31日、東京・後楽園ホールにて「年越しプロレス2014」がおこなわれた。リング上にDDT・高木三四郎大社長、大日本・登坂栄児社長、K-DOJO・TAKAみちのく代表がリングイン。登坂「ちょっと! 欠場選手ばかりじゃないですか!」高木「(男色)ディーノはヘルニアと痔が治らなくて。あと石井(慧介)は高熱でダウンしまして…大変申し訳ないです!」登坂「それ以上にヒドいのはここ(TAKA)ですよ。会場入りしても、どうもXらしい人はいません」TAKA「昨日の時点で連絡取れたので、もうすぐ来ると思います」高木「まだ来ないの!? 来てないってどういうことですか!?」TAKA「どうやら自分があてにしていた人は風になってしまったようです。でも今日はこれだけのレスラーが来ているんで、誰が組んでくれると思って当たったんですけど、みんなに断られて…」すると「ダメよ~ダメダメ。俺じゃなくっちゃダメ」との声が。軍艦マーチにのって大日本の若手選手の神輿に担がれたグレート小鹿がリングイン。TAKA「やってやるぞ!」高木「おい! 散々引っ張ってこれかよ!」登坂「ひでぇなあ!」小鹿「俺じゃなくっちゃ~ダメダメ!」登坂「いや~、このタッグやばいね」小鹿「もういい? 俺、着替えてないから…」鶴見亜門GM「あの…すいません。もう時間が押しているんで、小鹿さん、オープニングコールをお願いしていいですか?」小鹿「じゃ、みなさんいいですか? スタート!」( ← 一方的)
第1試合はKUDO&坂口征夫vs宮本裕向&木高イサミのトーナメント1回戦。酒呑童子のセコンドにはマサ高梨がつく。KUDOがイサミにカウンターのミドルキックを放つと替わった坂口もミドルキックで続く。坂口のブレーンバスターにKUDOがトップロープ越えのダブル・ニードロップ。タッチを受けた坂口がハーフダウンのイサミにローキック、前蹴りで続く。しばらくローンバトルを強いられたイサミはKUDOに腹パン。タッチを受けた宮本が「愛してま~す」からダイビング・ブレーンチョップ。これはブロックされたがドロップキックでダウンさせる。宮本がコブラツイストを決めると、イサミは坂口を卍固めで捕獲。ロープに逃げたKUDOにイサミが619を決めると宮本はフロント・スープレックス。KUDOもスピンキックでやり返して両者、各パートナーにタッチ。イサミのかめはめ波に坂口がランニング・キックでやり返す。コーナーにセットしたイサミに坂口が串刺しニーリフト。KUDOが地獄の断頭台で続くとKUDOと坂口がサンドイッチ・ローキック。カットに入った宮本にKUDOがトペ・スイシーダ。坂口がイサミをスリーパーで絞めるとコブラクラッチへ移行。イサミがこれを抜け出してヨーロピアンクラッチ。これで3カウント。
【試合後のコメント】
高梨 ふざけんじゃねぇよ! レフェリーはトミー茨城か!? 二丁拳銃にやられたんじゃねぇっ! トミー茨城のカウントにやられたんだ! トミーとイサミはKAIENTAIでつながってんだろ!? 卑怯な手使って、俺らに恥かかせやがって! 今日の恥は俺ら忘れねぇからな! イサミ、テメエには借りがどんどん増えてんだよ! 全部返させてもらうからな!」
第2試合は大石真翔&旭志織vs入江茂弘&高尾蒼馬のトーナメント1回戦。チームドリフが奇襲して試合スタート。それでも大石旭が合体アルゼンチン・バックブリーカー・ドロップで高尾に逆転。カットに入った入江にも仕掛けるが、高尾が入江へのフットスタンプで担ごうとする大石旭にもダメージを与える。高尾は大石にドロップキック。替わった入江が重いエルボーで続く。串刺しラリアットから垂直落下式ブレーンバスターはカウント2。ブラックホールスラムもカウント2で返した大石は高尾のミサイルキックも意地のクリア。高尾は大石の腹部に鋭いローリング・エルボー。続くジントニック狙いは旭がカットに入ってサボテンの花狙い。これを入江がカットして大石にパイルドライバーを決める。入江のフライング・ソーセージと高尾のマッドスプラッシュの波状攻撃は旭がカット。旭は2人の連係を分断して入江に阿吽。高尾にサボテンの花を決めて勝利した。
【試合後のコメント】
高尾 今日は石井くんが入江くんと組んで出るはずだったけど、急遽石井くんの体調不良で僕になって。本当は休みだったから、家で酒を飲んで寝てようかと思っていました。なんとか結果残してやろうと思ったんだけど、負けてしまいました。悔しいですね。酒がマズくなります。
入江 僕一人でも闘うつもりだった。リーダーが体調不良で休んだのは残念だし、リーダーはこのあと大事な試合も控えているから、この大会が終わったら看病にいって、必ず治しますんで安心してください。
高尾 リーダーが治って、2日の試合はいけると思います。
第3試合は火野裕士&岡林裕二vs河上隆一&橋本和樹のトーナメント1回戦。先発は火野と河上。ロックアップは火野が押し込んでクリーンブレイク。今度は河上が押し込むと別れ際に胸板にチョップを打ち込む。火野がリストを取っていくと、河上もバックを取り返して橋本とタッチ。橋本のローキックに火野は左太モモにチョップを放って抵抗。岡林が出てくるとショルダーアタックの打ち合い。橋本がカウンターのヒザ。河上とのダブルの攻撃を狙うも火野も入ってきて2人でショルダーアタックでなぎ倒す。橋本に岡林と火野でチョップ連打。岡林の逆水平に橋本がミドルキックでやり返す。橋本はジャンピング・ラリアットを決めて河上とタッチ。河上のボディースラムはカウント2。しかし2発目は岡林に切り返されてしまうと、火野にキャプチュードでぶん投げられる。河上もエルボーで火野をなぎ倒すと替わった橋本が河上との連係からPK。これはカウント2。バズソーキックは岡林のカットに阻まれる。残り3分、火野が橋本をブレーンバスターでなげ返すとラリアット。カットに入った河上にはサンドイッチ・ラリアットで伸してしまう。火野が橋本にFucking BOMBを決めて勝負あり。
【第3試合】
橋本 いやー、今日は本気で勝ちたかった! マジで苦しい。
河上 最後のマジでキツい。すげーな、Wユージ!
橋本 でも大晦日だけで終わらせたくないな! 俺と河上さんでもいいし、違うパートナーでもいいよ。Wユージ! 大晦日だけじゃねえぞ。今年一番伸びた2人だからな。俺たち2人がSTRONG BJ、プロレス界、振り回していくからな!
河上 よろしく!
第4試合は関本大介&アントーニオ本多vs稲松三郎&関根龍一のトーナメント1回戦。アントンは関根のミドルキックを食らうと「オマエ、この間占い師に手相見てもらって『アゲチンね』って言われたらしいな。よかったな!」と褒めておいてサミング。しかしすぐにミドルキックで攻め込まれてしまうと替わった稲松にはサミング。タッチを受けた関本は稲松に逆水平。エルボードロップからのカバーはカウント2。替わったアントンは関本とダブルのショルダーアタックからホーガンポーズ。そこからバイオニックエルボーを狙うがナックルパンチの後にガットショットで阻止されてしまう。Bozz連合ん連係から関根がバックドロップ。これをアントンが体を入れ替えて阻止すえうと、関本がブレーンバスターで続く。カウント2で返されるとサソリ固めへ。稲松をリング下に出したアントンがケブラーダを狙うもロープに足を滑らせて失敗。すぐさまリングに戻った稲松と関根の連係が関本に決まる。カットに入ったアントンが稲松に蹴散らされている間にリング上では関本がミドルキックで粘る関根にラリアット。直後にジャーマンを決めて勝利。
【試合後のコメント】
稲松 関本大介、怪物だったな!
関根 おう。しかし、ウチの総長はやられてないですもんね。関本大介へのリベンジだ、リベンジ!
稲松 負けたところから這い上がるから、また来年!
関根 リベンジだ、リベンジ!
第5試合は星野勘九郎&稲葉雅人vs真霜拳號&タンク永井のトーナメント1回戦。平成極道コンビはタンクを掴まえて主導権を握る。苦しいタンクは勘九郎のセントーンからの稲葉のカバーをカウント2で返すと、勘九郎とのエルボー合戦に持ち込むとショルダーアタックでなぎ倒して、ようやく真霜とスイッチ。真霜が一気呵成の攻め。ハーフダウンの勘九郎にローキックをブチ込むも、このカバーは稲葉がカット。真霜は平成極道コンビの連係も分断して2人まとめて無道。勘九郎も勘九郎カッターでやり返して稲葉とタッチ。極道ボンバーを狙った稲葉に真霜がバックドロップ。替わったタンクがサイド・スープレックス。ロープに走り込んだタンクの足を勘九郎が引っ掛けて場外戦に持ち込む。残り3分、勘九郎はタンクの腕を稲葉は真霜の腕をそれぞれ客席の鉄柵をテープで固定してしまう。タンクはなんとか解いてカウント19で生還。するとロープに走った平成極道コンビに凶月のセコンドの雄馬と佐藤悠己が脚を引っかけて阻止。試合に介入して雄馬とタンクで合体攻撃を稲葉に決める。残り1分、ロープに飛ばされた稲葉はすぐさまサードロープ下を潜り抜け、「時間切れ狙いだ!」(勘九郎)と逃亡。そのまま逃げ切ってフルタイム。このまま1カウントルールによる延長戦へ。勘九郎は「カウント1ルールなら勝てるぞ!」と2人で襲い掛かるも、真霜のスピアが勘九郎に、タンクのスピアが稲葉に決まってあっさり1カウントで勝負あり。
【試合後のコメント】
勘九郎 なんで俺たち負けたんだよ。
稲葉 延長戦は1カウントルールらしいですよ。
勘九郎 え!? 聞いてねえよ! それよりひょっとして、KAIENTAI DOJOのしょっぱいグッズを売らなきゃいけないのか!?
稲葉 でもアニキ、アイツらの分を売ってやって「ありがとうございます」と土下座させてやりましょうよ。
勘九郎 KAENTAI DOJO全員に土下座させようぜ。
タンク テメエら今日一日、売り子やってもらうぞ! ハハハハッ!
第6試合は竹下幸之介&遠藤哲哉vs伊東竜二&沼澤邪鬼のトーナメント1回戦でハードコアルール。各コーナーにイス数脚が設置される。遠藤が沼澤にブレーンバスターを仕掛けるも伊東がカット。しかしツープラトンは遠藤がかわして竹下がまとめてミサイルキック。2人をリング下に出してプランチャを同時発射して場外戦へ。沼澤は凶器攻撃で遠藤の額を割っていき、伊東は竹下を客席へと投げ捨てる。リング内に遠藤が戻されると伊東に竹刀でメッタ打ちに。それでキャメルクラッチまで決められてしまう。沼澤はイス盛りへのボディースラム。さらにイスを立てて、そこへDDTを決めて、さらにイスでフルスイングするが、遠藤が間一髪でかわしてドロップキック。替わった竹下がダイビング・ボディーアタックを放つとブレーンバスターからウォール・オブ・タケシタへ。これは伊東がカット。沼澤はフィッシャーマンバスターでやり返すとイス盛りを作って、そこへ攻撃を狙う。竹下が回避してイス盛りへのブルーサンダー。これは伊東がカット。竹下が蹴散らすと竹下のハーフハッチから遠藤がその場跳びムーンサルトの連係。これはカウント2。沼澤はジョンウーで相手コーナーまで飛ばすと竹下をタッチした遠藤がミサイルキック。相手コーナーまで飛んだ沼澤に伊東がタッチしてリングイン。遠藤のトーチャーラックボムを伊東がスリーパーで切り返す。これをカットせんとした竹下を沼澤が竹刀で叩く。残り10秒でも勝敗がつかないでフルタイム。1カウントルールでの延長戦へ。襲い掛かる伊東と沼澤はいきなり場外戦へ持ち込む。伊東が遠藤をリングに戻すとエルボー連打。串刺し攻撃を遠藤がかわして竹下が串刺しビッグブーツからドラゴン・スープレックス。遠藤のトーチャーラックボムはカウント入らず。コーナーに登る遠藤を沼澤が阻止すると、伊東がイスで痛めつける。さらにリング内にイスを組み立てると、そこへの雪崩式ブレーンバスター。これもカウント入らず。伊東がイスをぶん投げてドラゴンキッカーで1カウント。
【試合後のコメント】
竹下 入っていたやろう! 延長(カウント)ワン! クッソー。哲ちゃん、大丈夫? こんな目に遭って…。
遠藤 次、さいたまで関本&岡林を倒して、次の挑戦者に伊東&沼澤を指名してやる!
竹下 もう一回やり直そう。絶対入っていたから、落ち込まんでいい。
第7試合はHARASHIMA&ヤス・ウラノvsバラモンシュウ&バラモンケイのトーナメント1回戦。バラモン兄弟は植木嵩行を帯同させて、いつものように客席に水を撒き散らしながらリングイン。ケイが「正々堂々やろうじゃねえか!」シュウが「握手だろう」と差し出す。HARASHIMAとヤスが握り返したところで2人揃ってトーキックを食らわせて場外戦の幕開け。バケツの水がスマイルスカッシュのセコンド・彰人にかかったり、HARASHIMAがケイの手にした尿瓶に入った液体を逆にぶっかけたりして、客席からは常に悲鳴が飛ぶ展開。バラモン兄弟&植木はスマスカ3人をコーナーに固定してボーリング攻撃。植木がヤスに胸毛で顔面ウォッシュ。場内は大「ウエキ」コール。なんとかヤスがやり返してHARASHIMAに替わるとシュウに一気呵成の攻め。雪崩式ブレーンバスターからのファルコンアローはケイがカット。HARASHIMAの山折りから蒼魔刀狙いは植木がコーナーに登って拳銃を持ち出す。敵味方、レフェリー、客席関係なく差し向けて「確保~!」と飛んだが、全員に避けられて自爆。シュウは植木のカラダに墨汁をぶっかけ、そこにケイとともにヤスをぶつけようとする。ヤスは何とか回避。HARASHIMAのキックでケイにぶつけると蒼魔刀で勝負あり。
【試合後のコメント】
シュウ オマエのせいで負けたじゃねえかよ! 何がバラモン兄弟を勝利に導くだよ。全部オマエのせいじゃねえかよ!
植木 うそー!?
シュウ ウソじゃねえよ! 弟、見てみろ! オマエの臭い、いやらしい胸毛墨汁で病院だぞ! 僕の弟どうしてくれるんだよ!
植木 ごめんねー!
シュウ ごめんねじゃねえよ!
ケイ うううう…アジャパー! びっくりしたなぁ、もう! だいたいオマエがなんで人気なんだよ! ディズニーランドぐらい人気があったよ。でもオマエの容姿はディズニーランドじゃなくて、おや~ま遊園地~♪
シュウ オマエ、どうしてくれるんだよ! おかしくなったじぇねえか! それにオマエ、野望があったのにできねえじゃねえか。
植木 俺はこの年越しトーナメントでバラモン兄弟を勝利に導いて、俺はあ行からん行までの女子レスラーを全員、俺のエレクトリカルパレードを…。
シュウ オマエはもう夢だけ見ておけ!
第8試合はTAKAみちのく&グレート小鹿vs高木三四郎&アブドーラ・小林のトーナメント1回戦。高木とアブ小はリング上に餅をバラ撒いて攻撃していく。小鹿はダイビング・バカチンガーエルボーをかわすとアブ小にニードロップ。TAKAが2人まとめて捕まえると大「コジカ」コールの中、コーナーに登ってダイビング・ボディーアタック。これはカウント2。小鹿が高木の口に餅を押し込み、ダウンさせる。そのまま押さえ込んで勝利した。
【試合後のコメント】
高木 危なかったよ!
アブ小 詰まらせようと思ったら、逆にこっちが詰まっちゃったよ! 小鹿のクソジジイが! あんなジジイが飛んでくるかと思わなかったよ。
高木 ミル・マスカラスかと思ったよ。ふざけやがって! やっちゃったけど、年に一回、こうしてタッグを組むのもいいよね。とりあえず今日使った餅はあとで回収して、我々とスタッフでおいしくいただかせてもらいましょう。食べ物は粗末にしちゃいけない。
アブ小 小鹿のヤロー! チクショー!
第9試合は宮本裕向&木高イサミvs大石真翔&旭志織のトーナメント2回戦。二丁拳銃は襲い掛かって試合スタート。イサミのダイビング・ダブルニードロップをかわした旭は大石と一二三四の連係を決める。サボテンの花が決まるも宮本がカット。旭が宮本に阿吽。イサミは大石の直伝トルネードクラッチをかわして勇脚。そのまま押さえ込んで3カウント。
【試合後のコメント】
旭 もったいなかった。くっそー!
大石 悔しいよ~。
旭 サボテンが甘かったかな!?
大石 ごめ~ん。
旭 二丁拳銃に2連敗ですよ。
大石 それが一番悔しい!
旭 3月に負けた時も言いましたけど、劣っているものは何もない。あえていえば場数。今年の後半は組む機会が増えたけど、来年はもっと組んで、もう一回やりましょう!
第10試合は火野裕士&岡林裕二vs関本大介&アントーニオ本多のトーナメント2回戦。先発は岡林とアントン。アントンが岡林のパワーに押し込まれる。続いて火野と関本が激しいチョップ合戦。スイッチしたアントンも逆水平で続くが、逆に腕を痛めた模様。アントンのボディースラムは簡単にリフトアップされて後方に投げ捨てられる。せきもとがリング下に排除されると火野と岡林はアントンにチョップ連打。さらにダブルのショルダーアタックと大攻勢。アントンは向かってくる火野に「軍曹! 軍曹の匍匐前進は世界一であります!」と叫ぶ。すると火野は敬礼ポーズ。そこへアントンが攻撃していき、なんとかピンチを脱出。替わった関本が火野にブレーンバスター。そこからサソリ固めに持ち込むも、岡林が逆水平でカット。火野がフロント・スープレックスから張り手。タッチを受けた岡林も逆水平で続くと串刺し攻撃。これをフロント・ハイキックで迎撃した関本がラリアット。残り3分、替わったアントンがナックルパンチからバイオニックエルボーを狙うが、火野が背後からチョップで阻止。岡林のアントンへのアルゼンチン・バックブリーカーは関本がカット。アントンと関本はダブルでナックルパンチを決めると関本の勢いを借りてアントンがバイオニックエルボー。これを火野にも狙ったがかわされて岡林の両腕ラリアットを食らってしまう。関本がサンドイッチ・ラリアットでダウン。火野のFucking BOMBから岡林がゴーレムスプラッシュを投下して3カウント。
【試合後のコメント】
アントン すいません。
関本 最後、助けにいけなくてごめんなさい。
アントン でも、このプロレス業界にいてWユージのFucking BOMBからのゴーレムスプラッシュを食らったら、おそらく10選手中、15人は返せないと思います。言い訳にはなりますが、返せなくてすいませんでした。それだけ、アイツらの連係は強力でした。でも楽しかったです。
関本 僕も楽しかった!
アントン 関本さんがバイオニックエルボーを放つ前の踊りの儀式は気持ちよかったですか?
関本 気持ちいい。見よう見まねですけど。
アントン でもあれを全力で取り組めば、相手にダメージを与える良いコンビネーションだと思う。バイオニックエルボー、またやりましょう。
第11試合は真霜拳號&タンク永井vs伊東竜二&沼澤邪鬼のトーナメント2回戦で両軍が認めたためハードコアルールに。凶月は襲い掛かって場外戦で幕開け。リングに戻ると真霜が沼澤にイスを添えてのローキック。替わったタンクに沼澤が頭突き。タンクはサミングからエルボーで押し込み真霜とスイッチ。レフェリーの目を盗んでセコンドの雄馬、佐藤を介入させた真霜がハーフダウンの沼澤にローキック。タンクがテーブルをコーナーに立て掛けるとそこへ沼澤を投げる。タンクの突進をかわした沼澤は真霜のイス攻撃を凶月のセコンドにぶつけて、さらに伊東がムーンサルト・プレスで退治。伊東は真霜にニールキックを決めると場外に机を設置して寝かせて、鉄柱からダイビング・ボディープレスでテーブルクラッシュ。リング内では沼澤がタンクに組み立てたイスへのバックドロップを見舞う。タンクはイス盛りの上へのチョークスラムでなんとか逆転。しかしコーナーへの突進をかわされてイスへ激突。沼澤が丸め込んで勝利した。
【試合後のコメント】
真霜 ターンク! なんで負けたんだよ!?
タンク わからねえ。今、ツーだろ!?
真霜 このタンク永井、ハードコアマッチは初めてだったらしいよ。じゃあ、このハードコアマッチ、なしだよな。練習だよ。
タンク やったことないのに、いきなりパラグライダーで飛べないですよね!? 今日の練習だ、もう一回組みやがれ!
第12試合はHARASHIMA&ヤス・ウラノvsTAKAみちのく&グレート小鹿のトーナメント2回戦。ヤスは小鹿をロープに押し込んで、離れ際にチョップ。小鹿もグラウンドでやり返してTAKAとタッチ。ヤスもHARASHIMAと交替する。TAAAは隙を突いてのサミング。HARASHIMAもストマックブロックから腹部への踏みつけでやり返す。替わったヤスは逆片エビで続くと、HARASHIMAはエプロン際で踏みつけ。HARASHIMAがキャメルクラッチを決めて残り3分。TAKAは何とかヤスにやり返して小鹿とスイッチ。小鹿はヤス、HARASHIMAにニーリフト。さらにヤスにニードロップを落とす。ヤスは小鹿の耳元で大声を出すと、Tシャツをめくって背中を引っ掻いていく。ヤスのフロント・スリーパーはTAKAがカット。HARASHIMAをスーパーKで蹴散らすと小鹿にコーナーへ上がるように指示。しかし、ヤスはTAKAをコーナーにぶつけて阻止。ダウンした小鹿にHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。これをクリアした小鹿はアイアンクロー。残り10秒でもヤスはギブアップせずにフルタイム。1カウントルールでの延長戦へ。小鹿のアイアンクローをHARASHIMAが蹴ってカット。TAKAがすかさずHARASHIMAにスーパーK。その間に小鹿がヤスに襲い掛かるも、丸め込みで切り返されて1カウント。
【試合後のコメント】
小鹿 油断しちゃったね。
TAKA 本当に惜しかったですね。でも、自分のパートナーが見つからなくて助けていただいてありがとうございました。
小鹿 いやいや、脚引っ張って。事前にわかっていれば、いろいろ作戦も立てられたんだろうけど…。
TAKA こんなに助けてもらっているけど、キャリアで言えば人合わせて60年以上になる。今後、継続していければいいね。
トーナメント2回戦まで終わったところでサムライTV「インディーのお仕事」制定の「日本インディー大賞2014」の表彰へ。
★ニューカマー賞…植木嵩行(大日本プロレス)
「川崎駅前交番に勤めていた時に強制わいせつの容疑者を確保したことがあります! 身に余る光栄であります!」
☆ベスト興行…8月17日(日)DDT「両国ピーターパン2014~人生変えちゃう夏かもね」東京・両国国技館
高木三四郎大社長「毎年いろんな強い興行があるしプレッシャーですけど、来年も再来年もずーっと守り続けていきたいなあと思います。ファンの皆さんが選んでいただく賞は最も権威がある賞だと思います。ありがとうございました!」
★ベストユニット賞…ムーの太陽
ザ・グレート・サスケ(VTR)「さすが我々ムーの太陽に投票してくださった皆さんは間違いなく天国にいきます。投票しなかった皆さんは地獄に落ちます。電池の切れた腕時計とスプーンを近くに置いてください。放送終了後に何かが起きます! ルック・アット・ディス!!×2 はい~~!」(賞を受け取ったバラモン兄弟は客席、三田佐代子キャスターに水を浴びせまくった)
☆ベストバウト賞…DDT10・28後楽園◎KO-Dタッグ選手権試合<王者組>飯伏幸太&ケニー・オメガvs竹下幸之介&遠藤哲哉<挑戦者組>
遠藤「まさかこんな賞がいただけるとは思ってなかったので嬉しいです」竹下「来年もまた獲れるようにがんばります」飯伏「…風邪です。大丈夫ですよ。負けて悔しいですけど賞を取れて嬉しいです」
★MVP…HARASHIMA(DDT)
「すごい嬉しいです。賞とかなかなか取れないので。ありがとうございます! いつも変わらず楽しく試合をして結果を残していて、メチャクチャ嬉しいです!」
厳正な抽選により第13試合のトーナメント準決勝は火野裕士&岡林裕二vsHARASHIMA&ヤス・ウラノ。先発のHARASHIMAと岡林が激しいショルダーアタックの打ち合い。HARASHIMAはカウンターのドロップキックで倒すと替わったヤスがタイツを食い込ませて尻を叩くが、担ぎ上げられてしまう。タッチを受けた火野がヤスのTシャツをめくって背中を叩く。火野はHARASHIMAに中指を立てながらヤスにスリーパー。さらにリフトアップして後方に投げ捨てて岡林と交替。岡林はショルダースルーすると場外に逃げたヤスに逆水平。リングに戻されたヤスを岡林がカバーするもカウント2。替わった火野のセントーンはHARASHIMAがカット。タッチを受けた岡林は火野とともに逆水平を連打。さらに逆水平で追い込んでいく。ヤスは串刺し攻撃を間一髪でかわすと低空ドロップキックで足元を射抜いてHARASHIMAとようやくタッチ。ダイビング・カンフーキック、串刺しフロント・ハイキック、雪崩式ブレーンバスターで続く。これはカウント2。岡林はボディースラムでやり返して火野とスイッチ。火野は挑発してHARASHIMAのミドルキックを胸板に受ける。火野が逆水平でやり返すとHARASHIMAはミドルキックでやり返す。このラリーで我慢比べ。残り5分、火野が後ろ手に組んで胸を差し出す。HARASHIMAはミドルキックを連打し、コーナーへ突進。火野がかわしてブレーンバスターでぶん投げる。HARASHIMAはラリアットをかわしてスタンド式蒼魔刀。しかし串刺し式はキャッチされて後方へ投げられてしまう。タッチを受けた岡林は火野とともにサンドイッチ・ラリアットを狙うが、ヤスが場外から火野の足をすくい、HARASHIMAは岡林にリバース・フランケン。替わったヤスはHARASHIMAと攻撃していくが、岡林も2人まとめてバックドロップ。場内は大「オカバヤシ」コール。岡林は逆水平連打からラリアット。これはHARASHIMAがカット。火野が岡林とHARASHIMAへサンドイッチ・ラリアット。火野のFucking BOMBから岡林のゴーレムスプラッシュがヤスに決まって3カウント。
【試合後のコメント】
HARASHIMA 年越しのタッグトーナメント優勝したかったけど、あのチームはずるいよ。パワーが半端ない。去年、シングルトーナメントを優勝して、いい2014年にできたので、今年もこの年越しのタッグで優勝して2015年を迎えようと思ったんだけど、対戦相手が強かったです。あれで勝つのは難しいチームですね。ウラノくん、大丈夫?
ヤス なんか気持ちよかったですね。こんなの大晦日じゃなきゃやりたくないですね。
HARASHIMA これでプロレス界をどんどん盛り上げていければ。
第14試合の宮本裕向&木高イサミvs伊東竜二&沼澤邪鬼のトーナメント準決勝は両軍の合意により蛍光灯デスマッチ。試合スタートでもう新年まで残り2分。イサミと宮本はコーナーに登るとカウントダウン。選手も出てきて場内のお客さんとともに「ハッピーニューイヤー!」と叫んだが、肝心のダイビング・ブレーンチョップがブロックされてしまうと、二丁拳銃はそれぞれ蛍光灯の餌食となってしまう。リング内ではイサミと伊東が頭で蛍光灯を割って気合いを入れながらエルボー合戦。伊東が蛍光灯を添えてイサミにローキックを放つ。沼澤のフィッシャーマンズスープレックスはカウント2。伊東は蛍光灯をキャンバスに並べてボディースラム。沼澤は蛍光灯へのDDTでイサミにダメージを重ねる。イサミは伊東のムーンサルトを回避するとブレーンバスター。タッチを受けた宮本がドロップキックで続くと、救出に入った沼澤にはニールキック。キャンバスに蛍光灯を並べるとアバランシュホールドで伊東を叩きつけた。これはカウント2。伊東は宮本の蛍光灯攻撃をブロックしてカカト落としで割っていく。タッチを受けた沼澤は宮本をコーナーの上に乗せるも、宮本は頭突きで落として愛してま~すのダイビング・ブレーンチョップ。これはブロックされてしまうも、イサミの愛してま~すのダイビング・ブレーンチョップでアシスト。しかし、沼澤も伊東との連係を宮本に決めて逆転すると狂鬼蘭舞。宮本はハンドスプリング・オーバーヘッドキックで逆転すると、ファイアーサンダーで勝利。
【試合後のコメント】
伊東 あ~チクショー。新年一発目の勝利を逃してしまった。
沼澤 2年越しの試合だよ。チクショー。いけると思ったのに。
伊東 ハッピーニューイヤーにこだわりすぎた。でも2015年は大日本プロレス20周年だから、ここからグイグイいきますよ。
伊東 まだまだ頑張ります!
沼澤 あけましておめでとうございます。
2人 本年もよろしくお願い致します。
トーナメント決勝戦前に登坂社長と亜門GMがリングに上がる。亜門「3団体総選挙をやったんですよ」登坂「なんですかそれは!?」亜門「あなた方、3人が号泣したからやったんじゃないですか。札幌プロレスフェスタと博多の天下三分の計の出場選手で総選挙をやりました。第5位が伊東竜二選手、第4位は置いておいて、第3位は関本大介選手、第2位はHARASHIMA選手です」と紹介。そして第1位で飯伏幸太を呼び込む。伊東「選んでいただきありがとうございます。全員合わせても300しかいかない、だいぶ小さい投票数だなと」関本「明けましておめでとうございます。今年も熱い応援をよろしくお願いします」HARASHIMA「明けましておめでとうございます! 今年ももっともっと頑張りまーす」飯伏「明けましておめでとうございます。1位、ひじょうに嬉しいです」3団体からの豪華な目録が渡された。第4位で紹介されたのは植木だった。リングに上がった植木は「みなさん、今年はどうもありがとうございました! 来年は…去年はどうもありがとうございました! 僕にも何かくださ~い」登坂「ありますよ。植木クンにはこの3団体で行なっている今日の実行委員長を命じます」亜門「アナタが一番偉いってことだから、この場を締めてもらっていいですか?」植木「では今年はまだまだ続きますので、もっともっと盛り上がって、決勝…え~盛り上がっていきましょう!」
メインイベントは宮本裕向&木高イサミvs火野裕士&岡林裕二のトーナメント決勝戦。Wユージのパワーの前に宮本がローンバトルを強いられてしまう。宮本は岡林へのフロント・スープレックスでようやく逆転。替わったイサミがドロップキック。このカバーはパワーで跳ね返されてしまう。逆水平を仰け反ってかわしたイサミだが、3度目は読まれて食らってしまうと、替わった火野に投げ捨てられてしまう。岡林がリフトアップするとイサミは十字架固めに切り返そうとするが、これは火野がカット。火野がセントーンで続くもカウント2。エルボーで襲い掛かるイサミは火野の逆水平にめげずにランニングエルボーを見舞って宮本とタッチ。火野は岡林と交替。宮本は岡林にカウンターのラリアット。卍固めを決めると、イサミは火野の背後からスリーパーを仕掛けたが、火野は関係ないとばかりにイサミを背負ったまま、宮本のカットに入る。イサミはサンドイッチ・ラリアットをかわすと場外に火野にトペ・スイシーダ。しかし、これをキャッチされてベアハッグを決められてしまう。リング内では宮本のハンドスプリングをキャッチした岡林がアルゼンチン・バックブリーカーを決める。宮本へのサンドイッチ・ラリアットから火野がFucking BOMBを狙う。これをカットしたイサミが火野をリング下に落とすと、リング内では岡林が宮本にゴーレムスプラッシュ。宮本が回避してイサミが岡林の背中にダイビング・ダブルニードロップ。すかさず宮本が丸め込むも火野がカット。Wユージはイサミにサンドイッチ・ラリアット。岡林は宮本のファイアーサンダー狙いをかわしてアバランシュホールド。火野のFucking BOMEはイサミが勇脚でカットし、場外に落ちた火野にトペ・スイシーダ。コーナーの岡林を宮本は抱えてファイアーサンダーを決めるもカウント2。バルキリースプラッシュからのムーンサルト・プレスで勝利した。
試合後、植木実行委員長から二丁拳銃にパネルが贈呈される。植木「ヤンキー二丁拳銃のお二方、本日は大変おめでとうございます! 本日出場していただいた選手たちにリングに上がってもらいましょう! みんな来て!」選手が呼び込まれると総括へ。植木「今年の年越しプロレスは本当に素晴らしい年越しプロレスになったと思います。私はすごい感銘を受けております!」委員長の優勝者インタビューへ。宮本「みなさん、一緒に年を越していただいてありがとうございます! 10年近く後楽園ホールでやってますけど、今日が一番しんどかったです。イサミさん、お疲れ様でした」イサミ「我々も長丁場ですけど、お客さんも長かった。でもどうですか? 楽しかったですか?(場内は拍手)興行が終わるたびにもういいじゃないかと思うんですけど、プロレスを見たい人はこんなにいるんですよ! 本当にありがとうございました!」準優勝のWユージのインタビューへ。火野「裕二、負けてもうたけど楽しかったね」岡林「悔しいけど楽しかったです!」火野「このチームでやろうや」岡林「やりましょう!」ここで小鹿がカウントダウン前にすでに帰っていたことが判明する中、うろたえる植木委員長のマイクを奪ったイサミは「今年もやるのか?」と質問。植木は「今年もやります!」と宣言。最後は二丁拳銃の唱和で「ハッピーニューイヤー!からの~俺たちは強い!!」で締められた。
【試合後のコメント】
イサミ やったよ!
宮本 しんどかった。
イサミ やっぱり、今年は各賞全部逃したじゃないですか?
宮本 インディー大賞も。
イサミ インディー大賞も含め! 各賞を! 各賞を全部2位で総ナメにするっていうあまりない…。
宮本 そんな感じなんだ。
イサミ そうですそうです。各賞を、投票的なものは、東スポ大賞も2位、大差の2位だけど。週プロも2位、インディー大賞も2位。
宮本 まあでも二番目に好きな人のほうがよかったりする。
イサミ まあそうなったら実力で一番を取る。
宮本 すごい人いっぱいいるよ。もう、すごかったな。
イサミ 火野、強かったな。
宮本 すごいすごい、やっぱりこの三団体のね、選りすぐりの選手いっぱいいるってことですよ。
イサミ あの二人が組むの初めてですか? わからない? タッグとしては実績はないですよね?
宮本 もはやインディーサミットじゃないですからね。プロレスサミットですから、プロレス界を代表する選手が勢揃いした中での優勝っていうのはほんと嬉しいですね」
イサミ やっぱさ、しんどいしんどいって言ってたじゃない? でもね、勝ったあとのこの気持ちよさは何にも代えがたいですよね。そりゃ家で紅白見てるのもいいけど。
宮本 はは、もう何年も見てない。10年ぐらい見てないな。
イサミ やっぱ優勝して友達と2人で今こうやって話が、マスコミの皆さんも大勢いる中で、お客さんもあんなに超満員で入ってくれてる中でこういう優勝できたのは何にも代えがたいですね。まあ植木、まあまあ。
宮本 植木、あいつ出たがりだな!
イサミ まあまあ。
宮本 ああいうやつはね、2年後からすごい大変なことになる。
イサミ まあ厳しくしましたけど、彼が1年でやってきたものはすごいと思う。
——新年の瞬間にコーナー上で腕を振り上げた気持ちは?
宮本 半ば無理やりやりましたね。
イサミ 半ば無理やりですよね。
宮本 30秒ぐらいあった(笑)。コーナーでどうしようかなどうしようかなって。
イサミ もう周りにいる人と声がでかい橋本にハッピーニューイヤーだからな!って。
宮本 まあ会場にいる皆さんと一緒にハッピーニューイヤーって言えたのよかったですけど。宮本。
イサミ 気持ちよかったですね。多分そんなないでしょ? プロレスやってて自分の試合中に年を越すって。
宮本 ないないない。あそこでハッピーニューイヤーって言った人いないと思うんだよね。まあいいじゃないですか初めてのことは。では年の最初にやっちゃいましょう。
宮本&イサミ なぜなら、俺たちは、強い!
岡林 疲れたね。
火野 疲れた。
岡林 あけましておめでとうございます。
火野 あぁ、あけおめ、あけおめ。まあ負けてもうたけどね、すごい楽しかったし、うちらはなんか今日やってて、むちゃくちゃ強かったかもしれんけど、それだけじゃプロレス勝てへんということがようわかったわ。それがプロレスおもろいことやと思うし、ただなんかほんとにこのチームは強い。おもろいっていうのがお客さんにも伝わったと思うわ。これだけで終わるのもったいないなと思う。組む機会なかなかないけど、いつかまたやってみたいね。
岡林 復帰して7戦目ぐらいでね、トーナメントに出て、まさかこんなに勝ち進むと思ってなかったし、今日のパートナーはマジで。
火野 岡林君すごかった。
岡林 いやいや、ほんとに。
火野 まあまあそこはお互いすごかったということで。
岡林 そうそうそう。でもほんと、いやー、今日はほんとなんか、さっき火野選手も言ってたけど楽しかった。負けてね、最後悔しかったけど、なんかこう気持ちよかったですね最後。
火野 すごい盛り上がったしね。まあ、プロレスの難しさあれだけじゃ勝てへん、強いだけじゃ勝てへんというのがよくわかるし。
岡林 ほんまですわ」
火野 絶対うちらこのスタイルでいったほうが面白かったと思うから、このスタイルを突き通して、勝てるとこは勝てる、でもそれだけじゃ勝てない、向こうは向こうのスタイルがあって、今回は向こうのスタイルのほうが上回った。まだまだチャンス全然あってもいいと思うし、強さは、負けたけどプロレスで今日負けたけど、絶対うちらのほうが自分は強いと思ってる。
岡林 いやもうほんとに、機会があったらほんとに組みたいですもん。あのね、社長が何言うかわからないですけど、それを押しのけてでも組みましょうほんとに! 是非。