5日、東京・新木場1stRINGにて「闘うビアガーデン2015~スマイルスカッシュDAY~」がおこなわれた。18時を回ってヤス・ウラノと、スマイルスカッシュに関係ない福田洋が「寂しいから」という理由だけで前説に呼ばれてスタート。「特にやることがない」と相撲の抽選会がファン参加でおこなわれ、以下のように決定した。
○トーナメント1回戦第1試合
石川修司 vs 松永智充
○トーナメント1回戦第2試合
HARASHIMA vs 佐々木大輔
○トーナメント1回戦第3試合
福田洋 vs 竹下幸之介
○トーナメント1回戦第4試合
石井慧介 vs 入江茂弘
○トーナメント準決勝第1試合
1回戦第1試合の勝者 vs 1回戦第2試合の勝者
○トーナメント準決勝第2試合
1回戦第3試合の勝者 vs 1回戦第4試合の勝者
○トーナメント決勝戦
続いて見所をグダグダ話して終わらせようとすると「ちょっと待ったー!」の声。福田の入場曲とともに登場したのは映像班の福田亮平(デビュー当時の福田のコスチュームを着用)。ゲイのほうの福田が「男の中の男を決める相撲のトーナメントがあると聞いたので、映像班代表として出させてください。相撲で勝ったら出場権を僕にください。そしてゲイの汚名を返上します!」と訴える。これを歌の方の福田が了承して、福田同士の相撲マッチがスタート。2人が組み合っているとマーヴィン・ゲイの曲が流れる中、ゲイのほうがあっさり寄り倒されて終了。ゲイのほうが3本勝負を主張し、これを歌のほうも了承して2本目がスタート。平井堅の『瞳を閉じて』が流れる中、ゲイのほうが掬い投げられて終了。ゲイのほうが「もう一本取らせてください。これで負けたら諦めます」と懲りずに言うと、観客の後押しもあってスタート。ツーショルダーを外して気合いを入ったところを見せたゲイのほうだが、組み合っていると『きよしのズンドコ節』が流れ、タイツを全部脱いでパンツ一丁になったところで「もろ出し」がアナウンスされて終了した。
19時を回って選手入場式へ。「みなさん食べたり飲んだりして楽しんでください」(ヤス)「今年は自分のプロデュースマッチで中津と旧ハードヒットルールでシングルをさせてもらいます。中津は僕がハードヒットに出ていたのを知らないと思うので、その頃の僕を味わってもらおうと思ってカードを組みました。あとスマスカのビアガーデンと言えば相撲でしょう。HARASHIMAさん何か一言お願いします」(彰人)「みなさん、こんばんわー! みんなが笑顔で終われるような…」(HARASHIMA)とスマイルスカッシュが意気込みを述べる中、ディーノはその後ろで梅田にセクハラをし出す。ディーノと梅田と揉めだすとHARASHIMAが「やめろ、やめろ! 今みんなが笑顔になってって言ったところなんだからさ!」と止めに入り、「そういうことは試合でやればいいんだよ! 今はとりあえず仲直りしようよ」と握手を促す。握手して「ごめんなさい」と頭を下げた両者だが、その後もディーノは梅田へのセクハラをやめようとしない。すると止めに入った樋口とディーノの頭部がごっつんこ。あまりのダメージのため、2人はセコンドに抱えられてバックステージに下がっていった。リングに残ったスマイルスカッシュと中津による「カンパーイ!」でスタートしたが、何やら嫌な予感。
第1試合前に大相撲トーナメントへ。土俵入りが終わって1回戦第1試合は松永智充vs石川修司。組み合いから石川が寄り切って準決勝へ。
1回戦第2試合はHARASHIMAvs佐々木大輔。立ち合いからHARASHIMAの呼吸が合わず仕切り直し。これで焦ったのか突っ込んだHARASHIMAを佐々木が引き落とす。同時に倒れ込む両者だったが、行事の星誕期の軍配は佐々木のほう。石川vs佐々木の準決勝が決定。
1回戦第3試合は福田洋vs竹下幸之介のハッピーモーテル対決。両者マワシを掴むも足を引っ掛ける福田を竹下が下手で無理やり投げて勝利。準決勝進出を決めた。
1回戦第4試合は石井慧介vs入江茂弘のチームドリフ対決。石井がうまく入江の巨体を掬って投げて勝利。竹下vs石井の準決勝が決定。
第1試合は彰人vs中津良太の旧ハードヒットルールによるシングルマッチ。5ロストポイント制でダウン、エスケープで1ポイントずつ喪失。5ポイント全て失うとTKO負けとなる。また、試合はKO、ギブアップ、TKO、3カウントフォールで決着がつく旧ハードヒットルール。北側ステージの壁に赤い幕5枚と青い幕5枚がかけられ、それでロストポイントを表示するアナログ方式。彰人のセコンドにヤス、中津のセコンドにイサミが付いた。じっくりとしたグラウンドの攻防から彰人が握手を求めておいて、応じたところを引きずり込む。中津は低空タックルから足関節を取りにいく。彰人がそれを潰すもカウント2。中津がキックで襲い掛かってフロント・ネックロック。彰人はそれをブレーンバスターで切り返す。彰人は蹴り脚を取ってパワーボム気味に叩きつけるが、中津は腕をキャッチする。彰人が抜け出すも、中津が脚を取り返してアンクルホールド。さらに腕十字へ。彰人がエスケープして1ロストポイント。中津が猛然と打撃で襲い掛かってコーナーまで詰められた彰人にハイキックを決めてダウンを奪う。これで彰人は2ロストポイント。中津は飛びつき腕十字を狙うが、これを逃れた彰人が俵返しからカバー。これはカウント2。彰人は中津のスリーパーを逃れて足4の字を狙う。さらにもがく中津を器用に絡め取ってサソリ固めへ。これを中津が逃れてサソリ固めでやり返すも、彰人が抜け出して腕取り式のサソリ固めへ。これには中津がたまらずタップ。試合後は互いに正座して一礼。
第1試合が終わると大相撲トーナメント準決勝へ。まずは第1試合の石川修司vs佐々木大輔から。潜り込もうとする佐々木を石川が押し出して完勝。決勝戦へ。
続いて第2試合の竹下幸之介vs石井慧介の準決勝。向かってくる竹下を石井が突き出して勝利。これで決勝戦は石川vs石井で決定した。
引き続き石川修司vs石井慧介の優勝決定戦。互いに塩を投げて向かい合う。呼吸が合わず仕切り直し。投げようとする石井を石川が寄り倒して優勝した。石川は秋のトーナメントと合わせて連覇達成。
試合後は優勝インタビューへ。井上リングアナ「優勝おめでとうございます」石川「ごっつぁんです」井上リングアナ「今のお気持ちをお聞かせください」石川「両国で角界出身のレジェンド・天龍さんと闘えるので、DDTの横綱として恥ずかしくない闘いをしてきます!」
第2試合は男色ディーノvs梅田公太のシングルマッチ。試合前に「大変だ~!」と大石が駆けつける。「ディーノが樋口とか言ってるし、樋口がディーノとか言っているし、訳わかんねえ!」と慌てふためくも「俺がなんとかするしかねえ!」と言って引き揚げた。梅田の後にディーノの入場となり、いつものホモ注意喚起のアナウンスがあったが、登場したのはなんとディーノのコスチュームを着用した樋口。先ほどのごっつんこで体が樋口になってしまったディーノは男性客を襲い続け、観客から悲鳴が起こる。梅田のセコンドには樋口の心を持ったディーノがセコンド業務に徹していると思いきや、鉄柱に向かって鉄砲を繰り出していた。
ディーノの心を持った樋口は梅田の腕を取って股間につけようとすると、そこから男色殺法。さらに男色回転体からタイツの中をまさぐっていくが、梅田がエスケープ。樋口の心を持ったディーノはディーノの心を持った樋口に「気持ち悪いよ!」と注意。ディーノの心を持った樋口がTバックになってナイトメア。自分を殴ってバーミヤンスタンプを投下するがカウント2。梅田はディーノのリップロックを拒否してミドルキック連打。ようやくディーノの心を持った樋口を打ち崩すと串刺しエルボーからハーフダウンにさせてジャンピング低空ドロップキック。さらにスワンダイブ式ドロップキックを決めるもカウント2。ディーノの心を持った樋口がリップロックを迫る。梅田がかわすと松井レフェリーに誤爆しまう。梅田がさらにコーナーへ振るとディーノの心を持った樋口が松井レフェリーにリップロックを決めて、ついにダウンさせてしまった。セコンド大石がリングインしてディーノの心を持った樋口と梅田に3Dを決める。いつものケツ出しの流れでは心はディーノでもガタイは樋口なので、突き飛ばすパワーが強くて大石が飛ばされる。そんなこんなでディーノの心を持った樋口がコーナーに登ってケツを出してセット。場内「ウィー・ウォント・アスホール」のチャントの中、大石が梅田を振ろうとするも、これは樋口の心を持ったディーノが止めに入る。しかし、切り返されてディーノの心を持った樋口の地獄門へ。中津も梅田のピンチを救おうとするが、切り返されてディーノの心を持った樋口の地獄門へ吸い込まれた。梅田も投げられそうになったが、キックで抵抗する。しかし、大石に突き飛ばされてディーノの心を持った樋口の地獄門へ。ディーノの心を持った樋口が押さえ込むと、なんとか息を吹き返した松井レフェリーがマットを叩く。しかし、カウント2。すると大石は男色トーテムポールを予告。ディーノの心を持った樋口は樋口の心を持ったディーノにファイト一発!。コーナー3段目に突っ込んだ樋口の心を持ったディーノを半ケツにさせると、さらに中津もコーナー2段目で半ケツにさせられ、コーナー最上段で大石自ら半ケツになる。ディーノの心を持った樋口が梅田にリップロックからファイト一発!を決める。すると梅田は大石 → 中津 → 樋口の心を持ったディーノの順でそれぞれケツに吸い込まれると、最後はディーノの心を持った樋口の男色ドライバーでフォール負け。
試合後もディーノの心を持った樋口が梅田を凌辱。それを止めようとする中津、樋口の心を持ったディーノに大石も加わると、その4人で頭をごっつんこ。するとディーノの心を持った中津が梅田に襲い掛かり、樋口の心を持った大石が四股を踏み、中津の心を持ったディーノが慌てふためき、大石の心を持った樋口がそれっぽいポーズを決める混乱の中、試合は終了した。
メインイベントはHARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人vs木高イサミ&石川修司&久保佑允の6人タッグマッチ。彰人と久保の先発でスタート。久保のジャベに彰人はボディースラムを放って、続いてHARASHIMAとイサミが対峙。グラウンドでHARASHIMAが腕十字を狙うも、イサミが阻止して弓矢固め。HARASHIMAがすぐに切り返すも、イサミはロープに逃げる。イサミはボディーブロー。HARASHIMAもボディーブローでやり返す。このラリーになっての我慢比べ。それぞれお腹が痛くなって交替。ヤスvs石川の局面。ヤスは相撲の構えを取るがすぐにやめる。ショルダーアタックを連発してもビクともしない石川。石川がロープワークを見せてショルダーアタックから、さらにぶちかまして場外戦へ。HARASHIMAとイサミはビールをかけあい、続いて石川とHARASHIMAがチョップ合戦。ヤスは久保を缶ビールで殴っていく。リングに戻るとイサミが彰人にドロップキックから場外へ。続いてリングに上がったのはヤスと石川。石川がヤスをリバースショルダー。久保が出てくると鼻をほじって、その指をつける。さらにタイツの中に手を突っ込んで、何かを浴びせていった。久保はスナップメイヤーからコスチュームの紐を使ってのチョーク攻撃。イサミが出てくると「かっ飛ばせ! イサミ!」コールの中、ランニングホームランはセーフ! 石川が出てくるとヤスのフォアアームエルボー連打を石川が受け止め、逆に一撃を食らわしてダウンを奪う。久保が出てくるとナックルの打ちあい。久保がラリアットでなぎ倒していく。レフェリーを盾にしたヤスの延髄斬りも見切ってキャッチするや低空ドラゴンスクリューから裏ヒザ十字。イサミが出てきて串刺しのランニング・フロントハイキック。続くダイビング・ダブルニードロップはヤスがかわしてケブラドーラ・コンヒーロ。ようやく彰人にスイッチするイサミと久保をまとめてドラゴンスクリュー。さらに石川を低空ドロップキックで排除する。彰人のダブルアーム・スープレックはカウント2。続くサソリ固めはイサミが阻止し、コーナーに固定してのドラゴンスクリュー。続くショーンキャプチャーは彰人が阻止して15分経過。イサミが抵抗する彰人をブレーンバスターで投げて石川とタッチ。石川は彰人にダブルチョップ。さらにコーナーに逆さ吊りにして串刺しランニングニーを放つ。コーナー2段目からのダイビング・フットスタンプはカウント2。彰人は逆水平で応戦。低空ドロップキックから向かうも、石川はジャイアントコブラで組みついてからキャンバスに叩きつける。スプラッシュマウンテン狙いは彰人がリバースしHARASHIMAとスイッチ。HARASHIMAはスワンダイブ式エルボー。ジョンウーでコーナーにフッ飛ばすとエルボーの打ち合い。石川はかんぬきの頭突きからスープレックスを狙うもHARASHIMAが拒否してミドルキック連打からハイキック。リバースフランケンは石川が回避してジャーマンで叩きつける。久保が出てきてダイビング・ボディーアタック。ゴロースープレックスは決められないがコンプリートショットからウラカンラナで丸め込む。これでフォールは奪えない。イサミ、石川の串刺し攻撃から久保がダイビング・ボディープレス。これを彰人がジャーマンで阻止。その彰人を石川が蹴散らし、その石川をヤスがラリアットでなぎ倒す。そのヤスをイサミがソバット → バズソーキックで排除する。HARASHIMAはそのイサミにハイキック。イサミが勇脚でやり返し、すかさず久保がゴロースープレックス。これはカウント2。走り込んだ久保にHARASHIMAが延髄斬り。ヤスと彰人の連係からHARASHIMAはスワンダイブ式ボディープレスはカウント2。HARASHIMAが山折りから蒼魔刀を久保に決めて勝利した。
試合後、ヤスがマイク。ヤス「スマイルスカッシュ、勝ちましたー! HARASHIMAクン、メインイベントで体力温存するために相撲で…」HARASHIMA「でもあれは足が出てたっぽいよ。僕は残っていたんだよ。だから物言いとかビデオ判定とか…」ヤス「でも行事が負けと言ったんだからHARASHIMAクンの負けだよ!」HARASHIMA「体力取っておいて、メインで勝てたからね」ヤス「プロレスで勝てたんだから、気持ちよく乾杯しましょうよ!」HARASHIMA「ビアガーデン、まだ折り返しだよ。まだまだDDTの楽しい夏は続きます。とりあえず今日はスマスカDAY、みんな笑顔で最後までじゃぶじゃぶ飲んで楽しんでください。みんないっぱいお酒を飲んでやるさー!(観客『なんで~!?』)ビアガーデン、もっともっと盛り上がってやるさー!(観客『なんで~!?』)楽しいビアガーデンを過ごすぞー!(観客『なんで~!?』)最高の夏にしてやるぞー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー! カンパーイ!」