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CHARISMANIA Ⅱ

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CHARISMANIA Ⅱ

日時2025年6月18日
会場東京・新宿FACE
  • ★大会ハイライト★

  • 佐々木大輔、師匠・ディック東郷超えならずも……10・2後楽園での20周年記念大会開催を発表!

     DAMNATION T.Aの佐々木大輔のプロデュース大会「CHARISMANIA Ⅱ」(6月18日、東京・新宿FACE)が開催され、佐々木はディック東郷との一騎打ちに臨むも敗退。師匠超えは惜しくもならなかったが、10月2日、後楽園ホールでデビュー20周年記念大会を行うことを発表した。

     佐々木は東郷が主宰したプロレススクールSUPER CREWに1期生として入校し、2005年10月22日にデビュー。翌2006年にはメキシコ修行に旅立ち、ルチャリブレを学び、帰国後の2008年よりDDTに参戦。2011年、2012年には新日本プロレスの「BEST OF THE SUPER Jr.」に2年連続出場。2016年4月にDDT最高峰のKO-D無差別級王座初戴冠を果たし、以後、同ベルトを通算3度腰に巻いた。ヒールではあるものの、卓越したレスリングテクニックを持ち合わせた実力者だ。

     昨年11月6日、新宿での「CHARISMANIA」で佐々木は宮本裕向と組み、東郷、藤田ミノル組と対戦し、藤田から勝利。試合後、東郷にシングルマッチを要望するも「あと5年、体づくりさせてくれ。60になったらやろう。あと5年待ってくれ」と返された。あれから7カ月の時が経ち、「CHARISMANIA Ⅱ」の開催にあたって、佐々木は師匠に「土下座」(本人談)で頼み込んで東郷との一騎打ち実現にこぎ着けた。

     佐々木と東郷のシングル戦は2017年4月14日、新宿での「DAMNATION不法集会」以来、8年ぶり2度目。この際は、佐々木が保持するDDT EXTREME王座を懸け「Ultimate Submission Match 30分間」で対戦し、3-3で引き分けている。

     クリーンに握手で始まった師弟対決は濃密なレスリングの攻防。場外戦に転じ、リングに戻ると、佐々木は足にマトを絞っていく。東郷がクロス・フェースロックを狙えば、佐々木は同じ技で返す。東郷が再度クロス・フェースロックもエスケープ。東郷がペディグリーからトップロープに上がるも、佐々木がレフェリーを巻き込んで阻止。佐々木は場外めがけて雪崩式ブレーンバスター。カウンター席から飛び込んでダイビング・エルボードロップ。両者リングインすると、佐々木がミスティカ式クロス・フェースロック。脱出した東郷はラリアット連打。ナックルパートの応酬から、東郷がミスティカ式クロス・フェースロックもエスケープ。東郷はペディグリーからダイビング・セントーンもカウントは2。ならばと東郷は強引に引き起こすと、強烈なナックルパートを叩き込んで3カウントを奪取した。

     佐々木は「こんなはずじゃなかったけど、見ての通り完敗だ。たった20年プロレスをやったくらいじゃ、師匠は超えられないらしい。東郷さん、一つお願いがあります。必ず次は師匠超えしますんで、あと5年、時間をください」と5年後の再戦を希望。東郷が「俺、前に言ったよな。5年準備期間くれって。早すぎるぞ。おまえが5年準備期間くれって言うなら、俺は10年くれ。次やったら勝てると思ってんだろ?」と発言すると、佐々木は「思ってます」と回答。すると、東郷は「確かに俺はどんどん老いていく。おまえは脂が乗っていく。常識的に考えたら、おまえが勝つ確率は高いよ。だがな、そうはさせねぇ。俺にはその方程式は通用しねぇんだ。なぜなら、俺は進化を止めねぇからな。よく、覚えておけ」と言うとリングを降りた。

     東郷が去ったリング上で佐々木は「今日はこんなはずじゃなかったんだ。俺が師匠に勝って、佐々木大輔20周年記念、後楽園ホール大会をやるって発表するつもりだったんだ。だけどな、負けたけど発表する。10月2日、佐々木大輔20周年記念大会㏌後楽園ホール。これはただのプロレスの大会じゃない。(ラウドロックバンドの)HEAD PHONES PRESIDENTの全面サポートを受けて、ライブもやる。ライブとプロレス。あんまこういうこと言っちゃいけないが、昔あったDDTフェスみたいに失敗する気はねぇ。俺が師匠に勝って言いたかったことはこれだけだ」と10・2後楽園での20周年記念大会を発表した。

     バックステージで佐々木は「完敗じゃねぇか。こんなはずじゃなかった。今年で佐々木大輔20周年。もうすぐ40歳。完全に機は熟していた。なのにどうしてだ? 次は10年後か? 10年経ったら俺は50、ディック東郷は66。絶対に勝てるだろ。でも、もうぶっちゃけ、師匠超えとかどうでもいい。今日負けて清々しい。スポーツマンみたいだ。まだしらふだから。そんなことより、後楽園押さえたから。開催できれば、それで満足だから。次、後楽園やって満足して引退して長生きしよう。(考えてるカードは?)超大物X、Y、Z。アルファ、ベータ、オメガ。ヒントはいっぱいあっただろ。そんな感じだ!」とコメントした。


    岡谷英樹がハードコアマッチで木髙イサミに挑むも惜敗!「もう1回、今すぐにでもやらせてくれ」

     岡谷英樹がハードコアのスペシャリスト・木髙イサミにハードコアマッチで挑むも惜敗した。

     開始早々イスチャンバラ。場外のカウンター席では竹刀で打ち合った。リングに戻ると、イサミが岡谷の頭に大型バケツをかぶせて竹刀で一撃。岡谷はエプロンから場外めがけて投げると、ラダー上からブレーンバスター。さらに大型バケツをかぶせて、串刺し式クレイモア。イサミはテーブルをセットすると、雪崩式ファイアーサンダーでクラッシュ。岡谷はテーブルの破片で殴打して反撃すると、イスを次々に投げつけた。しかし、イサミは岡谷の体の上にラダーを置き、トップロープからダイビング・ダブルニーwithチェア。さらにイサミは立てたイスの上にブレーンバスター。岡谷が2カウントで返すと、勇脚・斬をズバリと決めて3カウントを奪った。

     岡谷は「木髙イサミ……まだまだだな。約1年ぶりのハードコア。最高に楽しい。けど負けた。もう1回ってことか? 俺にチャンスくれんのか? だったら今すぐにでもやらせてくれ。またあの血を味わわせてくれ」とコメント。

    イサミは「今まであまり経験したことないようなハードコアマッチだった。顔が切れたけど、これくらい大した傷じゃないんで。まだまだこれからお互いやれることはあると思う。僕もこのまま止まってるわけにはいかないんで。この顔の分、やり返さないといけないから。(再戦は?)いつでも呼んでください。その代わり、自信ができた時に。粘り強さは感じましたけど、攻め手とかの弱さは感じたんで。僕に勝てると思った時にまたやりましょう」と再戦も受けて立つ姿勢を見せた。
  • 前説

  • 特別リングアナウンサー、声優の稲田徹さんが会場を盛り上げ「CHARISMANIA Ⅱ」が幕開け!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 株式会社トータルブレーン presents ~20年目の約束~

    • WIN

      ヤス・ウラノ

    VS

    • LOSE

      勝見尚宏

    VS

    5分26秒

    TKO勝ち

    ※レフェリーストップ
  • 第二試合 30分一本勝負

  • LUCHA LIBRE WORLD WIDE

    VS

    • エル・パンテーラJr

    • LOSE

      スミカラス

    VS

    11分14秒

    横入り式エビ固め

  • 第三試合 30分一本勝負

  • Brahman Brothers vs Dirty Cops

    • WIN

      バラモンシュウ

    • WIN

      バラモンケイ

    • WIN

      バラモンウエノ

    VS

    • 植木嵩行

    • 彰人

    • LOSE

      マタロー

    VS

    12分49秒

    体固め

    ※デザート攻撃
  • 第四試合 30分一本勝負

  • BIG BOYS BURGER

    VS

    • 大門寺崇

    • LOSE

      塚本竜馬

    VS

    14分1秒

    片エビ固め

    ※リバース・スプラッシュ
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • ハードコアマッチ

    VS

    • WIN

      木髙イサミ

    VS

    12分21秒

    エビ固め

    ※勇脚・斬
  • メインイベント 30分一本勝負

  • GREATEST WRESTLING MATCH EVER

    VS

    • WIN

      ディック東郷

    VS

    23分33秒

    エビ固め

    ※ナックルパート
  • 佐々木が師匠・東郷と会場沸騰の激戦展開も、師匠越えはならず!「勝って発表するつもりだった」として、10月2日後楽園でデビュー20周年記念大会の開催を電撃発表!

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