DDTロゴ
DDT

【両国ピーターパン2014直前会見】KO-D無差別級戦へ3人が火花を散らす。HARASHIMA「負けなければいい」ケニー「100

この記事をシェアする



    • 8・17「両国ピーターパン2014~人生変えちゃう夏かもね!~」直前会見が12日、東京・両国国技館近くの会議場にておこなわれた。まずは鶴見亜門GMから両国大会のチケットが前売りの段階で完売したことが報告された。亜門GMが「ファンの皆様からの期待が相当あると思いますので、その期待に応えるべく当日は素晴らしいショーをお届けしようと思っていますので、ご期待いただけたらと思います」と挨拶すると、試合順に選手が登場して意気込みを述べた。

      □第1試合 タッグマッチ
      ヤス・ウラノ&彰人vsMIKAMI&GENTARO



      彰人 まず同じユニットのHARASHIMAさんがメインということで、僕とウラノさんが第1試合で。この第1試合でしっかり勝って、メインのHARASHIMAさんにしっかり勢いをつけたままバトンをつなげたらなと思います。あと個人的になんですけど、GENTAROには僕がデビューしたときからいろいろ気にかけてもらって、僕にとってもすごい思い入れのある人で。でもGENTAROさん、2年前に脳梗塞になってGENTAROさんの中で彰人っていうレスラーは2年前のままで止まっていると思うんですよ。でも僕はこの2年間ですごい成長しましたし、KO-Dのシングルのベルトにも挑戦しました。なので僕の成長した姿を両国っていう舞台でGENTAROさんにしっかりぶつけられたらなと思います。
      ヤス 今回、スマイルスカッシュとGENTARO&MIKAMI組という試合を組んでもらったんですけど、GENTARO&MIKAMI組っていうのは非常にバランスがいいチームだと思います。GENTAROさんは皆さん知っての通り、再起不能かと思われる状態から努力して、むしろ(欠場する)前よりも体が大きくなって、コンディションもよくなって帰ってきたというすごく素晴らしい選手だと思うんです。かたやMIKAMIさんはかつてはDDTのトップにいながらも、今はただ現状維持だけを夢見て、ただプロレスにしがみついて、DDTの旗揚げメンバーというだけで、今もDDTに居続けられるような、そんな選手なので。まあすごくプラスとマイナスというか、そういうので非常にバランスの取れたいいチームだと思います。そんなチームと闘えて、スマイルスカッシュとしてメインにつなげる意味でスカッと勝ちたいと思います。
      GEN ウラノがそんな好き勝手なこと言ってるって知らなかったけどさ……。まあでもいい闘いになるんじゃないの? いっぱいやりあってさ。彰人、オマエのことはちゃんと見ていたよ。今回もやろう。なあ。でも、オマエに敵わないとは思わない。やるよ、なあ。ウラノ、オマエともやるぞ。わかった?
      ヤス はい。
      MIKAMI 何かいろいろ言っている奴がいますけど、全然気にしてないっすね。ただDDTが生まれたときからずっと居続けている、ただ単にいるってだけじゃないのを見ている人にわかってもらえるように努力しているし。それはもうリング上の闘いを見てくれたらわかると思うので、自分はただいいパフォーマンスをして。確かにここのところ目標を失いかけて調子が落ちていたのはあるけど、そこでGENが出てきてハッパかけてくれたんで、これ以上の助っ人はいないと思うし、全然終わっていないっていうのを見せられる…見せられるっていうか、当然のことなんでね(苦笑)。またこれからGENと一緒にあがっていけるように、これからも努力してパフォーマンス作って、外野の声は全然気にしないんで。見せられると思います。

      ――GENTARO選手、復帰してから両国のリングに上がるのは初めてだと思いますが。
      GEN 僕、DDTから離脱しちゃったけど、それからちょこちょこ出してくれるから。両国も2010年と2011年も上がらせてもらったから。それで脳梗塞になったけど、今回もちゃんと出してくれたから、すごい(DDTに)足向けて寝られないなって感じですね。‐は本当に大好きです。DDTは本当に……。だから今回も試合もやるし、気持ちも大きく持ちたいですね。




      □第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤル(14人参加)
      出場選手=アキヒロ<8月12日時点での王者>、佐々木大輔、松永智充、平田一喜、遠藤哲哉、ゴージャス松野、大鷲透、DJニラ、越中詩郎、のの子、清水愛、FUMA、才賀紀左衛門、ヨシヒコ<以上、挑戦者>
      ※第1006代王者の防衛戦。
      ☆スペシャルリングアナウンサー…LiLiCo

      松永 今日、詩郎はどうした、詩郎は! 詩郎来てねぇのか? 越中! エッチュー! アイツ逃げてんのか、この野郎! アイツをね、アレだよ。隅田川越えてね、ニューヨークまですっ飛ばしてやりますよ!
      平田 夢は諦めなければ鞄持ちからでも、両国でアイアンマンベルトを獲れるってことを証明してやります! 頑張ります。
      佐々木 このイロモノレスラーの中で、私がミスターアイアンマンであることを、この闘いで証明したいと思います。
      遠藤 いま体のコンディションとか最高の状態なので、初めての両国を倒しみたいと思います。
      ニラ このアイアンマンのロイヤルランブル、DDTの年1回のビッグマッチの中では結構大事な位置づけ。2009年からやっていない年とかもあるんですけど、その中でロイヤルランブルに出るってことは非常に私自身、光栄なことだと思っております。本当に悲願の…悲願ですね、ここで勝利するってことが。もう本当に年間通して、このロイヤルランブルに出るためだけにあとの雑多な試合をやるみたいな感じで。例えば年間いい試合をいくつかやるよりはG1を一回獲るほうがいいわけじゃないですか? それぐらいの位置づけにしてますから。普段、こうやって段ボールで生活している我々かもしれませんけど、何とか、何とかね、皆さんのご期待に添えたらと思います。このおもちゃ野郎どもを駆逐していきたいと思います。……使わないでしょ? 使われたことがない。
      亜門 使います。
      清水 私は本業が声優を営んでおりまして、なぜ私がここにいるかというと、たぶん自分が一番ビックリしているのですが、プロレス観戦が趣味で、見るのが好きで、客席にいつもいたはずが、いつの間にかいろんなご縁がありまして、いまこうしてプロレスラーとして活動させていただいております。しかもまだキャリア1年足らずの私が、プロレスを見る楽しみを教えてくださったDDTプロレスリングさんの大会に、しかも年間最大のビッグマッチであります両国国技館大会のリングで試合をさせていただけるという運びになりまして、非常に光栄ですしビックリしております。しかもベルトに挑戦させていただけるということで、何とか自分がいたぞという爪痕を残して帰れればと思います。よろしくお願い致します。
      大鷲 今年ですね、実は相撲生活とプロレス生活を足して15年という記念すべき年になりますので。私の格闘技生活の原点であります両国国技館で大火傷を負うわけにはいかないんです! だからアイアンマンのこの試合をグダグダにせぬように、きっちり全力を尽くして円滑に進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
      のの子 巷で噂の~Kカ~~ップ! プルプル~! 東京女子プロレス所属ののの子です。数々の女性選手とか女性の主演者がいる中、両国ピーターパン2014のヒロイン、ウェンディ役に選ばれたことはものすごく感謝しておりますし、重い役だと思っています。人間の進化って元々猿だったんですけど、お猿さんっていうのはセクシーアピールはお尻だったんですよ。それで人々をメロメロにしたんですけど、それが私には前にも、そして後ろにもあるってことで、人より2倍アピール度があります。なので、前からでも後ろから来られても大丈夫だと思いますので、今回はベルトを持って帰りたいで~す。よろしくお願いしま~す!。
      ヨシヒコ ……。
      アキヒロ ……。

      ――王者に質問したんですけど、今回どんなところを両国で見せたいと考えているのでしょうか?
      アキヒロ ……。
      亜門 質問が悪いと。そんなつまんねぇ質問するな! 答えたくなるような質問しろってことですよ。

      ――ニラ選手、先ほどアイアンマンバトルに対する熱い思いを語られていました……。
      ニラ そんなつもりはなかったです。
      ――……それだけアイアンマンのベルトに思い入れがあるということでしょうか?
      ニラ まあ毎回ここに配置されますからね。それはしょうがないです。う~ん……誰が一番努力してるかっていうのが出ると思いますね。……使わないじゃん。
      亜門 使います! 使います!

      (松野、越中、FUMA、才賀は会見欠席)







      □第3試合 6人タッグマッチ
      赤井沙希&大石真翔&レディビアードvsアジャ・コング&アントーニオ本多&福田洋

      大石 とうとうこの両国にプロレス界に3人のカワイイが揃いました。この3人、カワイイコネクション!
      ビアード カワイイコネクションでーす!(赤井と大はしゃぎ)
      大石 カワイイコネクション、この3人で両国で引っかき回したいと思います。ねぇ、ビアちゃん。頑張ろうね!
      ビアード はい、ガンバロウね! カワイイコネクションね、我々は日本で一番カワイイプロレスラーですね! だから確かに勝ちますね! 相手さん、カワイイパワーありますか?
      大石 カワイイパワーは……(笑)。
      赤井 カワイイパワーはやめたほうがいいんじゃ……。
      ビアード あまりないね。カッコイイパワーはたぶん臭い!
      アントン ちゃんとしゃべれー!
      赤井 ちょっと、シッ!
      ビアード アジャ・コングさん、たぶん怖いパワー。たぶんあまりかわいくない。だからカワイイコネクション、頑張るねー!
      赤井 私個人としてはこの両国でデビュー1年ということになります。この1年間、ただボーッとしていたわけでもないですし、練習もたくさんしてきました。で、ほかの女子の団体にいても経験できない試合をいっぱいこなしてきたので、その辺は普通の女子とはまた違うのかなと思います。あとはうちらのタッグチームに関して、チームワークはバッチリなので対戦相手のチームにはカワイイパワーでも強さでも負けないです。
      福田 レディース・エンド・ジェントルメン、ミスターです。私が今年も両国で試合が出来るのを嬉しく思います。ただ一つ対戦相手のチームに言いたいことがある。プロレス舐めんじゃねえ! プロレス舐めんな。オマエら芸能がダメだからプロレスだ? プロレスがダメだからアイドル気取り? 舐めんじゃねぇぞプロレスを! こちとら見ての通り、ミスターアジャとミスターパーフェクト! ミセス……(アジャが隣のアントンにチョップ)。
      アントン ミス・アジャさんだろうが!
      福田 スミマセン!(アジャが福田にもチョップ)アウチ!
      アントン まだご結婚されてない!
      福田 ごめんなさい、ミス・アジャ。ミスターアントン、そしてこのミスターパーフェクト、3人は生まれてこのかたプロレスだけを愛し続けて、プロレス道を邁進し続けてんだよ! 命かけてんだよ! オマエらよ、プロレスやるのはいいよ。かじるのはいいよ。ただな、生半可な覚悟でやったらどうなるか、両国で見せてやる。ドーン・ミスイッツ!
      ビアード かわいくない!
      アントン いいか! 確かに福田の言っていることは支離滅裂だ! 自分のことを棚にあげている。だがな、人には事情がいろいろあるんだ。オマエらにその事情がわかるか? 大変なんだぞ!
      アジャ 唾が……。
      アントン ごめんさない!(取り出したタオルでアジャにかかった唾を拭きながら)レディビアード、テメエ! さっきオマエらのほうがカワイイとか言ってたけど、えっとまあ、う~ん……俺たちと比べたら100歩譲ってそうかもしれない。しかし、オマエらな! とくに大石真翔とか36(歳)だぞ! 36にもなってカワイイとか言っているヤツのどこがカワイイだよ。キモイだろうが、オイ! あとレディビアード! オマエに対抗して福田もヒゲ生やしてんだよ。ホラ!(福田が無精ヒゲ程度の顎ヒゲと口ヒゲをアピール)アハハ。えっと……赤井沙希! お前も覚悟しておけよ! 俺たちにはアジャ様がいるんだよ。ジューダス・プリート…ブリーストで入ってくるんだぞ、オマエ!
      アジャ 噛むなよ!
      アントン 噛んだけどな(苦笑)、ジューダス・プリーストで入ってくるんだぞ、オマエ! 覚えていろ! ですよね?
      ビアード ちっともかわいくない!
      赤井 かわいくはないね。
      アジャ ウルセーッ! 何かワケがわからない。そこにいる福山君に呼ばれて来たんだけど。
      アントン 福田です! 福田が呼んだんですか?
      福田 そういうことになります。
      アジャ 一人、デーブ・スペクターまじってるじゃん?(苦笑)
      アントン デーブ・スペクターですよ
      ビアード&赤井 誰?
      アントン デーブ・スペクターも知らないのか、オマエら!
      アジャ まあでも……(苦笑)なんだろうな、もう! このテンションにまだ付いていけてないけど、日曜日までには何とかするわ。するけど、大丈夫。私は私のやれることをキチンとやりますけども。かわいさでうんぬんかんぬん言うけど、言っておくよ。この中で一番メディアに出ているのは私ですから! かわいさで一番売っている私ですよ。最近かわいいって評判なんだから! 知らないの? どっきりとか出るとかわいい、かわいい評判なんだから。わからないのか、その辺が! 勉強不足だよ。もうちょっと勉強して、ちゃんと。かわいいんだよ!
      ビアード 全然かわいいじゃないね!
      アジャ うるさいよ、デブ! この野郎!
      大石 デブ?(苦笑)
      アントン オマエらデブじゃねーかー! オマエもデブだし、オマエもデブだろ!
      ビアード すっごい無礼な感じぃ。
      赤井 誰が?
      アジャ とりあえず今までDDTさんでいろいろなことをやらせていただいて、いろんな楽しいことをやらせていただきましたが、今回も楽しくやりつつも、まあ女子プロレスラーとして今までやってきて、ほかの女子とは違う経験をやってきたと言いましたよね、赤井さんが。じゃあ女子(プロレス)の経験をきっちり積んでもらおうかなと思います。

      ――アジャ選手、いま赤井選手に女子の経験をしてもらうと言いましたが、横にいるビアード選手はユニオン女子のチャンピオンなんですけど……。
      アジャ えっ、女子なの? 女子なの?(苦笑)
      ビアード チャンピオンですぅ。
      アジャ 女装が好きな変なデーブ・スペクターじゃないの?
      ビアード 強いな女子ですね!
      アジャ ああそう……なんだろうね(苦笑)。まあ女子のチャンピオンなんだ? アハハハ! どうしよう……でもね、じゃあそのベルトも頂きにあがりますわ、そのうちに。私、ベルトコレクターなんで。最近あまりベルト持っていないんだけど、そろそろ……でも何か(Fly to Everywhereのベルトが)似合ってないよ。その毛にそのベルトは似合わないだろ?
      ビアード 私は考えました。日本人すごい丁寧ね! けど、あなたは無礼!
      アジャ ごめんごめん。日本人じゃなくてハーフだから。ごめんね。半分そっち寄りだから、ごめんね。
      ビアード スミマセン。
      アジャ アハハハハ。
      ビアード ホント、無礼な感じね~。じゃあ私のベルトに(挑戦して)来てくださーい!
      アジャ そのうちね。考えておく。

      ――アジャ選手から見て、赤井沙希選手はプロレスラーとしてどのように映っていますか?
      アジャ まだ試合をちゃんと見たことがないので。で、私は見たりとか人の意見を聞くよりは、自分で感じてみたいので、今回当たるのをすごく楽しみにしているというところです。若干パートナーたちに不安があるんですけど。
      アントン 大丈夫ですよ!
      アジャ まあ、こっちは逆に置いておいて(苦笑)、こっちはあっちのおかしな2人をやってもらって、私はそこと当たらせてもらおうかな。
      アントン そうしましょう! そういう戦法でいきましょう!






      □第4試合 KO-D6人タッグ選手権試合
      <王者組>KUDO&坂口征夫&マサ高梨vs石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬<挑戦者組>
      ※第12代王者組初防衛戦。

      高尾 両国で自分たちが6人タッグの挑戦者ということなんですけど、うちらはいつも一緒にいるので、試合は絶対勝てると自分は勝てると思っているので心配はないんですけど、一番の心配はパワーパフガールズとコラボするんですけど、自分はバブルスという水色なんですけど、果たして水色が似合うのか? 髪の色、コスチューム、そこが一番不安なんですけど、水色にもしなるんだったらなって白いベルトを巻いて、新しい自分を見せたいなと思います。
      入江 両国国技館でこの2人と組んで3人で巻くベルトに挑戦できるというのは嬉しいです。3人で巻くベルトはこのDDTで一番仲のいい、このチームドリフが絶対に巻いていたいと思いますので、このブロッサムとバブルスとバターカップで必ずベルトを巻きます。
      石井 今回の試合、すごい自信があります。すごい自信に満ちています。それはデータに出ちゃっているんですよ。例えばこっちのチーム(ドリフ)、今まで58回組んでいて38勝18敗2分け、勝率6割5分5厘。そしてこっちの四天王は…。
      高尾 四天王? 酒呑童子。
      石井 酒呑王はまだ13回組んで8勝5敗。勝率6割1分5厘。なので、こっちが4分0厘勝ってます。さらに両国大会、まず3人の酒呑王の合計成績6勝5敗、5割4分5厘。そしてこっちは10勝5敗、6割6分6厘。さらに3人で組んだ場合、入江君が直接(黒星を)取られたことが今まで一度もありません。58試合やって一度も入江君が取られたことがない。だから入江君をずっと出しておけばチャンピオンになれると思っていた…のですが、この両国国技館に関して、この3人の合計10勝5敗、うち4敗が入江茂弘なので、この両国でゲンの悪い入江茂弘を2人でサポートしてチャンピオンになりたいと思います。
      高梨 ウェーイ!(缶ビールで乾杯して)さっきからコメント聞いてるけど、俺はもう酔っ払っちゃってるからよくわからない。けどな、覚えていることがあって、前回のホールでその緑色が「僕たちが一番仲のいいユニットだからベルトを巻きます」みたいなことを言ってたけど、確かにその部分においては俺らは負けていたかもしれない。けどな! 両国に向けてちゃんと対策は練っているんだよ。俺らは今から海合宿へ行く。酒呑童子、海合宿だ。そこで朝まで飲んで結束を深めて、両国では「仲の良さでも酒呑童子には勝てません」って言わせてやるよ。ねぇ兄貴!
      KUDO そういうことです。ねぇ坂口さん。
      坂口 殺(や)るだけです。
      高梨 あとオマエらな、不用意な発言するんじゃねぇぞ! 俺らは飲んでいて気分いいけど、坂口さんはな運転係だからノンアルコールビールでイライラしてんだよ! あんな挑発的なこと言うんじゃねぇぞ、緑色!
      KUDO この6人タッグのベルト、僕らが一番似合っていると思っているので超満員のお客さんと酒盛りしたいと思います。
      坂口 この前ホールで言った通り、殺(や)るだけです。ぶっ殺してやります。

      ――入江選手、石井選手のデータでは両国で勝率が悪いと出ているそうですが。
      入江 足を引っ張らないように頑張ります。







      □第5試合 DDT EXTREME級選手権試合 
      <王者>男色ディーノvsマッスル坂井<挑戦者>
      ※第29代王者初防衛戦。
      ☆特別立会人…山里亮太

      亜門 EXTREME級のタイトルマッチはルールをチャンピオンが指定できるということなのですが、ディーノ選手、ルールのほうは決まりましたか?
      ディーノ 結論から言うと、まだちょっと定まりきっていないんですけど。意気込みも言っちゃっていいですか? これハッキリ明確にしておきたいのは、過去への清算じゃないのよ。過去なんて未来のためにあると思っているから。だから別に過去、この2人に何かあったらから今回私のワガママで組んでもらったわけじゃないってことは言っておきたい。その上でちょっと……まあそうね。私のやりたい相手ではあったからルールをどう設定していいかわからないんだけど、ここは敢えてブランクもあるし、マッスル坂井選手に一任しようと思っているので、意気込みとともにルールもこのまま投げてみたいと思います。




      ディーノからルールまで丸投げされてしまった坂井は「じゃあこれからルールと意気込みについてわかりやすく資料をまとめてきましたので」と言うと、MacBookをプロジェクターにつなぎ、スクリーンにパワーポイントで制作した資料「中堅金型メーカーにおける『男色殺法』対策についての中間報告」を映し出してプレゼンを開始。改めて男色ディーノというプロレスラーをおさらいしてから、破壊的イノベーションを男色的イノベーションに置き換えた結果、両国大会でディーノがタイトルを防衛した場合、プロレスらしさという概念の敗北になってしまうという。そこに今回の試合にかける気持ちと意味を見つけたという坂井は「私がプロレスを守らなくてはいけない」という思いからディーノに勝たなければいけないとアピール。ディーノに勝つために男色殺法を分析した坂井は、昨年の両国大会でディーノにリップロックされた飯伏がリップロックを返したことで勝利した例を挙げて「男色殺法で精神的苦痛を受けなければいい」という結論を見出し、新潟でディーノとほぼ同じ性、身長、体重を持った新潟市在住のアマノツバサさんを相手に第一回男色殺法無効化特訓をおこなったという。なお、この秘密特訓は両国大会前日まで続ける予定。































      プレゼンを終えたところで肝心のルールにまったく触れていないことを指摘された坂井は、15日の午前中に作成する予定と返答。しかしディーノが「今日までにちゃんとプレゼンしてくだいって言ったよね」と指摘。15日ではちょっと遅いということで、ディーノが「もうアレやるか! もうしょうがないじゃない。4年前に『20年後に会いましょう』みたいになったじゃない。マッスルで。そのとき20年後にやろうって言っていた形式をもうここでやっちゃっていいですか?」と言い出す。

      ディーノ 20年かけてお互いに大事なものをつくりあげて、それを爆破するっていう……。
      亜門 それをもうやっちゃうわけ?
      ディーノ しょうがいなよ。考えてきてないんだもん。
      坂井 そうだな。この両国で、お互いこの4年間かけて大事にしてきたものをかけて……。
      ディーノ インポータントサムシング時限爆破デスマッチ。
      坂井 インポータントサムシング時限爆破デスマッチ!?
      ディーノ 知らなかったみたいに言うな!(苦笑)もうダラダラやっても仕方ない! 試合開始10分経過したら、お互いの大事なものが爆破されるっていう、インポータントサムシング時限爆破デスマッチをこの両国でやっちゃおう!
      坂井 オマエがその気なら、もうやるよ!
      ディーノ いいんだね?
      坂井 わかった。

      ――ササダンゴマシン選手がHARASHIMA選手に挑戦した際は、垂直落下式リーマンショックを3回決めれば勝てるというデータを出していましたが、3回決めたにも関わらず観客の声援など見えない力が働いて勝つことができませんでした。男色殺法対策はされているようですが、その辺は加味されていますか?
      坂井 見えない力といえば、今日、本来なら会社の営業日でして。記者会見、最初14日と聞いていたのですが、12日になったと連絡を受け、泣く泣くお盆前の営業日なのに「休ませてほしいんですが」と言ったら、「いい加減にしろ」と父であり、社長に言われまして。「来年はないぞ」的なことは言われたんですが、そういう見えない力には屈せず……正直、それで私の精神力は86%ダウンしているんですが(苦笑)、当日までにはしっかりコンディションあげていこうと思っています。
      週刊プロレス・加藤朝太記者 10分経過で大事なものが爆破されると、そのあとはどうなんでしょう?
      坂井&亜門 はあ?
      坂井 大仁田厚に謝れ! 大仁田厚に謝ってください!
      ディーノ 爆破されたあと大仁田厚は何をしたのか、それを調べてきてください!
      亜門 聞きますか、そういうこと。
      坂井 俺たちはいいよ。
      ディーノ ダラダラと試合するだけに決まっているでしょ!
      坂井 大仁田さんに謝れ! テリー・ファンクに謝れ! プロレスに謝れ!
      加藤記者 ごめんなさい!
      坂井 スミマセン、取り乱しました。




      □第6試合 両国国技館全域を使った路上プロレス
      高木三四郎&葛西純vs鈴木みのる&中澤マイケル

      高木は戦闘用自転車に乗ってテーブルごとマイケルに衝突しながら登場。「高木さん、これ借りているところなんですけど」と慌てる亜門GMに高木は「これが記者会見でよかったな! 本番はこうはいかないからな」とマイケルに言い放つと戦闘用自転車をテーブルの上に乗せ、自身はイスの上に立ってみせる。





      マイケル 最初は僕の契約とかから始まった小さなことかもしれないけど、ここら辺でハッキリ白黒つけて、このハイブリッドボディーで、そしてビアガーデン中に編み出した無敵のハイブリッド・ベノムスリーパーで、そんな自転車なんか叩き壊しながら絞め落としてやるからな。そして契約のこと、二度といじらせないようにしてやるからな。
      高木 この7月19日のハンドメイドフェスで初公開した秘密兵器チャリンコの名前が1万5000通の応募の中から、ドラマチック・ドリーム号と決まりました。これは車体の全長が約2メートル、時速はたぶん20キロぐらいだと思います。これでここを押せば明かりが点いてデストロイモードになります!
      マイケル 何がデストロイするんだ?
      高木 うるさいよ、オマエは! このデストロイモードで鈴木みのる、中澤マイケルを撃破して、そしてこのクレイジー大社長、葛西純と組んでテメーらをぶっ潰してやるからな!
      マイケル ハイブリッドボディーにそんなの効くか!
      高木 (無視して)というわけで、一つこの試合前にお願いしておきたいのが、このデストロイモードのドラマチック・ドリーム号を公認凶器にしていただきたいと。
      亜門 わかりました。
      マイケル なんでわかっちゃうの?
      亜門 路上だもん。ハナからそのつもりじゃん。

      ――高木選手、鈴木選手とはこだわりの対戦だと思いますが、そのドラマチック・ドリーム号で鈴木選手を轢く覚悟ができているということでしょうか?
      高木 まあ(ボタンを押すがなかなかランプが点かない)このように接触不良を起こしていますので、このドラマチック・ドリーム号が当日まで持つかどうかは私にもわかりません。ただ、このドラマチック・ドリーム号のデストロイモードが発動すれば、間違いなく勝てます。いま、このドラマチック・ドリーム号デストロイモードの発動中です(苦笑)。
      マイケル 光ってるねぇ。
      ――中澤選手はそのハイブリッドボディーが完成すると、それまでよりどれくらい強くなるんでしょうか?
      マイケル いや~、そうですね。まだ闘ったことがないんで分からないんですけど、当社比で365倍くらいには恐らく跳ね上がるんじゃないかと。
      ――ちなみにどのようなトレーニングを?
      マイケル そのトレーニングの内容については明日のテレ玉で流れますので。あとYouTubeとかにもアップすると思うので。本当に血を流しながら特訓しているので。それを見ていただければどれくらい強くなったか分かるんではないかと。
      亜門 マイケル大丈夫? 面白いこと一つも言ってないけど(笑)。
      マイケル もう無理っすねぇ。

      (鈴木、葛西は会見を欠席)



      □第7試合 スペシャルシングルマッチ
      飯伏幸太vs近藤修司

      近藤(コメントを亜門GMが代読)コメントを求められても何も言うことはない。余計な味付けは必要ないだろう。当日、ただ潰しにいくだけ。
      飯伏 近藤さんと試合できるのはすごく嬉しいです。向こうはどう思っているか分からないですけど、自分はプロレスを教えてくれた師匠だと思っているので、当日はすべてぶつけて満足いく試合をして復帰したいと思います。

      ――現在のコンディションの回復具合と、久しぶりの試合になりますが、その辺は大丈夫ですか?
      飯伏 全然大丈夫です。
      ――まったく不安はない?
      飯伏 まったく不安はないです。
      ――医師からもOKは出た?
      飯伏 出ました。
      ――試合をして大丈夫だと。
      飯伏 はい。
      ――近藤選手と対戦するのは久しぶりだと思いますが、いまの近藤選手のイメージは?
      飯伏 そうですね。自分は近藤さんに対しては基本的に昔から変わらないですね。
      ――自分の中ですでにイメージができている?
      飯伏 最後に試合したときから5~6年くらい経っていると思うんですけど、結構は自分は変わっているはずなんで。いまお互いにたぶんベストな状態だと思うので。



      □第8試合 スペシャルシングルマッチ
      竹下幸之介vs棚橋弘至

      棚橋(コメントを亜門GMが代読)2億万年に一人の逸材でしたっけ? 100年に一人の逸材に被せてくる勇気っていうのはスゲエなと思いましたけどね。ビッグマウス具合はちょっと鼻につくけど、一丁、胸を貸してやりますよ。ただひと言だけ。逸材は遠いぞ。
      竹下 このシングルマッチの捉え方は人それぞれあると思います。僕はこの試合がチャレンジマッチだとは微塵も思っていません。僕はこの試合、DDTvs新日本プロレスのDDT代表に自分は選ばれたと思って、それをプレッシャーにして、それをモチベーションにして今試合に向けて肉体的にもですけど、精神的にも気持ちを向けていってます。僕のこの試合のテーマはポテンシャル・潜在能力。ポテンシャルでメジャー、プロレス界のエースの棚橋選手相手に自分がどこまでできるのか、それをDDTのリング、このホームで見せつけたいと思います。

      ――棚橋選手は先日までG1 CLIMAXで連日シングルマッチをやっていたんですけど、G1の試合はご覧になりましたか?
      竹下 敢えて見ないようにしました。それは変に意識するというか、その試合を見て、その意識されるのも嫌なので、いつも通りの自分を出したいので敢えて見ないようにしました。
      ――棚橋選手のどういうところがプロレス界のエースとして優れている部分だと思いますか?
      竹下 僕もいちプロレスファンでありました。そのときにつねにメインに立って締めていたのが棚橋選手でした。僕らの世代のアントニオ猪木選手が棚橋選手だと思います。そういう選手と両国でシングルマッチができることは自分にとってチャンスなので、サプライズを起こしたいと思います。
      ――頭の中で何度も棚橋選手と闘っていると以前おっしゃってましたけど、最近勝てたりとかは?
      竹下 最近は……頭の中で闘ってももう見えないんですよ。たぶんそれは……何なんでしょう。分からないですけど、いつも僕は試合前に頭の中で妄想プロレスするんですけど、今回はちょっと相手が高いところに居過ぎるというか、もう見えない。正直、怖いっていう気持ちはありますけど、でも実際リングに立ったらもう試合するだけなので大丈夫です。



      □メインイベント KO-D無差別級選手権サバイバル3WAYマッチ
      <王者>HARASHIMAvsケニー・オメガ<挑戦者>vs木高イサミ<挑戦者>
      ※第48代王者3度目の防衛戦。

      ケニー まず今年の両国のメインに出られないはずだったけど、偶然3WAYになってメインイベントができる…それは嬉しいです。けど、正直私の準備がまだできていない。体は100%なんですけど、試合を考えてばかりいるので。試合もまだしてないし、トレーニングもまだしてないし、いろいろイメージ的なことがまだできていないから、まだまだ準備ができてないけど、両国までには準備が全部できて100%見せられると思います。
      イサミ 僕が「じゃあ、みんなでやればいいんじゃなですか」って言った人間なので。何でみんなでやればって言ったかというのは、それはケニーにも勝ちたいし、HARASHIMAさんにも勝ちたいし。2人に勝ちたいからこのルールというか、(試合)形式を提案しました。だから最低でも2人に勝つ、最高でも2人に勝つ。両方ですね。必ず2人を倒して最後にベルトを巻いて帰ります。
      HARASHIMA 3WAYということになって、もう負けなければいいんで。自分がチャンピオンとして最後まで勝ち残ってリングを降りますので。もうやりだけです。

      ――イサミ選手とケニー選手は両国のメインは初めてだと思います。
      ケニー そうだね。両国のメインに出たことはないけど、新日本の両国でベストバウト獲りました。だからプレッシャーとかは何も感じない。いつも通りでやれると思います。本当に問題ない。
      イサミ DDT年回最大のビッグマッチがこの両国大会なんですけど、僕の中でそれよりKO-Dを獲る場所がそこだったってことであって、何も怖いものはないですし。まあ、もう(チケットも)完売になったんでしたっけ? 完売になっているので、そうしたら今までより何倍も楽しめると思います。

      ――今日、お互い相手を直接見ての印象や感じるものは?
      ケニー イサミのほうを見たら細いよねと思いますけど、イサミとは何回も試合をしたことがあるから体重とか関係ない。この2人はすごく強い。だから何かHARASHIMAさん見ても、イサミさん見ても、イメージとか体とかはどうでもいい。トップレベルの選手だから試合で気をつけないといけない。だから意見は別にない(笑)。
      イサミ 僕も今日は思いのほかリラックスしていて、あと5日あるけど今日会見場で2人を見てもやっぱりリラックスしているので。それは経験値なのか何なのか、自分に対する自信なのかわからないですけど、僕はこのまま程よい緊張ぐらいの感じでそのまま両国のメインに出ればいいんじゃないかと。
      HARASHIMA 普段と変わらずと言うか、落ち着いてるし。ケニーはコンディション良さそうだし、イサミもねすごく落ち着いてて。本当に当日を待つだけです。

      ――HARASHIMA選手、チケット完売が完売になったと聞いてチャンピオンとしてどう思いましたか?
      HARASHIMA チャンピオンとしてというか、普通にそれは嬉しいことですね。嬉しいです。
      ――責任感を感じるとか、そういうことは?
      HARASHIMA 責任感? とくには感じないですね。全然チケットが完売しようと、売れ残っていようと、大きな会場だろうと、小さい会場だろうと、どこでやろうと自分はいつも気持ちは一緒なので。







    この記事をシェアする