8日、東京・新宿歌舞伎町のドロップキックにて東京女子プロレスの会見がおこなわれた。4・26SHIBUYA DESEOでの3回目のプレイベント(19時30分開始)の概要に関して甲田哲也代表から、過去2回と同じくマットプロレスで、アイドルライブとの2本立てになることが発表された。甲田代表は「過去2回は入場無料でしたが、今回は入場料1000円ですので新しいチャレンジになると思いますが、旗揚げ戦に向けてステップアップしていきたいと思います」とコメント。続いて今回プロレスルールでのシングルマッチで対戦するKANNAと木場千景が出席し、意気込みを述べた。
木場 過去2回、私は木曽レフェリーとサンボのエキシビションをやらせていただきました。今回は初のプロレスでKANNAと闘わせていただきます。東京女子の中ではサンボをやっているので関節技に一番自信があります。フォールはもちろん、関節技でギブアップを奪って勝ちたいと思います。
KANNA 自分は前回、前々回と山下(実優)さんと試合をさせていただいたんですが、残念ながら2回連続で負けてしまったので、次は木場さんが相手ということで勝ちたいと思っています。木場さんは関節技が得意ということで、自分は自分が得意な技で木場さんに勝ちたいと思います。
――練習で見ていると思いますが、対戦相手の印象は?
木場 KANNAは自分より身長があってリーチもあります。前回の試合や練習を見ているとエルボーがとても重く痛そうだったので、それに気をつけて腕攻めをして封印できたらなと思います。
KANNA 木場さんはとてもすばしっこくて小回りが利くので、そこに注意をしながら試合を進めていきたい。
――3回目のイベントで、試合以外も含めて見てもらいたいところは?
木場 初のプロレスということで、今までのサンボの道着とは違う新コスチューム、新入場曲になると思うので見ていただきたいですね。コスチュームは自分が忍者好きなので、くノ一風な感じになっています。
KANNA 前回、前々回で負けてしまって、今まで勝ってたことがなかったので、次は勝ちたい。勝った時の表情とか反応を見に来ていただけたらなと思います。
――忍者のどういう部分が好きなんですか?
木場 速いじゃないですか、動きが。アニメでもナルトとか忍者系アニメがあるんですけど、それも大好きなので忍者を意識した感じになっています。
――今までの反省点は?
木場 試合はもちろんなんですけど、入場で自分を出すことができなかったので、次こそは新しい入場曲にもなるので、自分を出してみんなを盛り上げられたらと思っています。
KANNA 木場さんと被ってしまうんですけど、入場が盛り上がれるようにしたいのと、試合で勝てるように頑張りたい。
――練習ではどちらが強いんですか?
木場 自分です!
KANNA どちらかというと自分ですね。
木場 負けませんよ。
――木場さんはサンボではなくプロレスということで気持ちで違う部分は?
木場 同じ団体内ということもあって、ちょっと手の内がわかるというか。練習で見た感じ、あれが得意そうだなとかわかるんで、そういうところはやりやすいと思います。
続いて、空手のエキシビジョンをおこなう山下実優と中島ひかるが登場。今回イベント初参戦の中島は西山道場芦原会館千葉大宮支部所属の“現役女子大生・美少女空手家”。1993年4月26日、千葉県千葉市出身。170cm、59kg。主な戦績は千葉県選手権大会一般女子優勝(2009年)、ジャパンカップジュニア選手権高校女子優勝、国際総合全日本選手権一般女子優勝、第5回全日本クラス別空手道選手権大会優勝(以上、2010年)、関東実践選手権大会一般女子優勝(2012年)。それぞれが意気込みを述べた。
中島 西山道場芦原会館千葉大宮支部で毎日空手の練習をしています。今回はじめてのエキシビションということで緊張していますが頑張ります。高校2年生の時に全日本大会で優勝して、関東大会全日本大会出場しましたが、今年に入るまで一回も負けたことがありませんでした。今年は世界大会に出ましたが、残念ながら結果は3位でした。
山下 私は小学校3年生から高校入る前の7~8年間、空手をやっていました。フルコンタクト習っていて、試合も福岡県で県大会優勝したことがあります。18歳の165cm、55kgです。
――第一印象は?
中島 初め山下さんを見た時にすごくかわいいなと思って、こんなかわいいいのに女子プロレスというすごく激しい競技をやっているとビックリしました。
山下 数日前に甲田さんに中島さんの経歴を聞いて、すごいなと。正直ガタいのデカい筋肉マッチョな女性が来るのかなと思っていたら、本当に空手してるんですか?っていう、どこかのアイドルなんじゃないかと思うぐらいの相手が来たので驚きました。
――空手ルールの試合ですが意気込みは?
中島 私はプロレスのファンの方々にも空手のカッコ良さとか魅力を伝えられればなと思います。
山下 プロレスとかファンのアイドルの方も来ていただければなと。そういう方にも空手の魅力を伝えるっていうのはありますし、個人的には前々回のイベントでKANNAに2勝して、今回ルールは違いますけど勝負という意味ではいい流れで来てるので、勝ってまたエンディングで歌って踊れたらいいなと思います。その分では試合の魅力を伝えて蹴り技も出していきたいです。
――得意技は?
中島 山下さんが今おっしゃっていたように突きよりは蹴りが得意なんですが、変則の廻し蹴りが得意です。
山下 突きも蹴りも得意でした。近距離からの内廻し(蹴り)ですね。
――空手の魅力は?
山下 空手は簡単に言うと強くなれる。心も強くなるというか、人に対しての感謝の気持や挨拶も勉強になるし、わかりやすく言うと風邪をひかなくなる。体と心が強くなる。格闘技全般、空手だけじゃないんですけど大事ですね。
中島 今おっしゃった通り、身体・心を強くするって意味では空手っていうのは一つの手段として魅力のある競技だと思います。私が勝って得た実績は結果ですけど、練習では道場のみんなと一緒だから辛い練習も乗り越えられたし、だからこそ勝利に繋がるという、一人で闘っているわけじゃないというのが最近気づいた魅力なんじゃないかと思います。小さい時はわからなかったんですけど、この年齢になって道場を引っ張る存在になって気づきました。
――山下選手は自分より大きい相手と闘うことになります。
山下 空手の時代も結構、男性と闘っていたので、大きい小さいは自分の中で関係ないですね。
――中島選手はプロレスをご覧になったことは?
中島 あんまり見たことがなかったんですけど、この試合のお話をいただいてから初めて見て、こんなに激しいんだと思ってビックリしました。女子プロレスで検索して動画を見たので、何かはちょっとわからないんですけど。
――今回アイドルライブとのコラボレーションでもあります。
中島 私はももいろクローバーZがすごく好きで、もしかしたら来てくれるのかな~と…そんなわけないですよね。私、歌って踊れたりはしないので、せいぜいソーラン節みたいな。だからうらやましくて。
――プロフィルに「趣味はバンド活動」とありますが。
中島 私、高校生の時に軽音部に入っていてボーカルをやっていたんですけど、音楽にそれほど深い知識とか、このバンドがすごい好きというのがあるわけじゃないんですけど、広く色んな音楽を聞いたり歌ったりすることが好きですね。