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Ultimate Party 2019~DDTグループ大集合!~

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Ultimate Party 2019~DDTグループ大集合!~

日時2019年11月3日
開場東京・両国国技館
観衆5869人(超満員札止め)
  • 第一アンダーマッチ 20分一本勝負

    • WIN

      風戸大智

    • 神野聖人

    • 鷲田周平

    VS

    VS

    6分58秒

    片エビ固め

    ※爆発的なアックスボンバー
  • 先発は渡瀬と鷲田。グラウンドの攻防から風戸と松永にタッチ。互角の攻防となり、続いて中村と神野にタッチ。中村が捕まる展開が続く。神野が中村を逆エビ固めにとらえるも何とかロープブレイク。なんとか中村が神野にスワンダイブ式ミサイルキックを放ち、渡瀬に繋ぐ。渡瀬が会場を煽り顔面ウォッシュ。Fromコーナーtoコーナーを放つもカウント2。渡瀬から松永に代わり、ラリアットを放つと中村がタッチを求め、中村にタッチ。中村が三角飛び式ムーンサルトを放つも神野が剣山。神野が風戸にタッチすると3人による連係で中村が追い込まれてしまう。中村がハイキックからスクールボーイはカウント2。ロープに走った中村に風戸がカウンターのアックスボンバーもカウント2。続けて風戸が爆発的なアックスボンバーを決めると3カウント。
  • 第二アンダーマッチ 20分一本勝負

  • 東京女子プロレス提供8人タッグマッチ

    • らく

    • LOSE

      原宿ぽむ

    • 猫はるな

    • 舞海魅星

    VS

    • WIN

      乃蒼ヒカリ

    • YUMI

    • 桐生真弥

    • 鈴芽

    VS

    8分22秒

    片エビ固め

    ※裏投げ
  • 先発は鈴芽と魅星。バックの取り合いからぽむにタッチ。鈴芽のお尻へのでんでん太鼓すると、はるなにタッチ。鈴芽がドロップキックで逆転するとYUMIにタッチ。YUMIはコーナーを使っての踏み付け。ビックブーツを放ち真弥にタッチ。はるなが捕まる展開。はるながランニングネックブリーカーで逆転するとらくにタッチ。らくが脳天チョップを連発しおやすみエクスプレスもカウント2。真弥がボディスラムで逆転するとヒカリにタッチ。ヒカリがドロップキックを連発。らくがヒカリにヘアホイップで魅星にタッチ。魅星がヒカリにラリアットを放つもカウント2。ぽむにタッチしそのままぽむ組が4人でコーナートレイン攻撃。ヒカリがコブラツイストで逆転するとショートレンジラリアットもカウント2。試合権利のない選手が入り乱れる展開に。ぽむがぽむ・どじゃすてぃすを狙うも決まらず、ヒカリが裏投げを狙うもぽむが丸め込む。カウント2。ヒカリが裏投げを決めると3カウント。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      イス

    VS

    • LOSE

      翔太

    VS

    14時30分

    体固め

    ※翔太が防衛に失敗、イスが第1433代王者となる。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      イス

    VS

    • LOSE

      イス

    VS

    14時31分

    体固め

    ※イスが防衛に失敗、イスが第1434代王者となる。
  • バックステージにて翔太に倒れこんだ椅子が新王者となり、さらにその上に乗っていた別の椅子が新王者となった。
  • 第三アンダーマッチ 時間無制限勝負

  • アイアンヘビーメタル級選手権時間差バトルロイヤル

  • 第1入場者椅子、第2入場者平田一喜が『TOKYO GO』で入場しダンスを踊り切ったところで、ゴング。平田による椅子への攻撃に会場はブーイング。椅子をブレーンバスターで投げようとするが投げ返されてしまう。平田がなんとか椅子のスリーパーから脱出したところで、ヨシヒコが入場。ヨシヒコと椅子に戸惑う平田。平田はヨシヒコをパワーボムで投げようとするとヨシヒコが輪廻転生で切り返すが、平田が耐えてヨシヒコをコーナーに叩きつける。そこへポコたんが入場。平田が頭を抱え自らオーバーザトップロープしようとすると翔太が入場。翔太の入場に喜ぶ平田。翔太と連係をしようとするもポコたんにはじき返される。ヨシヒコのコルバタによりポコたんがオーバーザトップロープで退場。続けてヨシヒコが平田と翔太に場外に放り出され退場。上福が入場。リング中央に設置された椅子でセクシーポーズを披露するとレフェリーが3カウントを叩き、上福が新王者に。上福が翔太と平田をまとめてドロップキック。白川が入場。パートナーの登場に喜ぶ上福を白川が丸め込むもカウント2。白川が上福にロメロスペシャル。そのまま平田が白川をフォールするも翔太がカット。HARUKAZEが入場。翔太にコルバタからランニングブルドック。SAGATが入場。SAGATが翔太と平田を蹴散らす。しかし白川を前に前傾姿勢になり攻撃が出来ない。ビックブーツが白川に誤爆した上福をSAGATが逆さ抑え込み、カウント3。SAGATが新王者に。SAGATが「パイを揉むぞー!」と宣言し、白川とHARUKAZEにエクソシストで迫るが逃げられてしまう。大鷲が入場。大鷲に平田と翔太が向かっていくがまとめて蹴散らされる。大鷲が得意のルチャ。白川とHARUKAZEの胸を狙ったSAGATが避けられ大鷲の胸を揉んでしまう。平田、白川、翔太、SAGAT、大鷲、HARUKAZEの6人でエストレージャが完成すると、最終入場者松野が入場。松野はマイクを持つとエストレージャの中央で『お前のバラード』を熱唱する。松野は攻撃をかわしながら熱唱を続ける。集中攻撃を浴びたSAGATに松野が歌いながらフォールし新王者に。HARUKAZEと白川が大鷲と翔太によりオーバーザトップロープで退場。続けて大鷲と翔太が松野と平田を落とそうとするが、かわされ大鷲と翔太が失格。歌う松野に平田が手刀を放つも松野には効かない。松野が歌いながらチョークスラム。一曲歌い切ると、満を持してゴージャススーパースターエルボーを放つが平田にかわされるとそのまま抑え込まれ3カウント。平田が新王者となり試合終了のゴング。
  • 前説

  • その後、APの曲が流れると今林APがゲストの“尻職人”倉持由香さんを呼び込むと『SAMURAI』に乗って登場。リング上にプラケースが敷き詰められていく中、新グッズや大会のインフォメーションを行い、倉持さんが開会宣言を行った。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • プラケース100個マッチ

    • LOSE

      高木三四郎

    VS

    • WIN

      木髙イサミ

    VS

    5分49秒

    片エビ固め

    ※勇脚・斬
  • リング上に大量のプラケースが敷き詰められた状態でゴング。両者プラケースのない外周をまわる。プラケースを砕きながら両者リング中央でロックアップ。高木がボディスラムを放つとケースが砕け散りイサミは大ダメージ。イサミが高木にブレーンバスターを放つと高木は悶絶。イサミがコーナーからダイビングボディアタック。高木はプラケースでの殴打を連発。高木がスピコリ・ドライバーもカウント2。高木がシットダウンひまわりボムを狙うとイサミがコルバタで切り返し、続けてコーナーからダイブを狙うが高木が阻止。ぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターを決めるが、イサミが立ち上がり垂直落下式ブレーンバスターを決める。カウント2。イサミは高木の体にケースを乗せダイビングダブルニーを放つもカウント2。後頭部へのかかと落としから勇脚・斬を狙うが、高木がカウンターのラリアット。シットダウンひまわりボムを決めるもカウントは2。高木がプラケースを持ったままコーナーからのボディプレスを放つが自爆。そこへイサミが絶槍から勇脚・斬を決めると3カウント。

    イサミは試合後大量のプラケースにコーナーからダイブし受け身を取った。二人は肩を組んで入場ゲートまで戻ると互いに座礼をして退場していった。

    【試合後のコメント】
    高木 イサミ、一緒の(コメント)出そうよ!
    イサミ イッテーっす! イテーっす! 痛っ! 見て、この地味な(苦笑)……これヤバイっすね! 痛いっす! プラスチックが割れる音で客席の声がまったく聞こえなかったですね。この試合はお客さんは喜んでくれたんですかね? (週刊プロレスの)奈良さん!
    奈良記者 盛り上がってました。
    高木 盛り上がってた? 本当に?
    イサミ 他人事みたいに言うなぁ。バキバキバキって音しか聞こえなかった!
    高木 これ本当にオープニングでよかったのか?
    イサミ 今、清掃してると思うんですけど、可哀想かなって気持ちがありますけど(笑)。
    高木 俺が昔の先輩から教わったのは、オープニングマッチはプロレスの興行ではメインイベントより大事なんだよって!
    イサミ メインイベントの次にって言ってましたよね。
    高木 次にな! だから俺はオマエとオープニングでやりたかった! だけど、すごいなコレはな。ノリだけで言って、どうなるか考えてないだろ!
    イサミ いやいや、社長ですよそれは(苦笑)。
    高木 滑るよ!
    イサミ メチャクチャ滑りますよ! 切れる・割れるだけじゃなくて滑る!
    高木 いやぁ大変だった。でもまだ12月28日まではDDTグループで。今日はひとつの節目として、イサミと試合が出来て僕は嬉しかったです。
    イサミ 自分もやっぱりファンの頃から三四郎集会とか出てましたし、Atomとかも行ってたんで。DDTにいるってことは自分の中でも誇りを持ってましたし、前にHARASHIMAさんとやった(客席)全面使った時に「俺の親方さんは高木さんだから一生ついていくよ」っていうコメントも出したんですけど。自分で自分を守りに行く姿勢っていうのは、逆に高木三四郎らしさを僕が失ってる気がしまして。あとは僕のBASARAの仲間たちの心強さがあって。彼らがいるのであれば僕も家をもう1軒建てられるのではないかと思いまして、高木さんにご相談させてもらいました。本当に快く受け入れてくださってありがたい限りなんですけど。その中でも今日あった大人げなさとか、そういうのって今日伝わってんで。ヒシヒシと。だって第1試合がコレですよ。これから試合する人が可哀想ですよ!(苦笑)あの惨状のあとに。そういう大人げなさも学んだので。
    高木 社長がねやりたいことをやらなくちゃ。
    イサミ そうですよね。
    高木 俺がオマエに言ってやれるのはそこだよ。インディーってあったと思うんですけど、今風の言い方をすると僕らベンチャーなんですよ。ベンチャープロレス! だからイサミのスタートアップを僕は応援してあげたいし、イサミがスタートアップして……。
    イサミ ベンチャーって何ですか?(苦笑)
    高木 調べろ! 大手と対立したものなんだよ! だからオマエは新しい団体をスタートアップして、大きくなって戻ってきてくれればそれは俺にとって嬉しいことだから。ケニー・オメガもそうだったからな。だから損得なんて関係ない、俺たちを潰すつもりで大きくなろうぜ! 俺たちもオマエたちに潰される気なんて毛頭ないから! 一緒に頑張ろうよ!
    イサミ はい! 切磋琢磨して。ありがとうございます。今日、試合ありがとうございました!(高木と握手)
    ーーイサミ選手の中で今後DDTのビッグマッチに出るとしたら、BASARAが団体としてDDTに対抗出来るようになってからとかありますか。
    イサミ それはありますね。分からないです! 今日BASARAの試合を見るのが初めての人もいるかもしれないですけど、DDTに対抗出来ていると判断出来ているのであれば別にそれは構わないと思いますし。団体規模みたいなことではないと僕は思いますので。結局は実力社会なので、そっちのほうを僕は最優先したいですね。そのためには試合数が多かったりしないと、どうしても……100の練習より1の実戦みたいなところもあるじゃないですか。ドンドンドンドン試合をしていかないといけないと思うので、もうちょっと試合数も増やしてもっと盛り上げていこうかなと思っています。
    ****
  • 第二試合 60分一本勝負

  • 第2代KO-D10人タッグ王座決定戦

    VS

    VS

    13分43秒

    体固め

    ※スピア。ディーノ組が第2代王者組となる。
  • 『HELLO』丸々1曲を使い、ササダンゴ組が入場。一方『スリル』に乗ってディーノが狩りをしている中、ササダンゴ組が奇襲をして試合開始。リング上は大石と瑞希。大石が髪を引っ張ると会場大ブーイング。ドロップキックで逆転すると朱崇花にタッチ。朱崇花はミサイルキック。朱崇花とイケメンのマッチアップ。朱崇花とイケメンはスピーディーな攻防を展開。朱崇花がムーンサルトを放つも自爆。イケメンもムーンサルトを放つがこれも自爆。ヒロシとササダンゴの組み合わせに。ヒロシは座禅を組み、攻撃が効かない。ヒロシは座禅を組んだまま空中浮遊。ササダンゴがお金を渡すと座禅を解除し土下座。飯野とまなせの組み合わせ。ショルダータックルの打ち合いも互いに引かない。まなせがタックルで打ち勝つ。大和とディーノの組み合わせとなる。ナックルとエルボーの打ち合いも途中からディーノは優しく股間にタッチ。大和がスピアーからスライディングXもカウント2で返したディーノがそのままリップロック。さらに男色ナイトメアもカウント2。両チームが入り乱れる。瑞希が場外へのダイビングボディアタック。イケメンがトペ・コンヒーロ。朱崇花がトップロープからラ・ケブラーダ。リング内ではディーノが大和をカバーもカウント2。ファイト一発からの男色ドライバー狙いも、大和がXで阻止。大石とディーノ。ファイト一発から一度は耐えるも男色ドライバーを食らってしまう。ディーノが飯野にタッチ。ディーノ組が5人全員でハカを披露。そのまま飯野が大石にハカエルボーを放ちフォールに入ると、突如『エトピリカ』が流れスローモーションに。大石の心象風景がビジョンに映し出される。生まれてくる子供の名前をどうするか父親として苦悩する大石。大石がカウント2で返すと、大石が飯野にスタナー。イケメンがビンタ。まなせがラリアット。大和がX。ササダンゴが垂直落下式リーマンショックを放つと、突如飯野の父親の心象風景がビジョンに映し出される。プロレスをすることに反対していた父親の「プロレスをすることは反対だが、プロレスで負けるのはもっと反対だ」との言葉に、飯野がカウント2で返す。そのまま飯野がササダンゴにスピアを決めると3カウント。


    【試合後のコメント】
    ササダンゴ せっかくアメリカに行く直前だというのに。出来ればこのベルトを持って、何かこう……いまいちこのあとの進路をはぐらかしているあたりに何か大きなチャンスをつかみかけている気配を我々は感じているのだけど、出来れば一緒にKO-D10人タッグのベルトを持っていってほしかったんです!
    イケメン ハッ! ハッ! 悔しい。
    大石 まあでも……あ、ダメだ。もうチャンスねえんだ(苦笑)。もう1回とか思ったけど。また帰ってきたらね!
    ササダンゴ 本当に負けた僕が言うのも何ですけど、思った以上にまとまりのあるいいチームでした!(笑)もったいです。悔しいですけど、また! 絶対にプロレスを続けていれば、また一緒に出来ますので。
    大石 この5人でもう1回やりたいね! このササダンゴ軍はもう一度やりますので。もう一度集合して……。
    まなせ トランザム★ヒロシをぶっ潰すぜ!
    ササダンゴ ありがとうございました!


    ディーノ (ピンクのベルトを持って走ってくると、瑞希と朱崇花が追いかけていく)1回落ち着こう! ノーサイド! ベルトを獲ったらノーサイド! よし、じゃあコメントを。(あらぬ方向を指差しながら)あ、血だらけ!
    瑞希&朱崇花 え?(ディーノが指差した方を見る)
    ディーノ (ピンクのベルトをこっそり獲って逃げようとする)
    瑞希 あー!(追いかけてディーノを捕まえる)
    ディーノ いいじゃん! 色なんて概念だから何でもいいじゃん!
    朱崇花 ピンクがいい。
    ディーノ まあね我々のパーフェクトなチームワークによって、このベルトを獲ることが出来ました。ナマステ。
    ヒロシ ナマステ。
    ディーノ 今日はもう飯ちゃんが。
    飯野 今日はお父さんが来てるってことで、ここは勝たないといけないですし。プロレス反対してたんですけど、これでまた改めてプロレス面白いなと思って応援してくれたら。
    ディーノ 大丈夫? 今日の試合で応援してくれるかな(苦笑)。
    飯野 きっと応援してくれると思います。勝ったんで! プロレス反対してましたけど、勝ったんでそこは。
    ディーノ 大石さんも父親になるってことですけど、飯野のお父さんなんて何年父親やったんだって話ですよ!
    飯野 そうですよ! もう2……5年やってますよ! 25年やってるんですよ。
    ディーノ そうそう(苦笑)。父親としては大石さんはまだ全然ですね。ペーペーだってことですよ。今日は父の愛で。
    飯野 まだまだ。まだ練習生にもなってないですから。私もまだ芸歴が……あ、芸歴じゃないや! 歴25年なんで! あ、ちょっとタックルで(頭を)打っただけです。
    ディーノ じゃあ福田さん、お願いします。
    ヒロシ ありがとうございました。私のプロレス人生今までいろいろありましたけど、今日が一番嬉しいです! 私のプロレス人生にも一度くらい幸せな時があってもいいんじゃないですかっていうふうに思っております! これから防衛していこう! 頑張りましょう!
    飯野 そうですね!
    ディーノ お二人は?
    瑞希 ピンクのベルトが欲しいです。
    朱崇花 とにかく欲しい、いま欲しい!
    ディーノ いやいや。色とかそういうのじゃないから。心だから。ベルトとかって心だから。
    瑞希 私、心とかそういうのじゃなくて色がいいです!
    ディーノ 心で自分色に染め上げていくっていう、そういうベルトじゃないですか。
    朱崇花 何言ってるの?
    ディーノ めっちゃいいこと言ったのに!(苦笑)まあまあ。色に関してはまた今後。
    飯野 (朱崇花のコスチュームを見ながら)赤でよくないですか?
    朱崇花 何が?
    ディーノ 赤だから赤がいいとか、そんなのよくないですよ!
    飯野 ……そうですね。
    ディーノ 以上です。
  • 第三試合 各30分一本勝負

  • ガントレットタッグマッチ

  • 坂口&中津VS勝村&岩崎から試合はスタート。勝村と坂口が激しい打撃の応酬。勝村が飛び付き腕ひしぎ逆十字固めにとらえるもロープブレイク。中津と岩崎にタッチ。この2人も激しい蹴り合いからジャーマンスープレックスとバックドロップで投げ合うとダブルダウン。両者タッチ。坂口と勝村がグラウンドでの攻防から、勝村が腕十字も坂口がロープブレイク。岩崎を呼び込み2人がかりの攻撃も坂口はカウント2で返す。坂口がフロントネックロックで岩崎をとらえるが岩崎はブレーンバスターで切り返す。追い込む岩崎に坂口がカウンターの神の右膝を当てるとカウント3。

    続いて爆れつシスターズが入場。のどか&ユキが2人がかりで中津を追い込むもコーナー上ののどかを引きずり落とす、坂口の蹴りがユキをとらえダウン。神の右膝をかわしたのどかがエプロンに出るが、坂口を引きずり込み、のどかはリング内に退避。坂口を助けようとする中津をぶつけ坂口をオーバーザトップロープに追い込んだ。

    NEO伊藤リスペクト軍団は『セツナイロ』でダンスを披露もうまく踊れずクリスが怒る。高身長のクリスに対抗し爆れつは肩車もクリスが伊藤を肩車し、身長では全くかなわず。ユキが伊藤にブルドックからのどかがコーナーからスプラッシュを放ちフォールに入るとクリスがダイビングフットスタンプでカット。のどかがクリスを投げ捨てユキがセントーンもカウント2。ユキがクリスを肩車するが爆れつブルドックは未遂。クリスがユキにプレイングマンティスボムを決めると、伊藤がフライイング・ビッグヘッドでカウント3。

    上野&吉村が入場。クリスと吉村の組み合わせでスタート。吉村がクリスを吹っ飛ばすと、伊藤が吉村に向かっていくが歯が立たず泣いてしまう。しかしこれはブラフで隙を突こうとするも、上野に妨害され、吉村が世界一可愛いナックルを狙うも失敗。NEO伊藤リスペクト軍が耳に指を突っ込む連係。クリスが「セカイイチカッコイイノハー」と叫んだところで伊藤が妨害しタッチを要求。伊藤が上野に世界一可愛いナックルを決めるも、パワーボムで抱え上げられたところを伊藤がDDTで切り返す。クリスがエプロンからのカッターを決め、伊藤が倒れこみ式ヘッドバットでフォールの体勢に入るも上野が横十字で切り返しカウント3。

    コーディ&納谷が入場。上野とコーディからスタート。圧倒的な対格差に苦しむ上野。なんとか吉村につなぐが、吉村もコーディと納谷に捕まる展開。ダブルのチョークスラムを狙ったところを上野が救出。吉村と納谷の攻防となると吉村がラリアットで打ち勝つ。上野がボディプレスで救援に入ると吉村がラリアットを打ち込み、カウント3。上野&吉村がガントレットマッチを勝ち抜いた。

    【試合後のコメント】
    上野 よっしゃ、勝ちました! 優勝というのか言葉はまったく分からないですけど、我々がこの両国でのDDTブランド全部ごちゃごちゃ揃った中で、2019年ガントレットマッチの王者なので。これからはそれを胸に頑張っていきたいと思います!
    吉村 そうだ、そうだ。上野さんも勝ったし、俺も勝ったし、タッグとしての実力はもちろんなんやけど、個人としての実力も上がっているんじゃないかな。
    上野 D王もあるからね。
    吉村 D王もあるからね!
    上野 僕はぶっちゃけ唾がついた指を耳に入れられた時にギブアップしそうだったんですけど。両国じゃなかったら確実にギブアップしてました。
    吉村 そうなんや! そこはもっと根性出してや(苦笑)。
    上野 ノーチラスここから絶対にベルトを獲れるように頑張って。D王ね!
    吉村 ブロックは違うけど。
    上野 大きなことを勝ったから言うと、決勝で会えるように我々は頑張ります。
    吉村 そうね。あと我々が今ここで言うことか分からんけど、俺たち勝ったし、とりあえず今日メインイベントでHARASHIMAさんには絶対に勝ってもらいましょう! ノーチラスも勝ちました。DISASTER BOXとしてタイトルマッチあるのは……HARASHIMAさんだけかな。
    上野 アイアンマンは平田さんが獲りましたね。最後、我々の締めを浸透させるために吉村君がガツンと締めてくれますので。
    吉村 声揃えて言ってくださいね。行きますよ!
    二人 イエス・オア・ノーチラス!
    ****
  • 第四試合 60分一本勝負

  • インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合

    • LOSE

      阿部史典

    VS

    • WIN

      石井慧介

    VS

    7分26秒

    片エビ固め

    ※桃色ニールキック。第29代王者が初防衛に成功。
  • 阿部は『ロクデナシ』ではなく『千年メダル』で入場。両者速攻を仕掛けるが阿部が主導権を握り、エプロンの石井に低空ドロップキックを当て場外戦へ。石井が阿部を花道に叩きつける。リング内に戻ると阿部がハイキック、ドロップキックでペースを掴む。石井も負けじとダブルニーを阿部の腹に落としていく。阿部が回転浄土宗からPKも石井がキャッチ。ドラゴンスクリュー狙いも逆に阿部がドラゴンスクリューを決める。コーナーに走ってきた阿部を飛び越え石井がジャーマンスープレックス。バク宙キックも阿部がキャッチしアンクルホールド。石井がロープに逃げたところをジャーマンスープレックス。阿部がスクリューハイキックから伊良部パンチ。お卍固めを決める。石井はロープブレイク。サードロープに首がかかった状態の阿部に石井はムーンサルトダブルニー。タイガースープレックスを決めるもカウント2。石井がダブルアームDDTを狙ったところを阿部はお卍固めで切り返す。ロープに走った阿部に石井がウラカンラナもカウントは2。伊良部パンチを狙った阿部に石井が延髄斬り。石井がタイガースープレックスでコーナーにぶつけると、両腕極めドライバーもカウント2。低空ニーアタックを側頭部に当てるもカウントは1。立ち上がった阿部に石井が桃色ニールキックを当てると3カウント。


    【試合後のコメント】
    石井 まず4度目の防衛じゃない、初防衛に成功です! いや、今までDDTだとシングルのチャンスなかったけど、ガンプロに行った結果、ベルトもここにあるしシングルマッチ闘って、そしてまたここにベルトがある。この自信のまま次はD王GPだな、DDTでは。そして! 阿部史典選手、いや勝ったから言うわけじゃないけど、1回じゃ終わらないから。またどこかでやる機会あるだろうし。今日はガンプロ引っ張ってきた自信の勝利かなと思います。
    ーーガンプロとして両国の舞台に上がった気持ちは?
    石井 やっぱりDDTの選手として参戦するよりも気持ちは違いますね。別に……なんでしょうね。故郷なんだけど外のリングがっていうか。あとはガンバレ☆プロレスだっていうアピールのために敢えて入場で鷲田をつけさせたのもあるし。ガンプロをアピールするのが今日の目的、そしてベルトを防衛するのが目的。防衛出来たんでよかったです。


    阿部 負けましたね。負けた。細かいところの巧さとか場所取りだとかはさすが。他のインディーの選手が信じられないくらい闘わさせてもらってますけど、石井さんには違うところの巧さがあるというか。それがメジャーのエッセンスなのか、全日本で学んだことなのかは分からないですけど、インディーの選手とは違うようなところを試合の中で……伝わらないかもしれないですけど、自分自身はものすごく感じました。でもそれを感じれる私! そういうのを感じられる私(苦笑)。そういうのも経験だし、今日は今日。これで悔やんでいたらキリがないですから。明日は大日本! 明日は明日、今日は今日、そういう気持ちでやってきてますから。ただ今日は両国という場所でシングルマッチが出来て。ただ第4試合! これが今の自分の位置であり……両国でシングルマッチが出来たっていうのは本当に大きいですけど、第4試合! これが今の自分の位置であり、ガンプロの位置であり、自分にとってのBASARAの位置であると思うので。まだまだ昇り詰めてないなというか、まだまだやり足らないこと、やっていないことがいっぱいあるなと思ったので、まだまだ、もっともっと頑張っちゃおうなんて思いました。昨日の佐野(直)さんとの60分アイアンマンマッチが響いているなんて、これっぽっちもないですからね。あるのかもしれないけど……精神的なほうでね。それも自分の醍醐味だと思うので。試合をすればするほどコンディションがあがる、それがワタクシでございます。何卒これからも皆様よろしくお願いします。
    ーー次は全日本プロレスの世界ジュニア王座決定トーナメントですが。
    阿部 インディーワールドジュニアと世界ジュニア、どっちが世界なんだってちょっとふざけたことをやりたかったんですけど、インディージュニアを巻くことが出来なかったんで。ただ世界ジュニア、これはこれなんですよ! 今日は今日! 勝負事なので。今日負けた人間がその試合で勝てないとかないんで。勝負事なので、その時にならないと分からない。ただガンプロがインディージュニアに挑戦したことによって最終章みたいな感じありますけど(苦笑)、自分は今成さんとか大家さんとか岩崎さんとかとも闘いたいんで。どうかこれを最終章にしないでほしいですね。まだやっていない人いっぱいいるんで。インディージュニアが始まりってことです、ガンプロと自分の。ガンプロとBASARAじゃなくて、ガンプロの自分の始まり! またカラオケを歌わせてください。ガンプロってカラオケ団体でしょ? まだ歌いたい曲いっぱいあるのよ。長渕だけじゃないのよ。尾崎紀世彦とかも歌いたいのよ。
    ーー(入場曲の)千年メダルはこれからずっと?
    阿部 いいこと言うね!(笑)分からない人いるかもしれないけど、不死身のエレキマンと千年メダル、これ桜井“マッハ”速人ですから! 千年メダルはたまに使って負けちゃったのよ! で、俺も今日負けちゃったの! これは桜井“マッハ”速人のせいかもしれない!
    ****
  • 第五試合 30分一本勝負

  • UWA世界6人タッグ選手権3WAYマッチ~ノータッチルール

    VS

    • WIN

      塚本拓海

    • ヤス・ウラノ

    • 中野貴人

    VS

    9分9秒

    片エビ固め

    ※ドラゴンキッカー。第64代王者組が初防衛に成功。もう1組は大家健&今成夢人&ミス・モンゴル。
  • 王者組が入場すると挑戦者組が奇襲し試合がスタート。3チームが入り乱れる。今成が4人に囲まれボコボコにされる。遠藤とウラノの展開となり、遠藤のその場飛びのスーサイドボムが炸裂する。続いて中野が入ってくるが、DAMNATION組に捕まってしまう。ポーリーを踏み台にした連続攻撃はカウント2。ウラノと塚本が救出に入るがポーリーに蹴散らされる。ポーリーにモンゴル、今成が蹴散らされると大家が炎のスピアで救出。遠藤にカミカゼから炎のスピアを狙うがこれは失敗。大家がコーナーに上るとDAMNATIONが三人がかりの雪崩式ブレーンバスターを決めるがカウント2。モンゴルとウラノの組み合わせとなるが、モンゴルがクロスボディアタックでウラノを打ち倒す。リング上は島谷と中野。中野がカサドーラからのブルドッキングヘッドロック。島谷が返してオクラホマスタンピートからラリアットもカウント2。塚本と島谷の組み合わせに。島谷がスクールボーイの要領で転がしたところに遠藤がスワンダイブエルボー。島谷がフォールを狙うもカウントは2。島谷に勝負を託した遠藤が場外へスワンダイブ式コークスクリューアタック。島谷が塚本に強烈なラリアットからフィッシャーマンバスターもカウントは2。逆打ちを狙うがかわされ塚本が延髄斬りからトラースキック。続けてドラゴンキッカーを決めると3カウント。


    【試合後のコメント】
    大家 6人タッグのベルト、何でもいいよ! 何でもいいからまた挑戦して! 今度はまた必ず獲ってやるから! オマエらー! みんな見ておけよ! そうですよね、モンゴルさん! 今成!
    今成 今日はもうVTRもたくさん納品して選手もやってってことですけど、そういうことにはもういろいろ限界があるから、次やるときはガッチリ選手として。もう全部取り戻して……集中して取り戻す! それだけです。
    大家 ありがとうございました!


    遠藤 今回珍しくノブがね、自分の主張を出して中野とやり合って、その結果タイトルマッチが決まったわけだから。俺とポーリーははそれに応えようとしていたんだけど、結果的に獲れなくて。
    ポーリー ノブ……。
    島谷 自分は……自分は1試合1試合にかけてるってみんな言うけど、自分はその通りで。今回みたいなチャンスを本当に逃したっていうのが、本当にちょっと自分自身の実力不足です。ちょっと……これは結果がどうなろうが、前から考えていたことがあって。ちょっと……立場を変えて、環境も変えてもうイチから自分一人で、一番辛い状況からもう1回這い上がることまでしないと、正直今回の負けっていうのは自分の中で大きいし、自分より下はDDTのトップ線戦でやっているという現状は正直面白くないし。僕はこのまま今日負けたから次頑張りますっていうんじゃ一生上には行けないと思うし。その覚悟を持ってちょっと……申し訳ないですけど、DAMNATIONの先輩方、ひと区切り打たせてください。スミマセンお願いします。
    ーーそれはDAMNATIONを脱退するってことですか?
    島谷 DAMNATION……それは分からないですけど。今のDDTっていう場所からちょっと距離を置こうかなと。自分一人の力で、今後どうなるか分からないですけど。スミマセンでした!(控室へ)
    ポーリー ノブー。
    遠藤 まあ……今日見てもらってたぶん分かったと思うけど、アイツはただの面白マネージャーじゃないんで。一人の立派なプロレスラーだから。
    ポーリー ノブー。


    ウラノ (中野を見て)なんか落ち込んでいるみたいだからやめなさいって(笑)。

    塚本 防衛したのに! 勝ったんだぞ、おじさん!
    中野 ありがとうございます!
    ウラノ ハハハハハ! 勝ちましたね。
    塚本 約束通り必ず防衛して、このベルトを必ず持ち帰る。さっき島谷のコメントをちょっと聞いていて、何か実力不足とか自分に力がないとかコメントしてましたけど、僕はそんなことは感じなかったですね。あんなにいいラリアットもあるし、あんなにいいフィッシャーマンもあるし。若いからこそ、僕も若いときはいろいろ悩んだりしたんで、そういうところ分かるんですけど。
    ウラノ ああ、やっぱり悩んだんだ。塚本君もいろいろあったんだ。
    塚本 ありましたっけ?
    ウラノ ハハハハハハ!
    塚本 あったようななかったような。
    ウラノ 団体を抜けたりした記憶があるのか(笑)。
    塚本 ……あります。まあそういうことあったんで。でもそういうのは気にせず、明るくやっていけばいくらでもチャンスはあるから。(横で項垂れる中野を見て)何なの! 人のコメントを邪魔するように。っていうか、オマエがガンバレよ!
    ウラノ オマエが勝ちたかっただけみたいなのやめろよ!
    中野 違います!
    塚本 おいしいところ持っていきやがってみたいな!
    ウラノ そんなのもうこのベルト、防衛出来なくなっちゃうだろ!(笑)次こそBASARAでこのベルトのタイトルマッチを。
    塚本 初防衛をしたんで。
    ウラノ 我々がやるべきことはBASARAをかき回せることでしょ! それは何か島谷から勝てなかったから残念みたいな。もう本当、その顔やめて!
    中野 はい! 今日、本当大家さんにも会見とかであって、シングルマッチもやったりして、島谷さんにも大家さんにもシングルで負けて、今日この舞台で正直自分で何とかしなきゃって思っていたんですけど。僕も悩んでいて……噛みついてやられて、噛みついてやられて。ベルト獲っても全然勝てないし。すげー悩んでいて、今日ここに何とか上がってこれて塚本さんのお陰で勝てたので、本当……(涙ぐむ)。
    ウラノ いいんだよ! 塚本君のお陰とかじゃないんだよ! 三人の力なんだよ!
    塚本 そんな自分で何とかしようなんて、俺とウラノさんは何のためにいるんだよ! もう何でも言ってこいよ! そんな泣くんだったら。
    中野 はい、ありがとうございます。すごい……(涙ぐむ)。
    塚本 嬉しいんでしょうね。自分の力で獲ったベルト、俺が勝ったんだけど初防衛出来たベルト、初防衛出来てBASARAに持ち帰ることが出来る。キャリア2年ぐらいだっけ?
    中野 2年半くらいです。
    塚本 それは大したもんですよ。それが何でこんなに悲しくなってるの? この人(苦笑)。そんなタイトルマッチじゃないですよ、これは! 勝ったのは俺だから、俺が泣きたいぐらいだよ。
    ウラノ 三人だからね!
    塚本 三人の力で勝ったんだから。DAMNATION倒して、ガンプロも倒したんだから、自信になるでしょ。このキャリアで。
    ウラノ そうだよ。シングルなんてどうだっていいんだよ。
    中野 うぅ……は、はい。
    ウラノ それはキャリアで負けてるだけなんだから。あんな大家なんて、どうにでもなるよ。
    ****
  • 第六試合 30分一本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    • WIN

      辰巳リカ

    • 渡辺未詩

    VS

    • 沙希様

    • LOSE

    VS

    13分46秒

    片エビ固め

    ※ミサイルヒップ。沙希様組が4度目の防衛に失敗、白昼夢が第6代王者組となる。
  • 白昼夢は握手を求めるがNEO美威獅鬼軍は拒否。未詩と操で試合はスタート。両者譲らず未詩はリカにタッチ。リカと操の攻防となるが、コーナーに控える沙希様の介入や反則も交えリカが捕まる展開となる。操から沙希様へとかわるとレフェリーの目を盗み薔薇攻撃。美威獅鬼軍の巧みなタッチワークにリカは反撃の糸口が見えない。コーナー上の操をドラゴンスクリューにとらえなんとか未詩にタッチ。未詩が美威獅鬼軍2人まとめてボディスラムで投げると操にジャイアントスイング。逆エビ固めでタップを迫るが沙希様がカット。操から沙希様へタッチ。沙希様がキックを連発し、ビッグブーツからブレーンバスターはカウント2。未詩がレーザービームを狙ったところへハイキック。タックルで沙希様を倒すとリカへタッチ。美威獅鬼軍がブラインドタッチを使い操が丸め込むもカウント2。操がジャンピングニー。リベラ・メもリカが押しつぶしカウント2。リカが対角コーナーへのヒップアタックからミサイルヒップを狙うがかわされる。沙希様がビッグブーツで救援に入り2VS1の状況でリカが追い込まれ合体フラップジャックを食らってしまう。操がヴァニタスも未詩がカットしカウント2。未詩がカナディアン・バックブリーカーで操をとらえると、リカがネックブリーカーを合わせ合体式の横須賀カッター。沙希様が振り子式ニーアタック。未詩がレーザービームからティアドロップ。リカに勝負を託す。操とリカがエルボーの打ち合い。リカがビンタでダウンするが、立ち上がりビンタを返す。ビンタの相打ちが続くが、操がキングスレイヤーを当て、ヴァニタスを狙うがリカがかわして正面飛びドロップキック。ツイストオブフェイトからミサイルヒップを当てると3カウント。


    【試合後のコメント】
    沙希様 なあに? ワタクシたちから言うことはなくってよ。
    ーー今日の敗因は?
    沙希様 はあ? 言うことはなくってと言っているわけ。操さん! あなたお試愛中に何を考えていたわけ? 操さん……操さん! 操さん!(項垂れる操の髪を掴むと、薔薇で殴打)操さん、気を確かになさい。ワタクシたちはこんなところで終わっているようじゃダメなわけ。操さんの覚悟とケジメをこれからも見せてちょうだい。しっかりしなさい! 以上よ。


    リカ これが私が二人で獲ったベルトです。いっつもベルトに近くても、いっつも離れていってしまって遠かったベルトをやっと手に入れることが出来ました。でもこれは未詩がいてくれたから、二人だから、白昼夢だから獲れたベルトだと思っています。ちょっと腰に巻いてみていいですか? 腰に巻いたことなかったらさ(苦笑)。東京女子初のベルトだからさ(腰にベルトを巻く)。ありがとう、今日は。

    未詩 ありがとうございました。
    リカ ピンチを救ってくれなかったら、今日の勝利はなかったから。1個気掛かりなのは、操が今の姿になってから負けなしだったんですよ。無敗で。でも今日、私に初めて負けて今何を思っているのかっていうのがすごい気掛かりで。でも私が言うのも何ですけど、操には意味のある希望の負けだと思ってもらいたいので、これからハイパーミサヲに戻る手助けはいくらでもしたいと思っています私は。話せる? 素直に言いな。
    未詩 (涙ながらに)ずっと美しくないみたいなことを言っていたんですけど、でもやっぱり負ける度に悔しいし、挫けそうにもなったんですけど。でもやっぱり……諦めないでよかったなって思います!
    リカ 証明されたんだよ!
    未詩 ずっと証明したかったことが、これで証明出来たと思うので、この証明をもっと大きなものに出来るように、このベルトをリカさんと一緒に頑張っていきたいなと思います!
    リカ 成長していこう! 一緒に。
    ーープロレスを知らないで入った世界でベルトを巻いた気持ちは?
    未詩 やっぱりこの両国国技館の大会に出る中で、本戦で一番(プロレスラー)歴が浅くてこんなに大切な試合を組ませていただいているのは、たぶん私が一番下なんじゃないかなって思っていて。でもそれでもその歴に関係なく、精一杯頑張りたいと思ったのでそれが出来てよかったなと思います。
    リカ 気持ちが届いたんだよ。
    未詩 アイドルで今まで落ちたものもあるんですけど、もしそれに受かっていたらこんなに素敵な人生にならなかったのは本当にこのプロレスに出会える運命になって本当によかったなと思っていて。本当にアプガプロレスになれて、東京女子プロレスになれてよかったので……本当に大好きになった東京女子プロレスのベルトを大切にしていきたいなって思います!
    ****
  • 第七試合 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合~4WAYハードコアマッチ

    13分24秒

    クロス・フェースロック

    ※第66代王者組が8度目の防衛に成功。残る挑戦者組はFUMA&久保佑允、彰人&勝俣瞬馬。
  • 勝俣はジョーカーのようなペイントで登場。大乱戦の中ゴング。高尾が金ダライ、下村が竹刀を持ち、激しい打ち合い。彰人とFUMAの組み合わせとなり。佐々木が勝俣に椅子攻撃から場外に設置されたラダーへショルダースルー。久保が佐々木のスネに椅子を当てる。FUMAが場外へプランチャも味方に誤爆。戦闘民族がダブルのトペスイシーダ。佐々木がチェーンを持って場外にエルボードロップ。リング内は高尾と彰人。高尾が金ダライを持ち出し殴打しようとし彰人が耐えるが、タライが二重構造となっており高尾が一撃。彰人の上に椅子盛りを作りダイビングフットスタンプ。戦闘民族と勝俣。勝俣が2人を蹴散らすとブロック付きのバットで一撃。下村が勝俣を椅子でぶち抜くとシャツをはだけてからの野球チョップ。ブロックの付いたボードをリング内に設置し下村がコーナーに上がるが、勝俣が追いかけ雪崩式のカッターでボードに叩き付ける。カウントは2。FUMA&久保が勝俣にダブルのフラップジャック。ボードを椅子の上に設置してダブルのパワーボムもDAMNATIONがカット。佐々木がコードブレイカーでとらえ椅子を設置したところにダイビングフットスタンプ。DAMNATIONがラダーを2つ立て、その上に机を渡すようにセッティング。彰人と藤田も対抗して同じようにラダーと机をセッティングする。リング上に2つのタワーが完成。佐々木がリング中央でペディグリーを狙うが藤田が返す。佐々木がミスティカ式クロス・フェースロックを狙ったところを藤田はSAYONARAで返そうとするが、さらに佐々木がDDTで切り返す。下村が救援に入るが久保が割って入り、下村が高尾&久保&彰人&勝俣に4人まとめて雪崩式アサイDDT。久保に下村がスワントーンボム。彰人が下村に俵返し。彰人と勝俣がラダーを動かし2つのタワーを合体させる。彰人がキン肉大移動から勝俣がラダー上からダイブを狙うが佐々木が椅子を投げつけ撃墜。リング中央の勝俣にFUMAがイスを手にしてのHeavy Metal Anthem。彰人が藤田を丸め込むが、藤田が彰人にSAYONARA。下村がラダー上に上るが、高尾が藤田に毒霧。するとDAMNATIONが藤田をロープに拘束。佐々木がラダー上の下村を追いかけギターで一撃。ラダーの上でペディグリーを決めると、クロス・フェースロック。これで下村がギブアップした。


    【試合後のコメント】
    彰人 勝俣瞬馬、変わった。変えた。……うん、変わったよ。見た目も試合での体の張りっぷり、ハードコアっぷりは今まででマックスだよ! マックスでも勝てなかったのは、ごめん! 完全に俺のせいだ。俺のせい! 俺が本当は変わらなきゃいけなかったかもしれない。今日は僕の不甲斐なさ、ハードコア力のなさ、それが全部出ました。僕があの試合でついていかなかったっていうのがあるし……ごめんよ。またイチから。ゼロからだな。
    勝俣 (カメラに向かって無言で威嚇)


    久保 勝てなかったですね。全然手応えもあったし。

    FUMA だからこそ悔しいっすよ! 今回このUltimate Partyってことで両国に出る機会を得たけど、これっきりにしたくないですね。
    久保 うん、そう。そうだね。やっぱね、このベルト(IRON FISTタッグ)も唯一無二でやってるけど、あっちはあっちで違う歴史があって素晴らしいベルトだからこそもう一回チャンスを掴み取りたいと思います。次こそは必ず。ね。
    FUMA 掴みかけたからこそ、いけるようにしましょう。
    久保 しつこく……諦めの悪い男が社長の団体ですから! 諦めませんよ。


    藤田 大丈夫か、シモム!

    下村 クッソー!
    藤田 申し訳ない。
    下村 スミマセン! あー、悔しい! 後楽園のハードコアでやられたことをすべて、全員にやり返してやろうと思っていたんですけどね。クッソー、またやられちまった! クッソー!
    藤田 まあ俺はDDTグループの恩返しの総決算が出来なかった。力をつけてまたシモムと帰ってくるぞ! なあ!
    下村 はい! 覚えておけよコラ!


    佐々木 オラ! どうせオマエら! 外国人選手にしか興味ねえんだろ? こんな価値のないベルトって言いたいんだろ、ゴミ箱に入れやがって!(トラッシュ缶の中に入れられたベルトを出す)俺たちの大事なベルトだよ! 何月からだ!

    高尾 何月からだ!
    佐々木 3月からだろ! 興味なさすぎだろ! 3月から防衛しまくってんだよ。価値上がりまくってるだろ。今日のメインイベント、セミファイナル、その前も俺は興味ねえよ! 俺たちのこのベルトが一番、この団体で最高のベルトだオイ! オイ! そう書いておけ。
    高尾 質問は?
    ーーだいぶ防衛回数を重ねてきましたが、このベルトを今後どのようにしたいきたいですか。
    佐々木 今防衛いくつだ?
    高尾 何でみんな覚えてないんだ!
    ーー8度目ですね。
    佐々木 10回防衛したらよ、次のステージに向かう俺たちは。あと何回だ。
    ーー2回ですね。
    佐々木 楽しみにしておけ! 分かったか?
    ーー今日はスキャフォールドでタップを取りましたが、あそこから見える景色は?
    佐々木 高いところはやっぱり気持ちがいいからよ! あそこから行くとよ、アリーナだけじゃない。2階席も見えるんだ! 2階席の安い席! アイツらと目線が近くなるんだ。元々よ、あっちの人間だから俺は。だから高いところには出来るだけ昇りたいんだ。分かるか? やっと伝わったよ。
    高尾 そこは伝わったんだ。失礼な奴だな!
    ーー写真集の見どころは?
    佐々木 見どころ……個人的な見どころは写真のこっち側のカメラマンの方の表情。
    高尾 やめなさい! やめなさい!
    佐々木 それが見どころだ!(苦笑)見えないだろ、オマエらには。
    高尾 俺は見えてる。
    ーー島谷選手が今日敗れたことで、自分の立ち位置を変えたいということで、DAMNATION及びDDTを離脱するような発言をしていたのですが。
    佐々木 なんだと! アイツが辞めるんだったら俺たちも辞める!
    高尾 俺も辞める!
    佐々木 以上!
    ****
  • 6月7日さいたまスーパーアリーナの実行委員長にサイバーエージェント藤田社長が就任! プロモーションで路上プロレス開催!

  • ササダンゴがパワポで来年のさいたまスーパーアリーナ大会の実行委員長にサイバーエージェント藤田晋社長が就任したことを発表。また、さいたまスーパーアリーナでの路上プロレス開催を発表した。「2020年さいたまスーパーアリーナは絶対に成功させます! そのためにも! この先日発売された私の『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』のサイン会を休憩時間に行います! とりあえずこのまんまの勢いで休憩に突入しましょう!」と高木が自伝の宣伝をして休憩時間へ。
  • 第八試合 30分一本勝負

  • ユニオンMAX選手権試合

    VS

    • LOSE

      関根龍一

    VS

    9分59秒

    エビ固め

    ※タカタニック。関根が3度目の防衛に失敗、高梨が第13代王者となる。
  • 関根のセコンドにはイサミ、高梨のセコンドにはクリス。序盤、高梨は関根の左腕に狙いを定めるが、関根はエプロンを走ってのコンヒーロでペースを掴みにかかる。関根がコーナーの高梨に膝を当てると、ボディスラムから何度もしつこくフォールを狙っていく。関根のイノシシ作戦は何度も狙うがすべて迎撃され、逆にコーナー上からのアームブリーカーで叩きつけられてしまう。その後高梨が複雑な関節技で関根の左腕にダメージを蓄積させていく。関根は腕を取られたままエルボーを打ち込むが、高梨に返されてしまう。関根が起死回生のPKを当てると一気に攻め立てていく。関根がフルネルソンバスターからイノシシ作戦。関根がコーナー上の高梨に頭突きを当てると、雪崩式ブレーンバスター。カウント2。関根はレッツ・コンバインを狙うが丸め込まれてしまう。高梨が延髄斬りも、ロープに走ったところ関根が36ハンマーをヒットさせる。関根がカミカゼも高梨が丸め込み、カウント2。高梨のタカタニック狙いをハイキックで返した関根はカウント2、続けての龍切もカウント2。関根がパントキック。満を持してレッツ・コンバインを狙うも高梨が丸め込み合戦に。丸め込みの応酬の中、高梨が一瞬の隙をついてタカタニックを炸裂させて3カウント。試合後、イサミが高梨をにらみつけるが言葉は発さず関根を介抱して退場した。

    【試合後のコメント】
    関根 あー、チクショー! なんだよ! 負けた! 悔しいし、ワガママ言って組んだ俺はまだまだダメだよ! もう一回でも何回でも俺はBASARAのためにまだまだ闘うよ! 闘ってもう一回登りつめますよ! 今までのキャリア関係ねえよ! もう一回、イチからやり直すよ! もう一回やり直して、もう一回ベルト獲る! 高梨将弘、リベンジしてやるよ! チクショー!


    高梨 クリス、セコンド、センキュー、ありがとう!
    クリス オメデトー!
    高梨 関根、強かったよ。負けて俺に言われるのはすげえ悔しいと思うけど、それでも言わせてくれ。強かった。一個一個が全部重かった。カミカゼもらった時、もう終わりだって思ったけど、ここで動かなきゃって奮い立つきっかけになったよ。あそこでラッシュかけなかったらヤバかった。今日勝てたのはクリスのセコンドだったり、みんなの応援だったり調子いいこと言いたいけど、やっぱりDDTのリングだったというのがデカかったと思う。次はBASARAで関根とやるよ。でも次じゃねえぞ。今すぐやってもいかれちまうよ。防衛を重ねていってアイツに勝てると思った時、BASARAで挑戦を受けてやるよ。今日は地の利で勝てたようなもんだよ。そして勝った後、一人残ってたよな。見ねえように考えたけど、やっぱ出てきたな。そして俺が上がった目的? 思い出せてもらったよ。イサミ! 今日ようやく名前を出すぜ。BASARAの木髙イサミ、戦闘民族の木髙イサミ! 俺がチャンピオンでオマエを次期防衛戦の相手に指名してやるよ。断ることはねえだろ。ハッキリ言って長いプロレス人生でこれだけやってったヤツはいねえよ。酒呑童子で狙い続けたアイツを自分のプロレスのライフワークになっちまったよ。それだけ追い続けた男だ。アイツとやらせてもらうよ。嫌とは言わせねえからな。俺からは以上だ。クリス、ありがとう。ネクストはKO-Dタッグタイトルね。
    クリス ネクスト、ツーベルト!
    高梨 あなたのヘルプ・プリーズ! 相手はDAMNATIONね。アイツらに対してはまた言わせてもらうよ。今はこのユニオンMAXのことだけ考えたいよ。ありがとうございました。
    ****
  • 第九試合 30分一本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    • LOSE

      中島翔子

    VS

    14分12秒

    片エビ固め

    ※マジカル魔法少女スプラッシュ。中島が4度目の防衛に失敗、坂崎が第7代王者となる。
  • 両者ガッチリと握手からゴング。グラウンドの攻防の中で、坂崎はマウントからのフットチョークなどを見せる。坂崎が腕ひしぎ逆十字固めを繰り出すがロープが近くブレイクとなる。ロープを使ったスピーディな展開となるが坂崎が中島の動きを止め抑え込んでいく。坂崎は中島を場外に落とすと場外への魔法少女スプラッシュを放つ。場外で中島は坂崎の頭を鉄柱にぶつけペースを握り返し、リング内に戻す。中島の低空のネックブリーカーはカウント2。中島は首4の字固めの状態で何度も坂崎の頭をマットに打ち付けていく。中島はエルボーを連発。中島は坂崎の足をロープに絡めた状態でネックブリーカーを放つ。坂崎は中島の腹をロープに打ち付けると、ロープを挟んでの首4の字を狙うが失敗。中島が場外にトぺ・スイシーダを狙うところを坂崎がエプロンでコンプリートショット。坂崎がコーナーからのヒップドロップからスライディングラリアットもカウント2。坂崎が腕固めを極め中島はロープに逃げかけるが坂崎がリング中央に戻し締め上げていく。中島はなんとかロープブレイク。坂崎は中島の丸め込みを返すと坂崎は走ってきた中島にカウンターのブレーンバスター。中島はコーナーからのフランケンを敢行するも形が崩れる。中島は間髪入れずにバタフライロックを極め、そこから飛び付くが坂崎にDDTに切り返されてしまう。坂崎の魔法少女スプラッシュは中島が剣山。中島のウラカン・ラナはカウント2。中島がライダーキック。立て続けに中島が619。中島のノーザンライト・スープレックス狙いを坂崎がブレーンバスターで切り返す。坂崎が掟破りの逆619もカウント1。エルボーの応酬となる。中島が打ち勝ち変形フェイスバスター。中島がコーナーに上ると坂崎が追いかけ、中島が振り落としダイビングセントーンも自爆。坂崎がマジカルメリーゴーランドを狙うも中島が丸め込む。坂崎も丸め込みで返すがカウント2。中島がノーザンライト・スープレックスを成功させるもカウント2。中島がダブルアームDDTから再びノーザンライト・スープレックスを狙うも坂崎が耐え、マジカルメリーゴーランド。続けて坂崎がマジカル魔法少女スプラッシュを決め3カウント。

    【試合後のコメント】
    中島(泣)ユカっちが初めてAEWの参戦が決まった時に、あの子は夢が現実になるところまできてるんだなと思って……。くすぶっている自分が嫌で。でも、今日自分の夢はかなったんだ、かなえるところまできたんだと思って。負けて悔しいです……。まだまだ負けたということはその上にいけるということなので、メキシコにもいくし。まだ気持ちは切り替わらないけど、これからも応援よろしくお願いします。


    坂崎(泣)私が最後に立ってました! あっという間だった! でも永遠に続くと思った! ベルト獲ったことも嬉しいけど、中島翔子に初めて勝てた! 今はハンバーグが食べたいです! 帰っていいですか? ハンバーグ食べたい!
    ――今日は理想通りの最高の試合はできた?
    坂崎(泣)なんか……わかりません! ハンバーグ食べたい!
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 総研ホールディングス presents ドラマティック・ドリームマッチ

    VS

    • WIN

      ケニー・オメガ

    • 里歩

    VS

    21分22秒

    片エビ固め

    ※片翼の天使
  • 里歩はAEW女子王座のベルトを巻いて入場。続くケニーの入場。現在AEWで使用しているテーマ曲が流れるが、途中からかつてのDDT時代のテーマ曲『 Dr.Wily 1 (Rockman2) mix』へと変わる。ケニーはAAAメガ王座のベルトを巻いて入場。ケニーと里歩は共に白を基調としたコスチューム。リング中央で2人がポーズを決めると、会場は大歓声に包まれる。ケニーが耳に手を当てると大音量のケニーコール。先発は山下と里歩。グラウンドの攻防から里歩がブリッジで抜け出しドロップキックを当てると、山下はアントンにタッチ。里歩もケニーにタッチ。ケニーとアントンがヘッドロックの応酬から巻き投げの応酬。どちらも譲らず、ケニーが里歩にタッチ。ケニーと里歩が連係を見せる。アントンは大ダメージで一度は立ち上がりかけるが、結局立ち上がれない。アントンがタイムを要求すると見せかけ里歩に地獄突き。飛び込んだケニーにはテーズプレスからフィストドロップを落としていく。アントンは里歩を捕まえたまま山下にタッチ。山下が里歩の背中にローキック。カウント2。山下がチンロックで捕まえるも里歩がロープエスケープ。代わったアントンが里歩にバックブリーカーから顔面に膝を落とし、フォールに入るもケニーがカット。アントンがケニーの体中をひっかく。里歩がアントンの攻撃をかわし、ケニーがコタロークラッシャー。山下が里歩のタッチを阻むが、里歩が2VS1の状況から逆転しケニーにタッチ。ケニーはハンマーを連発するが、アントンがひっかきを交えたナックルで返していくと、ケニーはストップ延髄斬り。ケニーがカナディアンロッキーバスターからのセカンドロープからのムーンサルトプレスはカウント2。ケニーがドラゴン・スープレックスを狙うも山下がカット。ケニーと試合権利のない山下が対峙し、山下がケニーにキックを連発するが、山下のハイキックがアントンに誤爆。場外に落ちたアントンと山下にケニーがノータッチ・トペコンヒーロ。ケニーがアントンをリング内に戻し、蒼い衝動式牛殺し。ケニーがVトリガーを狙うもかわしたアントンがDDT。ダブルタッチで里歩と山下に。里歩が追走式のジャンピングニーからノーザンライト・スープレックスホールド。アントンがカットに入りケニーを場外に排除。里歩も場外に落とす。山下にロープを開けさせ、アントンがトペ・スイシーダを狙ってロープに走るが膝を痛めて倒れこんでしまう。マイクを要求したアントンはギブアップしかけるも『ごんぎつね』を朗読する機会を要求。結果モンブランではなくチンブランだった。アントンが「Too sweet!」と叫び1度はToo sweetポーズを交わす4名だが、アントン&山下のサミングが炸裂。続けてダブルのダスティを狙うが、逆にケニー&里歩がダスティ狙いも、さらにかわしてアントン&山下がダスティ。山下と里歩の攻防となるが、ロープに走った山下に里歩がカサドーラからフットスタンプ。里歩がケニーにタッチ。ケニーVS山下となると、山下がキックの連打でケニーを追い込む。山下がアティテュード・アジャストメント狙いもケニーが耐え、ケニーがチョップをすると山下がスピンキックで返す。山下がアントンにタッチ。アントンと山下が連係を狙うが、ケニーがパワーボムでアントンをコーナーの山下に投げつける荒技。さらにケニーはアントンに高速ドラゴン・スープレックス。ケニーは山下にも高速ドラゴン・スープレックス。ケニーがアントンに再びドラゴン・スープレックスを狙うが耐えたアントン。ケニーが里歩にタッチし、アシスト付きのコーナートップからの飛び付きコルバタから、逆打ちとVトリガーの合体技。カウント2で山下がカット。ケニーがコーナーに上がるが山下がカット。コーナーのケニーに雪崩式ダブルブレーンバスターを狙うが失敗。ケニーがコーナー上で山下を担いだ状態から、里歩がそこを足場としてアントンにダイビング・フットスタンプ。ケニーがアントンにVトリガーを当てると、ロープにもたれかかったアントンの後頭部に里歩が蒼魔刀。里歩は場外の山下にコーナーからプランチャを放ち勝負を託す。ケニーの片翼の天使狙いをアントンは脱出し、アントンとケニーがナックルの打ち合い。アントンがナックルを連発するがカウンターのVトリガー。そのままケニーが片翼の天使へと繋ぎ3カウント。
  • 「もちろん機会があれば、またDDTに出たい」(ケニー)

  • 試合後、ケニーがマイクを取る。「(日本語で)試合が思ったより長くなったので短くするね。アントンさんは相変わらず強かった。山下さんも強くなったね。今日は本当に楽しかったです。もう戻れない状態でAEWに入りましたね。これからどうなるんだろう、よくわからないですけど、もちろん機会があればまた出たいですね、DDTに。今週大会はいっぱいありますよね。今日も他の大会もありますよね。でもここにいるファンがDDTに来てくれて、本当に嬉しかった。わがまま言っちゃった、すみません。でも、もしプロレスが好きだったら全部応援してください。改めて皆さんありがとうございました。里歩さん、ありがとうございました。じゃ、またアメリカのテレビで、ストリーミングサービスで、他のDDTの会場で、またいつかバイバイ!……あっ! 違う! 違う! セリフあります! Goodbye & Goodnight,Bang!」

    【試合後のコメント】
    アントン (長い沈黙のあとに)あー……ちょっとあまりよく覚えてないのですが、非常に……まあシンプルに言って、プロレス最高! 負けておいて何ですが、本当に山下さんと組めてよかったです。本当に楽しかったし、山下さんの芯の強いところが……やっぱりビッグマッチに対する強さが出てカッコ良かった! おめでとうございます。
    山下 まあ、そうですね……やっぱり自分はどんだけ大きい相手でも、男女関係なくリングの上に立ったら絶対に倒すっていう気持ちは、しっかり今回の試合でもありましたし。それは今試合終わって悔しいですけど、その気持ちは変わらないです。けど、現実的に負けましたし、やっぱり強いなっていういうのもありました。入場した時も完全にお客さん持っていって、やっぱりスーパースターだなって思いました。けど、今回アントーニオ本多さんと組んだことも誇りですし、東京女子プロレスとして今日のリングに立てたことも胸張れますし、これからも張り続けます。今回の相手は最初で最後かもしれません! 分からないですけど、また何か夢みたいなことがあるかもしれないですけど、今日も大きな経験が出来たので、しっかり東京女子プロレスで若い子たちも増えましたし、東京女子プロレスをもっともっと大きくしていきたいなと思いました。今回、本当に東京女子プロレスの選手が……全員ではないです。ケガで休んでいる子もいますけど、全員でDDTの両国大会に出られたことはすごく嬉しいし、タイトルマッチもあったし。けどやっぱり自分は東京女子プロレス単独で両国国技館でやりたいです。今日それが少しでも未来につながってくれたらいいなってことだけです。本当に負けて悔しいですし、本当に本多さんありがとうございました。楽しかったです。
    アントン 素晴らしい! センキュー!
    ーー山下選手の涙は悔しさなのか、高揚感なのか。
    山下 やっぱり今回はちょっとね……もう終わったんで言いますけど、プレッシャーが本当にすごく大きかったし。でもそれは絶対に出しちゃいけないって思ってましたし。まあ終わったっていう安心と、やっぱり悔しかったですね。里歩さんもそうですけど、本当に今、目の前で当たってやっぱり大きかったなっていうのがあるので。もっと強くなるために悔し涙と安心の涙ですかね。


    ケニー (日本語で)フー! やっぱりな、これはDDTスタイル! 他の団体には出来ないスタイルですよね! すごく楽しくて、もちろんまたDDTに出たい。そしてもしDDTという団体がなかったら、里歩さんというお友達がいなかったら、味方がいなかったら今日の試合は完全に無理ですね。だからすごい感謝したい、嬉しい、幸せな感じ。あまり言葉が出ない。顔を見たら分かると思います(苦笑)。でも質問があれば出来るだけ答えますね!

    里歩 ケニーさんが久しぶりに帰ってきたDDTということで、言ってこなかったですけど、タッグを組むことにすごくプレッシャーを感じていて……。
    ケニー えー、そうなの!?
    里歩 そうなんですよ(笑)。私でいいのかなとか、そういう気持ちがすごくあったんですけど。
    ケニー 平気です。
    里歩 でもケニーさんが誘ってくださったAEWで、こうしてベルトも獲れたりとかちょっとずつケニーさんと進んで自信をつけてきたので、今日もこのDDTに久しぶりに帰ってきたケニーさんと組むことがまた自信につながったらいいなというか、自信になりました! ありがとうございます。
    ーーケニー選手、5年ぶりにDDTに上がってみて懐かしさだったり、ここは変わったなという部分はありますか。
    ケニー そうですね。何か久しぶりにマット立った時に、いつもマットじゃないんですよね! ってことに気付いて、本多サンと一番最初にロックアップした時に何か懐かしいなって気がしました! で、ドンドン試合しながら全部が懐かしい気がしました。お客さんの反応もやっぱりそれはDDTファンのそれを感じました。だからいろいろ変わった部分もあります。ファンも変わったかもしれないですけど、ここにいるファンはDDTっぽく優しかった。そしてまあビックリしたけど、ファンのほとんど…かな? 半分? ワタシのことは覚えてた! 嬉しかった!(笑)
    里歩 半分じゃなくて全員!
    ーーごんぎつねはどうでしたか?
    ケニー あー! 正直ね、最近いろいろな動画を見てたけど、やっぱり来るかなと思って。それもToo Sweetデスネ! ワタシがBULLET CLUBに入ってたから。でもそれも懐かしい! DDTも懐かしいだし、BULLET CLUBのToo Sweetも懐かしいだし、だからやろうかなと思っていたから騙された! ごめんなさい里歩さん!
    里歩 ワタシも騙されました(笑)。
    ーー途中、山下選手には攻撃をためらうシーンもありましたが、対戦してみていかがでしたか。
    ケニー 実はですね、ワタシがよくAEWの女子選手を見てますね。いつもスカウトみたいな仕事をしているので、正直、山下サンは興味があります! だから試合を見てもいいんですけど、もし直接にやれたらもっと分かるんですよね。だから今日の試合が出来て本当によかった! で、やっぱりいい選手ですね。とくにAEWの女子はこういう選手はいないから、何かちょっと入ってもいい気がしますね。分からないですけど(苦笑)、どう思いますかチャンピオンさん!
    里歩 いえいえ私にそんな権限ないですぅ!(笑)
    ケニー あ、そうですか? チャンピオンなのにぃ?
    里歩 チャンピオンなのに権限ないんですよ(笑)。
    ケニー スミマセン、じゃあ一人で考えます(笑)。
    ーーもしかしたら山下選手がそのベルトに挑戦することがあるかもしれません。
    ケニー そうですね! それはありますね。
    里歩 そうですね。でも日本人がこうして活躍出来るのはすごく嬉しいなと思うので、何かもっと増えたらいいなって気もしますし、ライバルが増えちゃうから嫌だなって気持ちもあるし(苦笑)。
    ケニー 実は里歩サンのライバルを探しているんですけど……ワガママなことを言っていいですか? もっとミックストマッチがしたい!(笑)本当はね。里歩サンもミックストマッチをしたいなら、先にそれを探したいです。で、探しながら、ミックストマッチをやりながら、いろいろな選手を試してそのままAEWに増やすことが出来ます。
    ーーそういう意味では今後もDDTに参戦してミックストマッチをやりたいという思いは?
    ケニー そうですね。DDTだけじゃなくて台湾とか出たいし、他の国もミックストマッチは興味がありそうなので、もし時間はあれば、機会があればワタシと里歩サンが世界どこでも物語に出られるかもしれないですね!
    里歩 頑張ります!(笑)
    ーー今後、また日本でケニー選手の試合は見られるのかなと。
    ケニー (小声で)そうですよね。うん……メインが終わってから決めます。メインはすごい興味があるので、そのあとに決めますね!
    ーーいち部のファンからは波動拳とか昔の技が出るんじゃないかと期待があったと思いますが。
    ケニー 実はね普通に昔の技をやってしまったよね。STOP!エンズイギリとか。やるときには感情でやりました。昔の本多サンとの試合を思い出して出ちゃった! その技が。だからいつかはそういう昔の技も出すかもしれない。波動拳とか。
    ****
  • メインイベント 60分一本勝負

  • BLACK OUT presents KO-D無差別級&DDT EXTREME級両選手権試合

    VS

    • LOSE

      竹下幸之介

    VS

    25分38秒

    体固め

    ※蒼魔刀。竹下が第72代KO-D無差別級王座3度目の防衛に失敗、HARASHIMAが第73代KO-D無差別級王者になるとともに第47代DDT EXTREME級王座初防衛に成功。
  • 竹下はHARASHIMAの求める握手を拒否。ゴングが鳴ると、会場は竹下コールとHARASHIMAコールが交錯する。グラウンドの攻防からロープを背負っての攻防となると、HARASHIMAはクリーンブレイク。これに感情的になった竹下が向かっていく。両者エルボーの打ち合いから、竹下がゼロ戦キック。場外に落ちたHARASHIMAへ竹下がプランチャ。場外戦となる。竹下が鉄柱に振ろうとしたところをHARASHIMAが振り返し、竹下が鉄柱に激突。竹下がHARASHIMAを本部席にぶつけ、エプロンにショルダースルーで叩きつけていく。この一撃でダメージを負ったHARASHIMAの腰に、竹下が攻撃を集中させていく。竹下のバックブリーカーからのフォールはカウント2。竹下はHARASHIMAの腰へ強烈なエルボー。ブレーンバスターもカウント2。竹下の執拗な腰への攻撃が続く。竹下はうつ伏せのHARASHIMAにコーナーからフロッグスプラッシュ。カウント2。竹下はウォール・オブ・タケシタ狙いもHARASHIMAは延髄斬りで脱出。コーナーの竹下にペンデュラムで膝を叩き付け、串刺し式ビッグブーツ。「いくぞー!」と叫んでから雪崩式ブレーンバスター。そのままクラッチを離さすファルコンアローもカウントは2。10分経過。HARASHIMAが山折り狙いも竹下は回避してブルーサンダー。カウント2。エルボーの打ち合いとなるが、HARASHIMAが打ち勝つ。竹下が左右のエルボーを返すがHARASHIMAが強烈なミドルキックを連発。竹下がビックブーツで動きを止めると投げっぱなしジャーマンスープレックスから強烈なラリアットもカウント2。竹下がクロスアームジャーマン狙いと見せかけ背中に膝を突き立てる。そしてウォール・オブ・タケシタへ。会場はHARASHIMAコール。竹下は自ら解除するとセコンドDISASTER BOXを挑発。トップロープを挟んでの打ち合いから、竹下は反則であるロープを使ってのウォール・オブ・タケシタ。会場はブーイング。15分経過。エプロンでの攻防となると、HARASHIMAがブレーンバスターで上げようとすると竹下がこらえて、HARASHIMAがソバットをヒットさせる。倒れこんだ竹下にHARASHIMAがエプロンでの蒼魔刀を敢行。竹下はカウント19でなんとかリング戻る。戻った瞬間HARASHIMAが蹴り上げ。竹下はダウン。何とか起き上がってきたところにHARASHIMAが強烈なミドルキックを連発。竹下はガードするしかなくサンドバッグ状態。HARASHIMAのハイキックからリバースフランケンシュタイナーは竹下がこらえるが、HARASHIMAが丸め込み。これをカウント2でキックアウトした竹下にHARASHIMAが後頭部への蒼魔刀を決める。続けて正面から蒼魔刀を放つと、これを竹下はキャッチしてウォール・オブ・タケシタで切り返す。ロープに逃げかけたHARASHIMAを竹下は抱え上げパワーボム。そして改めてウォール・オブ・タケシタ。20分経過。会場の大HARASHIMAコールが後押しをする。HARASHIMAはリングサイドで見守るKUDOに手を伸ばすように何とかロープブレイク。竹下はHARASHIMAをコーナートップに乗せるが、HARASHIMAが耐えて、雪崩式リバースフランケンシュタイナー。竹下が真っ逆さまにマットに突き刺さる。HARASHIMAがスワンダイブ式蒼馬刀を決めるも腰へのダメージからなかなかフォールに行けない。なんとかフォールに行くもカウント2。HARASHIMAは雄叫びを上げ、つるべ落としを狙うが、竹下が人でなしドライバーに切り返しマットに突き刺すもカウントは2。25分経過。竹下がクロスアームジャーマンスープレックスを狙うが、HARASHIMAが手を掴んだままショートレンジの蒼魔刀。竹下もザーヒーで返し両者ダウン。立ち上がった竹下にHARASHIMAが延髄斬り。耐えて構わず走って突っ込んできた竹下にHARASHIMAがカウンター式のスタンディング蒼魔刀。そして正調の蒼魔刀を決め3カウントを奪った。
  • エンディング

  • HARASHIMAが二冠王者に! ニラがEXTREME王座を強奪も失敗!

  • 試合後、HARASHIMAの勝利にイサミ、ウラノ、大家もバックステージからやってきて祝福。HARASHIMA「勝ちましたーーーー! 本当に前哨戦からキツい闘いで。ユニットの皆の応援、同じ時を過ごした大家君、KUDO君、イサミ、ウラノ君、みんなの応援、そして何より会場のみんなの応援のおかげです! 勝つことが出来ました、本当にありがとうございます! 僕がこの両国のメインのリングで勝ったらやりたかったことがあります。今日出た選手、みんな、リングに集まろうぜー! 東京女子プロレス、色々変わっちゃうけどBASARA、ガンバレ☆プロレス、みんな集まりましょう!」次々と選手がリング上、リング外に集合する。HARASHIMA「おい、聞こえなかったのかな? みんなリングに集まろうぜって。ケニー!」会場は大ケニーコール。控室からケニーと里歩がリングへ。HARASHIMA「竹下! ALL OUTのみんなも! 竹下も!」一度バックステージに下がった竹下がALL OUTと共に現れエプロンに立つ。HARASHIMA「竹下、今日はすっげー強烈な攻撃、ありがとう! 僕は前から思ってたけど、君は凄いプロレスラーだよ。本当に凄い。今日はたまたま僕が勝てただけ、かもしれない。いや、今日はたまたま僕が勝てただけだと思う。でも、次やっても僕が勝つかもしれないから、また何度でも試合して、DDTをもっともっと盛り上げていこう。そのためには君の強いプロレスが必要です。どんどん強気で、このスタイルを崩さず、これからも宜しくお願いします! 今日はありがとう! 握手出来る?」HARASHIMAが手を差し出すと、竹下も握り返し2人は抱擁。竹下はALL OUTと共に退場。HARASHIMA「今、みんなはどんな顔してますか? 僕にはみんなの笑顔しか見えません!みんなの笑顔がよく見えます! DDTグループ、今日は勢ぞろいでした。これからもみんなで盛り上げて、こういう素敵な空間を作っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました! これからもみんなで力を合わせて素敵な空間、作っていってやるさー!(観客『なんでー?』)6月のさいたまスーパーアリーナも大成功させてやるさー!(観客『なんでー?』)DDTこれからももっと、もっと、もっと、もっと、もっと、盛り上がっていってやるさー!(観客『なんでー?』)なんでかって、それは、鍛えているからだー!」エンディング中DJニラが突如花道から登場し、HARASHIMAを握手で祝福すると見せかけエクストリームのベルトを強奪しようとするも失敗。ALL OUT勢に返り討ちに遭い運び出された。選手達が退場していく中、最終的にリングに残ったのはHARASHIMAとケニー。HARASHIMAと固い握手を交わしてケニーは去っていった。四方に頭を下げたHARASHIMAが花道を下がり、再度頭を下げ入場ゲートに下がり大会は終了となった。

    【試合後のコメント】
    竹下 あー……あー……あー……まあ、そうですねぇ。あのー……今の気持ちは悔しい気持ちが9割、残りの1割は……ベルトに……チャンピオンからちょっとだけ解放された気持ちです! 1割。もちろん、超満員の両国のお客さんの前で「やっぱり竹下強いな」「竹下チャンピオンだ!」「タケチャンプや!」って思われたかった。言われたかった。でも負けた。悔しい。でもチャンピオンじゃなくなっても、僕はDDTのレベルを世界に持っていきたいと思います。
    ーー後楽園で負けた認めたHARASHIMAさんに両国ではさらに強くなっていってほしいと言ってましたが、その通りでしたか。
    竹下 もちろん、強いですよ! 強い! でも僕はこの両国のメインを終えて、もっと強くなりたい自分自身。思ったからHARASHIMAさんがもっと強くなれば、僕ももっと強くなる。でも僕がもっと強くなれば、HARASHIMAさんももっと強くなる。そうやっていけば、もうめっちゃつよなるやん! ってそういう気持ちで、あの言葉は言っているのでさいたまスーパーアリーナでの2年前のメインイベントよりも二人とも強くなっていたんじゃないですかね。
    ーーちょっと解放されたと言ってましたが、これで気持ちを切り替えてD王GPに臨めそうですか。
    竹下 うーん……そう! もちろんD王も二連覇! 二連覇すればもう一度ベルトへの挑戦権が来るし、二連覇すればエースはHARASHIMAかもしれない。アイコンは男色ディーノかもしれない。カリスマは佐々木大輔かもしれない。でもキングは俺や! 俺はDDTのキングやから! そう思わせることが出来ると思うので、まず今日と明日までかな。明日まで体を休めてD王に向けてまた頑張ります!


    大鷲 HARASHIMAさん、おめでとう!(拍手)正直、あれだけ腰を攻められてこの1ヶ月、本当にボロボロになってどうなるか分からなかったけど、僕たちはアナタを信じてました! 同じ同世代として、本当に誇りです! これからドンドン下からの突き上げあると思うけど、突き上げるのは(平田とノーチラスに向かって)お前らだよ! 突き上げていけよ、ドンドン!
    上野 はい!
    大鷲 それまでHARASHIMAさんはこの座をまだなだ譲らないから!
    HARASHIMA はい。本当にね、リングでも言ったけど前哨戦から厳しくて、今日の試合も本当にキツかったんだけども、もうユニットのみんなの応援と、それだけじゃなく同じ時代を過ごした同世代の仲間が……大家君だったり、KUDO君だったり、イサミだったり、ウラノ君だったり。そういう人たちの声が聞こえたし。そして何よりお客さんの応援で僕は勝つことが出来ました。本当に竹下は若くて凄くて強い選手です! リングでも言ったけど、今日はたまたま僕が勝てただけかもしれないです。みんなの応援が力になったのは確かなことです。今日僕が勝てた理由としては、そこが大きかったと思います。世代交代とかいろいろ言われてきてるかもしれないけど、もうそんなの……DDTってそんなの関係ないんじゃないかなって勝手に思っています! みんなが一生懸命闘って、素敵な空間がつくれればいいんじゃないかって。竹下ともまた何度も何度も試合やりたいし、同世代の人もそうだし、もっと下の子ともまたドンドンベルトかけてやりたいし、やりたいこといっぱいあります! DDTの未来、僕にはたくさん見えます! 今日は本当にありがとうございました! みんなのお陰で勝てました! ハイ、以上です!
    ーー前哨戦ではずいぶん腰を攻められていましたが、「寝れば治る」と言ってました。今日もかなり腰を攻められて苦しい場面が見られましたが。
    HARASHIMA 今日、試合が始まるまでは腰のダメージは正直……腰の回復具合は100%ではなかったです……120%まで回復していました! ハイ! ただやっぱり試合で、ちょっと場外で予想外のアレをいかれてしまったので、さすがに一気に腰のダメージが増えましたけど……ハイ! 今も良くはないですけど……みんなの応援で頑張れたし、寝れば治ります! ハイ!
    ーー二本のベルトは別々に防衛戦を行ったいくのですか。
    HARASHIMA とりあえず……でも……EXTREMEのベルトをDJニラが狙ってきたのは、ちょっと気にしちゃいます。
    大鷲 アレは何?
    上野 挑戦表明ですか? 盗難されかかってたよ。
    HARASHIMA 昔このベルトを争ったこともあるし、彼がやる気があるなら対戦相手として僕は何の文句もつけようがありません!
    上野 いいんですか?
    HARASHIMA やってやりますよ。彼にやる気と覚悟があるなら。同じようにこのKO-Dのベルトもやる気がある人、覚悟がある人、誰とでもやりたいと思います。若い子ともやってみたいと思います! 誰でも。
    ーーベルトは使い分けていく?
    HARASHIMA まあせっかくなので、それぞれのベルトの特性を活かしたタイトルマッチをしたいかなと思います。
    ーー最後、竹下選手を呼んでましたが、今回リング上だけでなく言葉でもお互いに言い合った闘いだったと思いますが、闘い終えての気持ちは?
    HARASHIMA そうですね、見ての通りですよ。ハイ! 試合が終わればノーサイド! って、最近流行っているじゃないですか。でもアレ……みんなの笑顔が見られたんで、そういうことです!
    ーー最後ケニー・オメガ選手と1対1の場面がありましたが、ケニー選手ともやってみたい?
    HARASHIMA 僕はもうやりたいですね! 彼も最後残ったってことは……ねえ。やっぱり僕はリングで闘い続けていれば、そういう出会いもあるのかなと。僕は急がないです。タイミングを見て。残ってくれて嬉しかったです。
    ーー二冠王者としてD王GPが始まります。プレッシャーのかかる大会になりそうですが。
    HARASHIMA うーん、プレッシャーとか僕はあまり感じないんで、やるべき試合をガッチリ、目の前の試合をやっていくだけです! ハイ!
    ーーKO-Dのベルトは愛着があると思いますが、持っていなかった2年間は長かったですか?
    HARASHIMA うーん、まあタッグのベルトを巻いたりとか、挑戦したこともあったので……考えれば長いけども、本当にもう……過ぎたことは僕は忘れちゃうんで。今戻ってきた現実があるので。
    ーー先を見る?
    HARASHIMA 先を見ます! ありがとうございました!


    【高木大社長の大会総括】
    高木 お疲れ様でした! 総括? 何ですかね……何かいろいろなことがあり過ぎて、自分自身今回の両国大会はたぶん忘れられない大会になるだろうなと思います。ケニー・オメガが5年ぶりに帰ってきてくれたってことで、あの頃と変わらない風景だったかなと。ただ、もちろんケニーの存在自体もビックになってきたし、DDTの選手たちにとってもいい刺激になったんじゃないかなと思いますし、自分自身も刺激を受けたかなと。新しいAEWという団体を立ち上げて、僕自身も負けていられないし、もっともっとワールドワイドにやっていかなきゃいけないなって。彼らはずっとTVショーをやっているので、そのパワーは凄いなって思いますね。それに負けず劣らずメインイベント、東京女子のタイトル、あとBASARAもユニオンMAX、ガンバレ☆プロレスのインディージュニア、それぞれがそれぞれの光を放っていたんで。これがひとつの還元! それぞれの団体に還元されればいいのかなっていうのは思いましたけどね。でも個人的にはよく10年間も両国をやり続けたなぁと(苦笑)、やってこれたなぁっていうのは本当に感慨深いです。なかなかね、いろいろと20何年も団体をやっていると、両国国技館って場所で10年間もやり続けるっていうのはひとつ凄いエネルギーがいるんだなと思いますね。だから他の団体さんもひとつひとつ歴史をつくっていくだなと、改めて思いましたね。DDTとしても23年目を迎えるわけなんですけど、どこにも負けずに自分たちの新しい歴史をつくっていきたいというふうに思いました。

    ーーここまでグループが80人以上の規模になったっていうのは?
    高木 いやぁやっぱり感慨深いものがありますねぇ。もちろん出て行く人間もいたし、帰ってくる人間もいたし、同じくこの団体で育っていく人間もいて。何ですかね……感慨深いものはやっぱりあるんですよ! いろいろと。本当に。だからやっぱりプロレスって長く続けるものだなぁと思いましたね。何かお爺ちゃんみたいなことになってますけど(苦笑)。でも長く続けてきたことがよかったと思っています。2020年は6月7日にさいたまスーパーアリーナ大会があるので、より一層世間に打って出なくちゃいけないという部分で、藤田社長にこの度実行委員長に就任していただいて。ササダンゴは資産のことばかり言ってましたけど(苦笑)、僕はそうじゃなくて藤田社長の持つ……いろんなものを持ってらっしゃると思うので、そういったものをプロレスを世の中に広めていくためにご協力していただきたいなと思っています。内容に関しては現在話をしていますし、これからまた我々や藤田社長のほうから発表事なんかも出て来ると思いますので、その辺はちょっと楽しみにしていただければなと思っています。
    ーーメインに関しては世代闘争というような形になったが、HARASHIMA選手に思い入れのあるキャリアのある選手たちに関しては。
    高木 いやー、でも何ですかね! すごい……DDTの中ではあまり見ない光景だったのかって。そもそも竹下とか遠藤とか樋口もそうですけど、あの世代がボンッて1抜けた感じがして。でもHARASHIMAや今日見ていたヤス・ウラノもそうですし、坂口さんもそうですし、その世代の人たちが一生懸命に「まだまだだよ」って後押ししているのはすごく印象的でしたね。あまりDDTって世代闘争とか、そういうのが似合わない土壌かと思っていたんですけど……でも世代闘争でしたね、今日は。ワタクシ個人も見ていて、まだまだ俺も頑張らなくちゃなと。年齢的には50代に差し掛かりますけど。見ていてそういう闘いもあるんだって思いました。最後にHARASHIMAと竹下が握手をしたときに、すごい拍手が起きて何かまたひとつ違う階段を上がったのかなっていう気がしますかね。
    ーーエンディングでHARASHIMA選手とケニー選手が向き合う場面があって、HARASHIMA選手はケニー選手ともやってみたいと発言していたのですが、実現に向けて動くようなことは?
    高木 それはもう本人同士がやりたいのであればってところもありますし。そこはもう選手の気持ちだと思うので。でも言うてもケニーも今はすごい忙しいから、それが実現するのってどうなのかなってところもあったりとか、やっぱりAEWを立ち上げて、そっちを頑張っているっていうのもあるので、僕は彼を尊重して。でもDDTとしてもまたこういう形で戻ってきてくれればなってところはあるので、そこはもうこの先に機運が高まればってやつじゃないですかね。
    ーーBASARAがDDTグループとしてDDTのビッグマッチに参加するのはこれが最後かと思いますが、いずれはこういう形で帰ってきてほしいみたいな願いはありますか。
    高木 やるからには本当に……僕の言うところのトップっていうのは、何のトップか分からないですけど(苦笑)、でも何か存在感を見せてほしいなっていうのは思いますね。正直、今がまたいい時代かって言ったら、そんないい時代でもない気がしているんですね、個人的には。だからその中で彼らは出ていって、自分たちでやっていくっていう道を選んだわけで。それに関しては本当に「ガンバレよ」としか言い様がないですね。でも僕もそうでしたけど、PWCっていう団体から出たことで見えてきたものもあるし(苦笑)、DDTっていう団体を立ち上げて見えてきたこともあるので、それを今度は彼らが体験するべきなのかなと思います。でもやっぱりついてきたいって思っている人たちが、彼にもいっぱいいるから。DDTもそうです。今日の80人全員がついてきたいって言ってるわけじゃないのは分かっているけど、やっぱりスタッフだったり社員だったり、ついてきてくれた選手だったりで。だから僕はもう当然逃げることは出来ないわけで。彼らをいい位置に持ってこさせたいなっていう気持ちですよ。男子も女子も含めて。

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