10月2日後楽園ホールにて、デビュー20周年記念大会「CHARISMANIAxMANIAxMANIA supported by HEAD PHONES PRESIDENT」を控える佐々木大輔に現在の心境を聞いた。(聞き手・三田佐代子)
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ーー10月2日後楽園で開催されるCHARISMANIAxMANIAxMANIA(カリスマニア×マニア×マニア)」ですが、メインイベントが佐々木大輔&エル・デスペラード組vs石川修司&アントーニオ本多組となりました。まず20周年記念大会が後楽園で開催されると決まった時、ご自身は何をしたいと思いましたか。
佐々木 デスペラードとやっぱり組みたい。会社が組んでくれないから。
ーーデスペラード選手とは対戦ではなくタッグを組みたいと。
佐々木 対戦した時に次は組んでみたいなと思って。
ーー佐々木選手とデスペラード選手との出会いはいつ頃ですか。
佐々木 ディック東郷引退ワールドツアーの時にあいつがメキシコにいて。一緒にテーブルダンスを見に行って打ち解けた。
ーーまずお酒の席で仲良くなったんですね。
佐々木 向こうが距離を詰めようとして、一緒にトイレに行った時に「佐々木さん、もう敬語とかやめましょうよ」って言ってきたんだよね。
ーー年齢的には先方が少し上ですけど、キャリア的には佐々木さんの方が5年くらい先輩ですよね?
佐々木 そうなんだけど、酔ってたのかな。だからその時は何なんだと思って、「いや、そういうのは違うんじゃないですか」って言ったんだけど。
ーーよほど開放感があったんでしょうね。試合はされたんですか?
佐々木 いや全然。練習も何もなくて、それからしばらく接点がなくて。
ーーでは試合は本当に22年12月19日のTAKAタイチ興行、デスペ&ランス・アーチャー組vs佐々木&MJポー組が初めてだったんですね。試合はいかがでしたか。
佐々木 なんか感動したよ。なんだろうな、波長が合うというか。
ーー翌年23年7月23日のDDT両国大会ではシングルマッチになりました。
佐々木 もう、大感動。
ーー俺は泣きそうだよっておっしゃってましたよね。佐々木さんにとってこれまで、そこまでいいなと思える対戦相手っていたんですか。
佐々木 まずは同期の佐藤(悠己)。DDTだと入江くんと竹下かな。
ーーいきなり佐藤選手がそうだったんですか。入江茂弘選手と竹下幸之介選手も特別な存在で、でもそれに匹敵するくらいデスペ選手にも何かを感じることが出来たと。
佐々木 デスペラードとは似てるものを感じたかな。入江、竹下はパワーファイターだからまた違うジャンルだけれど、デスペラードとはテクニカル系の波長が合ったから。
ーーではデスペラード選手とタッグを組むとして、対戦相手については。
佐々木 まずはアントンだろと。
ーーアントーニオ本多選手とは長いお付き合いですよね。
佐々木 ずっと一緒だったからな。少なくともモンスターアーミーまでは。
ーープライベートでもよくご一緒されてましたものね。お互い大人になって、今の本多選手はいかがですか。
佐々木 あんま変わってないよな。
ーー立場は変わっても、本多選手はずっと佐々木選手にとって気になる存在ではあるんですね。
佐々木 まあ、友達として。
ーー友達なんですね、素敵です。お友達の本多選手がいて、あともう1人は。
佐々木 DDTの選手とやってもしょうがないなと思って。やっぱり巨人だな、と。あんまり対戦はしてないんだけど、いい時代を過ごしてるしな。
ーー佐々木選手と石川修司選手のタッグはいいチームでしたね。恐らく本多選手も石川選手もデスペラード選手とは初対決だと思うんですが、何を期待しますか。
佐々木 まずは石川修司にやられて欲しい。ガンガンやられて欲しいっていうのと、アントンの世界観をどう処理するのかが見たい。
ーーごんぎつね、出来ますかね。
佐々木 来るでしょうそれは。喜んじゃうかもしれない。
ーー石川修司選手は歌いますか?
佐々木 嫌だなあ、プロのミュージシャンがいる前で。バンドのセットはあるけれど、まああり得なくはないな。