HARASHIMAが先輩・真壁刀義とのチームで地元・青梅で凱旋勝利!「今回で終わらさずに、もっと続けてまたやっていきたい」
7月27日、東京・住友金属鉱山アリーナ青梅・第1スポーツホールで「株式会社三興製作所 青梅 presents HARASHIMA凱旋!~青梅で大会やるさー!なんでー?地元だからだー!~」を開催した。デビュー24周年を迎えた“ミスターDDT”HARASHIMAは帝京大学プロレス研究会時代の先輩・真壁刀義(新日本プロレス)とのチームで、初の地元・青梅での凱旋試合を勝利で飾った。
HARASHIMAと真壁は2012年8月18日の日本武道館大会でコンビを結成し、石川修司、伊東竜二組を撃破している。この日、久々にタッグを組んだ2人はヤス・ウラノを加えたトリオで、石川&青木真也&彰人の強豪チームと激突。オープニングでは大勢待利明・青梅市長、大会冠スポンサーの三興工業・森本聖社長が来場し、HARASHIMAを激励した。
先発したHARASHIMAは青木とレスリングの攻防でしのぎを削った。真壁と石川が何度もラリアット相打ち。真壁は彰人にノーザンライト・スープレックスホールドもカウントは2。青木は真壁に卍固め、エイオキクラッチもフォールは奪えず。真壁と石川がラリアットを打ち合った。HARASHIMAは石川にミドルキック連打、ファルコンアロー。石川がHARASHIMAにダイビング・フットスタンプ、青木がダイビング・ニーを見舞い、エイオキクラッチでフォールを狙うもカット。HARASHIMA組は彰人にトレイン攻撃。彰人がHARASHIMAを足4の字固めで絞め上げるもエスケープ。HARASHIMAは彰人に蒼魔刀もカウントは2。石川のスプラッシュマウンテンはHARASHIMAが回避。真壁がラリアットで石川を場外に吹っ飛ばすと、HARASHIMAは彰人にバズソーキックからスワン式蒼魔刀を叩き込んで3カウントを奪った。
凱旋試合を自らの白星で故郷に錦を飾ったHARASHIMAが「やっと、開催できた凱旋大会。本当に皆さんありがとうございます。真壁さん、自分の記念すべき試合とか節目に出ていただいて、この言葉を言いたかった。“サンキューな!”」と言うと、真壁はニヤリ。そして、HARASHIMAが「今日、青梅に初めて来られた方、初めてプロレスを見た方、楽しかったですか?」と問うと、場内から万雷の拍手。さらに「ここまで来るのは本当に大変で、皆さんの力があったから開催できました。せっかくいいイベントができたんだから、今回で終わらさずに、もっと続けて、またやっていきたいと思います。青梅大会、やってやるさー! そのときはみんな見に来るさー! そしてバッチリ勝ってやるさー! 何でかって、それは鍛えてるからだー!」と締めくくった。
バックステージで真壁は「今日はホントに感無量というか。彼もDDTプロレスを広めるために必死に頑張ってるのが分かるし。お客さんも応援してるし、背中を押してくれてるし。それがリアルだと思う。数年前に彼、彼の仲間に辛らつなこと言ったけど、その部分が続けてなかったら追い付かない。練習続けたから追い付いたんで。HARASHIMAから声を掛けてもらって、リングに上がって、俺的には最高の思い出。今日のメインはどこに出しても恥ずかしくない試合だった」と感慨深げ。
HARASHIMAは「先輩たちからありがたい言葉いただいて。真壁さん、学プロの頃から、僕たち知り合ってから30年経ちました。学生プロレスで基礎体力やって、受け身取って練習して。お互いプロ入って、30年経って、同じリングに立てて。すっと青梅で試合したいと思ってきて、叶わなくてダメだったことがみんなの協力でできて。思い入れのあるメンバーと試合できて幸せです。お客さんが見に来て良かったとか、楽しかったとか思ってくれたらうれしい。DDTファンの人が初めて青梅に来てくれて、青梅を知ってもらえたならうれしいし。これだけ盛り上がったなら、毎年のイベントとして続けていきたいと思いました。みんなの応援の力を本当に感じました」としみじみと語った。
飯野雄貴&納谷幸男が秋山準&佐藤大地との激闘制し、KO-Dタッグ王座初V! 8・30ひがしんで佐々木大輔&岡谷英樹が挑戦
KO-Dタッグ王者組の飯野雄貴&納谷幸男が秋山準&佐藤大地との激闘を制し、初防衛に成功。8月30日、東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で佐々木大輔&岡谷英樹が挑むことが決まった。
まずは飯野と佐藤がショルダータックル合戦で、飯野が打ち勝つ。佐藤は納谷、飯野に必死のエルボー連打。秋山が納谷をエクスプロイダーで投げると場外でヒザ、佐藤はDDTを決め、鉄柱にぶつける。秋山は納谷の痛めている首にニードロップ。秋山組は納谷にダブル・エルボードロップの好連係。佐藤は納谷にしゃにむにエルボーを叩き込み、サッカーボールキックを一閃。飯野が秋山にチョップ、ブレーンバスター。佐藤は飯野にドロップキック、サッカーボールキックも、ミドルキックはキャッチされ、飯野が左ラリアット。飯野が佐藤にバックフリップ、納谷がダイビング・エルボードロップもカット。秋山が納谷に雪崩式ブレーンバスター、佐藤がマッドスプラッシュを投下もカット。佐藤は納谷にエルボーの乱れ打ち、ローリング・エルボーも納谷がヒザで阻止。納谷はニーリフト連打から世界一のバックドロップで、大奮闘した佐藤にトドメを刺した。
試合後、飯野がマイクを持つと、DAMNATION T.Aのイルシオンが現れ中指を立てると、背後から佐々木と岡谷がダブルでイス殴打、急所蹴り。悶絶する王者組に対し、佐々木は「The Apex、次の挑戦者は俺たち、DAMNATION T.A。てめえらに興味はねぇ。興味あるのはこのベルトだ。岡谷は飢えてんだよ!」、岡谷は「おまえらじゃ、このベルト腐らすだけ。おまえらにこのベルトはふさわしくない。本当の選ばし者を教えてやる」と挑戦表明。飯野が「正々堂々とおまえらを叩き潰してやるよ!」と受諾し、8・30ひがしんでの王座戦が決定した。
バックステージで飯野は「納谷、(欠場してたけど)今日取り返せた。ベルトは防衛できた。大地、いいものすげぇ持ってる。いい蹴り、いいエルボー。俺を倒すのはまだまだだけど。おまえはその蹴り、エルボーで頂点いけるよ。その前に、俺らがまた立ちはだかるからな」、納谷は「欠場してすみませんでした。でも大地、もっとやろうぜ。俺らは上で待ってるぞ」と“現役高校生レスラー”佐藤の奮闘を称えた。
ベルト奪取ならなかった佐藤は「緊張もするし、強かったといえるレベルじゃないくらい強かったです。でも、ここで止まりたくないです。またタッグ組んでください」と再挑戦を志願。秋山は「何度でも行こう!」と後押しした。
王座挑戦が決まった佐々木は「次の挑戦者はこの俺だ。狂気に飢えたこの男、岡谷英樹だ。てめえらの持ってるベルトは俺たちのものだ!」、岡谷は「あいつらじゃ明るい未来は作れねぇ。俺らが作ってやる」と早くもベルト獲り宣言。すると、DAMNATION T.Aのコメント中に飯野が入ってきて、「ごちゃごちゃうるせいよ。よくも試合後にてめえら、やってくれたな。正々堂々とやってみろ。正々堂々とてめえらを潰してやるよ。俺ら、このヘビー級でてめえらをボコボコにしてやるよ」と激怒。
そして、イルシオンが巻いていたKO-D6人タッグ王座の3本のベルトを見ると、飯野は「オイ、おまえいいもん持ってるな。3人まとめて俺ら2人でやってやるよ」と言い出す。佐々木は「3人いないと挑戦は認めませーん」と却下。そこにたまたま通りかかった須見和馬を捕まえた飯野は「ちょうどいいな。こいつもヘビー級だよ」と発言すると、納谷は「俺たち3人でそのベルトに挑戦させろ!」と要求。佐々木は「こんなちっちゃい奴に負けるわけないだろ!」と口論に発展。大会終了後、佐々木&岡谷&イルシオンの持つ同王座に、8・9横浜ラジアントホールで飯野&納谷&須見が挑むことが電撃決定した。