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D王 GRAND PRIX 2019 in OSAKA

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D王 GRAND PRIX 2019 in OSAKA

日時2018年12月8日
会場大阪・世界館
観衆244人(超満員札止め)
  • 前説

  • 島谷がDAMNATIONメンバーの意気込みを代弁!

  • 前説に呼び込まれたのはそれぞれ大一番を控えたDAMNATIONの3人だったはずが、出てきたのは仮マネージャーの島谷のみ。意気込みを代弁すると言ったものの、すべて「勝つ!」で終わらせ、幕裏から佐々木や遠藤の「つまんねえぞ!」がの声響き渡る中、今林APのフリもなく「DDT大阪大会スタート!」と大会を始めてしまった。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      坂口征夫

    VS

    7分42秒

    変形コブラクラッチ

    ※もう1人は飯野雄貴。
  • アントンが飯野のパワーに圧倒されてしまう。助けを求められた坂口をも両腕ラリアットでなぎ倒した飯野。坂口へのバックフリップは逆にスリーパーで捕まってしまうとアントンがカットして坂口を場外に出してしまう。リープフロッグはアントンが躓いてしまって転倒。アントンがギブアップする前に披露した創作昔話「ごんぎつね」はフレディ・マーキュリーではなく下ネタ。アントンが坂口にサミングを決めるも飯野には両手を塞がれてしまう。すると両者はきつねの手で乳首のつまみあい。「何やってんだ!」と入ってきた坂口の両乳首をつまむ始末。アントンのシャイニングごんぎつねをかわした飯野がハカエルボーもかわされてしまう。アントンがハカエルボーを見様見真似で狙うも坂口がストップ。飯野がスピアも坂口にかわされてアントンへ。坂口が飯野に右膝を発射し、アントンを変形コブラクラッチで絞めあげた。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • ルチャ・リブレルール

    VS

    • WIN

      MAO

    • サミー・ゲバラ

    • 渡瀬瑞基

    VS

    9分17秒

    ジャックナイフ式エビ固め

  • マイクを取った平田だが、あっさり大鷲に外に出されて不発。この試合が選手の強い要望でルチャ・リブレルールになったことがアナウンスされてスタート。平田が上野に連係を呼びかけるも、ゲバラに切り返されてあっさり上野に誤爆。そこから上野がローンバトル。ピンチの上野は向き直り式のダイビング・クロスボディーを渡瀬に浴びせてピンチを脱出。再び上野に回ってきてMAOに一気呵成の攻め。大鷲が上野にタッチを求めるが、平田が手刀で黙らせてしゃしゃり出る。しかし、あっさりMAOと渡瀬とゲバラの連係に攻め込まれる平田。大鷲と上野がアシストに入ってトリプルドロップキックを決めたまではよかったが、平田がMAOのみちドラⅡを食らうとスクリューハイからジャックナイフ式エビ固めで敗北。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • Aブロック公式リーグ戦

    • LOSE

      プーマ・キング

    VS

    VS

    7分53秒

    エビ固め

    ※ドクターボム
  • プーマの変幻自在な攻めにパワーで対抗する樋口。拷問式フェースロックを決めるも、プーマもサイドヘッドロックで応戦。樋口はそのままコーナーに乗せるとエプロンから逆水平。逆さ吊りになったプーマだが倒立ヘッドシザースで樋口を落としてミサイルキック。さらに場外に樋口にプランチャも浴びせていく。リングに戻った樋口にプーマはコーナーダイブから飛びつきコードブレーカー。変形の羽根折り固めでギブアップを迫るがロープに逃げられる。樋口は串刺しラリアットで畳みかけ、強烈な雪崩式アバランシュホールド。トラースキックで反撃に出るプーマをぶちかましで黙らせた樋口がドクターボムで葬った。

    【試合後のコメント】
    樋口 昨日HARASHIMAさんに勝って、(プーマは)未知の強豪みたいな感じで、不思議な相手でしたね。ただ力強さは感じて、強敵でしたね。ただそれにも勝ったので、いけると思います。ここからは全勝街道を突っ走って頑張りますよ。
    ――明日はMAO戦です。
    樋口 MAOとはシングルだと1勝かな。でも、その頃に比べて実力は上がってると思うので、楽しみですね。どういう手を使ってくるのか楽しみです。



    ――3敗では自力で優勝決定戦に臨めない。
    プーマ 正直敗退が決まってしまったことは残念だし、機会を逃したとは思ってます。日本に来たのは、プーマ・キングがいかにすごいレスラーかというのをもっと見せつけたかったので、正直敗退が決まったのは残念。
    ――残りの試合で何を見せたい?
    プーマ 一番大事なのはプーマ・キングというレスラーがどんな存在なのか、どれだけ強いかを日本のファンに見てもらい、ひとりでも多くの人に覚えてもらいたいと思います。
    ――相撲出身の樋口と闘ってみて。
    プーマ 彼はストロング。すごく強くて大きい。でも、それは関係なくて、どんな相手であろうと、コンディションであろうと、プーマ・キングは闘えると証明するにはいい機会だった。
    ****
  • 第四試合 30分一本勝負

  • Bブロック公式リーグ戦

    10分40秒

    エビ固め

    ※グリーンティープランジ
  • 高梨は「クリーンファイト、お願いします!」とベイリーと握手。その宣言通りクリーンファイトに徹していた高梨だが、ロープ際で足の甲を踏みつける。「ごめん、やっぱクリーンファイト!」と再び握手を求める高梨。応じたベイリーにトーキックもこれはキャッチされてしまう。場外に出た高梨は向かってきたベイリーの足を掬って客席にベイリーを叩きつける。さらにシーソーホイップでサードロープにぶつけていく。ベイリーも前蹴りや場外に出た高梨にケブラーダを浴びせて盛り返す。アルティマウェポンはかわされるもベイリーが強烈なバズソーキック。これで動かなくなった高梨。松井レフェリーがダウンカウントを取る中、死んだフリから起き上がった高梨が丸め込む。慌ててベイリーがカウント2で返すとグリーンティープランジで勝負を決めた。

    【試合後のコメント】
    ベイリー タカナシさんとの試合が楽しめたし、彼のことは信用しているからクリーンファイトでいって。いろんなズルいことされたけど問題ない。いま2勝2敗。まだ続くので勝ち続けていけるようにやっていきます。


    ※高梨はノーコメント。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • Aブロック公式リーグ戦

    11分59秒

    エビ固め

    ※蒼魔刀
  • 静かなグラウンドの攻防。HARASHIMAが腕を取ると彰人はロープに逃げる。さらにコーナー2段目にセットしてのフットスタンプと攻勢。場外に逃げた彰人は鉄柱越しになるとHARASHIMAのミドルキックをかわして誤爆させると、そこから足攻め。苦しいHARASHIMAは彰人の串刺し攻撃をかわすだけで精一杯。なんとかジョンウーを放つとリバースフランケンから蒼魔刀。これをかわした彰人がヨーロピアンクラッチ。カウント2で返されると足横須賀から足4の字へ。そこから完璧足4の字を狙うがHARASHIMAがなんとか凌ぐ。HARASHIMAは向かってきた彰人にカウンターのスタンド式蒼魔刀から間髪入れずに蒼魔刀をブチ込んで薄氷の勝利。

    試合後、HARASHIMAがマイク。「本日は大阪大会ご来場ありがとうございまーす! やっとこのD王GP、1勝することができました! 細かい計算はわからないけどあと全部勝てばいいことあると思ってます。明るい未来を夢見て頑張りますよ。ヒザがちょっと痛いけどこれぐらい大丈夫です。年明けの大阪2連戦、D王覇者としてきてやるさー!(以下略)それは鍛えているからだー!」

    【試合後のコメント】
    HARASHIMA やっと1勝、勝ち点まだ2ですけど。久しぶりに彰人と対戦して、しつこい足攻めでけっこう厳しい闘いでしたけど、足のダメージも僕は鍛えてるんで大丈夫です。きょうやっと初日が出たので、きょうから全勝でいきますよ。
    -―明日は佐々木大輔戦です。
    HARASHIMA ガッチリやるだけですよ。勝ち続けてればね、ほかはわからないけど、いい結果が出るんじゃないかなと。連続でブロック優勝目指しますよ。今回こそはD王王者になりたいと思います。
    ――彰人の足攻めはこれまで以上のえぐさ?
    HARASHIMA そうですね。久しぶりにねっちりガッチリ攻められましたね。前から足関節が得意なのは知ってたので警戒はしてたんですけど、彼の引き出しの多さと勝ちへの執念はすごかった。一瞬、走れなくなってしまったんで。一瞬の隙をついてギリギリの勝利でしたね。
    ****

    彰人 あんだけ足攻めたのにアイツ、ギブアップしねえじゃねえか。なんなんだよ、アイツ。明日もあるんだろ、公式戦。支障出るぞ、明日に。途中から動けてねえじゃねえか。そんな足痛くて動けてねえヤツに負けた俺が一番しょっぱいよ。明日気持ち入れ替えて、プーマ・キング。たぶん今回のリーグ戦で一番やりたくない相手だ。なんとかします。
    ****
  • 第六試合 30分一本勝負

  • Bブロック公式リーグ戦

    5分34秒

    三角絞め

    ※高尾が第1340代アイアンマンヘビーメタル級王座の防衛に失敗、青木が第1341代王者となる。
  • 高尾が入場する青木の背後から襲い掛かって試合スタート。場外戦になると高尾がサミングや客席に南側最上段に雪崩れ込んで、柵を使ってのフットスタンプ。島谷を覆いかぶせて先に戻るが青木もぎりぎり生還。高尾がTシャツを使って絞首刑。さらにダイビング・フットスタンプでカバーするがフォールは奪えない。青木も踏みつけられた足を噛んで抜け出すと飛びつき腕十字。これはロープに逃げられる。アームロックを仕掛けるが高尾はロープに逃げてトラースキックからジントニックの体勢。これを逃れた青木が変形のフットチョーク狙いもニアロープ。バックを取られた高尾が急所蹴り。そこからエンドレスワルツも、青木がさらに三角絞めに切り返すと、高尾がたまらずタップした。これでアイアンマンも移動。青木はそれを受け取るとさっさと引き揚げた。

    【試合後のコメント】
    ――今日はかなり攻められたが。
    青木 そうですね、お互いよかったんじゃないですか。
    ――テーマである異物の面は?
    青木 異物感が、そこはちょっと取られちゃった感ありますよね。もうちょっと噛みあわなさを出したいですよね。
    ――今日は世界が融合した感じ?
    青木 融合してしまった…だから、失敗です(苦笑)。
    ――勝負には勝ったが…。
    青木 失敗です。ペースを取られました。(明日は竹下と)30分時間切れ、もしくはお互い無効試合にする。無効試合予告先発。
    ――ベルトもついてきたが。
    青木 たまたまね。果報は寝て待て、というから。
    ****

    ――青木の世界を崩したようにも見えたが。
    高尾 誰だろうといつも世界観を崩してやろうというのはあるし。あと一つ気になったのが、青木選手はリングアウト負けになってたんじゃないですか? あれはどういうことなんですかね。ビデオ判定か何かで確認してもらっていいですか? 絶対勝ってたと思うんですけど、自分。それかレフェリーがあっちに対して気持ちがあるのか。勝ってましたよね、自分? リングアウト勝ちでしょ。ビデオ判定を導入してもらっていいですかね?
    ――自分のなかでは勝ってる?
    高尾 いつも勝ってますよ。高尾蒼馬の公式記録は7勝目ぐらいですからね。7勝0敗ですよ。
    ――先までいってるが。
    高尾 未来も見えてる。
    ――リーグ戦は6試合です。
    高尾 いや、高尾蒼馬の公式記録は7勝。あと遠藤哲哉に勝ったら10点入るというルールをDDTのHPで見たんで。ダントツ1位じゃないですかね。
    ――1勝3敗で厳しい状況だが。
    高尾 いや、7勝0敗だと思うんだけど、どうしても1勝3敗にDDTがしたいというなら…じゃあ、頑張りますとしか言えないですけど。いいですけど、DDTは嫌いなんでしょうね、高尾蒼馬が。
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • Aブロック公式リーグ戦

    • LOSE

      潮﨑豪

    VS

    VS

    18分22秒

    佐々木式ウラカンラナ

  • 佐々木はロープの離れ際に頬を張って挑発。潮﨑はショルダーアタックで倒すと起き上がり小法師逆水平。場外に思わず逃げた佐々木は潮﨑を挑発。追いかけてきた潮﨑に佐々木が先にリングに上がるとロープを跨ぐ潮﨑にロープを蹴り上げての急所攻撃。コーナーに上がった佐々木を潮﨑はドロップキックでリング下に落としていく。場外戦になると潮﨑は鉄柱にぶつけていく。カウントが進んでもまったく戻るそぶりのない佐々木を潮﨑が業を煮やしてリングに戻す。肩固めは佐々木がなんとかエスケープ。ブレーンバスターは佐々木が着地。佐々木は潮﨑を場外に落としてトペ・スイシーダを発射。潮﨑をリングに戻してダイビング・ラリアットを放つ。ドラゴンスクリューから顔面ドロップキックはカウント2。ペディグリーは潮﨑がリバース。これを佐々木が丸め込みで切り返し、カウント2で返されるやクロスフェース。潮﨑はエスケープしエプロンへ。向かってきた佐々木を肩固めでキャッチした潮﨑がエプロンに引きずり出す。佐々木の顔面をエプロンへとぶつけた潮﨑。串刺しの逆水平からマシンガン逆水平。さらにランニングチョップはカウント2。豪腕
    ラリアットは佐々木がかわしてドラゴンスープレックス。さらに向かってくる潮﨑にドロップキックを突き刺す。佐々木のトラースキック、潮﨑の豪腕ラリアットが立て続けに決まる。潮﨑がケサ斬りチョップからローリング・ケサ斬りチョップ。しかしカウント2。潮﨑は佐々木をコーナーに乗せてケサ斬り。佐々木も下から掬っての雪崩式パワーボムでやり返し、ダイビング・エルボードロップ。カウント2で返されるやクロスフェースで勝負に出る。潮﨑は必死にロープエスケープ。佐々木は潮﨑をコーナーに乗せて雪崩式ペディグリー狙い。潮﨑はケサ斬りチョップで黙らせて、雪崩式垂直落下ブレーンバスター。佐々木も佐々木式ウラカンを狙う。これを止めに潮﨑を佐々木がさらにフェースバスターで切り返す。ミスティカ式は潮﨑が堪えて豪腕ラリアット。フィッシャーマンバスターはカウント2。リミットブレイクを狙う潮﨑を佐々木が佐々木式ウラカンラナで切り返して電光石火の3カウント。現KO-D無差別級王者が潮﨑の無敗ロードに土をつけた。試合後、佐々木は潮﨑にKO-D無差別のベルトを誇示した。

    【試合後のコメント】
    ――3勝で来てたがチャンピオンに敗れた。
    潮﨑 そうですね。チャンピオンとか関係なしに、やっぱりきょうは俺の一番嫌なやられ方でやられたなと。攻めきれなかった。仕留めないといけないところで仕留められなかった。これが今後の闘いに影響するかどうか。でも自分のなかで、そこの甘さ、弱さというものをきょうはチャンピオンに気づかせてもらった気はするので、同じようなことは二度としません。
    ――佐々木大輔をどう感じた?
    潮﨑 NOAHではいない選手ですし、チャンピオンというプライドと強さを持っているなと思いましたね。でも、そこでね、俺もやられてばかりではいられないので、しっかり借りというものを返したいと思ってます。
    ――リーグ戦も終盤になるが、ここまで闘って何を感じている?
    潮﨑 いろんなタイプの選手がいるので、自分にとってはこのD王GP、上がったことは間違いではなかったと、それは思ってますし。どうなっても優勝、D王の冠というものは奪って帰ります。
    ****

    佐々木 見たかオイ、俺が誰だかわかってるのか! KO-D無差別級、地球最強の男、地球じゃねえ。宇宙最強の男、サノスより強いんだぞ。知ってるか、サノス。アベンジャーズ見てから来い。俺が佐々木大輔だ。誰だ、あの野郎は?
    ――NOAHの潮﨑選手です。
    佐々木 NOAHの潮﨑だと!?(思い出してTシャツを脱いでミミズ腫れの胸を見せる)俺のことムチャクチャしやがって、あの野郎! いてえじゃねえか!(投げ捨てたTシャツを拾い上げる)俺のシャツを返せ! オラ! アイツがNOAHの潮﨑か。まあでも俺のほうがつええからな。俺はよ、石川修司よりも強い。誰よりも強いからよ。NOAHだと? いつでもやってやるぞ、わかったか!
    ――石川にも潮﨑にも勝った。
    佐々木 おう、でもな、アイツなかなかやるな。石川修司もういらねえからよ、潮﨑、DAMNATIONに入れてやってもいいぞ。そう伝えとけ。
    ――2勝2敗で明日、HARASHIMAと対戦するが。
    佐々木 優勝は間違いなしだな。HARASHIMAさんだろ、明日。(突じょ)横一線で見てもらっちゃ困るんだよ! バカヤロー!!(と立ち上がる)座るぞ。そういうことだ。
    ――今日はあとがない状況での闘いだったが、それもモチベーションに?
    佐々木 そんなこと俺が考えてると思うか! 査定してやったんだよ。
    ――潮﨑選手のDAMNATION入り?
    佐々木 DAMNATIONもそうだし、1・3後楽園で俺の相手。(潮﨑を査定してみて)合格だ! 第一候補にしてやる。
    ――プーマは?
    佐々木 おう、第一候補。
    ――潮﨑も?
    佐々木 第一候補。1・3で俺に勝ったらダムネーションに入れてやってもいい。Bブロックは誰が勝った? 遠藤さんが勝ったのか。
    ――テツヤとは言わない?
    佐々木 Aブロックは佐々木大輔が勝っている。Bブロックは遠藤さんが勝っている。決勝で会うかもしれねえな、遠藤さんとはよ。
    ――昨日、遠藤から呼び捨てにされてました。
    佐々木 俺は根に持つタイプだからな。
    ――それで、あえてさんづけを?
    佐々木 遠藤さんと決勝で会うかもしれねえな。
    ****
  • メインイベント 30分一本勝負

  • Bブロック公式リーグ戦

    VS

    • LOSE

      竹下幸之介

    VS

    22分11秒

    片エビ固め

    ※シューティングスター・プレス
  • リープフロッグから互いの技をかわしあって竹下のザーヒーは遠藤が咄嗟に場外へと逃げる。リングに戻ると竹下が執拗にサイド・ヘッドロック。遠藤のフランケンは途中で止められるも花道に逃げるとエプロンに移ってスワンダイブエルボー。場外に落ちた竹下にサスケスペシャルを浴びせていく。コーナーに登った遠藤を竹下が止めて、そこでサイド・ヘッドロック。遠藤は雪崩式のニークラッシャーでダメージを与えると、そこから足攻め。さらにキャンバスへのニークラッシャーから低空ドロップキック、足4の字と攻め込む。なんとかエスケープした竹下は串刺し攻撃をバックエルボーで迎撃。遠藤の前転エルボーもエルボーで撃ち落とすとブルーサンダー狙い。堪える遠藤に竹下はマウントでナックル連打。ユルゲンラリアットから走り込むも、遠藤がハンドスプリング・オーバーヘッドでやり返す。トーチャーラックの体勢は竹下が逃れてフェースロック。なんとか逃れた遠藤を竹下はターンバックルにぶつけてビッグブーツからショルダー・バックブリーカー。ジャーマン狙いは遠藤が着地。コーナーに登った竹下をキャッチしていくが、竹下もシカゴスカイラインでやり返し、ファブルで勝負に出る。これを遠藤はハンドスプリングで迎撃。エプロンの竹下を遠藤はブレーンバスターでリングに戻そうとするが、竹下が抵抗。そのままもつれ合うように場外に転落した両者。竹下は遠藤をエプロンサイドに叩きつける。コーナーに登る竹下を遠藤がキャッチしてコーナー2段目からのテツヤ・イン・ザ・スカイ。シューティングスターを放つも待っていたのは剣山。エルボーのラリーからナックルの打ち合い。遠藤の腕を取った竹下は指の股裂きからさらに両手を足で踏み付け。そこからザーヒーに繋ぎ、今度こそファブルを狙うが、遠藤はこれをシットダウン・パワーボムで切り返し、トーチャーラックボムからシューティングスターを浴びせて3カウント。
  • エンディング

  • 「やるたびにアイツのことが嫌いになっていく」(遠藤)

  • 試合後のマイク。遠藤「オマエら、見ただろ。これが現実だ。おいノブ、セコンドはオマエだけか」島谷「リーグ戦なんで」遠藤「カリスマと蒼馬はおいといて、ポーリーはどうした?」島谷「ポーリーさんは餌の時間です。そんなことより! 盛り上がってるか! オマエら見ての通り、D王の優勝者はもちろん、きょう負けた高尾蒼馬さん、もしくはキャリスマ、佐々木大輔さま、もしくはこのお方きょうメインで勝った遠藤哲哉さんだ! オマエらきょう激戦を制した遠藤哲哉さんの声がもっと聞きたいか!」遠藤「オマエ前説やばいことになったくせに、よくしゃべるな。挽回しとかなくて大丈夫か?」島谷「激戦を制した遠藤さんが締めるんだよ!」遠藤「なんだこの微妙な拍手! オマエがしゃべるからだぞ。オマエがしゃべるたんびに滑るんだよ。ノブのことはおいといて、おい、竹下! 聞こえてるか? オマエと俺は一時期タッグチーム組んでたこともあったよな。その時から俺はオマエのことが嫌いだ。そして、タッグを解消して俺がダムネーションに入って、オマエと何回か試合してるよな。試合をするたびにオマエのことが嫌いになっていく。オマエはどうだ? 返事もできねえのか」遠藤が挑発からマイク。「オマエらよく聞け。このD王GP2019優勝するのはカリスマ・佐々木大輔でもなく蒼馬でもなく、この俺、遠藤哲哉だ。俺たちはダムネーションだ。俺たちは群れない媚びない結婚しない、このマザーアースは…」島谷「ノブ中心に回ってんだオイ! いいか、よく覚えとけ!」遠藤が島谷にローブローを放って大会は終了となった。

    【試合後のコメント】
    遠藤 このD王GP2019、一番の山場を超えた。アイツに勝ったっていうことは、優勝はグッと近づいたかな。もう、俺は考えるのは2月の両国のことだけだ。
    ――2017年8月に両国で負け、そこからの思いをぶつけた?
    遠藤 お互いに相手のことをどう思ってるのかわからないけど、あれから何回かアイツと試合で当たるけど、やるたびに俺はアイツのことが嫌いだって再認識させられる。嫌いになっていくね。たぶんこれは逆転することはない。俺はプロレスをやっている限り、アイツを仲間だとか、そういうプラスの感情を持つことは一切ないだろうね。タッグ解消して2年と何カ月か経つけど、向こうはいまどう思ってるのかわからない。それは、このあとアイツに直接聞いてくれればいい。
    ――明日はゲバラ戦です。
    遠藤 アイツよ、技かぶってんだよ! なんだあの髪型? 俺も変な髪型だけど…鼻で笑っただろ!
    ――変な髪型ではないです。
    遠藤 ゲバラは?
    ――変な髪型ではないです。
    遠藤 もし俺があの髪型にしたらどう思う?
    ――変ですね。
    遠藤 オイ! まあいいよ、明日のことは明日考える。逆に技がかぶってる分、対策のしようもあるってことなんじゃないか? わからないけど。アイツはいま2勝1敗? 俺は3勝1敗…明日勝てばもう優勝か。そうか、青木選手がいるのか。向こうが何をしてこようが、俺はプロレスをやろうかなと思ってるから。青木選手とは、遠藤哲哉のプロレスを…名古屋、来たヤツらに見せてやるよ。


    竹下 まあ、敗因はですね、新技ファブルにこだわり過ぎたという点なんですけども、遠藤哲哉さっきのマイクも聞こえてましたよ。闘うたびにアイツのことが嫌いになるって。昨日ツイッターなんかでも嫌いって。だから、まさか昨日出した新技を研究されてるとは思わないじゃないですか。昨日の試合を見てたのか、はたまた僕のツイッターを見てるのか、インスタグラムを見てるのか。昨日動画載せちゃったんで、新技の。おそらくそれを見てる、アイツ…もう返されてしまいましたよ! あんなふうに返されると思ってなかったし、完全無欠の必殺技だと思ってたんですけどね。でも、わかりました。もっともっとダメージを与えて、もっともっとエグく攻めて、立てない状態にして、次はファブルを遠藤哲哉にブチ込みたいと思います。明日、青木選手なので。正直、この連戦は対遠藤哲哉というのも意識はしてましたけども、僕は特に明日の青木選手との試合。まだDDTに来て無敗ですか。このままじゃダメだと思うので。青木選手は青木選手のスタイルで来るなら、僕は竹下幸之介のスタイル、DDTのスタイル、プロレスラーのスタイルで挑みたいと思います。明日は逆にきょうの遠藤戦とは違う勝ちにこだわった、そしてプロレスにこだわった試合を見せたいと思います。そして勝ちます。
    ****

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