17日、ZERO1、DDT、スターダムの合同記者会見がおこなわれ、道場シェアに関する発表をおこなった。会見にはZERO1から大谷晋二郎ファースト オン ステージ社長、オッキー沖田リングアナ、DDTから高木三四郎社長、スターダムからロッシー小川社長と高橋奈苗、紫雷イオが出席した。
沖田 当初、こちらファースト オン ステージで管理をしております竹芝コロシアムという名で、昨年一年間試合会場として使用しておりました。そして平日はプロレスの道場として、ZERO1道場としておりました道場なんですが、このたび新しい形としてDDT様、そしてスターダム様にご協力を願い、道場をシェアするという運びとなりました。まずは当社社長であります大谷晋二郎よりご挨拶を申し上げます。
大谷 今、沖田のほうから説明がありました通り、いまこのボクたちがずっと何年も使っておりますZERO道場、いままでにもDDTさん、スターダムさん、練習のために使っていただいておりました。そしてこのたび、我々のほうからお話をさせていただきまして、一緒にZERO1の道場を使うのではなく、DDTさんの道場、スターダムさんの道場という形で、シェアという形で使うのはどうでしょうかと提案をさせていただきました。そしてDDTさんからも、スターダムさんのほうからもありがたいご返事をいただきまして、このような発表になりました。これからは、この浜松町から一番近い、都心から一番近いプロレス道場として、この道場からいままで以上の元気を日本中に発信できればなと思いまして、今日は非常にうれしい発表で、ボクも心が躍っております。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
沖田 基本的に午前帯がプロレスリングZERO1合同練習、お昼、午後帯をスターダムさん。そして夜帯をDDTさんという形で考えさせていただいております。また今日のように記者会見等でご利用していただいたり、またなにかイベント等で使われればと思います。
高木 以前から1週間に何回かという形でZERO1さんの道場をお借りしていたんですけども、お話しいただきまして基本的には夜の時間帯、18時くらいから翌朝の10時まで好きに使ってくださいということで、シェアさせていただくことになりました。練習はほぼ毎日やっておりますし、ただ空いてる時間帯も明け方まで使わせていただいているので、なんかいろんなことやりたいなと思っております。ウチとしては、通常の選手の練習以外にプロレスサークルといったものを起ち上げまして、広く門戸を開放したいかなと思っております。こちらに関しては、またリリース等を流すことになるかもしれませんので、そちらの方をご覧になってください。練習できる環境が、さらに時間が増えたことはうれしいことでございますので、今後はプロレス道場として、DDTも使わせていただきたいと思っています。また各種イベントにも使わせていただきたいなと思っております。こういった年末年始なので、年明けには餅つき大会なんかもやりたいと思っております。
小川 スターダムは2011年の1月に旗揚げしまして、それまで道場というものは新小岩のシーザージムとか新木場1st RINGとかをお借りして練習をしていたんですけども、このたび8月くらいにZERO1さんよりこういうお話をいただきまして、ウチの選手ももっともっとリングで練習したい意向がありましたので、ちょうどいい機会だと思いまして賛同いたしました。スターダムは女子プロレスのなかでは割りとスピーディーでハイレベルなプロレスをやっていると思っておりますので、この道場でそれがどんどん大きくなっていけばいいと思っています。
奈苗 こんにちは、高橋奈苗です。スターダム旗揚げ当初から自分たちの道場がほしいなとは思っていたんですけども、いろいろ難しい部分もあったんですけども、今回、本当にうれしいことに道場を使わせていただけることになりまして、やっぱり高橋奈苗は練習第一だと思っていままでやってきたんですけども、こうやってリングとウェートのスペースとかもかなり器具があるので、とてもいい練習ができる環境になったことをうれしく思います。リングを使わせてもらうようになって何か月か経ってるんですけども、それと同時に若手が成長してるねってよく言ってもらえるようになったので、さらに向上できるように頑張っていきたいと思います。先ほど大谷社長が日本中に元気を発信したいとおっしゃっていたんですけども、女子プロレスのほうからも日本中に元気とパッションをいままで以上にふりまいていけるようにスターダム頑張っていきますので、よろしくお願いします。
イオ スターダムの紫雷イオです。いままでスターダムは持ち道場というものがなくて練習環境というものがちょっと厳しかったりする時期がすごく長かったんですけれども、今回、シェアという形ですけども、ここがスターダムの道場ですと言えるものができたので、すごくうれしく思ってますし、今後もっともっと、いま以上にスターダム、そして女子プロレスのレベルが上がっていけばいいなと思います。今後もぜひみなさん期待していただければと思います。よろしくお願いします。
――道場の名前は?
大谷 いまのところ共通の名前というものはできていませんが、そのうちできてもいいと思いますし、先ほど言った通り、DDTさん、スターダムさんもお客さんの前で、DDTの道場、スターダムの道場、そういった言い方をしてもらっても全然かまわないと思います。これから話し合いをして、もしかしたら名前ができるかもしれませんし、いま言われてそうかなと思いましたけども、とにかく、目の前の竹芝駅、この辺に来るとプロレスの香りがするな、プロレスのにおいがするな、そういった場所にしたいと思います。もしかすると名前も決まるかもしれません。
――餅つき大会というのが出たが、やってみたいことは?
大谷 餅つき大会もそうですけども、もしかしたらDDTさん、スターダムさんがやるイベントに我々が参加させていただいたり、我々のイベントに参加していただいたりということも当然出てくると思います。そういった相乗効果もありますし、なによりもボクいままで思ってきたのが、ウチの事務所がありますから、事務所に来たときにスターダムさんの選手の元気な声が道場中に響いてたり、夜に事務所に来るとDDTの選手が一生懸命練習していたり、そういったのを見て、もしかするとですよ、ウチの若い選手がDDTさんの練習に参加してもボクはいいんじゃないかと思うんですよ。そういった風通しのいい関係の3団体でいたいなと思います。イベントも一緒にやりたいですね。
沖田 それではぜひ、これから未来あるプロレスの若い選手たちを含め、たくさんのプロレスラーをまた輩出していただきたいと思います。ありがとうございました。
なお、DDTではDDTとユニオンを含め、別時間帯で東京女子プロレスもこの道場で練習をおこなうとのこと。