14日、埼玉・春日部ふれあいキューブにて「さいたまースラム!vol.14~週の真ん中、水曜日! 真ん中もっこりDDTプロレス!~」がおこなわれた。
第3試合は高尾蒼馬&レッカvs平田一喜&下村大樹のタッグマッチ。平田はあの曲でダンス入場。9・18大阪で世界ジュニアを争う高尾と平田が先発を買って出てスタート。互いに技の読みあい、かわしあい。その後は下村がローンバトルを強いられる。高尾の逆片エビをロープに逃げた下村は串刺し攻撃を止めてミサイルキックを決めて逆転。替わった平田が高尾にエルボー連打。コルバタで飛ばすも高尾はフットスタンプ、低空ドロップキックでやり返す。エルボーの打ち合いから高尾がドロップキック。レッカが出てくると平田がエースクラッシャー。下村がスワンダイブ・ラリアットを決めると平田がスライディングキックで続く。これは高尾がカット。下村が高尾をドロップキックで場外に出すと鉄柱からムーンサルト・アタック。リング内では平田がソバット、延髄斬り、エゴイストドライバーで3カウント。
【試合後のコメント】
高尾 パートナーが平田クンに取られたんですけど、前哨戦も最後、富山だけなんですが、まあベルトは譲る気ないです。
平田 広島で直接ピンフォール取って、今日も勝ちましたよ。残るは富山。そこでも勝って連勝して大阪でベルトを獲る! それのみです! ベルト獲って会場全部の予想をひっくり返して「マジか!? 平田獲った!」と叫ばせてやりますよ!
第4試合は男色ディーノ&石井慧介vs大家健&KAIのタッグマッチ。石井が大家にフロントハイキックを食らわせて試合スタート。リング内はディーノとKAIしかいない状況に。ディーノがさっそくKAIに男色殺法。KAIは絶叫。ディーノは「自由だろうが!」。KAIはドロップキックを決めて、「男好きじゃねえ!」と逃げ込むように大家とすぐさまタッチ。大家が場外にディーノを出して押さえつけ、KAIがプランチャを狙うも、ディーノが両腕を広げて待ち構えると躊躇。プランチャで飛ぶもディーノにかわされて誤爆してしまう。リング内では大家が捕まる展開。大家もディーノにカミカゼを決めてやり返すも炎のスピアはソバットで止められシャイニングあてがいを食らてしまう。大家はKAI、ディーノは石井とタッチ。石井はKAIにエクスプロイダーニーからカンガルーキック。これはカウント2。石井のフィッシャーマンを踏ん張ったKAIがトラースキックから延髄斬り、さらにラリアット。これはディーノが股間タッチでカット。大家がディーノを蹴散らすとKAIが石井に垂直落下式ブレーンバスター。コーナーに登ったがディーノがリップロックでカット。カットに入った大家を蹴散らし、ディーノはKAIに再びリップロック。止めに入る大家を石井がドロップキックで蹴散らす。ディーノは男色デッドリードライブでKAIを落としてコーナーで尻出し。石井がKAIを地獄門へと吸い込ませてのタイガーSH。これは大家がカット。石井が大家を蹴散らし、ディーノはKAIのケツを「WRESTLE-1」と掘っていったが、石井の顔面ニーを大家が炎のスピアで止めるとディーノには合体炎のスピア。孤立した石井に大家が炎のスピア。KAIがスプラッシュ・プランチャで石井を潰した。
試合後、KAIがマイク。「前も後ろも痛い! 勝った! 勝った! 勝ったー! 健さん、この勢いで総選挙1位取りましょう」亜門「ちょっと! リング上で選挙活動はNGですから! 失格になりますよ!」KAI「んなことはどうだっていいんだ! 清ーき! 清ーき!」大家「おい、フザけんじゃねえ! ルールはルールだ! 俺たちは自由だけど責任が付きまとう。責任は責任で守りつつー! 自由に! 自由に! 自由に! やるぞ! やるぞ! やるぞ! ガンバレ、俺! ガンバレ、KAI! ガンバレ、バッコミズー!」
第5試合は11月8日アップアップガールズ(仮)日本武道館ライブ「アップアップガールズ(仮)日本武道館大決戦(仮称)」のインフォマーシャルマッチ。高木三四郎&ワンチューロ&島谷常寛vs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの6人タッグマッチ。高木組が勝利すればリング上でアプガ武道館公演の告知、NωAが勝利すればDDTフェスの出場権を獲得でき、さらに副賞としてテレ玉の音楽番組『HOT WAVE』の10月オープニング曲に勝者チームの持ち歌が使用されるという。さっそく高木組とアプガの皆さんがリングインしてファイアーポーズ。高木はアプガの追っかけだった大石がアイドルユニット『NωA』を“彼ら発信で結成した”と言い張り、オリジナル曲の『ネバギバ☆I LOVE YOU』があることを紹介し「曲を聴きたいですよね」とアプガの皆さんに促して呼び込む。NωAはネバギバ生熱唱で入場。高木「どうですか? 変わり果てた大石真翔の姿を! 新井(愛瞳)さん、彼らの歌はどうでしたか?」新井「michitomoさんが作ったので楽しみだったし、パワフルで元気でお二人はフレッシュだったんですけど、間に明らかに猫耳をつけたおっさん! アプガファミリーとか言ってたし、『写真いいっすか?』って一緒に写真撮ったぐらい推してもらっていたんですけど、アイドルとしてデビューしててショックだな…」大石「フザけんじゃねえ! 今の俺は追っかけやってた頃と全然別人なんだよ! 同じ土俵に乗っかったライバルなんだよ! オマエらの目の前でぶっ潰してやる!」NωAが高木組に奇襲して試合スタート。
場外戦ではアプガの皆さんもピコピコハンマーを手に大石に殴りかかっていく。リングに戻ると大石のラフファイトにブーイングが飛ぶ。攻め込まれた島谷だったが、側転エルボーをかわしてMAOに飛びつきスイングDDT。替わったワンチューロが一気呵成に攻める。5分経過、MAOがワンチューロに高額度ギロチンドロップ。戦況は高木vs勝俣に。勝俣が高木にミサイルキック。これはカウント2止まり。MAOのアラビアンプレスから大石がカバーするもワンチューロと島谷がカット。大石は高木にダイビング・ボディープレスを投下。これを回避した高木はMAOと勝俣をまとめてバックフリップ。佐保明梨さんをリングに上げると羽交い絞めにされた大石に正拳突きを放ったが、かわされて高木に誤爆。大石がすかさず丸め込むもカウント2。それでも高木は大石にダイブをキャッチしてスピコリドライバー。最後はシットダウンひまわりボムで勝利した。これにてアプガの新曲『!!!!!!!!(バンバンバン)』が『HOT WAVE』10月のテーマソングに。
試合後、アプガの皆さんが11月8日、9年越しの日本武道館公演を告知。神輿や氷柱割り披露などアイドルが今までにやっていないことを詰め込むという。さらに『!!!!!!!!(バンバンバン)』も披露した。すると仙石みなみさんが「どうしてDDTフェスにアプガを呼んでくれないんですか?」と質問。高木は「11月8日に日本武道館でライブやるじゃないですか! 準備とかあるし申し訳ないと思って…」と声掛けしなかったことを告白すると「アプガとDDTの仲じゃないですか!」と2日前にも関わらず、DDTフェス出演を快く引き受け、11月6日DDTフェスの参加が決定。『FIRE』が流れるも大石が待ったをかけて「このアップアップガールズ(仮)の弟分ユニット・NωAもDDTフェス出られるんですよね?」と問いかける。すると高木が「お断りします!」NωAが卒倒するのを尻目に高木はアプガの皆さんとともにFIREポーズを決めて締めくくった。
【試合後のコメント】
高木 とりあえずインフォマーシャルマッチ、ありがとうございました!
アプガの皆さん ありがとうございましたー!
高木 日本武道館、絶対成功しますよ!
アプガの皆さん 頑張りまーす!
高木 俺もチケット売るから! 手売りする! ウチの社員を全員連れていくから。DDTフェス、(武道館公演の)2日前なんですけど大丈夫なんですか?
アプガの皆さん 大丈夫でーす!
仙石 DDTフェスに出て力を蓄えて8日の武道館に出るので。最高です。
古川 でもショックでしたよ! 第一弾で発表されなくて!
高木 本当は一日も早くお声がけしたかったんですけど、日本武道館を聞いて2日前なら絶対にYさん、出してくれないよなって。みなさんが大変じゃないかなって遠慮してたんですよ。でも本当に嬉しいです! 11・6DDTフェス、そして11・8アップアップガールズ(仮)武道館決戦、みんな来いよ!
大石 クソ~、試合には負けるし、DDTフェスには出れないし、推しのアイドルにはおっさんって言われるし、もうどうしたらわかんないよ~(泣)。
勝俣 大石クン。目を覚まして。もう気持ちを変えよう。これ(アプガのリストバンド)だよ。
MAO 敗因だ。
大石 ちょっとでも油断というか何かあるんだろうね。こんなものー…閉まってやる!
勝俣 つけなきゃいい。でも本当に悔しかった。
大石 まだチャンスあるよな!
勝俣 一つだけ言いたい。アップアップガールズ(仮)…めっちゃアイドルだった!
大石 チョーかわいかった!
勝俣 クソーッ! めっちゃ勉強になっちゃったよ!
大石 見習おう! アップアップガールズ(仮)の弟分ユニット、NωAとしてお姉さんたちを見習って、ちゃんと心身ともにアイドルになろう!
休憩明け、DNA-GPの参戦選手として樋口和貞、勝俣瞬馬、岩崎孝樹、MAO、渡瀬瑞基、ワンチューロ、レッカ、下村大樹、島谷常寛に加え、マイク・ベイリー、さらに謎の外国人選手、ロイズ・アイザックスの出場もアナウンスされた。さらにDNA-GPでデビューする選手として呼びこまれたのは上野勇希。21歳の大阪出身で竹下の高校の同級生。「本当に今聞きました。グランプリに出るということなのでケガしないように先輩たちに一矢報いるように頑張ります!」最後は上野の「後半戦スタート!」。
セミファイナルは高山善廣&大鷲透&樋口和貞vsKUDO&坂口征夫&高梨将弘の6人タッグマッチ。超重量級トリオが高梨を捕まえて試合を進める。大鷲の顔面踏みつけから高山が出てくると背中にチョップ。さらに踏みつけてカバーし、投げ捨てボディースラムからフェースロック。すると坂口が蹴ってカット大鷲と樋口が坂口を蹴散らし、高梨にダブルのショルダーアタック。高山がギロチンドロップを投下したが、これはKUDOがカット。苦しい展開が続いた高梨だったが、大鷲をブレーンバスターで投げてピンチを脱出。局面は高山vs坂口に。坂口がジャンピングミドル。坂口のエルボーに高山もエルボーで応じてニーリフト。樋口が出てくると串刺しラリアット。坂口も払い腰からサッカーボールキックでやり返してKUDOとタッチ。樋口はKUDOの8×4をキャッチして逆水平。KUDOもミドルキックで応戦する。KUDOはヒザ蹴りで動きを止めてバズソーキック。これはカウント2。KUDOと坂口が久々のサンドイッチ・ローキック。高山に襲い掛かる坂口を樋口がアルゼンチンでキャッチして場外に投げ捨てる。高山が坂口を追いかけて激しい場外乱闘。さらに2人はバックステージまで雪崩れ込んで乱闘を繰り広げる。リング内では樋口がタカタニックを狙った高梨を変形カナディアン・バックブリーカーで勝利した。
【試合後のコメント】
樋口 自分が見据えるのは石川修司の首一つ。次の大阪でも当たりますけど、その時も自分は石川修司の首しか狙ってないんで。KO-D、獲りにいきますよ!
高梨 まず今回、梅田がこういう状況になっちまって、4人揃ったと思ったけど、3人に戻っちまって。でも今度は梅田が戻ってくる場所を俺らが守っていくから。そしてアイツが帰ってきてくれた時には、この2人がベルトを巻いていると信じているから。坂口、今日は熱くなっていたな?
坂口 あのクソヤロー、いつでも来いよ。いつでもやってやるから。
高梨 そういうことだ!
メインイベントは佐々木大輔&遠藤哲哉vsHARASHIMA&彰人vs竹下幸之介&アントーニオ本多の3WAYタッグマッチ。竹下が遠藤にいきり立つ中、アントンがなだめて先発を買って出る。アントンは彰人に攻められそうになると徹夜で考えてきた昔話を披露せんとするも佐々木が止めに入る。しかし『ゴンギツネ』というタイトルで話を聴くことに。しかしアントンのキツネの手でのサミングに騙されなかった佐々木がキャッチして彰人に攻撃。さらにモーテルに遠藤がトルニージョを投下する。リングに戻るとアントンがスマスカに攻め込まれる。HARASHIMAがキャメルクラッチを決めているとダムネがリングインして蹴散らし、アントンを捕獲。厳しい局面のアントンだったが、佐々木にスパインバスターを決めてようやく竹下とタッチ。竹下が一気呵成に攻める。佐々木にはブレーンバスターを決めるもカウント2。ロープに振ると佐々木は場外へ。背後から遠藤がスワンダイブエルボーで飛んでくる。その場跳びシューティングスターはカウント2。竹下が強烈な逆水平。さらにテキサスクローバーを決めたが、これは佐々木がダイビング・エルボーでカット。遠藤も佐々木との連係からムーンサルトを浴びせたが、これはHARASHIMAがカット。スマスカが佐々木に串刺し攻撃。佐々木はHARASHIMAのスワンダイブ・ボディープレスを剣山、彰人にはドロップキックを決める。リングインしたアントンは佐々木を蹴散らすと彰人へ竹下とともに合体バイオニックエルボー。HARASHIMAにも同様に狙ったが、HARASHIMAはフロントハイキック。竹下はHARASHIMAを蹴散らし、竹下、遠藤にラリアット。走り込むも佐々木がリング下から足を引っかけ、遠藤が低空ドロップキック。場外に出た竹下に佐々木がトペ・スイシーダ。ダムネは竹下に首輪をつけてしまうと、なんと会場の収納スペースに閉じ込めて勝手に引き揚げてしまう。リング内では孤立したアントンにHARASHIMAがリバース・フランケンから蒼魔刀で勝負あり。
試合後、収納スペースからようやく出された竹下はヒロシを遠藤と勘違いして殴りかかってしまう。竹下は怒り心頭に引き揚げた。HARASHIMA「決着はリング内でやりましょう。タッグのベルトを前哨戦とかあるけど、後楽園では必ず防衛して春日部には巻いてきます。またこのベルトを巻いてきてやるさー!(観客『なんで~!?』)春日部大会、またみんな見に来るさー!(観客『なんで~!?』)DDTもっと盛り上げていくさー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
【試合後のコメント】
HARASHIMA タッグの3WAYでゴチャゴチャしてたけど、僕らの連係はバッチリじゃなかったけど、最終的に彰人クンのアシストがあって勝てたからね。僕は裕向と組んで佐々木、遠藤とのタイトルマッチがあるし、今日も前哨戦っぽい感じなったけど、アイツらのやってくることはわかってるんで。早く試合したいです。絶好調なんで。
彰人 僕らもセコンドで的確な指示を出して応援するんで。
HARASHIMA 後楽園で防衛して、まだ全然わかんないけどヤス・ウラノ&彰人組とかスマスカで。
彰人 あ~やりたいですね。ユニットで1位になって興行権とかもらえればやってみたいですね。
HARASHIMA いろいろ夢が広がるね。僕はベルトを守りたいと思うんで頑張ります!
彰人 頑張ってください。
一方、DAMNATIONのバックステージ。佐々木が「竹下、テメエみてえなゴミレスラーは一生、あの小部屋ですごしてろ! テメエは今日で終わりだ。大阪ではテツヤが腕相撲の強い母ちゃんとシングルやってやるよ!」と言うと、遠藤が腕相撲のジェスチャーをして高笑い。そこへ水の入ったペットボトルが投げ込まれ、竹下が遠藤に襲い掛かって大乱闘。竹下をヒロシが止めている間に佐々木と遠藤が先に引き揚げる。竹下は「大阪でな、遠藤、泣かしたるからな! アイツは結局、俺から逃げとんじゃ。だから俺が遠藤を泣かして一生リングに上がられないぐらい恥かかせてやるからな」と吐き捨てた。
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