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BLACK OUT presents KING OF DDT 2020 FINAL!!

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BLACK OUT presents KING OF DDT 2020 FINAL!!

日時2020年8月23日
会場東京・後楽園ホール
観衆未発表
  • アンダーマッチ 15分一本勝負

  • 5WAYマッチ

    5分33秒

    奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

    ※ほか3人は大鷲透、松永智充、納谷幸男。
  • レフェリーは翔太。4番手の平田のダンス入場中に試合がスタート。放っておかれた大鷲が慌てて駆けつけて、平田にマウントパンチ。松永が納谷にブレーンバスター。アントンがリングインもサードロープに躓いてヒザを強打。ギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を話し出すも内容は蚊取り線香ではなく下ネタ。まばらな拍手が起こる中、アントンのサミングを平田が手刀でブロック。メガネをかけて踊ろうとするも納谷が阻止。納谷はペンライトを手にするとヲタ芸を披露。平田がダンスで対抗するも最終的にみんなでヲタ芸。アントンのシャイニングごんぎつねをブロックした平田が丸め込んで試合終了。納谷は最後までヲタ芸をやり切ったとさ。
  • 前説

  • 予告通りメカパンディータが勝俣を襲撃!

  • 今林APの前説では注意事項、グッズ紹介、先行販売のアナウンスから8月25日ストリートファイトクラブ後楽園大会でメカパンディータと対戦する勝俣瞬馬がリングイン。「意気込みも何もよくわからないんですけど、とにかく25日に破壊して、僕がラオスに送り付けたいと思います。それと昨日、大仁田厚がメカパンディータの乱入予告をしていたんですけど…」と話していると背後にメカパンディータが登場。小型ロボだったが勝俣が殴っても拳を痛めてしまう。さらにドロップキックからその場跳びシューティングスターを放つと勝俣の口にコーヒー豆を突っ込んで退散。勝俣は「あの野郎、25日覚えておけよ…」と言うのが精一杯だった。最後に9月7日後楽園ホールでドリュー・パーカーの挑戦を受けるDDT UNIVERSAL王者のクリス・ブルックスが登場。クリスは「ドリューは親友だけど、9月7日にDDTに来たらお互いの団体を代表して闘うので、絶対勝ちます」と英語で話し、今林APから「プリーズ・ジャパニーズ」と振られると「イッショウケンメイガンバリマス」。最後は「DDTノコーラクエンタイカイ、スタート」とオープニングコール。
  • オープニングマッチ 時間無制限一本勝負

  • KING OF DDT 2020準決勝

    10分19秒

    TKO勝ち

    ※変形ゆりかもめ→レフェリーストップ
  • 樋口は坂口、赤井の激励を受けてリングイン。ゴングと同時に樋口がラリアットからアバランシュホールド。カナディアンで担ぐも遠藤が抜け出して場外エスケープ。エプロンの遠藤に樋口が向かうもかわされて場外へ。遠藤のケブラーダを樋口がキャッチしてエプロンに叩きつけていく。樋口が遠藤を中に戻してセカンドロープを足場にエルボーを発射もかわされてしまう。樋口がリバースショルダーからボディープレスもカウント2。樋口がチョップ連打からボディースラム、拷問フェースロックはロープに逃げられる。遠藤のドロップキックを跳ね返した樋口がドロップキック。かわした遠藤が丸め込むもカウント2。ノド輪をフランケンで切り返し、トップロープでの619からスワンダイブエルボーへ。トーチャーラックは樋口が防御。遠藤はハンドスプリングニーるきっくからトーチャーラックも樋口がフェースロックで阻止。カナディアンを遠藤が丸め込みで切り返し、ゆりかもめへ。樋口はその体勢をバックブリーカーで解除。遠藤のナックルに樋口は逆水平。遠藤のワンツーエルボーに樋口が逆水平で返して串刺しラリアット2連発。ノド輪落としはカウント2。ぶちかましは遠藤がかわしてスタンドの樋口に変形ゆりかもめ。崩れる樋口を遠藤がその体勢で押さえ込み、カウント2で返されてもなお絞め続ける。落ちた樋口を見て松井レフェリーが試合を止めた。

    【試合後のコメント】
    樋口 クソーッ! 畜生……俺の負けだ! それしかねぇ! 俺は……神田明神3連戦で全員に勝った勝利は重いって言ったけども、今日の敗戦も重い……。悔しいです! 申し訳ない! 
  • 第二試合 時間無制限一本勝負

  • KING OF DDT 2020準決勝

    VS

    • WIN

      T-Hawk

    VS

    11分19秒

    エビ固め

    ※ナイトライド
  • ゴングと同時に彰人が低空ドロップキック。足を狙いにいくとT-Hawkはロープをさっと掴む。T-Hawkも低空ドロップキックから場外に出た彰人をエプロンサイドに叩きつけていく。さらに鉄柵にぶつけて逆水平。リングに戻すと逆水平で畳みかけ、ボディースラムはカウント2。コーナーポストにぶつけて足を取らんとしたT-Hawkだが、彰人が待ってましたとばかりにグラウンドに引きずり込んで複合関節技。コーナーのT-Hawkに右足を固定して左足にドラゴンスクリュー連発。苦しいT-Hawkは逆水平。コーナーに登った彰人を逆水平でエプロンへと落とす。雪崩式ブレーンバスターからケルベロスも彰人が回避。彰人は足4の字にしての足横須賀。足4の字はT-Hawkが回避も彰人がヒザ十字からアンクルホールド。低空ドロップキックから足横須賀、さらに抱えられてもアンクルホールドに切り返す彰人。ゴライアス・バードイーターの体勢はT-Hawkが回避。ケルベロスは彰人がキャッチするもT-Hawkはナックルでかわす。リバースパワースラムを放つも直後、彰人が押さえ込み連発。これをカウント2で返したT-Hawkはナイトライド一発で勝負あり。決勝戦は遠藤vsT-Hawkに。

    【試合後のコメント】
    彰人 沢山作戦も練って来て……手応えもあって、勝機もあったと思うんですけど、単純にT-Hawk選手が僕より強かった。僕が優勝しようと思って、今までで一番その気持ちがあって、その気持ちを上回る強さが彼にはありました。僕多分T-Hawk選手の技そこまでくらってないと思うんですけど、一発一発がクリティカル、パンチもそう、リバースパワースラムもそう。畜生……。ホント最後フィニッシュ一発でもっていかれた気がものすごくしてる。あそこで返せない僕のフィジカルが足りなさなんだと思います。多分僕が鍛えなきゃいけないのはそこ。フィジカル、体力の強さ。多分あそこ竹下たちだったら、あの一撃一発なら返してたはずだよ。絶対3カウント以内に返してた。僕の力の無さですかね。けど、やっぱりプレイヤーとしてプロレスするのはものすごく楽しいです。一レスラーとして、副社長になっても、もっともっと上を目指したいってこのトーナメントで思えることが出来たんで。それが僕の最大の収穫かなと思います。
    ――副社長になることが決まって挑んだトーナメントを振り返っていかがですか?
    彰人 周りから見られる目が変わったんで。それは良い意味でも、悪い意味でも、ですね。自分にとってプレッシャーにもなるし、情けないことしてたら副社長なのに情けないって、ちゃんと周りに示さなきゃいけない、それは裏方としてもそうだし、レスラーとしてもそうだし。レスラーとしてしっかりしてないと周りはついてこないんで。今まで以上に自分のやる気に火が付きましたね。負けて悔しいですけど、トーナメントで得るものは大きかったので。僕にとっては最高のKING OF DDTトーナメントになったと思います。
    ****
  • 第三試合 30分一本勝負

  • VS

    • LOSE

      坂口征夫

    • 赤井沙希

    VS

    7分32秒

    ゲイ道クラッチ

  • 試合前、スクリーンにはディーノに対して、坂口にやられた指が痛いと訴える立花の姿が。坂口の弱点を知っていると強がるディーノは何やら耳打ち。「さんざん征夫ちゃんは苦しんできたから」と言うと立花は「本当かよ!?」と疑心暗鬼のままスクリーンは途切れた。

    さっそく入場したディーノと立花はパンストを被ったままリングイン。坂口は入場段階で笑いそう。リングインしても笑いを堪えきれず、先発を赤井に託してゴング。赤井とパンストの立花のガンの飛ばしあいに坂口は「よく平気だな」。アームホイップの飛ばしあいから立花はディーノにスイッチ。赤井も流れで坂口にタッチしてまうと、あっけに取られる坂口。リングインするも坂口は笑いを堪えきれず、赤井にタッチして下がってしまう。坂口が試合できないため、赤井が必然的にローンバトル。ディーノのナイトメアは坂口が後ろに回ってパンストを引っ張ったため、倒れ込んだディーノの尻が赤井の顔面に。苦しい赤井は立花のパンストを引っ張ってローキックを決めて坂口とタッチ。ディーノと立花は互いのパンストを結びあって、それで攻撃。それでのチョーク攻撃まではよかったが、場外に弾みで落とされるとパンストが脱げてしまう。坂口はディーノのリップロックを回避も松井レフェリーに被弾。ディーノは坂口にリップロックも松井レフェリーがダウンしたままでカウントが入らない。立花は松井レフェリーにパンストを被せて起こさせる。その間に赤井とのサンドイッチPKで攻め込んでいた坂口だったが、ディーノへのカバーを松井レフェリーの顔を見て笑ってしまって解除。ディーノがすかさずゲイ道クラッチで丸め込んで勝利した。

    【試合後のコメント】
    ディーノ 誠吾ちゃん、見直し…? 私のことを見直し…?
    立花 たな、コノヤロー! 今まで俺は全レスラー尊敬したことねぇよ、どんなレスラーよりも俺の方がすげぇと思ってたけど、今日ばかりはちょっとだけすげぇと思った!
    ディーノ プロレス総合学院での勉強が全てじゃないんですよー!
    立花 こんなのはよ、聞いてもねぇし、教わってもいねぇよ!
    ディーノ そんなプロレスがDDTにはまだまだいっぱいあるから!
    立花 ホントかよ!
    ディーノ それが全部そのうち自分のものになっちゃったら、テッペン見えてくるよー! まずは6人(KO-D6人タッグ)いこうよ! 我々の他に世志琥先輩も来るからねー! 何の穴も無い!
    立花 どうやったら負けるんだ俺たちは!
    ディーノ すべてはここ!(頭を指さしながら)
    立花 マジで……尊敬するぜ……。
    ディーノ もっと言って! 半日くらい言って!
    立花 来月よろしく頼むぞ!
    ****

    坂口 なんだよアレ、ふざけんなよ、新手のマスクマンかよ、なんだよ。
    赤井 ……なんで試合中に笑えるんですか? 私はベルトを落としちゃったときの方が笑えないっていうのと、単純にプライベートであれ見ても私は笑えなかった。なんでそんなに笑いのツボが浅いんですか? 私関西人なんでお笑い沢山見て育ったんで。ちょっと色々と貸します、お笑いの。それでちょっと慣れてもらって。
    坂口 俺は東京の人間だから。勘弁してくれ。ただ、パンストさえ被ってなければ怖くねぇ。もう笑わねぇよ。
    赤井 今日前哨戦でやってみて、向こうは坂口さんの笑いのツボみたいなところを攻めて来てましたけど、そこの浅さが見えたんで、次は来月の後楽園は樋口君と3人でやるんで、また今日とは違う試合になると思うんで。そこに世志琥選手がいようが、坂口さんも今日で免疫付いたんで。免疫付いちゃえば大丈夫ですよね?
    坂口 大丈夫。バッチリだ。
    赤井 ごんぎつねも今日のパンストもわかりやすい笑いが好きなんで。ちょっとそこが困ったものなんですけど。
    坂口 ヒント言うなよ!
    赤井 でも大丈夫だと思います。今日で。
    坂口 バッチリだ。
    赤井 ああいうのは1回見たら慣れちゃうんで。すごい見て来たんで。大丈夫ですか?
    坂口 大丈夫だ。樋口もいるしな。
    赤井 樋口君もいるんで大丈夫。
    坂口 気を取り直して、今日はディーノさんに花を持たせて、後楽園はギタギタにしてやるよ。
    ****
  • 第四試合 30分一本勝負

  • KING OF DDT 2020スペシャル10人タッグマッチ

    VS

    VS

    12分47秒

    片エビ固め

    ※蒼魔刀
  • HARASHIMA組は稔、クリス、HARASHIMA&上野&吉村の順でリングイン。レフェリーは翔太。吉村とポーリーで肉弾戦。続いて上野vsリンダマン。島谷がエプロンから上野を攻撃し、リンダマンと串刺しエルボーの連係。上野も誤爆を誘ってまとめてニードロップ。ロープに振られた上野に佐々木がリング下から看板で殴打。佐々木が出てきてバックドロップ。ポーリーがロープ際で踏みつけていく。高尾がボディースラムから何度もカバー。懸命にクリアする上野に高尾がディープインパクトもクリスがカット。上野も高尾にドロップキックを放ってピンチを脱出。替わったクリスが一気呵成の攻め。高尾も腹部へのエルボーから佐々木にタッチ。コーナーに登った佐々木にクリスが雪崩式ダブルアーム・スープレックス。佐々木はスピアを放つもブレーンバスターの体勢はクリスが切り返す。稔が出てくると佐々木がサミング。稔がドロップキック。腕十字とクロスフェースの切り返し。稔の裏ヒザ十字はポーリーがカット。稔が島谷にドロップキック。替わったHARASHIMAと好連係を披露。HARASHIMAのファルコンアローはリンダマンがカット。#DAMNHEARTSの串刺し攻撃も島谷がかわされて逆にHARASHIMA軍の反撃に遭う。ドロップキック5重奏は#DAMNHEARTSが阻止。ポーリーのボディープレスから島谷がフィッシャーマンはカウント2。HARASHIMAがカウンターのジャンピングハイ。蒼魔方狙いを高尾と佐々木が阻止に入るも吉村と稔がカット。稔、上野のプランチャからクリスがトペ。HARASHIMAが孤立する島谷の丸め込みをかいくぐり、ハイキックから蒼魔刀で勝利。
  • 11・3大田区でハラシマルフジvsシーマソーマ!

  • 試合後、今林APがリングに上がり、HARASHIMAと退場せんとする高尾を呼び止め11・3大田区でのHARASHIMA&丸藤正道vsCIMA&高尾蒼馬を発表。マイクを取ったHARASHIMAは「高尾、ガッチリやってやるよ。今日は皆さんのおかげで勝つことができました。田中稔さん、また組んだり試合したりしましょう! クリス、センキュー。ノーチラスの2人もいつもありがとう。大田区のカードが決まりました。さいたまスーパーアリーナでできなかったカード。次こそはガッチリやってやりますよ」と言うと「11月3日、大田区体育館、ハラシマルフジvsシーマソーマ、やってやるさー!」と拳を突き上げたが、観客が声を出せないことに「あ!」と動揺。するとノーチラスの2人が機転を利かせて「なんでー?」とレスポンス。あとはいつもの「それは鍛えているからだー!」と締めた。

    【試合後のコメント】
    佐々木 俺たち負け犬が5人集まったってな、所詮あんなもんだ。あいつらも俺たちに勝ってな、余計なこと言ってるけどな、所詮負け犬だよ。お前ら何回戦で負けたんだよ?
    高尾 ……1。
    リンダ 2。
    高尾 (ポーリーを指さして)1です。
    佐々木 1と2しかいねぇよ! 俺は2だ! 雑魚ばっかだ!
    リンダ せめて全員1が良かったぜ! なんで俺は1回戦勝っちまったんだ!
    佐々木 雑魚ばっかだからな、こっからだこっから。俺たちは夏より冬の方が強いんだよ。
    リンダ わかるー!
    佐々木 冬より秋の方が強いんだよ! 秋は何があるか知ってるか?
    リンダ オータムジャンボ宝くじだコラ!
    佐々木 決まっただろ、カード!
    高尾 地元・大田区でCIMAさんと組めるんで。vsHARASHIMA&丸藤。CIMAさんと地元・大田区で組めることは非常に嬉しいんで。
    佐々木 もっと面白いこと言え!
    リンダ いいんじゃないですか? 大田区は秋だから、秋にちなんで、ハラシマルフジvsシーマソーマはサンマデスマッチでどうですかー!
    高尾 嫌ですー。
    佐々木 とりあえず決勝戦、テツヤvsT-Hawk、どっちのセコンドつくか。
    リンダ T-Hawkだろ! みんなでT-Hawkのセコンドにつくんだ!
    佐々木 みんなでよ、T-Hawkのセコンドにつくぞ。よーし、いくぞ!
    リンダ どうせなら栗デスマッチでもいいぞ?
    (倒れた島谷を放置したまま一同退場)


    HARASHIMA 今日は珍しい5人で、ノーチラスの2人とはいつも組んでるけど、クリスと組んだり、田中稔さんと組んで、気持ちいいよね。そりゃ強いよって感じで。今日もガッチリ勝つことが出来ました。そして何よりも僕は今日11月3日大田区のカードが発表されて、さいたまスーパーアリーナで組まれてたけど出来なかったカードなんで。それ出来るんだってすごい嬉しくて、テンション上がってますよ。11月3日に向けてガッチリ、ハラシマルフジvsシーマソーマ、楽しみにしといてください!
    上野 我々ノーチラスも今日のこの5人で組むのを楽しみにしてましたんで。クリスさん、何か!
    クリス (日本語で)今日の試合、チーム、田中サン、HARASHIMAサン、めっちゃ楽しかった。上野、吉村、ソーソー。
    上野 おい! 以上です!
    クリス ハイ。
    稔 決勝行けたら良かったですけど、行けなかったんで。こういう風な楽しみなカードで組むことが出来て実際すごく楽しかったし、HARASHIMA選手と初めて組んで連係も出したけど、テンポよくいけて。歳も一つしか変わらないですから。また組んだり闘ったりしたなと思います。何でかわかります? 鍛えているからだ!
    HARASHIMA (笑)
    稔 ありがとうございました!
    上野 吉村君がガツンといきますよ!
    (吉村を残し一同退場)
    吉村 ……楽しかったです!
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 14分55秒

    ジャーマン・スープレックス・ホールド

  • 岡谷と中村の先発でスタート。竹下が出てくると秋山が応じて対峙。エルボー合戦から秋山が頭突き。すると竹下がショートレンジ・ラリアット。竹下のヒザはカウント2。竹下のジャーマンは大石がカット。今度は準烈の串刺し攻撃から秋山が竹下にエクスプロイダーを狙うも勝俣、青木、中村がカット。両軍が場外乱闘。秋山がエプロンニーからリングに戻すとパイルドライバー。これはカウント2。替わった大石がエルボードロップ。岡谷が向かっていくも竹下のエルボーで倒される。渡瀬のアシストから岡谷がランニングエルボー。さらに渡瀬が顔面ニードロップで続く。渡瀬のエルボーに竹下もエルボーで返す。渡瀬はジャンピングハイ。串刺しエルボーからカーフブランディング狙いは竹下が阻止してデッドリードライブ。勝俣が出てくると控える秋山、リングインした岡谷にドロップキック。大石が救出に入るも渡瀬とまとめて攻撃していく。渡瀬も勝俣をセカンドロープに引っかけてミサイルキック。替わった岡谷に勝俣がドロップキック。中村が「いかせてください!」と青木を制してタッチ。串刺しドロップキックからエルボーの打ち合い。岡谷がランニングエルボー。串刺しエルボーを決めると中村はドロップキックで返して岡谷は秋山、中村は青木とタッチ。場内からどよめき。秋山のエクスプロイダーを凌いだ青木がスリーパー。これは準烈が総出でカット。替わった竹下に秋山がヒザ。カウント2で返した竹下が垂直落下式ブレーンバスターもカットに遭う。秋山を下げさせて大石がリングイン。岡谷のブルドッキングゲッドロックから渡瀬がミサイルキックのアシスト。大石がフジヤマ・ニーロック。これは青木がカット。秋山がすぐさま排除。大石がコーナーに登るも竹下がストップ。大石にユルゲンラリアット。さらにラリアットからザーヒーは大石が低空ドロップキック。しかしフジヤマ・ニーロックは竹下が凌ぎ、ジャーマンでぶっこ抜いて勝負あり。
  • 11・3大田区でついに秋山と竹下がシングルで激突!

  • 試合後、竹下がマイク。「おい準烈、待ってくれ。先月は負けたけど今日は勝ったから言いたいこと言わせてもらう。秋山準、11・3大田区で俺とシングルマッチをやれ!」秋山「11月3日、あと2ヵ月ちょっとか。最高のコンディションでオマエの前に立ってやる。今日勝ったからって勝てると思うなよ。最高のコンディションで行くからな」今林APが正式決定をアナウンスした。

    【試合後のコメント】
    秋山 フルメンバーで負けたから、さっき竹下が言った言葉も飲まざるを得ないかな。より厚みのあるシングルを……リーダー!(パチンと大石の背中をたたく)
    大石 ……はい。じゃ、言っとくぞ、俺に勝ったからってな準烈に勝ったと思うんじゃねぇぞ! 秋山準に勝ってから言ってみろ!
    秋山 11月3日、やろうという、俺もだんだん調子上がって来て、あと2ヵ月、今までにない最高の状態で彼の前に立ちたいと思います。だから、今までの俺と思わない方がいい。


    竹下 僕個人のこと言わせてもらうと、トーナメント2連覇狙ってたけど、僕は3回戦で負けて、大田区のメインていうのが、もし遠藤が勝てば俺を指名する可能性はあるけども。でも、俺はメインイベント、指名されて立ちたくないから。だったら俺が先に行動して、俺が大田区のカード、自分自身で決めるから。秋山準、俺はちょうど9年目入って、9年目一発目が今日。多分秋山準とのマッチアップっていうのが僕の長いプロレス人生の、一番のターニングポイントになると思ってるから。絶対このチャンス逃されへん。秋山準から秋山準のプロレスの全てを吸収して、俺が結果はもちろん、試合でも勝つ。
    青木 なんとか無事終わりました。終わっただけで、次に繋がるか繋がらないかはやってみないとわかんないっす。
    ――今日はさわりだけでしたが、秋山選手はいかがでしたか?
    青木 うーん、わからない。みんながすごいって言ってる意味がわからない。いろんなポジションに僕が自信があるからこそ、拝むだけが全てじゃない、それだけじゃないってこと、よく考えていきたいなと思います。
    中村 飯野さんの欠場で代打として出場したんですけど、しょっぱなの技を失敗してしまって……気持ちをそこで落としてたら……前だったら落としてましたけど、あとの方が悪くなってたんですけど、失敗したからどうでもいいやって……。
    勝俣 お前のコメントなんだそれ! そういうことじゃねぇよ!
    青木 楽屋でしてくれよ。
    竹下 マジで言うと、技の失敗はいいの、中村のキャリアだったら。8人タッグやねんから、俺とか青木さんとか勝俣とかフォローするから。でも今日も岡谷に気持ちで負けてた。声はお前の方が出てるわ。でもその声にお前の感情が乗ってない。岡谷は声は出てないけど、技の一発一発、振り絞った声に気持ちが乗ってる。それがお前負けてるから。考えろ。
    中村 はい。
    ****
  • メインイベント 時間無制限一本勝負

  • KING OF DDT 2020決勝戦

    VS

    • LOSE

      T-Hawk

    VS

    20分24秒

    エビ固め

    ※シューティングスター・プレス。遠藤が3年ぶり2度目の優勝。
  • ゴングと同時に遠藤がT-Hawkの足を取ってゴライアス・バードイーターを狙ったがかわされてしまう。ロックアップから遠藤がヘッドロックからショルダーアタックで倒してみせる。T-Hawkは遠藤をリング下に出すとトペ・スイシーダ。さらに床でのブレーンバスターへ。リングに戻された遠藤にT-Hawkは逆水平。さらにコーナーに詰めてナックル連打。さらに逆水平で倒してマウントナックル。高速ボディースラムから変形のSTF。遠藤が必死にロープへと逃げる。カウンターのネックハンギングボムはカウント2。ペースを奪えない遠藤はエルボー連打。T-Hawkの強烈な逆水平で仰け反るもドロップキックで場外に落とす。エプロンに上がったT-Hawkをハンドスプリングで落として捻りを加えたサスケスペシャル。10分経過、遠藤がスワンダイブ式エルボー。ネックハンギングボムも察知してかわすと丸め込みからゆりかもめ。T-Hawkはロープエスケープ。コーナーに登る遠藤にT-Hawkは逆水平。雪崩式ブレーンバスターは遠藤が阻止。先にリング内に戻った遠藤はトーチャーラックに抱えるも、T-Hawkが首を絞って回避。遠藤のハンドスプリングをかわしたT-Hawkがリバース・パワースラム、遠藤がラリアット、T-Hawkは後頭部へのケルベロス、遠藤はテツヤ・イン・ザ・スカイと大技の応酬でダブルダウン。遠藤がヒザ立ちでエルボー連打。両者立ち上がってエルボーを打ち合うも遠藤が攻勢に出る。T-Hawkはコーナーに登った遠藤を逆水平で落とす。エプロンの遠藤をコーナーにあげてT-Hawkは雪崩式BTボムを狙う。遠藤がかわして雪崩式フランケンは落とされてしまう。T-Hawkはなおも雪崩式BTボムを狙うも遠藤がスリーパーから雪崩式フランケン、ラリアット。T-HawkはケルベルスからBTボムもカウント2。ナイトライドは遠藤がなんとかカウント2でクリア。ケルベロスをキャッチした遠藤はラリアットからカナディアンデストロイヤー。変形片翼の天使から最後はシューティングスター・プレスを投下して勝利した。
  • 「11月3日大田区総合体育館、一筋の望みにかけてケニー・オメガを指名する」(遠藤)

  • 試合後、T-Hawkは遠藤の呼びかけに応じて腕を突き合わせて健闘を称えあい退場。その後、遠藤にはDDT公式エナジードリンク「BLACK OUT」販売元の株式会社キャスティングドットジェイピー様から優勝賞金100万円とBLACK OUT1年分の贈呈がアナウンスされた。遠藤は11・3大田区での挑戦者を指名できることになったが、この件を今林APから振られてマイク。遠藤「今林さん、俺は挑戦したい選手、何回も言ってるでしょ。俺が大田区で防衛戦をしたいのは森咲智美さんだよ」今林「ほかにはいまでしょうか?」遠藤「武井壮は?」今林「ほかには?」遠藤「橋本環奈」今林「ほかには?」遠藤「長瀬智也」今林「ほかには?」遠藤「…ケニーって言って欲しいんだろ? 俺が指名するのはケニー・オメガ、ただ一人」今林「わかりました。ただ今のコロナウイルス感染拡大の状況でケニー選手をアメリカから呼ぶのは非常に難しいと思われます」遠藤「じゃあなんで言わせたんだよ」今林「正直、可能性はだいぶ低いです。交渉はしてみますが、ダメだった場合、別の選択肢も考えといてください。お願いします」遠藤「相変わらず無責任だな。俺自身、可能性が低いってもちろんわかっているさ。それを承知で先月、後楽園ホールで宣言したんだ。もしダメだった場合、サプライズも考えておくよ。カリスマ、100万円、今年からはちゃんと均等にわけましょうね。お前(高尾)はダメだよ。#STRONGHEARTSのセコンドついていただろ。4等分! 均等に分けましょう。改めてKING OF DDT 2020優勝者は遠藤哲哉。俺は自分の発言したことは必ず実行する。有言実行。11月3日大田区総合体育館、一筋の望みにかけてケニー・オメガを指名する。そして大田区総合体育館の最後のリングに立っているのはこの俺、遠藤哲哉だ。俺たちがDAMNATIONだ! 俺たちは群れない・媚びない・結婚しない! このマザーアースは俺たちDAMNATION、そしてこの俺、遠藤哲哉を中心に回ってんだ。覚えておけ」

    【試合後のコメント】
    遠藤 KODトーナメント2020、優勝者の遠藤哲哉です。いやー、シンドいね。一言で言うと。シンプルに。1日2試合、1試合目樋口、30kgくらいデカい相手で。2試合目がT-Hawk選手。体重は多分同じくらいだけど、場数も違うし、スタミナもパワーも全て上回っていたし。ホントにギリギリの闘いでした。俺がこのトーナメント始まる前から口酸っぱく、挑戦者を指名したいって相手、ケニー・オメガという名前を出しておいたおかげで、今回だけはケニー・オメガのおかげで優勝出来た気がします。この100万円はみんなで今年からは均等に分けたいと思います。カリスマに九割とかそういうのはもうやめて。平等に割りたいと思います。
    ――KO-D無差別チャンピオンが初めてKING OF DDT優勝者となりましたが、意識した部分はありますか?
    遠藤 もちろんね、週プロとか他の媒体の取材でも言ったと思うけど、KODトーナメントという名前が付いてから、チャンピオンが出ることすら初なんじゃないかな。でも、俺はその初めてを達成するっていう目標として言ってたから。ちゃんと俺の中に残しておいたから。チャンピオンだから言ったことは達成しないと。それが俺の中のチャンピオン像。そう思ってます。
    ――ケニー選手の名前を出していましたが、11月3日に対戦出来たとして、どんなものを見せつけたい、伝えたいという思いがありますか?
    遠藤 とにかく勝つ、ケニー・オメガに勝つ、まずはそれだよね。プロレスだし、相手がいる競技だから、勝ち負け、勝つっていうのが試合において当たり前なんだけど、前提として持ってないとだめだと思います。向こうはニュージャパンとか、世界に名を轟かせる、チャンピオンベルトを巻いて、知名度も実績も俺よりあるし。その相手から勝つってことが今一番俺の中で価値のあることだと思ってます。
    ――先ほどケニー選手の存在が大きくて優勝できたというお話がありましたが、それは自分でプレッシャーをかけたことが成功したということでしょうか?
    遠藤 そうですね。これもいろんなところで言ってるけど、チャンピオンになった自分の中でのプレッシャー、自分にかけるべきプレッシャーっていうのがわかってきたんだよね。今回のトーナメントっていうのは優勝ももちろんそうだし、挑戦者として指名したい相手としてケニー・オメガっていう、そのプレッシャーに勝てる自負があったから、あえて名前を出し続けたし。
    ――#DAMNHEARTS対決となりましたが、決勝で対戦したT-Hawk選手はいかがでしたか?
    遠藤 T-Hawk選手ね……いや~、業務提携する前から何回か闘ってはきたんですけど、ただ業務提携という形になって安心したところがあるというか。同じユニット同士だし、同じユニットにいればそんなに対戦する機会もないだろう、ってちょっと安心してたんですけど。結果今日決勝戦で当たるっていう、これも何かの縁だなと。俺の中の全てをぶつけたつもりでいます。T-Hawk選手に。それくらいしないと勝てない相手だと思ってたんで。ホントに同じチーム、そしてプロレスラーとして尊敬できる選手ですね。


    T-Hawk 優勝は出来なかったんですけど、今は清々しいっすね。遠藤さんは、歳は一個下かな? プロレスラーとして試合もそうだし、私生活もそうだし、身体作りもそうだし、見てわかる通り、プロとしてのたたずまいとして尊敬してる部分がすごくあった選手なので。決勝でこうやってやれてすごく嬉しいっていうのもあるし、ただ#STRONGHEARTSとしては正直勝ってうちのボスに良い報告したかったなーとは思うんですけど。僕もまだまだ最後の詰めが甘いところがあるなっていうのはあるんで。しっかりまた一から、#STRONGHEARTS全員、もちろん#DAMNHEARTSもそうです、8月29日に興行(DAMNATION不法集会リターンズ)あるし。ここで別に負けたからって何か変わるとかないですけど、まぁ僕が変わらなきゃいけないのが一番かな、と今日思いましたね。
    ――やってみて遠藤選手のどの辺に強さ、すごさを感じましたか?
    T-Hawk 僕の最初の印象ってクールというか、感情出してくる選手じゃないなと思ってたんですよ。対峙してみて、ダテにDDTの無差別のベルトを巻いてる責任感というか、そういうのをすごく感じられましたね。だからこそ僕もこのトーナメントで一番厳しい攻めをしたとは思ってるんで。しかもナイトライドを返されたの……いつぶりだろう? ホントそれくらいぶりに返されたので、僕もちょっと試合中冷静さを欠いてしまったのかな、っていうのがありましたね。
    ――DDTに出始めて、シングル戦線で最大のチャンスが今日だったと思うんですけど、今後シングル戦線でももっともっと、という気持ちが出てきましたか?
    T-Hawk 僕はそこは常に貪欲にやっていかないと、レスラーとしての色気ってものは出ないと思うんで。常に貪欲さっていうのは常に持って。シングルだろうと、タッグだろうと、トーナメントだろうとなんだろうと、しっかりそこは虎視眈々とチャンスがあればいつでもって感じですね。
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