26日、東京・後楽園ホールにて『DDT48総選挙2012~最初のお願いスペシャル~』が行なわれた。まず、大会前のダークマッチは「激烈ロイヤルランブル」。1番手の大石真翔と2番手の趙雲子龍が攻防を繰り広げている中、3番手の松永智充がリングイン。大石が趙雲にひとりアイストレインを見舞っていると、4番手でキアイリュウケンエッちゃんが登場。エッちゃんがスタナーを決めていると、5番手で内田祥一がリングイン。内田は松永とエッちゃんにまとめてミサイルキックを放つ。続いてゴロージュニアとエル・イホ・デル・ゴローが登場。ゴローズがまとめてエッちゃんからフォールを狙うも、カットされてしまった。最終入場者は聖闘士凛音。いつものように『ペガサス幻想』を生歌で歌おうとするが、出だしで大石に攻撃をされてしまった。大石が「踊りたいよね~」とファンに促すとももいろクローバーZの『Chai Maxx』をかけさせ、全員でダンス。すると凛音がペガサス流星拳で全員をなぎ倒し、残り4分で『ペガサス幻想』をリング上で熱唱。誰かがリングインして攻撃しようとするものなら、蹴りで阻止し、歌い続ける。残り10秒で松永がリングインし、丸め込んだがクリアされて11時55分になったため、試合終了。
続いて鶴見亜門GMがリングインし、本日よりスタートした総選挙日程の確認へ。途中経過発表は8月29日(水)のニコニコ生放送で発表され(視聴無料)、9・30後楽園が最終投票日で10・3新宿の入場無料興行で結果発表される。つづいて亜門GMは全選手をリングに上げさせると、「まずは武道館、お疲れ様でした。ただここで安心してはいけません。DDTは変わり続けなければいけません。今あるユニットを解散します。9月19日の新木場がユニットとしての最後、9月30日の後楽園は新しいユニットで活動してもらいます」と宣言。これに「来月でほもクロ1周年なんだぞ!」(大石)「ファミリアだって終わるつもりじゃねえ!」(マサ高梨)と反論の声が挙がるも、亜門GMは「ゴチャゴチャうるせー! 俺はGMだぞ! 俺が解散って言ったら解散なんだよ!」と一喝。「ええんとちゃいます。そういう考え嫌いじゃないです」(火野)「総選挙の期間は動きがないから、いいと思いますよ」(ディーノ)と賛同の声も出るが、高木三四郎は「ふざけんな! オマエは東京ドームのAKB48を見すぎなんだよ! 反体制派として絶対解散しないぞ! 大阪はおかしいと思ったんだよ。なんで今日闘う俺と火野がタッグ組まなきゃいけないんだよ!」と糾弾。「ユニットを解散することもあって、先走ってリリースしちゃったんですよ」と言い訳する亜門GMに、高木は「罰として、俺と火野の試合をエニウェアフォールマッチにしろ! 5年後、DDTは東京ドーム進出を宣言した。だから視察する必要がある!」と発言。これに亜門GMは「わかりましたよ。それでリリースのことは許してくれるんですね」とエニウェアフォールマッチを認可。しかし高木は「ただし、nWJは解散しねえぞ!」と言い残し、坂口征夫、高尾蒼馬とともに引き揚げた。亜門GMは「解散したくない人たちはいったん解散して、また組めばいいじゃないですか。ただ、私の新しいものを生み出さなきゃいけないということも理解してください」と選手に求めると「手始めに鶴見亜門親衛隊、略してTSTを作りたいと思います。このユニットに入りたい人は? いきなりじゃ恥ずかしいですよね。じゃあ私が目を瞑っているので、入りたい人はリング上に残ってください」と言って目を手で塞いでいたが、しばらくして振り返った時にはリング上に残った選手は誰もいなかった。
第1試合は遠藤哲哉&竹下幸之介vs福田洋&風戸大智のタッグマッチ。遠藤が福田にドロップキック。その遠藤の背中を叩いて登場した竹下がミサイルキックで続く。福田は竹下にクローズライン。風戸にタッチをかわすと、竹下も遠藤とスイッチ。風戸が遠藤にラリアットを決めるも福田が風戸の背中を叩いて交替。パーフェクトプレックスを決めたがカウント2。福田は遠藤を突き飛ばし、松井レフェリーを巻き添えにし、タンバリンで攻撃せんとしたが、この動きを風戸が止めてタンバリンを叩き割ってしまった。竹下が福田に攻撃せんとしたが、遠藤がこれをカットして、遠藤が福田にムーンサルト・プレスを浴びせて勝利した。
第2試合はチェリーvsNOZOMI。チェリーが年の功で「よっこいしょ」と大外刈り3連打。サーティエイトパンチ、サーティエイトキック、サーティエイトクラッシャーと38歳らしく攻めたてたがフォールは奪えず。NOZOMIはショルダーネックブリーカーからスライディング・ラリアットを決めて逆襲。チェリーも年季の入った逆さ押さえ込みや飛びつき回転エビ固めを決めてやり返す。NOZOMIのスクールボーイに屈せず「熟女でドーン!」とダブルスレッジハンマーを放つと、最後はチェリトーンボムで3カウントを奪って熟女勝ち。
第3試合は大家拳號と紫雷美央のコンビがゴージャス松野&塩田英樹&中澤マイケル&ばってん多摩川&伊橋剛太といった面々を相手にしなければいけない「大家拳號試練のハンディキャップ」。マイケルの挑発で美央が先発に出て試合スタート。マイケルは「貧乳野郎!」「ペチャパイ野郎!」と美央を罵倒し、美央のチョップを自身の胸で挟んでは「俺の豊かな胸には効かない」と言い張る。すると美央は「そんなことすると、コイツが黙っていない」と大家とタッチ。大家が出てくると、有象無象のみなさんはおっかなビックリ。勇敢な松野さんが向かっていき、619からゴージャススター☆エルボーを決めていく。伊橋がコーナースプラッシュで続くと、塩田がニールキックを放つ。ばってんはアイダホ・ミネソタ・ミシシッピエルボーを決めるがカウント1。有象無象のみなさんが輪唱でアイダホ・ミネソタ・ミシシッピエルボーを次々に決めるがカウント2。大家がばってんを叩くと、美央と交替。美央はばってんにミサイルキック。大家がスピアを勢いよく決めて勝利した。
第4試合はKUDO&彰人vs坂口征夫&木高イサミのタッグマッチ。KUDOとイサミが蹴りの差しあい。続いて彰人と坂口が対峙すると、坂口がグラウンド状態でヒザ蹴りを決める。イサミが出てきてローキックで続く。坂口はフロント・ネックロックを狙うが、彰人はこれをボディースラムで解除。KUDOが出てくるとイサミに8×4からダイビング・ダブルニーアタック。これをかわされるもキックで排除する。KUDOは坂口と対峙するとミドルキックのラリー。KUDOが蹴り足をキャッチして張り手を見舞えば、坂口もすぐさまニーアタックを放ち、ダブルダウン。ここで両軍ともパートナーにスイッチ。彰人がイサミを投げ捨てジャーマン。イサミはアンクルホールドをかわして蠍固めを狙う。これを察知した彰人は足を取り返してアンクルホールドを決めてみせた。ロープに逃げたイサミに彰人がダブルのニークラッシャーからKUDOがダイビング・ダブルニーアタックで続き、彰人が押さえ込むが坂口がカット。坂口はコーナーのKUDOをフロントスリーパーで絞めあげているうちに、イサミが彰人に蠍固めを決めて勝利した。
第5試合はMIKAMIとヨシヒコのシングルマッチ。ヨシヒコは日本武道館に続いて矢沢永吉使用。MIKAMIとヨシヒコはバックの取り合い。ヨシヒコはアームホイップでMIKAMIを投げ飛ばす。MIKAMIのヘッドロックをヨシヒコはヘッドシザースで切り返す。MIKAMIはサソリ固めを決めたが、ヨシヒコはロープエスケープする。ならばとMIKAMIは弓矢固め。これをヨシヒコが抜け出してボディープレスで潰したがカウント2。MIKAMIはミッキーブーメラン式ヒップドロップから450°スプラッシュを放つも、ヨシヒコはブリッジでカバーを返した。ヨシヒコはMIKAMIをコーナーに乗せると不知火・改。最後はコルバタ式のスクールボーイでKO-Dタッグ王者を丸め込んでしまった。