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【7・8リポート②】ケニー優勝、武道館で飯伏とKO-D戦

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    • 8・18日本武道館のメインイベントという夢舞台がかかったトーナメント決勝戦。ステージ上の本部席で、セミファイナルの闘いを終えた飯伏幸太が見守る中、ケニーとディーノが対峙して試合開始のゴングが鳴らされた。股間に伸ばしてくるディーノの手を振り払ってドロップキックを決めたケニー。しかし、ディーノもいきなり垂直落下式ブレーンバスター2連発を決めて早い勝負に出る。さらに場外にエスケープしたケニーを追って、場外マットの上で垂直落下式ブレーバスターを決めてみせた。場外カウント20寸前でリングに生還したケニーを首4の字で絞め上げていくディーノ。苦しいケニーはフランケンシュタイナーでディーノを場外に落とすと、トップロープ越しのトペ・コンヒーロで反撃に出る。リングに戻ってフライング・ボディーアタックを決めたケニーがコタロークラッシャー。ケニーのその場跳びシューティングスターをかわしたディーノはホモイェからナイトメアへ。さらに男色スープレックスでケニーをコーナーポストに投げつける。試合を終わらせようとコーナー最上段で男色ドライバaaaaahhhhh!!!!!を狙ったが、ケニーは踏ん張って阻止。逆にディーノをパワーボムの体勢に担ぐと、対角線を走ってコーナーポストに叩きつけた。そして投げ捨てドラゴン・スープレックス2連発からクロイツ・ラスで勝負に出たものの、ディーノはカウント2で返す。ファイト一発!からの男色ドライバー狙いを張り手で阻止したケニーは、逆にファイト一発!を決めるも、ディーノは男色ベーゼから強引に男色ドライバーへ。カウント2で返されるとコーナー最上段に登る。ケニーは雪崩式パワーボムでディーノを叩き落とし、掟破りのゲイ道クラッチ。カウント2で返されるとAOI SHODOを決める。しかし続いて放ったムーンサルト・プレスはかわされた。それでも雪崩式ドラゴン・スープレックスを決めたケニーは、片ヒザをついたディーノに波動拳を決め、肩車で担いで片翼の天使へ。さすがにディーノのこれを返す力は残っておらず、3カウントが入った。ケニーがKO-D無差別級王座への次期挑戦権を獲得。まだ、DJニラが「いつでもどこでも挑戦権」を保有したままだが、とりあえず8・18日本武道館のメインはゴールデン☆ラヴァーズ対決となった。

      亜門GMに呼び込まれ、ベルトを手にリングに上がった飯伏。「正直、ケニーと闘うことはすごく不安だし、怖いんですけど、でも、それ以上に楽しみです。ケニーとDDTの15周年を武道館のメインで闘えるのは、すごいうれしい。ケニー、いい試合しよう」と伝えると、ケニーは「みんなケニー・オメガファンじゃないかもしれないけど、ここにいるのはDDTファンでしょ? だから私のためだけじゃなく、大阪のDDTファンのためにも、日本のDDTファンのためにも、KING OF DDTファンのためにも、世界のDDTファンのためにも、自分ベストパフォーマンスをやって見せます。いや、ゴールデン☆ラヴァーズのベストパフォーマンスを見せます」と日本語で応えた。

      飯伏「(挑戦者がケニーに決まったのは?)複雑な心境ですね。まぁ、なんともいえない感じですけど、ケニーが勝ってうれしいっていうのは、今はまだ全然わかんないですけど、とりあえず緊張っていうか、焦りというか、ホントにヤバイっていう感じですね。試合を見てっていうよりも、ケニーがもともと持ってるポテンシャルというか、体力とか力という部分に関して別格な部分があるんで、単純にリングに上がってビビりましたね。一気に威圧感というか、圧力を感じました。ちょっとヤバイんじゃないかと思いましたけど、自分はそれ以上で。楽しみですね。ケニーとだったら本当に最高の試合ができるんじゃないかと。すごい試合になりそうですね。自分はずっと持ってるんですけど、すごい試合をした上で防衛するのが一番なんで。あと1ヵ月でさらに進化します」

      ケニー「トーナメント優勝。実は自信はあったけど、絶対、苦戦するだろうと思ってた。それでも自分には勝つチャンスはある、なぜなら自分は今、DDTファンとの距離をちょっと遠く感じていた。メジャー団体で結果を残してきたことに反比例して、そう感じていた。DDTのファンたちには覚えていてほしいんだけど、ボクがここにいるのはDDTのファンたちのため。DDT以外での活躍ばかり目立ったのは、謝りたい気持ちがあるけど、ここでDDTファンたちのためにがんばりたい。どこで活躍しようとも、いつでもDDTファンは心の中にいる。DDTが一番の団体だと思ってる。今回、ゴールデン☆ラヴァーズが闘うことになったわけだけど、これも運命。絶対にあきらめない。KO-D無差別級のベルトはこれまで獲ったことどころか、チャレンジしたこともない。そのときに一番価値のあるものを目標にするのが僕の考え。今の自分にとって一番重要なのは、DDTファンの心をつかむこと。そして一番価値のあるものは、ブドーカンで獲るKO-Dシングルのベルト。イブシを相手にブドーカンでベルトを獲ることで、世界の注目を集めることにもなる。それがDDTをさらに上のステージに押し上げることになる。世界中のレスリングファンは、もう一段階上の闘いを見たいはず。イブシファンであろうとケニーファンであろうと、楽しめる試合になるはず。約束するよ」

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