第1試合 10分1本勝負
サムライ中継陣による「年越しプロレス、スタート!」の掛け声からオープニングVを挟んで第1試合へ。浜が飯野のショルダーアタックを受け止めて倒していく。ローンバトルを強いられた飯野は浜のボディープレスをかわすと関本とタッチ。浜もアントンとタッチするも、アントンが躓いてヒザを強打して百八つに割れてしまってギブアップ寸前に。ギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を話し出すも内容は「キンキキッズ」ではなく下ネタ。アントンがごんぎねのサミングも飯野もごんぎつねのサミングで乳首をつまみあう。これは浜がカット。浜との合体バックエルボーからアントンがダイビング・フィストドロップも関本が剣山。ブレーンバスターはカウント2で返されるもアトミックドロップからサソリ固めで終了。
【試合後のコメント】
アントン まさか……作戦はうまくいったんですよ。関本さんの目を突くことには成功したんですけど。スミマセン、自分が至らないばっかりに。
浜 飯野も目を狙うべきだったな。
アントン そうですね。飯野と乳首を触り合ったのが、今日の敗因だったかもしれない。やっぱり乳首を触り合うのは、リングを降りてからにしましょう。皆さん、それが今日の試合の教訓です。浜さん、今日はどうもありがとうございました。
浜 ありがとうございました(アントンと握手)。
アントン またよろしくお願いします。
浜 セコンドが悪かったかな(笑)。
アントン セコンドが悪かったですか?(苦笑)セコンドの登場……出シロがもっと作れれば勝てたかもしれないですね。
沼澤 まぁ今日の敗因は……ワタシです。
浜 すみません、ちょっと(沼澤の頭が)眩しいです!
アントン 反射して!
沼澤 ……。
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第2試合 10分1本勝負
平田と野村は『TOKYO GO!』でダンスせんとするも坂口、岡林に止められて終了。場内はブーイング。その後は平田が坂口にすごまされ、岡林のパワーでちぎっては投げられる展開。平田は岡林に低空ドロップキックを決めてタッチをせんとするもメガネに手を伸ばして装着しダンス。しかし岡林がすぐさまストップしてブーイング。平田も坂口にサミングを見舞って野村とタッチ。激しい蹴りあいから野村がキャプチュード。続くPKはカウント2。すると平田は「仕返しのチャンス」とタッチを求める。事情がわかっていない野村がタッチを許してしまう。すると岡林に怒鳴られ卒倒。平田は手刀無双。野村に呼びかけてメガネを装着しダンスも野村は変なおじさんダンス。するとメガネを装着した坂口と岡林にあっさり反撃されて岡林のアルゼンチンで勝負あり。
【試合後のコメント】
平田 いや、野村さんすみませんでした。
野村 いやいやいや。
平田 ボクが焦って止めなければ……。
野村 ダンスがねぇ……ダンスが覚えられなかったんですよぉ。
平田 覚えてなかったんですか? 会見で踊るみたいなこと言ってたんで、メチャメチャ期待していたんですけどぉ。でも何すかアレ?
野村 全然予習してなかったんで。
平田 平成の最後にアレ、ヤバイっすね。
野村 全然予習してなかったんで。アレが敗因ですね。
平田 でもあのダンスを見て、ワタシはこのタッグの無限の可能性は感じました! どうか、☆チーム野村さん☆として坂口征夫を倒すために力を貸してください!(握手を求める)
野村 すみません!(握手をせずにそのまま控室へ)
平田 あーーーーー、断られた! 平成最後の大みそか、こんな感じでフィニッシュです。来年も頑張ります! さようなら! 野村さーーーん!
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第3試合 10分1本勝負
竹下のパートナーは『GET IT BACK』で入場した神取裕向。髪は金髪、入場ガウンもコスチュームも神取そのもの。難民闘龍門は『闘龍門のテーマ』のイントロからバラモン兄弟の入場曲で水をまき散らしながら登場。竹下からタッチを受けた神取が猛然と襲い掛かって場外でマウントナックルを打ち込んでいるとシュウが水をぶっかけてここから場外戦。リングに戻るとバラモン兄弟で2人にボウリング攻撃。高梨が神取を羽交い絞め。ケイの交通標識ボード殴打は無事にヒットして高梨とケイの合体丸め込みは竹下がカットしてクロスボディー。竹下がスーツケースをブチ当て、神取が掌底連打から腕十字を決めて勝負あり。試合後も暴れる難民闘龍門を神取のボウリング攻撃で黙らせた。
【試合後のコメント】
高梨&ケイ 校長、すみません! すみませんでした!
校長? お前らダメだ。殺すぞ!
高梨 ああ、校長! 勘弁してください、それだけは!
ケイ 何てこった! 何だあの…あれは本物の神取か? チクショウ!
高梨 大みそかに出て来やがって! 欠場じゃねぇのか、あいつは!
ケイ ただのモノマネレスラーか?
高梨 あーーー、どうなんだ?
ケイ だとしたよ、俺たちは闘龍門を代表して出ていたわけだろ。あんなのに負けちまったらよ、俺たちは闘龍門の面汚しだーーー!
校長? オマエら修行が……練習生からやり直せ! 学費払えよ!
ケイ 校長、もうだいぶ払いましたよ!
校長? もう一度、練習生からやり直しな。オマエら。
高梨 オイ、俺らちゃんこ番からやり直しだ! 18年前のちゃんこ番からやり直してやるからな!
ケイ 高梨、メキシコ行こう! メキシコ! 神戸は行きたくねぇからよ。
校長? (カメラに向かって)ちゃんとカネ払えよ!
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第4試合 10分1本勝負
ベイリーは植木よろしくお手製の「マイク・ベイリー」と書かれたTシャツを着用してリングイン。チーム・レッツ・ゴーは「レッツ・ゴー」のみで会話を成立させている。小鹿のチキンウイング・アームロックにベイリーがカットに入ると場内ブーイング。腕を取る小鹿に植木が噛みつきで抜け出す。ベイリーが小鹿にキックで襲い掛かってブーイング。怒った小鹿が足払いからベイリーの素足をストンピング。ゲバラが空中殺法で盛り返す。ベイリーは植木との連係で反撃し、小鹿に中指を突き立てる。その場跳びシューティングスターで返したゲバラが小鹿とタッチ。小鹿がベイリーに中指を立てる。小鹿がダブルチョップでベイリーに襲い掛かるも、タッチをしていた植木が背後から丸め込み3カウント。
【試合後のコメント】
小鹿 ハウ・オールド・ユー?
ゲバラ 25。
小鹿 もうチャンスがあればね、来年彼ともう1回タッグを組んで上がりたい。面白いわ! 初めて今日会って、初めての試合でもう見惚れる部分があったね。今日チーム組んで、彼のいいところを引き出せてやれなかったから。これから伸びるわ。この運動力に筋肉つければ、グッドレスラーになる。ハウメニー・ディス・ビジネス?
ゲバラ エイトイヤーズ。
小鹿 8年間やってんだって。
ゲバラ ハウメニーイヤー・ザ・ユー?
小鹿 60……。
ゲバラ ホーーー! オーマイゴッド!
小鹿 まぁそんなで今日負けたけど、来年の自分の目標として、宿題として若い選手の成長を見たいし、もう一度チャンスがあるならばもう1回タッグチームを組みたい。それぐらいいい身体能力を持った選手と今日タッグを組ませてもらって、また俺もエネルギーをもらって、また来年頑張ります。ありがとうございます。
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第5試合 10分1本勝負
吉野にセコンドの関札にも連れられてきた遠藤は嫌そう。チェリーボーイズ・オン・ザ・ランは18禁ポーズから隠し持っていたアヒルの人形を客席に投げる。MAOが遠藤をドロップキックで倒してコーナーの吉野にアヒルを投げる。MAOの逆エビを苦しむ遠藤に関札が逆エビの逃げ方をレクチャー。しかしエスケープできず吉野がカット。遠藤は連係をかいくぐって吉野とタッチ。吉野は青木にボディがお留守だぜ。青木の回転エビ固めを吉野が堪えてタイツを下げて半ケツに。するとMAOも青木も半ケツの展開になって場外に出されると遠藤がコールに乗せられ半ケツになってサスケスペシャル。吉野が遠藤に青木をボディースラムでセットしてコーナーに上った自身を雪崩式ブレーンバスターで投げるように指示。遠藤が理解できず青木も起き上がってしまう始末。結局、技は失敗し、青木の変形逆さ押さえ込みで3カウント。
【試合後のコメント】
吉野 テツヤ、何やってんの!
遠藤 俺のキャリアお終いだよぉ。
吉野 そんなことないよ。今日は二代目パーティー・ボーイズだから。ひと皮剥けたよ。ねっ! よかったね!
遠藤 せっかくの誘いなんですけど、もう今日会議でパーティー・ボーイズ抜けます。
吉野 えーーーー!
関札 冷たい!
吉野 冷たっ! 一緒にケツ出した仲じゃん。逆に最後、自分で出してたじゃん!
遠藤 いやもう、そのせいですよ! そのせいで……言ってないけど、ワタシあなたのTwitter、ミュートしてますからね!
吉野 なんでー!
関札 つめてー(笑)。
遠藤 鬱陶しいから。
吉野 鬱陶しいって、絡んでないじゃん!
遠藤 まぁ絡んでないけど(苦笑)。
吉野 なんで何で! 詳しく教えて! なになになに?
関札 仲良くしましょうよぉ!
吉野 どした? どした? どした?
遠藤 同じリングに今後上がることないと思うので……。
吉野 どしたー? テツヤ、どうしたー? テツヤー?
遠藤 もう、そういうところ!
吉野 アハハハハ! 俺はオマエの弱いところを全部知っている! オマエのかわいいところも全部知っているんだ! オマエらよく見ておけ、遠藤哲哉の奥深いところを俺が根掘り葉掘りだしてやる! だからこそパーティー・ボーイズ二代目はまだまだ解散しない!
関札 そうですよ!
吉野 覚えておけ!
関札 また組みましょう!
吉野 ハッハッハッハッ! まだまだだな!(関札と控室へ)
遠藤 なんでアイツらラスボスみたいになってるの? ワタシのキャリアは今日で一旦お終いです。ありがとうございました。
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第6試合 10分1本勝負
スーパー闘魂三銃士は『爆勝宣言』で入場も蝶野正洋のサングラスと武藤敬司のコスチューム(お手製)と橋本真也のハチマキをミックスした入場コスチューム。黒い三連星は鈴木秀樹も交えて全員がドムのマスクにボディーペイント。『哀・戦士』で入場しジャイアントバズを抱えて「シューシュー」言いながらリングイン。ヒートサーベルで襲い掛かり大地にジェットストリームアタックも、あっさりかわされて高木と思われるドムを踏み台にして宇藤と思われるドムにシャイニング・ウィザード。高木と思われるドムが「俺を踏み台にしたな!」と言うもあっさりシャイニング・ウィザードで3カウント。何を諦めきれないのか記者席にいた三田佐代子女史を「マチルダさん」と誘拐してヒートサーベルで一撃加えて帰っていった。
【試合後のコメント】
黒い三連星 シューーーーーーーーーーー(並んで階段を降りてくると、コメントスペースで回転してから、そのまま控室へ)。
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第7試合 10分1本勝負
まったくカタギ感ゼロのチーム・カタギは樋口が中之上の兄貴の身代わりになって泥NATIONの攻撃を受けまくる。ドロップキックでなんとかやり返してタッチを求めるとようやく動いた中之上が一気呵成の攻め。しかし中之上は流れを変えただけですぐに樋口にタッチ。しかし樋口の回復する時間が短く、再び泥NATIONのギクシャクした連係に捕まってしまう。これは中之上がカット。樋口が高尾を羽交い絞めも中之上の木刀攻撃はかわされて誤爆。藤田が木刀を持ち出して高尾に羽交い絞めを呼びかけるもかわされて誤爆。樋口が高尾を丸め込んで3カウント。
【試合後のコメント】
藤田 何で? 聞こえなかった、声?
高尾 いや今も何を言ってるか聞こえないっす。
藤田 おかしいでしょ! 聞こえてるでしょ?
高尾 えっ?
藤田 この距離よ、この距離!
高尾 えっ?
藤田 しっかり持っててねって言ったの!
高尾 ちょっと分からないんで、字幕で……。
藤田 おかしいだろ。
高尾 全然何言ってるか分からない(先に控室へ)。
藤田 いや、星野(勘九郎)さんよりはコミュニケーション取れるよ、間違いない。
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第8試合 10分1本勝負
上野が伊東のコスチュームで登場すれば、竹田はHARASHIMAの入場ガウン着用でリングイン。チームあ行がハードコアマッチを要求し、竹田もHARASHIMAも「やってやるさー!」で承諾し、試合スタート。上野は伊東を引っ張り出して先発を譲る。伊東が竹田にイス攻撃。上野が出てくるとイスを手にしたがやり方がわからない。竹田がイスを奪って脳天殴打。HARASHIMAがイスを手にするが、上野が奪ってイスで殴打し、イスの上に投げようとしたが、HARASHIMAが投げ返し、イスに足を挟んで踏みつけていく。さらにHARASHIMAはバカチンガーエルボードロップ。竹田は上野の急所にイスを添えて、さらにイスをフルスイングして当てていく。上野もドロップキックを見舞ってピンチを脱出。伊東はイスを振るっていくと、イスの上にノーザンライトSH。上野が出てくると伊東とイスの上にツープラトン・ブレーンバスター。しかしカウント2。コーナーに登るも竹田がイスでカット。HARASHIMAが雪崩式ブレーンバスターでイスの上に落としていく。竹田のロッキンポは伊東がカット。リバースUクラッシュ狙いを上野がかわして丸め込むもフォールは奪えない。首固めを堪えた竹田が垂直落下式ブレーンバスター。顔の上にイスを乗せてイスで叩きつけて勝利した。
【試合後のコメント】
伊東 あー、クソー!
上野 すみません! すみませんでした!
伊東 いや。敗因はコミュニケーション不足です!(苦笑)
上野 いやぁ(苦笑)。頑張ってちょこちょこダイレクトメッセージをさせていただいたんですけど、ちょっと甘かったですね。すみません!
伊東 会場以外で話してないんでね。ダイレクトメッセージのみのやり取りだったんで。
上野 4通5通のダイレクトメッセージのみで今日を迎えて。
伊東 そう。これじゃ勝てない!
上野 自分からお願いしてハードコアルールにさせていただいたんですけど、いやぁ……もちろん舐めていたわけじゃないんですけど、ハンパじゃないですね。
伊東 フフフ。来年はそれぞれがさらに成長して、また偶然タッグを組めることを祈っています。
上野 今度こそコミュニケーションちゃんと取りますので! ありがとうございました!
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第9試合 10分1本勝負
岡林と飯野で激しいショルダーアタックの打ち合い。坂口は向かってくる関本に飛びつき腕十字も、関本がパワーボムで解除する。飯野が出てきて逆水平と坂口がローンバトル。関本の逆エビは岡林が逆水平でカット。坂口はカウンターのジャンピングミドルで逆転。ようやく岡林が出てくるとさらにブレーンバスターで叩きつけるもカウント2。フォアアームエルボーの打ち合いから関本がカウンターのラリアット。関本から飯野に替わって残り3分。飯野がバックフリップ。ボディースラムからハカエルボーはかわされて自爆。坂口が出てきて払い腰からPK。しかしカウント2。飯野も逆水平で返してショルダーアタック。ボディースラムから再度のハカエルボーはようやくヒットもカウント2。残り1分、ダブルのショルダーアタックから飯野がカバーも岡林がカット。残り30秒で坂口がカウンターの神の右膝からもう一度、神の右膝をぶち込んで勝利。
【試合後のコメント】
飯野 すみません!
関本 いや、しょうがないっす!
飯野 スピア、最後……自分が足引っ張っちゃいました。
関本 いやいや。悔しいっすね。
飯野 期待されていたんですけどね。期待が……。これは自分にとってとてもいい経験になったので、1月3日に#STRONGHEARTS戦に向けて学習出来たので、これを活かして頑張りたいと思います。今日はありがとうございます。
関本 ありがとうございました! また俺も明日から頑張るわ!
飯野 お願いします。
関本 またDMで励ましてね! DMで!
飯野 DMでお願いします!
関本 またDMで連絡取り合いましょう!
飯野 お願いします!
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第10試合 10分1本勝負
宮本が再度、神取で登場。対するチーム・レッツ・ゴーの入場では植木もベイリーもアジャペイント。金髪アフロにオープンフィンガーグローブ、一斗缶持参の植木は植木江利花でコールされる。神取の挑発で植木がリングイン。神取が植木をテイクダウンさせると、そのまま場外へと転がっていってマウント掌底。場外戦からリングに戻ると植木が地獄突き。神取の掌底に植木が裏拳で返してダウンさせる。ベイリーも裏拳で続く。神取がラリアットで返して竹下とタッチ。ベイリーは植木とタッチ。植木のダイビング・エルボーはかわされて自爆。竹下の回転エビ固めをヒップドロップで潰した植木。植木がローリング裏拳をヒットさせると一斗缶攻撃。その上への垂直落下式ブレーンバスターは竹下に決められてしまう。神取が出てきてベイリーにスリーパーも、植木が拳銃を手にする。神取は「ダメだよね、これね」と動じない。それでも植木が拳銃ムーブを成立させようと頑張ったが、結局は拳銃を手放してしまってトップロープに股間を痛打し、転がり落ちたところを神取にヒールホールドを極められてギブアップ。
【試合後のコメント】
植木 (ホールドアップ状態のベイリーに向かって、高い声で)アジャ・ベイリー、あんたよくやったわよ! 日本語分からないのによくやったわ、あんたは。何なのよ、あの神取ってオンナ! 神取裕向! アンタなんかね、本当……ボコボコにしてやりたいわ! だけどアイツは……女子プロレス界最強の男よ。以上やよ! 以上だわよ! アジャ・ベイリー行くわよ! バカヤロー!
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第11試合 10分1本勝負
チェリーボーイズ・オン・ザ・ランがひよこの人形を投げつけて試合スタート。大地の重い蹴りに青木が捕まり、佐々木がバタフライロックもMAOがカット、大地のヤクザキックはカウント2。大地の足4の字は青木がエスケープ。青木がSTOで返してMAOとタッチ。MAOがジョンウー。ハリウッドスタープレスはカウント2。大地もDDTで突き刺して佐々木とタッチ。佐々木がダイビング・ラリアット。しかし側転エルボーは空振り。青木が出てくるとローリングセントーンもかわされてしまう。佐々木が羽交い絞めもヤクザキックはかわされて誤爆。場外に出した2人にトペ・コンヒーロの競演を見せる。チェリーボーイズ・オン・ザ・ランが連係で佐々木に攻め込む。佐々木もドラゴンスクリューでやり返し、大地がシャイニング。佐々木のカバーはMAOがカット。青木がスワンダイブ式ミサイルキックでやり返すもカウント2。タイガースープレックスは佐々木がかわしてクロスフェース。リング中央に引きずり戻してギブアップ勝ち。
【試合後のコメント】
MAO クソー! まあまあまあ問題ないでしょう。ワタシたちチェリーボーイズ・オン・ザ・ラン、自分たちのテーマを全うした。それだけだったんだ。俺たちの青春は終わっちまったんだ!
青木 青春は終わってもまだまだこれからじゃないっすか。
MAO これからか? 大人になってからもほうが……ワタシはね18歳の性欲が一番強いと思っていたらね、23歳の自衛官のほうが性欲強いって先生に教わったんでね! まだまだ23ぐらいになったら頑張ればいいんじゃない。いや、頑張り続けてね、23のときに、一番お盛んな時期に組めたらいいんじゃないでしょうか(苦笑)。ハイ!
青木 組みましょう!
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第12試合 10分1本勝負
狂気笑顔は竹田の入場コスチュームにHARASHIMAが合わせて登場。チーム・カタギが竹田に攻め込み串刺し攻撃も、中之上だけが続かず樋口に何度もいかせる始末。中之上の逆エビは竹田がロープに逃げる。竹田が中之上を水車落としで叩きつけてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAの雪崩式ブレーンバスターはカウント2。残り3分、竹田が中之上に向かって竹串を手にするも樋口が「兄貴を刺すなら俺を刺せ!」と身代わりに。HARASHIMAが竹串を手にするも樋口が奪って、それを突き刺していく。残り1分、竹田が中之上に飛びつき腕十字。クラッチを切れないと丸め込むがカウント2。残り10秒、竹田のニードロップが返されてフルタイム。1カウントフォールルールでの延長戦へ。
延長戦 時間無制限一本勝負
樋口が逆水平からカバーも、アバランシュホールドからのカバーも返さえれる。最後はドクターボム狙いの樋口をHARASHIMAがジャックナイフに切り返して1カウント。準決勝の組み合わせは入場曲が鳴って判明するとのこと。
【試合後のコメント】
樋口 兄貴、今回の不祥事、伏してお詫び申しわげます。すみませんでした!(イスの上で土下座)
中之上 ……。
樋口 本当にワタシの落ち度でございまして、兄貴は本当にすごかったんですけど、自分がこういう感じで最後取られてしまって。一緒に優勝決定戦まで行って優勝したかったですけど、本当に……本当に無念です! 申し訳ありませんでした。
中之上 うん……またやり直せ。
樋口 はい、またイチからやり直す所存でございます。口数少ない兄貴もこう言ってくれて、ありがたい話です。何か質問は?
ーー樋口選手、中之上選手と組んでみての手応えは?
樋口 手応えは抜群だったっす。毎回思うんですけど、自分は運に恵まれているというか、こうやって素晴らしいパートナーに恵まれて。宇籐さんもそうですし、関本さんもそうですし、今回の中之上の兄貴も素晴らしい限りでありがたい話です。ということなんですけど、兄貴、どうですか?
中之上 とりあえずチーム・カタギ、今日で解散!
樋口 えっ!(そのまま固まる)
中之上 終わり(樋口を残して控室へ)。
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日本インディー大賞2018発表&授賞式
MVPは竹田!ベストバウトは竹田vsイサミ!ベスト興行は大日本11.11両国!ベストユニットは#STRONGHEARTS!ニューカマーは藤原!
まずはニューカマー賞が以下のように発表された。
1位:藤原秀旺
2位:青木優也
3位:竹田光珠
4位:宇藤純久
5位:笹村あやめ
ニューカマー賞1位の藤原秀旺はVTRでコメント。「日本インディース大賞2018ニューカマー賞受賞、俺が? フザけんな。俺がメジャーだ。三田佐代子、オマエが俺の代わりに賞もらっておけ。スタジオいくからよ。後楽園ホールにお集まりのお客さん、レスラー、関係者、全員死ね!」
続いてベスト興行賞は以下のように発表された。
1位:大日本 11.11 両国
2位:DDT 10.21 両国
3位:葛西興行 8.28 後楽園
4位:高梨将弘自主興行 7.8 両国KFCホール
5位:ガッツワールド 4.15 新宿
ベスト興行賞1位が大日本プロレス11.11両国国技館大会というこよで、登坂栄児代表がリング上へ。「言わさせてください。ボクの大好きな三田さんを三田呼ばわりする藤原秀旺を許さないって言いたいんですけど、殺されたくなんで。(ベスト興行賞は)みんなで獲った賞なので。でも上が詰まってますからね。76歳がどかないので、藤原秀旺じゃないですけど死ねって言いたいですよ(苦笑)」
続くベストユニット賞は以下のように発表された。
1位:#STRONGHEARTS
2位:小林軍団
3位:アライヴァル
4位:DAMNATION
5位:3代目血みどろブラザーズ
ベストユニット賞1位だった#STRONGHEARTSからエル・リンダマンが登場。スマホで自撮りしながらリングインしたリンダマンは「この栄誉ある歴史あるインディー大賞……ですか? ありがとうございます! 光栄でした! 今年6月くらいから上海のほうに渡りまして、毎日が刺激的でいろんな団体に出て、素晴らしい1年だったと思います。2019年は#STRONGHEARTSにとってもOWEにとっても大事な年だと思っています。必ず(タイトルを)二つ獲っていい年始めにしたいと思います!」
そしてベストバウト賞は以下のように発表された。
1位:大日本 6.20 後楽園 竹田 vs イサミ
2位:大日本 11.11 両国 鈴木 vs 関本
3位:FREEDOMS 5.2 後楽園 竹田 vs ビオレント・ジャック
4位:葛西興行 8.28 後楽園 竹田 vs 葛西
5位:大日本 11.11 両国 竹田 vs 高橋
ベストバウト賞1位だった竹田と共に、年越しプロレスでは試合がない木髙イサミも登場。竹田「あと1個でビンゴだったので、リーチでワクワクしていたんですけど、今年いろいろな試合やったんですけど、ほぼ覚えていないんで。その中でもやっぱりイサミさんとの試合は面白かったので! 来年はアゴを折った借りを返されたいと思います」イサミ「負けた試合なので。来年勝ってベストバウト獲りますよ。(アゴは)100%大丈夫です!」
最後にMVPは以下のように発表された。
1位:竹田誠志
2位:鈴木秀樹
3位:藤原秀旺
4位:高梨将弘
5位:藤田ミノル
MVP1位だった竹田は「組織票が……デスマッチファンの組織票が……。ボク、ガラスのハートなのであまりチヤホヤされたくないので(苦笑)。さっきも言った通り、1年間駆け抜け過ぎてあまり覚えてないんですけど、皆さんのお陰です! 皆さんボクが丸腰になったと思っているかもしれないですけど、まだ新宿二丁目プロレスの卑猥なベルトがあります! まだチャンピオンです! 来年すぐにでも取り返して二冠三冠四冠となりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」とコメントした。
第13試合 15分一本勝負
準決勝第1試合の組み合わせはスーパー闘魂三銃士とハゲと金髪の対戦。坂口と大地で激しい蹴りあい。ロープに走った坂口を佐々木がサミングで止めると大地と替わって坂口に足4の字。これは岡林が蹴ってカット。側転エルボーは坂口が蹴って迎撃するとPKはカウント2。スリーパーを抜け出した佐々木がドロップキックで返すとシュミット式バックブリーカーからコーナーに登るも、あっさり腹這いにさせられてヒザを入れられてしまう。岡林が出てきてアルゼンチン。佐々木もラリアットをかわしてドラゴンスクリューから低空ドロップキック。大地がローキックで続いてヤクザキック。これはカウント2止まり。カウンターのニールキックは坂口がカットに入る。大地 → 佐々木のシャイニングから大地がカバーもカウント2。大地が三角絞め。佐々木も坂口をSTFで捕まえてアシストも岡林がパワーで解除。岡林がショートレンジラリアット。神の右膝+ショートレンジラリアットから岡林がラリアットも佐々木がカット。坂口が佐々木を蹴散らすとリング上では岡林がゴーレムスプラッシュを投下して勝利した。
【試合後のコメント】
佐々木 ヘヘヘ(独特な呼吸音)ガッデム、エー!
橋本 ガッデム……。
佐々木 大地オラ! 何で負けてんだ、コノヤロウ! 俺は敗因が分かってるぞ。オマエ、何でTシャツがキティちゃんなんだよ! なんでオマエ、ベアーじゃないんだよ!
橋本 武藤敬司がキティちゃんも着てたからだよ!
佐々木 キティちゃんは知らねぇよ! ベアーか銀色のジャケットだろ! エー!
橋本 キティちゃん……。
佐々木 やっぱりコイツとは今日まで会話もしてないからよ。今日だって目も合わせてくれないしよ! こんなんじゃ優勝出来るわけねぇだろ!
橋本 あのLOVEポーズはなんだったんだ?
佐々木 イヤー!(プロレスLOVEポーズ)
橋本 イヤー!(プロレスLOVEポーズ)
佐々木 ヒザは大丈夫なのか?
橋本 (若干武藤のモノマネで)ヒザよぉ痛くてよぉ。
佐々木 アハハハ……よし! 坂口征二さんの家に飲みに行こう!(橋本と一緒にヒザを引きずりながら控室へ)
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セミファイナル 15分一本勝負
宮本の曲で入場した竹下は同じく特攻服でそろえて入場し、歓声を浴びる。ローンバトルを強いられたHARASHIMAだったが、ジョンウーで抜け出すと替わった竹田が一気呵成の攻め。竹田の腕十字は宮本がカット。竹田もDDTを決めて宮本とタッチ。宮本もラリアットでやり返してその場跳びムーンサルト・ダブルニー。宮本が竹田にコブラツイスト、竹下がHARASHIMAを卍固めでアシストする。竹田がロープに逃げてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAが竹田に雪崩式ブレーンバスター。残り5分、宮本がHARASHIMAをフロント・スープレックスで投げて竹下とタッチ。宮本との合体攻撃で攻めるが竹田がカット。HARASHIMAのリバース・フランケンを堪えた竹下が宮本とのダブルインパクトを狙うも竹田がカット。狂気笑顔の連係に攻め込まれる竹下。HARASHIMAが山折り。竹下もカウンターのラリアットで返して残り1分。HARASHIMAもファルコンアローでやり返していく。残り10秒で竹下の垂直落下式ブレーンバスターが決まるも竹田がカットに入ってフルタイム。
延長戦 時間無制限一本勝負
ここで新年まで残り1分となったため、選手が終結し、後楽園ホールは2019年を迎えて延長戦へ。竹田と宮本が激しいエルボー合戦。竹田がロッキンポ、宮本もハンドスプリングエルボーで返してHARASHIMAvs竹下に。HARASHIMAのジャンピングハイが決まるも蒼魔刀は竹下がかわすと宮本が竹下を飛び越えてHARASHIMAの後頭部に蒼魔刀。竹下が回転足折り固めで丸め込んで3カウント。
【試合後のコメント】
HARASHIMA いやー、悔しいね!
竹田 悔しいっすね!
HARASHIMA いい感じで……。
竹田 でも悔しいけど、めっちゃ楽しかったですね!
HARASHIMA 楽しかった! あれ、組むのは……初めて?
竹田 初めてですよ、たぶん。
HARASHIMA 対戦は何度か昔……。
竹田 10年以上前くらいにハードヒットでシングルやった気がします。
HARASHIMA あと後楽園でもやったよね。
竹田 ああ、そうですね!
HARASHIMA やってるけど、最近のこの大活躍! デスマッチとかで大活躍している竹田君になってからは、たぶん本当に絡むのが初めてなんで。MVP!
竹田 いやいやいや、そういうのはいいんですけど、やっぱり組んでみてHARASHIMAさんの強さっていうのをまじまじと感じたんで。やっぱり格闘技も出来るんでね。ネチネチってしたのを今度やってみたいなって思ったんでね。
HARASHIMA そうだね。今日は組んだけど2019年は、じゃあちょっと最後もリング上であんな感じだったし……対戦するのも楽しみにしたいと思います。今日、本当惨々な目に遭ったよ! イスで叩かれて、竹串刺されて、最後年明けた瞬間負けるっていう。
竹田 アハハハハ……余計なことを(笑)。
HARASHIMA でもね、2019年も頑張りますよ!
竹田 ということで、アブドーラ・小林はいなかったってことで!
HARASHIMA そうだ!
竹田 もうワタシが持っていきました(笑)。じゃあ来年もよろしくお願いします!
HARASHIMA 今年もですよ!
竹田 あ、今年もよろしくお願いします。
HARASHIMA はい、ハッピーニューイヤー!
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2019年11月3日はDDT、4日は大日本が両国国技館大会を開催! 2大会通しチケットも販売決定!
その後、高木三四郎大社長が重大発表として2019年11月3日の両国国技館大会の開催を発表すると、登坂栄児社長も2019年11月4日の両国国技館大会の開催をアナウンスして「奇遇ですね~」。これを受けてスクリーンで2大会通しチケットの販売も発表されると「松井が勝手にやった」と言い張って休憩へ。
【コメント】
高木 というわけで先ほど発表させていただきましたけど、弊社が11月3日……。
登坂 弊社が11月4日、両国2DAYS。
ーー何かしら連携というお話がありましたが、現時点で考えていることは。
高木 メイウェザーを呼んだほうがいいんじゃないかな。
登坂 そうですね。パッキャオでもいいかもしれないですね。
高木 メイウェザー呼んだら何十億かかるか分からないですけど、半分ずつシェアすれば。
登坂 奈良さんが「来年DDTと大日本ガンバレよ」って週プロで書いていたので、俺たちが億単位のおカネを動かさないといけなくなった。億単位です!
高木 動かします! 何ならメイウェザー募金とか。
登坂 メイウェザー募金っていうのを両団体で年初からやります!(笑)
高木 ダハハハハ!
ーーマジメな話、DDTと大日本プロレスが団体単位で交わるのは、ここ数年はこの大みそかだけだったんだけど、両国連戦の中で普段ではあまりない交わりみたいなものはありますか。
高木 もしやるとしたら、それぞれの団体の持ち味もありますし、それをそれぞれで出したほうがいいと思うんで。お互いの朝9時、11月3日の朝9時と4日の朝9時に「やられるのか」みたいなのをね。
登坂 やれんのかじゃなくて、やられるのか(苦笑)。スーパー第0試合とかね。ノーピープルで(苦笑)。……とにかくボクとしてはDDTさんと両国という舞台で2DAYSでやれるのは、ちょっと感慨深い。
高木 そうですね! ちょっと感慨深いですね。
登坂 屋台村プロレスとかで韓国料理とか食べながら見ていた試合が、両国でって感じなので感慨深いですね。
高木 もう14年ぐらいになりますかね。登坂さんとも。
登坂 ほぼ同級生。ありがたいですね。
高木 何か面白いことやりたいですし、いろんなプロレスファンを巻き込むみたいな。
ーー11月に向けて1.3に大地選手が出たり、博多大会とかありますけど、リング上での交流は増えていきそうですか。
登坂 ボクはあまりないほうがいいと思うんですよね。
高木 そうですね。
登坂 だって無理だもん! あんなDDTさんみたいな幅の広いさ、間を置いた空気感作るのは無理! アントンのあの下品なギャグとか絶対無理!
高木 ごんぎつね……。
登坂 ごんぎつねを関本さんにやらせたいね(笑)。
高木 でも何かボクも「一緒にやりましょう」って言ったからには、面白いものをやりたいなと思いますし、大日本さんもお互いに面白いものをやれば盛り上がるんじゃないかなと思いますね。
ーーお客さんが2日間両方見たほうが得をするみたいなサービスとかは考えていますか。
高木 先ほど発表した2大会通し券はちょっと安くなるんで。
登坂 あとは何ですかね。4000人とごんぎつねでハイタッチとかやってみたいですけどね。そういうリング外の部分でサポートしたい。岡林のもぎりとかね。無駄に切っちゃう! お弁当をうちが作るとか。うちの嫁が作って、高木さんの嫁が業者さんの分とかを作る(苦笑)。
高木 キャラ弁とか作ります。
登坂 今のところ分かる通り、何も決まっていません!
高木 妄想を膨らませておいてください。思春期のように!
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メインイベント 時間無制限一本勝負
トーナメント決勝戦
※ファブル。西成のエリートヤンキー幸之介と女子プロレス界最強の男が優勝。
竹下が岡林のパワー、坂口の打撃から逃れても、替わった宮本もまた苦しむ展開。坂口のコブラクラッチは宮本が噛んで抜け出す。宮本も腕十字を決めてやり返すと竹下がドラゴンスクリュー。坂口もカウンターのジャンピングミドルで返して岡林とタッチ。岡林がブレーンバスター。さらに逆エビ固めで絞っていく。これは竹下がエスケープ。竹下と岡林は逆水平の打ち合い。10分経過、竹下は岡林の両腕を取って手を踏みつけザーヒーのコンボ。岡林をコーナーに乗せると雪崩式ブレーンバスターへ。宮本が出てくると竹下と連係。竹下が肩車すると宮本がダブルインパクトを完成させる。宮本のムーンサルトは坂口がカット。岡林は宮本を抱えるとコーナーにアバランシュホールド。宮本がラリアットを打てば、岡林はパワースラムで叩きつけて戦況は竹下vs坂口に。坂口が飛びつき腕十字。これを竹下がパワーで解除してラリアットも坂口がかわして神の右膝からPK。しかしカウント2止まり。神の右膝は竹下がかわして回転足折り固め。坂口がかわして胴絞めコブラクラッチ。竹下がなんとかエスケープする。岡林のショートレンジラリアット+坂口の神の右膝はかわされて誤爆してしまうと、岡林は竹下のジャーマン → 宮本の蒼魔刀で排除されてしまう。坂口の神の右膝をラリアットで迎撃した竹下が人でなしドライバー。カウント2で返されるとファブルで熱戦に終止符。
エンディング
試合後は三田佐代子女史による優勝インタビュー。竹下「4年連続決勝戦してるんで。シャッフルタッグトーナメントなんでパートナーに恵まれているんで。ねえ、神取さん」宮本「そうね、よかった! どうもありがとう!(あれはどういう気持ちで)みんなに楽しんでもらうためです! 楽しんでもらえましたか?」竹下「(特攻服は?)特注でオーダーメイドで作ったんですよ」「神取が終わった後は竹下の特攻服ですよ」「1回戦から(特攻服で)いこうと思ったらこういうの(ハイレグ)を着ていたので。負けたらどうしようと死ぬ気で勝ち抜いた結果です」出場選手がリングに集結。準優勝チームにも感想を聞かれると「1年ぶりでキツかったです。ピッサリ!」(岡林)「キツかったです。45歳のおっさんにどこまでやらせるんだって。世の中の40代にまだやれるってところを見せられたんで」(坂口)。最後に竹下が「両国大会の11月も決まったということで大日本プロレス、DDTも大きい団体に負けないように頑張ります」と述べて宮本に振るも、宮本は神取のモノマネに終始して今年の年越しプロレスは終了した。
【試合後のコメント】
坂口 どうせここまで来たらテッペンまで獲りたかったけど……うーん、まだまだいけるぞって思ったんで。ちょっと披露困憊だけど(苦笑)、やり遂げた感はあって。岡林さんはまだ元気だから売店行っちゃったけど、敢えて敗因は……一瞬考えたけど、俺が岡林さんの髪型にしなかったことかなと思っているんで。次また岡林さんと組むことがあったら、俺もツルツルにしてハゲとハゲで頑張るんで、またよろしくお願いします。ありがとうございました!
岡林 新年あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。いやぁ……久しぶりに強烈でしたね、何かいろいろ。本当に1年ぶりの年越しプロレスで、まぁ楽しめたって言い方もアレですけど、ノビノビ出来たし。久しぶりに竹下選手とやったらビックリ! 本当に……すごいですね、ジャーマンとか。この間、潮﨑選手に勝ちましたもんね。本当にすごい! ケガする前の時より全然違います。本当に! パワーもそうですし、スピードもあるじゃないですか。何かまたやってみたいなって気持ちになりましたね。宮本さんも相変わらず巧いし、技巧派ですごくテクニックもあるし、すごい選手なので。あとDDTも大きい選手が入ってきたし。飯野選手も全然俺、倒せる気がしなかったですよタックルで(苦笑)。やっぱりラグビーしてるからタックルってものは十八番じゃないですか。凄かったし、俺も意地になって行きましたけど。もう本当に凄い! 自分も11月に復帰して(試合)勘もだいぶ取り戻せたかなって思うんですけど、それでもやっぱり周りの成長には驚かされる部分もあるので。うーん……もっともっと精進しないといけないですね。この20代の伸びシロっていうのが凄いんで。もう負けないです! いま36ですけど、36でも伸びシロあるんで。まだまだドンドン頑張っていきます。今年はまぁちょっと気合い入れて、ベルトにもドンドン挑戦していこうと思っています。いろいろ去年ケガした分、取り返すというよりそれ以上のことをやっていかないといけないんで。より一層気合い入れていきます、2019年は。……いやぁ凄かった、本当にもう……ジャーマン凄いっすね。投げっぱなしの。ビックリした。
ーー竹下選手の変貌は感じましたか。
岡林 感じた! 本当に! 最初、宮本さんと同じ特攻服着て、何かふざけてるなと思ったんですけど、そんなのもう……舐めていたら一発でやられてましたね。……頑張ります!
宮本 勝ちましたー!
竹下 おーーーー!
宮本 観衆がいないね。静かなところですね。
竹下 やっぱりこのボクの特攻服もそうだし、神取さんを助っ人に呼んでくるってところもそうですけど、我々このトーナメントに懸ける気持ちが人一倍強かったです!
宮本 そう! 本当にそうですよ。あとはお祭りなんで、年越しっていうのは。ボクらお祭り男として今日は優勝出来たことを誇りに思いますね。やっぱりお客さんに楽しんでもらって、年を越してまた新しい年を迎える、そういう気持ちをモロにプロレスで見せられたんじゃないかなと、その結果が優勝につながったんじゃないかなと思います。いいこと言った!
ーー1日4試合しましたが、一番印象に残ったタッグとか選手は?
宮本 ボクは第1試合の神取コールとか。宮本コールってあまりないですけど、神取コールはあったので、ちょっと嫉妬しちゃいましたね。
竹下 寝技でお客さんメチャクチャ盛り上げてましたからね。
宮本 アハハハハハ!
竹下 結果、神取さんが凄いんじゃないか説っていうのは、ボクたちの中でずーっと出てました。
宮本 女子プロレス界最強の男って言えば神取さんですね。
竹下 ボクは決勝の二人が。ボクは岡林選手とやる機会が多いんですけど、欠場されてましたけど、その間どんだけトレーニングしていたんだってくらいめちゃくちゃパワーアップしてましたよ! その間、ボクもパワーアップしてました。坂口さんはかなり久しぶりで、タッグを含めて同じ団体ですけどかなり久しぶりに当たったんです。リング上ではああやって「45歳まだまだ頑張ってる」って言ってましたけど、本当にそれが23歳のボクがオヤジの脅威というか。
宮本 凄かったね。本当に45歳の星ですよ。
竹下 それを感じたんで。もちろん、ボクたちの若い世代もね、まだまだ負けていられないんで。ガンガン高め合っていきたいと思います。
宮本 最後の2試合は本当に満身創痍に近かったところがあったんですけど、何とか竹下幸之介を前半に温存した甲斐があったなと。
竹下 アレも作戦通りでしたよね?
宮本 そうね。
竹下 竹下温存しようって言ってくれていたんですよ。準決勝、決勝にもし行けたらそこでボクが暴れようって作戦ではあったんですけど、温存してコレ1回戦2回戦で負けたら、この特攻服せっかく作ってもらったのにどうしようって内心思ってましたけど、そんなの言えません! 宮本選手にそんなの言えません!
宮本 アハハハ! でもちゃんとお披露目出来たんで。
竹下 よかったっす! マジよかったっす。
宮本 俺らカネもかけてますからね!
竹下 はい、そうです。目録でも足りないくらいのカネをかけてますからね!
宮本 そうそうそうそう! コレ(特攻服)いくらすると思ってるんですか!
竹下 ホントっすよ! ン万ですよ! 内緒っすよ!
宮本 ウン十万ですよ、刺繍は高いんですから! 神取さんのガウンの金も、アレ本物だからね!
竹下 本物っすよね。本物にボクらこだわっているんで!
宮本 あの金、本物ですよ! ……いや、本物じゃねぇだろ(苦笑)。
ーー年も明けたので今年の抱負を。
宮本 そうですね。去年年男だったんです。36歳で戌年で。3回目の年男も終わったので、また次の年男まで頑張って生きていこうと思います。
竹下 ボクは今年ですかね、年男なんで。
宮本 えっ! 猪? マジっすか? マジで?
竹下 24になりますから。なんでその勢いをもらいながら。
宮本 年男あっという間だったよ(苦笑)。13歳違うんですね。
竹下 13歳違うんですね。だから年男としても頑張るし、昨日もDDTのリーグ戦、D王GPってやつで優勝出来て、今日も優勝出来て、この30日から1日の頭にかけて優勝続き! これめでたすぎるでしょ。
宮本 これはもう年男の最高のスタートですね。
竹下 ねぇ。だからアレ出ようかなと思っているんですよ、神社バーッと走るやつあるじゃないですか。年男のやつ。アレ今だったら優勝出来る気がするんですよ。
宮本 出たほうがいいんじゃない。何かもう……いいと思う。
竹下 アハハハハ!
宮本 言葉がもう出てこないよ! 体の節々が痛いですよ! よかった。またいい年を迎えられるように頑張りましょう!
竹下 頑張りましょう!