギャンブル」を希望。試合形式は髙木のポケットマネーを元手として、事前に選手それぞれが公営ギャンブルを行って資金を増やし凶器を購入。試合では一定時間ごとにランダムでその凶器が投入される。それと同時にリング上で何らかのギャンブルが行われ、勝利した選手のみがその凶器を使用することができる。ギャンブルに負けた選手が使用した場合は反則となる。試合の決着は3カウント、ギブアップ、KO、TKO、場外リングアウトなど通常のプロレスルールに準ずる。
今大会開始前に同王座戦の公開調印式が行われ、髙木は「そもそもEXTREMEのルールは王者が決めるんですけど、すでにギャンブルをいくつか行ってるなかで、自分のポケットマネーが結構搾取されている。しかも領収書切るなって言われてるんで。ホントに自腹なんです。勝って今まで投資したポケットマネーを全部回収します。おまえから巻き上げます!」と意気込んだ。
するとTo-yが「僕に勝ってチャンピオンになって、同じルールで対戦してくれるということですよね? その場合はいいですけど、巻き上げるのはちょっと…」と注文をつけると、髙木は「それは勝ってから話そう。それくらいの気持ちでタイトル戦に臨みます」と話した。
V5を狙うTo-yは「これは髙木さんが作ったベルトなんで、どんなルールでもしょうがないと思います。そのなかでも僕は髙木さんのポケットマネー、まだまだ使っていきたいんで。全然足りないよ。今回も用意しました。テッテレー、スクラッチ! 髙木さんのおカネを盗むことはできなかったので領収書持ってきました。精算お願いします。そういうルールなんで。10枚あるんで、5枚ずつですね」と言うと、調印式の場でスクラッチが始まる。
髙木の5枚はすべてハズレで、To-yの枚数をチェックさせると15枚持っていた。領収書の額面は4000円で実は20枚購入していたことが判明。結局、To-yの当たりは400円分で、これだけではなかなか凶器の購入資金には足りないため、当日まで「ギャンブルで増やしていく」と意欲。髙木は自身のポケットマネーを使っていいとあって「俺は大逆転狙う」と公営ギャンブルでの軍資金増を誓っていた。果たして、当日まで両者、どれだけギャンブルで勝って、効果的な凶器を購入することができるのか?







