DDTロゴ
DDT

【両国ピーターパン直前会見】KO-D無差別級戦に向けて竹下と遠藤が再び大乱闘!「コイツを消してやりたい」(竹下)/丸藤が野郎Z軍

この記事をシェアする

    • 10日、東京・両国YAビル会議室にて8・20両国国技館「両国ピーターパン2017~ピーターパン 二十歳になっても ピーターパン~」の直前会見がおこなわれ、KO-D無差別級、KO-Dタッグ、DDT EXTREMEの各王者と挑戦者、さらにシングルマッチ対戦でする高木三四郎と男色ディーノが出席し、コメントを出した。

      ○DDT EXTREME級選手権試合~カベジェラ・コントラ・カベジェラ・ハードコア・サブミッションマッチ
      <王者>佐々木大輔 vs 彰人<挑戦者>


      まずルールについて鶴見亜門GMから敗者髪切り、決着はギブアップ&KO&TKOのみ、反則裁定なしが告げられる。彰人は「僕がEXTREMEのチャンピオンだったのは2年以上前。その頃は自分の団体における立ち位置が今と違う感じで、今、EXTREMEのベルトを持ったらもっと面白くできると思うし、手に入れたい気持ちはどんどん強くなっている。EXTREMEのベルトは僕のベルトだし、両国で巻きたいと思います」とコメント。佐々木は「彼はいつもこうやって都合のいいことを言う。カベジェラだけど正直、髪の毛のことはどうでもいい。コイツがどんだけやれるのか試したかっただけ」と切り出すと「なんなら今切ってもいい」と言って持参したハサミで自分の髪を切ろうとする。すると彰人も「じゃあ俺も」と持ってきたハサミで自身の髪を切ろうとしたため、亜門GMが「8月20日にやらないと意味ないでしょ! 本番で切るから意味あるんでしょ!」と慌てて止めに入って報道陣との質疑応答へ。

      ――髪の毛に未練はない?
      彰人 髪の毛は大事ですよ。僕らのアイデンティティですから。両国は体はもちろん髪の毛のコンディションも万全にして、美容室で一番いい1万円ぐらいのトリートメントをして絶対に切らせません。
      佐々木 31年間、大事に伸ばしてきたんですから。でも今切ってやってもいいんだぞ!
      彰人 俺も切ったっていいんだぞ!
      亜門 だからやめろって! 今切るなって!

      ――お互い坊主だった時期は?
      彰人 僕は高校の時のレスリング部以来です。12年ぶりぐらいです。
      佐々木 高校生の時、一度、ラグビー部の不祥事で…。逮捕ではないです。その時とカベジェラで負けたことが一度あります。

      ――今は切ってもいい?
      佐々木 いやいや、髪の毛は大事ですから。今切ったっていいんだぞ!
      亜門 もういいから! 
      彰人 提案があるんですけど、DAMNATIONが(両国で)写真集を出すじゃないですか。切った髪の毛を筆にして300本売るというのは?
      亜門 当日は難しいんじゃないですか?
      佐々木 だったら今切ってもいいんだぞ! 間に合わないだろ!
      亜門 今切るのは選択肢としてないから! それは彰人君が負けた場合も?
      彰人 筆にします。
      亜門 それは切った髪の毛を保管しとくってことだよね。負けたほうの髪の毛はどうにかしましょう。クジの景品にしてもいいですし、何か考えておきます。

      ――サブミッションとハードコアが追加になったことについては?
      彰人 正直ハードコアは数えるほどしかやったことがないし不利だと思うんですけど、サブミッションについてはデビューしてからずっと人の足を壊すことばっか考えてきたので、逆に試合の幅が広がると思う。ハードコアだからいろんなものを使って、その人の関節を壊す。僕にとってひじょうに有利だと思います。
      佐々木 それに関しては試合後の勢いで言ったことだから別に深く考えてません。言っちゃっただけだから。


      ○DDT20周年記念ウェポンランブル~全権・コントラ・結婚~
      高木三四郎 vs 男色ディーノ


      ディーノが勝利した場合はリング上の全権がディーノに移譲、高木が勝利した場合はディーノが結婚しなければならないほか、一定時間内にお互いの公認凶器が投入されるウェポンランブルで争われる。ディーノは改めて「私はDDTに対する危機感がある」と切り出すと「DDTのストロングポイントは有名な選手がいない中で自由なアイディアでここまできたんだけど、じゃあ大きくなった今の規模にあった自由なやり方ってあるんじゃないのとDDTに言いたい。だから今の高木の持っているリング上での権利が欲しい。社長としての金勘定は高木に鉛筆ナメナメしてもらって構わないんだけど、私がリング上での権利をいただいて、もっと自由なDDTを実現しようとブチ上げました」と説明。高木はディーノの両親からの「40歳にもなって結婚もせず、ゲイレスラーとしてフワフワしている」という危機感からの連絡を受けて、勝った場合はディーノに結婚するように条件を付けたが、今回は勝利した際のありとあらゆるメディアを駆使してのディーノの伴侶を探し出すビジョンを披露。

      ・ディーノがいろいろな男性、女性と1台のワゴンに乗って世界中を旅する「男色あいのり」
      ・一つ屋根の下にディーノと男女数名とで共同生活を送る「男色テラスハウス」
      ・ディーノを25人の男女が奪い合う恋愛リアリティショー「男色バチェラー」


      高木は特に「男色バチェラー」を各テレビ局に持ち込んで形にしたいと意気込む。「結婚式も番組に入れます。生中継します。DDT UNIVERSE及びサムライTVで」と先走る高木にディーノは「今のを聞いて本当に負けちゃいけないんだと思い知らされました」と気を引き締めて報道陣との質疑応答へ。

      ――ディーノのはどういうタイプが合う?
      高木 そもそも性別ですよね。男性なのか女性なのか。そこに関しては様々な愛のカタチがあるので彼の意思に任せたい。女性ならば和風、古風な方が似合うと思うし、男性ならばバリバリ働くIT企業に勤めるサラリーマンは彼の仕事を理解できると思うし、ストレスもないんじゃないかなと。そのへんもメディアを通して呼びかけていきたいし、なんなら大きく募集して婚活イベントもしたい。
      ――この企画は収益という部分でも勝算がある?
      高木 勝算はありますね。DDTならではのオリジナルコンテンツとして男色ディーノさんの人生および結婚に至るまでのプロセスはひじょうに価値がある。経済効果の話になるといやらしくなるのでそこはお話しませんが、プロレス団体が抱える一つ問題提起になれば。
      ディーノ 人の人生を金・金・金としか捉えていない。金以外の価値観を勝ち取ってみせますよ。

      ――全権移譲になった場合、ゼネラルマネジャー職はどうなる?
      ディーノ それは彼(亜門)の態度しだいじゃない?
      亜門 はい?
      高木 クビにするならしてもいいし。
      ディーノ 私に対するこれから数日間の態度を見て決めようかな。
      高木 それは自分に対する態度で決まります。
      ディーノ それはただのクビじゃない(苦笑)。
      高木 最近ぞんざいな態度をしてきてる部分があるので。
      亜門 そんな覚えないですよ!

      ――ウェポンランブルについて言える範囲の公認凶器は?
      ディーノ 私はそこまでやったことないけど高木がやっている資料はたくさんあるし、何が嫌で何が弱点としているか知っているから、この形式では慣れてないけど有利です。
      高木 手の内は明かしたくないです。


      ○ウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合
      <王者組>入江茂弘&樋口和貞 vs HARASHIMA&丸藤正道<挑戦者組>


      HARASHIMA これ以上ない頼もしいパートナーとできるというのは初めて組む不安よりも2人でできるワクワクのほうがメチャメチャあって楽しみです。
      丸藤 3度目の防衛戦ということですが彼らには申し訳ないけど、それが最後になってしまうんですけど、2人は体も大きいし、動けるし、そういう選手と闘えるのが楽しみだし、(入江の)モヒカンの色を見てもわかる通り、NOAHへのリスペクトを表現してくれているので、その気持ちに応えて素晴らしい試合、結果を残したいと思います。
      入江 丸藤選手とHARASHIMA選手は誰もが認める強い選手。その2人を倒してこそ僕と樋口が最強のタッグチームだと胸を張って言える。僕は樋口と組んで負けると思ったことがない。それは両国でも同じで、終わった時もベルトを持っている自信があります。
      樋口 気にくわないですよね。ただ両国という自分の思い出の地で入江さんと組んでチャンピオンチームとして試合ができるのはうれしいことです。ただナメるなよと。HARASHIMAもそうだし、丸藤正道とビッグネーム。おいしい相手が雁首揃えてきたけど、覚悟してほしい。

      ――相手がイケメンを代表するトップどころだという気持ちがある?
      入江 もちろん僕はあります。彼らはイケメン、BOYZと呼ばれる部類で僕たちはブサイクの野郎Zというチーム。野郎Zとしてはユニット総選挙にもエントリーしてます。野郎Zが1位になって後楽園を満員にして、今までで一番の野郎Zになりたい。だからこそ勝ちたい。
      樋口 自分も同じ気持ちです。

      ――王者チームはイケメンvsブサイクという闘いの構図も持ち出してきたが。
      HARASHIMA 野郎ZだBOYZだというのはあまり気にしてなくて、リング上で闘うだけです。
      丸藤 別にイケメンじゃないけど、彼らよりはちょっと…。
      樋口 なんだよ!
      丸藤 オマエらよりどう見ても俺らのほうが上だろ。
      入江 (机を叩いて立ち上がり)フザけんなよ!
      丸藤 人が話しているだろ、座っておけよ。彼らよりはちょっとはイケメンかと思うけど、あとは試合で内容と結果を残して。(入江に)オマエはいいんだよ。(樋口に)オマエは20日までに(髪の毛を緑色に)染めて来い!

      ――互いに印象は?
      HARASHIMA 僕はすごく楽しみ。丸藤さんはプロレス界でいろんなことを発明している。それを間近で見れるし、新しいことが生まれる可能性は無限大にあると思うので、ひじょうに楽しみにしてます。
      丸藤 巷ではプロレス界のエジソンと言われている僕ですけど、リング上に関してはHARASHIMA選手には何の不安もなくて、何が不安かって言ったら本名と年齢を知らないところ。おそらく俺より年上だと思うんですけど、ベルトを獲った暁には内緒で教えて欲しいです。そこからスタートしましょう。
      HARASHIMA はい(苦笑)。

      ――久々のDDTマットだが。
      丸藤 過去にDDTさんの両国に上がらせてもらった時に試合中にケガをしてしまって迷惑を掛けてしまった部分もあったし気になっていたので。しっかり試合して結果を残してお客さんに魅せて帰したいなという部分はあります。どんどん大きくなるDDTさんはいろんなスタイル・コンテンツを持っているので、このベルトを獲ることで僕もいろいろとやらせてもらいたいなと。
      ――入江選手の髪の毛の色にNOAHは関係ある?
      入江 僕の好きな色です。
      ――大槻ケンヂさんが制作する新曲で入場となるが。
      入江 僕の背中を一番押してくれる大槻ケンヂさんなので、曲は楽しみだし、すごい力になると思います。

      ○メインイベント~グッドコムアセットpresents KO-D無差別級選手権試合
      <王者>竹下幸之介 vs 遠藤哲哉<挑戦者>


      遠藤 もちろんベルトが欲しいけど、現王者の竹下幸之介からベルトを獲ることに意味があると思う。正直、見てる人はコイツがチャンピオンで面白くないでしょ? 安定を求めたベビーフェイスレスラー。彼がチャンピオンじゃDDTは何も変わらない。今はDDTを退団してしまったけど、2人の偉大な選手がいました。私はその2人のレスラーの背中を追いかけていました。私はこのDDTを変えるために両国国技館に臨みます。期待してください。
      竹下 結局、何が言いたいのかよくわからないですけど、僕のことを意識してもらうのはいいんですけど、あまり僕にこだわりすぎると両国でこのベルトを獲ることはできない。去年の両国で石川選手に負けてベルトを獲られているんで、両国で一度メインイベントのリングに立ってベルトを獲られる経験をしている。それが僕の一番の強みです。あの1年前の悔しさを一瞬たりとも忘れたことはない。あの経験が今の僕を強くしているので。両国のメインには魔物みたいなのがいるんですよね。この1週間はずっと両国のメインのことだけを考えてしまっています。その経験がないと思うので、いろいろ押し潰されそうになっているんじゃないかと。せめて体ぐらいはベストなコンディションで両国当日を迎えて欲しい。

      ――今の竹下選手の言葉を聞いて。
      遠藤 正直、会場や試合順、まったく意識したことがありません。そんな緊張もないしいつも通りです。
      ――両国のメインやさいたまスーパーアリーナのメインを経験している・してないの差は大きい?
      竹下 かなり違うと思います。試合が違うというよりはそこは特別なんで。そこで自分の何%の力を出せるのか。100%の力を出すのは最低。120%、150%の力を出せるのが本当のメインイベンター。僕はそこを引き出してあげるぐらいの気持ちです。
      ――4・29後楽園でのタイトルマッチがフルタイムドローで終わったが。
      竹下 あの時は決めきれなかったというのが引き分けの要因。あれほどのロングマッチは経験してなかったので、決めきれる体力を今の自分にはあるので、今回はあの続きになるのか、リセットされて新しい闘いになるのかわからないですけど、短期決戦を狙うようなつもりで勝ちにこだわりたい。
      遠藤 (フルタイムドローという結果は)それはそれでしょうね。試合って生き物だと思うんですよ。その続きだと思ってないし、自分自身も彼も6回防衛してお互い前に進んでいる。4ヵ月前とはまったく別のものになると思っています。

      ――会見の席では穏やかだが試合中での「殺しあい」という発言に変わりはない?
      竹下 プロレスラーってそういうもんでリング上とこの場は違う。闘いになると遠藤選手に嫌な感情が芽生えますね。憎いと思うし、腹も立つ。根本的には勝ちたいんですけど、コイツを消してやりたいと。
      ――その要因は?
      竹下 デビューした年も一緒でタッグチャンピオンにもなりましたけど、そういう運命なのかわからないですけど、たぶん遠藤選手も僕に対して好きな部分はゼロだと思う。だから嫌いなところしかないし、目障り、消してやりたい。だから前も言いましたけど、前回の60分引き分けの続きという部分では両国でやる意味合いはあると思うけど、これでもし(遠藤が)負けたら僕がベルトを持っている間は永遠に挑戦しないで欲しい。
      遠藤 消えて欲しいとかは思ってないし、殺し合いだとも思ってない。プロレスはプロレスで闘いだと思っている。俺のプロレスは殺し合いをするプロレスじゃない。でも彼が両国でそういう気でくるなら構わないし。ビアガーデンの時も殺し合いと言われた時に気持ちが昂るというか……彼はどうしてもスイッチ入るのが遅いんじゃないかと思うことが多々あって。前哨戦も今回は少なかったけど、4月の時も前哨戦をやって私が全勝して「後楽園覚えておけ」。毎回そのセリフなんですよ。前哨戦から叩き潰してくれないとこっちも面白くない。それでスイッチが入ったのなら、それはそれで面白くなる。両国が楽しみです。


      竹下と遠藤はフォトセッション後に額を付けて睨み合い、遠藤がまたツバを吐きかける。怒った竹下と大乱闘を繰り広げた。

    この記事をシェアする