29日、東京・後楽園ホールにて「Audience2016」がおこなわれた。まずは松永智充&岩崎孝樹vsエディ・フレンチ&レッカのアンダーマッチから。序盤からレッカが捕まるも松永のスモーピオン・デスロックをロープに逃げると反撃。替わったエディが岩崎にスリングブレイド。フロント・スープレックスからレッカが出てきて串刺しラリアット。さらにバックドロップで投げるもカウント2。岩崎はキチンシンクで動きを止めてダブルアーム・スープレックス。カットに入ったエディを松永が蹴散らしてレッカにアックスボンバー。岩崎がPKを決めるもカウント2。延髄斬りからキャプチュードで投げて勝利。
続いて鶴見亜門GMの前説へ。グッズ紹介のあと以下の発表へ。
①7月24日(日)有明・東京ビッグサイトでの『ハンドメイドフェス』で今年も路上プロレスを開催。詳細は未定ながら同日、両国国技館で開催される大日本プロレスとのハシゴ観戦も可能な時間帯にするとのこと。
②8月8日(月)~13日(土)、東京・新宿FACEでおこなわれるビアガーデンプロレスの各プロデュースDAY内訳は以下の通り。
・8日(月)DDT本体
・9日(火)酒呑童子
・10日(水)ハッピーモーテル
・11日(木=祝)昼=男色ディーノ、夜=スマイルスカッシュ
・12日(金)佐々木大輔withエイポー(エイドリアン&ポーリー)
・13日(土)昼=東京女子プロレス、夜=DDT本体
③高木三四郎監修の『プロレス語辞典:プロレスにまつわる言葉をイラストと豆知識で元気に読み解く』(榎本タイキ著)が誠文堂新光社より7月7日(木)出版される。定価1,500円(税抜き)。
④『女子プロレス大戦リング☆ドリーム』の彰人の美少女化が完成し、スクリーンで披露された。「いいギャルですね」と言う彰人とともに記念撮影。大家健、高尾蒼馬とともに第6弾としてゲームに登場する。
亜門GMがオープニングコールとして長野営業を頑張った大鷲透を呼び込もうとするも流れてきたのは『BAD COMMUNICATION』。先に現れた大家が呼び込むとなんとWRESTLE-1のKAIまで登場。亜門GMは唖然。亜門「ちょっと待ってください。KAI選手ですよね」KAI「初めまして、今林さん!」亜門「今林じゃないです! 鶴見亜門です!」KAI「WRESTLE-1のKAIでございます!」亜門「あの…どうしたんですか」大家「ガンバレ☆プロレスでタッグで勝ったんですよ! 意気投合したんですよ!」2人「タッグと言えば! KO-D!」KAI「KO-D無差別に!」亜門「無差別じゃないですよ、タッグですよね?」KAI「タッグだ! KO-Dタッグに挑戦させてください!」2人「させろ! させろ! させろ!」亜門「うるさいよ! 黙れ! KAIさん、WRESTLE-1のチャンピオンですよね。会社と会社の関係とかいろいろあるんで」KAI「GMと大社長、同じでしょ!」亜門「GMと大社長は違いますよ!」KAI「CEOと大社長か! んなことはどうでもいいんだよ! させろ!」2人「させろ! させろ! させろ!」亜門「黙れって言ってんの! とりあえず会社と話し合わなきゃいけないので、今日のところはOKできないので、とりあえず待っててください。(場内『え~』)え~じゃねえだろ! 考えたらわかることだろうが!(場内ブーイング)とりあえず前向きに検討させていただきます」KAI「やったー! 前向きってことはもうやるってことだな!」亜門「決定じゃないから考えますよ。とりあえず今日はお引き取り願えますか?」KAI「帰らない! 帰らない! 帰らない!」亜門「時間もあれですし、KAIさん、試合じゃないですか?」KAI「そうだやべえ! 今日神戸だ!」亜門「じゃあ早く帰って! 大鷲さん、早く出てきて! 走って! 時間押してますから! スタートだけ言ってください!」KAI「(大鷲を見て)伊藤先輩! ご無沙汰してます! 悪冠一色で職務怠慢・素行不良で解雇されたの見てますから! ウチにもいますよ、同じのが…」亜門「とにかく! 時間ないので、スタート言ってください」KAI「じゃあ俺が自由に! 自由に! 自由に! スタートします! それではDDT後楽園大会、スタート!」
第1試合はKENSOが「KING OF DDT 2016」トーナメントにエントリーできるかどうかを再査定する試合。まずは査定する高木三四郎がリングイン。続いて登場したのはKENSOとゲイシャガールと化したチェリー。2人でポーズを決めていると高木が背後からドロップキック。さらに孤立したチェリーの着物をはぎ取ってスタナーを食らわせてしまう。チェリーがセコンドに担がれてバックステージへ。高木はKENSOの腰紐でのチョーク攻撃。さらに着物をKENSOにぶつけ、着用してのラリアット。KENSOは張り手でやり返すも、高木はブレーンバスターを仕掛ける。KENSOは逆に投げ勝ってみせると、張り手連打から葉隠れⅡへ。これはカウント2。コーナーに登ったKENSOをエプロンに落とした高木はぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。スピコリドライバーからカバーするもKENSOはカウント2で返す。高木が「終わりだ!」とシットダウンひまわりボムを決めると、ここでウルトラマンロビンのテーマ曲がヒット。高木が唖然としていると颯爽とウルトラマンロビンが現れて「デスティニー!」とポーズ。自らマスクを取るとチェリーだった。そのチェリーが高木をコルバタで投げるとKENSOが葉隠れを決めて勝利。
試合後、亜門GMがマイクを取る。亜門「KENSOさん、手段はどうあれ高木さんに勝ったことは間違いないのでKING OF DDT2016へのエントリーを認めます」KENSO「まずこのKING OF DDTトーナメントにこのKENSO、出場します! ありがとうございます! そしてもう一つ。おチェリーちゃん。ウルトラセブン( ← 間違い)より着物のほうがいいね。脱ぎなさい」KENSOはロビンの衣装を脱がす。チェリーが水着姿になると場内から謎の拍手。最後はKENSOの「42歳! 独身! ビチーッと!」で締め。
第2試合は男色ディーノ&ジョーイ・ライアン&アントーニオ本多vsマサ高梨&梅田公太&赤井沙希vs大石真翔&勝俣瞬馬&井上麻生vs大鷲透&平田一喜&ワンチューロの4WAY6人タッグマッチ。ルールは4組の強い希望でエニウェアスタート・ルール。大石組は『チャンカパーナ』で入場すると麻生が独特のダンス。酒呑童子には欠場中の坂口が入場ゲート付近で観戦。各チームが任意の位置について試合スタート。場外のあちこちで大乱闘。ディーノは勝俣をエプロンに寝かせて花道から滑り込んで掘っていった。リングに戻ったの男色組と大石組。ナックルパンチからのバイオニックエルボーをかわした大石組がドロップキック。その背後を酒呑童子が丸め込む。10人の連結レッグスプリットが決まると平田がその中央でサングラスを装着するが、大鷲が張り手でカット。平田はディーノの股間へ一直線。混戦から酒呑童子が大石に攻め込む。赤井のダイビング・ボディーアタックは勝俣と麻生がカットして、2人がプランチャの競演。さらに大鷲とアントンがエプロンに出るもケブラーダは2人揃って脚を滑らせて失敗。ライアンがディーノのアシストで赤井に股間を握らせてスクリュー。ディーノがコーナーで尻を出そうとするも阻止せんとする皆さんをアントンがロリポップキャンディーを突っ込んでダウンさせると、ライアンのタイツから取り出したロリポップキャンディーをディーノのケツに突っ込んで赤井に狙う。止めに入った梅田と高梨にロリポップキャンディーを突っ込んでアントンがバイオニックエルボーで蹴散らす。再びロリポップキャンディーをディーノのケツに突っ込んでそれを赤井に狙うも、カットせんとした勝俣にそれを突っ込む。赤井がディーノの地獄門に吸い込まれている間に、勝俣がライアンのスーパーキックでフォール負け。平田がライアンのアイアンマンを狙って丸め込むもクリアされてしまった。
その後、亜門GMが大石&勝俣&麻生を呼び止めると高木大社長を呼び込む。高木「大石、勝俣、麻生! よく聞け! オマエたちで明日からDDT初の男性アイドルグループを結成する!」亜門「ちょっと待ってください! 意味がわからないんですけど!」高木「今まあまあ流行りつつある男性アイドルですよ! 11月6日、DDTはスタジオコーストで初のプロレスと音楽フェスの融合したイベントをやります。現段階で発表できるアーティストはまだいません! このままではスタジオコーストを押さえるだけ押さえて、淡路島みたいな大変なことになるかもしれません! だから自前で音楽を披露できるユニットを結成する必要性があるのです! 最悪の事態に備えてですよ」亜門「この3人がKAT-TOOとしてデビューするんですね?」高木「大人の事情でKAT-TOOはもう忘れてください。麻生も加わっているので新しいユニットです。名前は私が考えました。これです」スクリーンには「NωA」の文字。高木「エヌ・ダブリュ・エー! なんの略かと言うとニュー・レスリング・アイドル!」亜門「アイドルはIですよね?」高木「アイドルはカタカタのアイドルのAです」亜門「曲とか作るんですよね?」高木「私にすべて任せてください。もう大事な方を呼んでます。アップアップガールズ(仮)のサウンドプロデューサのみちともさんにコイツらの曲を書いてもらっています!」するとみちともさんが花道から登場。大石「すげえ人だぞ! アプガだけじゃねえぞ! モー娘。とかももクロとかもやってんだよ!」亜門「それはすごい人じゃないですか!」みちともさん「僕のことはGoogleで検索してもらえれば何やっている人かわかると思います。今回高木社長のほうからご使命を受けまして曲を作らせていただくことになりましたので。最悪の事態を想定してと言ってましたが、最高の楽曲にして3人とガツンとやっていきたいと思います!」亜門「高木さん、新曲の披露は?」高木「来月の後楽園ホールでおこないます! みちともさんに曲を書いていただいて、それに歌詞をつけてフリをつけて、それを来月の後楽園で披露します!」亜門「みちともさん、大丈夫ですか?」みちともさん「やりましょう!」高木「みちともさんから出来上がった曲に歌詞をつけるのは勝俣、オマエがつけろ! オマエなんとなくそれっぽいセンスありそうだから」大石「麻生、こっちこい! やるぞ! 俺たちで男性アイドルやるぞ! 最初は不安だったけど、みちともさんがいれば安心だよ!」麻生「頑張ります」大石「勝俣、オマエは作詞だ! 俺たちがNωA!」
【試合後のコメント】
大石 いやぁ何か高木さんからいきなりムチャぶりされたときはどうなることかと思いましたけど、みちともさんがいれば! ここにいるスーパー・サウンド・プロデューサー!
みちとも スーパー・サウンド・プロデューサー?(苦笑)
大石 おお! S・S・Pがいれば!
みちとも いま、無理矢理いきましたね(笑)。S・S・Pで!
大石 S・S・Pのみちともさんがいれば、何の問題もねぇよ! 俺たちを1ヶ月でアイドルにしてくれるんですよね?
みちとも やりますよ!
大石 おっしゃ、やってやるぞ! お前らも元気がない!(勝俣と井上の背中を叩く)
勝俣 はい!
大石 やれるのか? やるぞ! やるな?
井上 はーい。
勝俣 おぉ(笑)。
大石 大丈夫か? 大丈夫か? おしっ! しかもNωAという素晴らしい名前なのか何なのか分からないけど、頂いたので。ニュー・レスリング・アイドル!
みちとも エイドル!(苦笑)
大石 エイドル、カタカナ! カタカナ! 何だっていいよ! 俺たちNωAがやってやるぞ。よし、いくぞ! 俺たちがエヌ・ダブリュ・エ~!
――みちともさんかはこの三人を見て、曲のイメージとか沸いていますか?
みちとも やっぱりアレですね。今がアレで出ているんで。
勝俣 アレ(笑)。
みちとも 大人なアレで出ているんで、アレをさらに発展させて。そしてNωAらしい曲っていうのをイメージできたんで。そういうガツッと…ガツッとしているやつを考えています。
大石 頼もしい~。超頼もしい!
―—そういう曲が出来るそうですが、作詞のほうは?
勝俣 もちろん、先ほど社長が言っていたように、僕、男性アイドルが好きなんですけど……えっ? みちともさんが作詞もすればいいんじゃないですか?
大石 バカヤロー! みちともさんにオンブに抱っこじゃいけないんだよ。
勝俣 だったらやっぱり経験豊富な大石さんのほうが……
大石 うるせー! おめーがやるんだよ。おめーがやるんだよ! おめーがやるな? やるな?
勝俣 ……はい。はい、やります! やります!
みちとも S・S・Pとしても(勝俣に)やってもらわないと。
勝俣 S・S・Pって何ですか?
大石 スーパー・サウンド・プロデューサーだろうがっ!
勝俣 あ〜、すみません。
大石 (勝俣の髪の毛を掴みながら)わかりゃいいんだよ。作詞ぃ……。
勝俣 作詞……まぁそうですね。会社の命令なんで(笑)。
大石 やりたい?(苦笑)
勝俣 めっちゃやりたい!(苦笑)僕、アイドルになりたかったんで。
大石 それだよ! それそれそれ!
勝俣 やっぱりアイドルになりたかったんで、こういうふうなアイドルになれることはすごいチャンスだと思います!
大石 それだ!
勝俣 はい、みちともさん! 頑張って作詞しますので、よろしくお願いします!
みちとも やりましょう! おしっ!
大石 よっしゃ、俺たちが俺たちがエヌ・ダブリュ・エ~!
ライアン(通訳はアントン)ジョーイ・ライアンこそがこれまでで最高のアイアンマンヘビーメタル級のチャンピオンだ! このタイトルをアメリカに持って帰ってやる! アメリカで防衛しまくって、さらに日本に持って帰ってきて世界的なタイトルにしてやるからな! 加藤(週プロ記者)、お前ら! 今成(映像班)、お前ら! いいか? 三田さん(サムライTVキャスター)、お前ら全員俺からこのベルトは獲れないからな。とくに三田さん! 用意はできている。いつでもかかってこい!
第3試合は石川修司&マッド・ポーリーvs遠藤哲哉&樋口和貞のタッグマッチ。エイポー(エイドリアン&ポーリー)が襲い掛かって試合スタート。ローンバトルを強いられた遠藤は石川にジャンピングハイを決めるもタッチできない。ボスしけてるぜを着地すると低空ドロップキックを決めて樋口とようやくタッチ。石川と樋口は激しいラリアットの打ち合い。樋口がドロップキックで倒すとブレーンバスターで投げてみせる。これはカウント2。樋口の逆水平に石川はクロスボディーでやり返してポーリーとタッチ。ポーリーがハンマーパンチ。さらにコーナースプラッシュを浴びせる。さらにSTFで攻め込むと遠藤がカット。樋口もカウンターのラリアットを決めて遠藤とタッチ。遠藤はスワンダイブエルボー。このカバーを石川がカットして5分経過。合体チョークスラムを遠藤が2人まとめてフランケンで投げて場外へ送り出すとトルニージョ。樋口のオクラホマスタンピードから遠藤がムーンサルトを浴びせるもカウント2。ならばとトーチャーラックを仕掛けるが決めきれず。ポーリーがボディーアタックから投げ捨てジャーマン。石川がランニング・ニーリフトにつないでポーリーがカバーするも樋口がカット。合体チョークスラムからポーリーがカバーするもカウント2。ポリーがラリアット。最後はリバース・スプラッシュで圧殺した。
第4試合はDDT EXTREME級選手権試合。第35代王者のスーパー・ササダンゴ・マシンはLiLiCoを相手に3度目の防衛戦。まず、セコンドの大石を連れてササダンゴが本部席へ移動し、「王様のブランチのレギュラーになる方法」の煽りパワポを開始せんとするが、ここでLiLiCoが渡瀬とともに登場してササダンゴをリングへ下げさせると煽りパワポ「DDT EXTREME選手権のマネジメントについて」をスタートさせる。LiLiCoは自身の自己紹介から続いてササダンゴについて「体だけは大きいので試合になると垂直落下式リーマンショックにだけは気を付けなければならない」とする。職業柄、ムダに体の大きさだけが取り柄のササダンゴを映画に例えるなら同じく大きさだけが取り柄の映画『タイタニック』だとし、贅の限りを尽くしたタイタニック号は氷山にぶつかって沈没したわけで、これを置き換えると贅肉の限りを尽くしたササダニック号も絶対に氷山にぶつかって沈没するらしい。映画コメンテーターとして分析した、この試合のポイントは以下の通り。
①上流階級の娘、リリコ・ウィンスレットと貧しい青年、ワタセプリオの悲しい恋の行方。
②パニック映画さながらの緊迫感あふれる展開から、ササダニック号と氷山(セコンドの大石=氷のように冷たいハートを持っている)がぶつかる。
③悲劇の別れを予感される2人の熱いキスからのタイタニック式クロスボディーで完全勝利。
試合がスタートするとササダンゴがさっそく逆片エビ固め。セコンドの渡瀬に助けを求めるも大石がコーナーにテープで両手を固定してしまう。背中へのハンマーパンチからボディースラム。カウント2でササダンゴが体を起こすとスリーパーホールド。さらにキャメルクラッチへ。ロープを抜け出した渡瀬が助けに入るが大石がイスでカットし、ササダンゴがリーマンショック。ササダンゴはLiLiCoにリーマンショックを決めるもカウント2で返すLiLiCo。LiLiCoは唾を吐き捨てると、怒ったササダンゴがLiLiCoを羽交い絞め。大石がイスを振るうも、LiLiCoがかわして誤爆する。すると場内に映画『タイタニック』の主題歌『My Heart Will Go On』のLiLiCo熱唱バージョンが流れる。リング内のLiLiCoは渡瀬を探し、場外の渡瀬もLiLiCoを探す。互いに見つけるとLiLiCoと渡瀬はコーナーに登ってタイタニックポーズから熱い口づけ。そこからのダイビング・ボディーアタックはカウント2。ならばとLiLiCoは卍固めを狙うがササダンゴが解除して渡瀬にドロップキック。ササダンゴがリーマンショックを狙うもLiLiCoは急所蹴りから背中に飛び乗って『My Heart Will Go On』をアカペラで熱唱しながらタイタニック(タカタニック)でフォール勝ち!
試合後、亜門がマイク。「ベルト奪取おめでとうございます。めちゃめちゃ感動しました! 次のタイトルマッチなんですが、できれば7月3日の博多でやりたいんですけど…」LiLiCo「いいよ! こっちのほうが大事」亜門「ありがとうございます!」LiLiCo「やるから誰でもこーい!」
【試合後のコメント】
LiLiCo はい、勝ちましたよ。
――見事、EXTREME級王座一発挑戦で王座奪取しましたが。
LiLiCo もちろん、もちろん。何?
――アイアンマンのベルトとはまた違う感触だと思うのですが。
LiLiCo 重い! 重いね。やっぱ重いね。奴も重かった。相手が。でも獲って当然。
――渡瀬選手から見てLiLiCo選手の王座奪取はいかがでした?
渡瀬 最高でしたね。映画『タイタニック』って言っていたんですけど、ひとつだけ違うところがありました。映画のタイタニックは最後ジャックが死んでしまうんですけど、僕は死ななかったです。LiLiCoさんを愛しているからです。
LiLiCo 私も愛してるよ。フフ…。
――後楽園ホールがまるでタイタニックが沈む海のように見えましたが、この先EXTREME王者としてどのような防衛戦をイメージしていますか?
LiLiCo イケメンとしかやらない! 相手イケメン。イケメンを蹴りたい!
――イケメンを蹴りたい?
LiLiCo うん。なぜならば一番のイケメンはここにいるからね!(渡瀬と見つめ合う)
――早速、博多での防衛戦をGMからオファーされましたが、EXTREME王座はチャンピオンがルールを決めることが出来ます。何か考えているルールとかはありますか?
LiLiCo もちろん、イケメンじゃないとダメ! 一番はここにいるからね。そこからはこれからすっげー厳しいやつを考えたいなって思って。まだ1ヵ月くらいあるんで。私、すっごい一日一日、めっちゃ成長しているんで。いろいろ(渡瀬から)教えてもらって。深いところを。ウフフフフ……だから待っていてください。
――試合前の煽りパワポも取られた上に、試合でも敗れてベルトまで獲られてしまいましたが。
ササダンゴ 何かあの…人として、プロレスラーとして、まぁプレゼンとするということ……LiLiCoさんの一番強みがやっぱり映画の見どころをプレゼンするということ。だからそれを取って、これだったら勝てるなって思われていたんでしょうね。で、あくまで自分が作ったフォーマットというかテンプレートのようなのを使って、上手にコメントして、まるで『王様のブランチ』を見てるようでしたよ! 本当に。で、一番悔しいのは俺が大事に囲っているイラストレーターの澁谷玲子さんに勝手に発注して! 言わないですからね、イラストレーターは。LiLiCoさんから発注が来てるってことを俺に! そういうところが本当にいろんな力を使っているなっていうか、敵はLiLiCoだけじゃなくてこのDDTにも(いる)。何か安心できないっていうか……もうプロレスで負けて、歌もあれLiLiCoさんが歌っているんでしょ? リリーヌ・ディオンが歌っているわけですよ! ちょうどいい英語の歌詞と日本語の歌詞のバランスとか。何かもう……EXTREMEでああいう試合して勝ち続けたかったなっていうことを、全部LiLiCoさんにやられるっていう。バケモノですよアレ! バケモノ、45歳のバケモノですよ! 控室では何か「ちょっと体調悪いわ」とか、女性特有の体調の悪さみたいなものをアピールしてて。「鉄分が足りないわ」「鉄分が足りないわ」みたいなことをずっと言ってたくせに、何か全部騙されましたね! 全部騙された!……まあイチから出直しますよ。イチから出直します。
休憩前に8・28両国国技館大会の第2弾ゲスト選手としてテリー・ファンク、NOSAWA論外の参戦が発表された。
休憩明け、KING OF DDT 2016トーナメントのエントリー選手が発表された。HARASHIMA、彰人、ヤス・ウラノ、坂口征夫、マサ高梨、梅田公太、石井慧介、入江茂弘、高尾蒼馬、アントーニオ本多、遠藤哲哉、樋口和貞、平田一喜、KENSO、マッド・ポーリー、石川修司の以上16名。メインイベント後に組み合わせ抽選会がおこなわれる。
セミファイナルはKO-D6人タッグ選手権試合。今大会で解散する石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬のチームドリフはHARASHIMA&彰人&ヤス・ウラノを相手に初防衛戦。6人が握手をかわしてドリフは円陣。高尾と彰人の先発でスタート。彰人はわき腹にテーピングを施している状態。入江vsHARASHIMAに代わると石井と高尾が入って3人でHARASHIMAを合体サイドスープレックス。入江の串刺し攻撃はウラノが場外から足を掴んで邪魔をして、HARASHIMAがジョン・ウー。タッチを受けたウラノがフェースロック。彰人がネックブリーカーで続く。HARASHIMAが後頭部へのギロチンドロップからキャメルクラッチ。そこにウラノがローキックを合わせる。ウラノがシルバーブレット。入江がカウンターのブラックホールスラムを決めて石井とタッチ。石井は彰人とエルボー合戦。コーナー対角線のドロップキックを突き刺してDDT。顔面へのランニング・ニーはカウント2。5分経過、彰人もホイップからのヒザ蹴りでやり返し、バックドロップへ。HARASHIMAがダイビング・カンフーキックで続いて串刺しの顔面フロントハイキック。石井をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターを決めるもカウント2。山折りを逃れた石井はエクスプロイダーニーをぶち込んで高尾とタッチ。高尾が前かがみのHARASHIMAの背中にダイビング・フットスタンプ。HARASHIMAのミドルキックにエルボーでやり返す高尾、HARASHIMAはミドルキックで黙らせてリバース・フランケンから蒼魔刀狙い。これは入江が交通事故タックルでカット。ウラノが入江に延髄斬り。そのウラノに高尾と石井がサンドイッチキック。高尾がウラノに顔面トラースキック。これは彰人がカット。ジントニックはウラノが踏ん張ってスマスカの総攻撃を呼び込む。ウラノのダイビング・ボディープレスは石井と入江がカット。ウラノはクロスアーム式のアウトサイダーズエッジで叩きつける。それでも石井がジャンピングハイで助けに入って入江がビーストボンバー。最後は高尾がジントニックで突き刺して勝利した。
試合後、高尾がマイクを取る。「今日は皆さんの応援のおかげでこのベルトを最後に防衛することができました。本当に今日は100試合目ということであっという間に終わってしまいましたけど、本当に2人ともありがとう」入江、石井と抱擁を交わす。入江「この3人で巻くこのベルト。高尾クン、石井さんと最後に巻けて本当にうれしい。2人と応援してくれた皆さんに感謝を伝えたい。何があってもまた2人で一緒にやりたいし、生まれ変わっても2人と一緒にいよう」石井「入江クン、高尾クン、ありがとう。今日、チームドリフとしての100試合目、勝利で飾れて嬉しいです。スマイルスカッシュとの対戦成績も5勝4敗で終えたことも嬉しいです。そして、GM。KO-D6人タッグのベルト、返上させていただきます」入江は泣き顔でベルトを渡し、亜門GMに抱きついた。石井「3年9カ月の長い間、本当に皆さん、応援ありがとうございました。チームは解散しますが各選手トップを目指してそれぞれの道で頑張っていきますので応援よろしくお願いします。本当に…長い間、ご声援ありがとうございました!」
【試合後のコメント】
――チームドリフの最後の相手としてKO-D6人タッグ王座に挑戦しましたが、王座奪取とはなりませんでした。
HARASHIMA まあドリフはやっぱり強かったですね。チームワークもよかったし。僕らも負けてなかったとは思うんですけど、実際勝つことは出来なかったんで、う~ん……そうですね。まあ悔しいですね。ドリフ、いいチームでしたね。
彰人 やっぱドリフ解散するし……ねっ。終わるユニットからベルトを獲って、いま残るユニットに繋ぎたいとは思っていたんですけど、やっぱ6人タッグベルトに対する気持ちが、向こうのほうが思い入れがあって上回っていたのかなって。まぁ悔しいですね、今日獲れなかったのは。
ウラノ ……まぁ情けないっすね。二人には申し訳ないし……。まあ、情けないけど……まあいつも助けてくれるのがこの二人なんで、もうちょっとまた頑張りたいです。
――最後の試合で勝って王座防衛しましたが、ベルトを返上して解散となりました。いまの心境はいかがですか。
石井 お互いずっと組んできて、ドリフになってからはシングルで当たってないんで。すごい……まあ正直指名されて、少しはビックリしたかもしれないですけど……まあすごい燃えています。
高尾 ドリフになってからは一度もシングルで当たったことがないけど、ドリフになる前は何回も当たっていた選手でもあるので。で、ドリフを解散して一本目が石井君と当たる。自分の中ではそれがいいかなと思いました。
――入江選手としてもKO-D無差別級のベルトは思い入れがあるでしょうし、トーナメントで再出発というのはいかがですか?
入江 正直、坂口選手を怖くないと言ったら嘘になります。怖いからこそぶつかっていこう、全力で立ち向かっていこうって決めた相手です。このシングルとしての闘い、僕は無鉄砲という武器を持って、この闘いに挑んでいきます。
――解散後のことで考えていることや決めていることはありますか?
石井 いまはKODトーナメント、そこに集中したいと思います。
高尾 まず第一歩目の石井戦に集中したいですね。
入江 自分も見えているのはKO-D無差別だけですね、まだ。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第57代王者の佐々木大輔は竹下幸之介を相手に2度目の防衛戦。竹下は先日の淀川大会でZEROから託されたマスクを手に入場。佐々木はベルトを竹下の顔面に押し付けてから亜門GMに返上。14時7分、試合開始のゴング。佐々木が竹下をロープに押し付けるとクリーンブレイク。竹下がロープに押し付けると離れ際にエルボーを出す素振りで分かれる。手四つから佐々木がグラウンドに引き込んでヘッドロック。腕の取り合いから佐々木がなおもヘッドロック。竹下がヘッドロックで取り返していく。佐々木がロープに押し込んで離れ際挑発するように張り手。竹下がショルダーアタックでやり返す。タックルからマウントエルボーを繰り出す竹下。佐々木は場外エスケープ。竹下がリング下に出ると、佐々木はすぐさまリングイン。エプロンに登った竹下を佐々木がスライディングキックで落として、客席へと投げていく。佐々木はイスの上で竹下を捕まえると、その場で河津落としというエグい技。後頭部を痛打した竹下を佐々木がリングに戻し、さらに後頭部にエルボースタッブ。ショルダーネックブリーカーと首攻めを展開していく。竹下もエルボーでやり返そうとするが、佐々木に首を攻撃されて動きが止まる。さらにダイビング・ヒットマンエルボードロップへ。佐々木はジャベからグラウンドでスリーパー。なんとか持ちこたえた竹下はエルボーで解除。ブルーサンダー狙いは佐々木が体を切り返して押さえ込む。これはカウント2。佐々木は後頭部にニー連打。竹下が逆水平でやり返せんとするも、佐々木はショルダーネックブリーカーで動きを止める。そこから3回カバーするも、竹下がすべてカウント2でクリアして10分経過。エルボーの打ち合いから竹下がカウンターのドロップキック。佐々木はチンクラッシャー。ロープ際の佐々木を竹下がショルダースルーで落としてノータッチのプランチャを落とす。竹下は佐々木をリングに戻してフラップジャックからゼロ戦キック。コーナーの佐々木に逆水平を決めるとやまも泣かしⅡへ。佐々木がカウント2で返す。佐々木もDDTで竹下を真っ逆さまにキャンバスへと突き刺すと、トップロープに引っ掛けてスライディングキック。コーナーに登ってダイビング・エルボードロップ。これをかわした竹下がブルーサンダー。佐々木が着地。竹下がバックエルボーで動きを止めるも佐々木がドラゴン・スープレックスで投げれば、竹下もドラゴン・スープレックスで投げ、佐々木がドロップキックを決めれば、竹下はラリアットで返してダブルダウン。佐々木はここでクロス・フェースロック。ロープに逃げる竹下を反転するも、さらに竹下が反転して押さえ込む。カウント2。竹下のロールスルーを佐々木が切り返すもカウント2。佐々木は竹下を松井レフェリーに接触させて、竹下と松井レフェリーに急所蹴り。木曽レフェリーが駆けつけるもみちのくドライバーⅡを決めて無法地帯に。コーナーに登る佐々木がダイビング・エルボードロップ。しかし、松井レフェリーはダウンしたまま。竹下は正座した状態で見下ろす佐々木に中指を立てて張り手。佐々木が顔面を蹴ってコーナーで踏みつける。竹下はその脚を取ってエルボー連打。佐々木は急所を蹴って場外に出すと竹下をイスに座らせてコーナーからスーパーダイブエルボー。ここでようやく松井レフェリーはリングイン。佐々木は竹下をリングに戻して20分経過。セカンドロープに引っ掛けてのペディグリーはカウント2。佐々木の佐々木式ウラカン狙いは竹下がスーパーキックで迎撃。竹下は串刺しビッグブーツから投げ捨てジャーマン。ブレーンバスターは佐々木が切り返すとラ・ミスティカへ! そこから変形バージョンを狙った佐々木だったが、竹下のエスケープが間一髪で間に合う。佐々木は竹下をコーナーに乗せる。雪崩式ペディグリーは竹下が抵抗してラリアットでエプロンに落とす。竹下はコーナー2段目から佐々木を持ち上げてコーナー最上段へ。そこから雪崩式ブレーンバスターで落としていったが、竹下のカバーは遅れてカウント2。竹下がジャーマンへ。佐々木は着地して佐々木式ウラカンはカウント2。ラ・ミスティカを竹下が堪えてマスキュラーボムのような形で脳天から突き刺すと投げ捨てジャーマンからラリアット。これはカウント2。竹下はジャーマンを狙う。抵抗する佐々木にクロスアーム式ジャーマンで熱戦を制した。
試合後、亜門GMからベルトを受け取った竹下はそれを受け取り、リング下の佐々木に誇示してみせる。佐々木はエプロンに上がると竹下の握手に張り手で返して引き揚げた。竹下「ベルト、獲りました! KO-Dの無差別のベルト、やっと自分の元にやってきました。このベルト、獲れたことはもちろん嬉しいんですけど、僕は佐々木大輔に勝てたことがもっともっと嬉しいです。カリスマは自分の憧れの選手であり、お世話になっている先輩です。今日こうやって勝てたことはお世話になっている先輩に恩を返せたと思っています。まだまだ、いやここから竹下幸之介のプロレスで盛り上げていきますんで、皆さんよろしくお願いします」亜門「竹下、おめでとう。すごい試合だった。次のタイトルマッチは7月3日博多大会。現時点では挑戦者は決定していません。いつでもどこでも挑戦権の保持者がそこで行使を宣言しない場合は私のほうで指名します…次の話を今してもな。ごめん、俺はそれが仕事だからさ。お誕生日おめでとう。21歳の若いチャンピオンがこれから俺たちをどこに連れていってくれるのか、どんな景色を見せてくれるのか楽しみにしているので頑張ってください」竹下「僕がチャンピオンになって今言えることは一つだけです。僕がプロレス界の中心に、DDTの選手として立って盛り上げていくんで皆さん応援よろしくお願いします! ありがとうございました!」
大会終了後はKING OF DDT 2016トーナメント組み合わせ抽選会へ。箱の中からボールを取り出し、書かれた順番の若い方から南側通路に並べられたA~Pまでのイスに着席して組み合わせを決定していく方式。1番手のアントンはI席へ。2番手の石井はF席へ。3番手のヤス・ウラノはM席へ。4番手の坂口征夫はP席へ。5番手のポーリーはA席へ。6番手の高尾は石井の隣のE席に入って対戦が決定。7番手の遠藤は先ほどのリベンジとばかりにポーリーの隣のB席に座って対戦が決定。8番手のKENSOはアントンの隣のJ席に座って対戦が決定。9番手の入江は坂口の隣のO席に座って対戦が決定。10番手の彰人はD席へ。11番手の石川はジャイアントのG席へ。12番手の平田は彰人の隣のC席に入って対戦が決定。13番手の梅田は石川の隣のH席を選んで対戦が決定。14番手の樋口和貞はちょっかいを出したウラノの隣のN席に座って対戦が決定。15番手のHARASHIMAはL席へ。最後に残ったマサ高梨はHARASHIMAの横しか空いておらず、自動的に対戦が決定して、1回戦の全カードが出揃った。
<6月5日春日部大会>
(A)トーナメント1回戦
マッド・ポーリー vs 遠藤哲哉
(B)トーナメント1回戦
平田一喜 vs 彰人
(C)トーナメント1回戦
高尾蒼馬 vs 石井慧介
(D)トーナメント1回戦
石川修司 vs 梅田公太
(E)トーナメント1回戦
アントーニオ本多 vs KENSO
(F)トーナメント1回戦
マサ高梨 vs HARASHIMA
(G)トーナメント1回戦
ヤス・ウラノ vs 樋口和貞
(H)トーナメント1回戦
入江茂弘 vs 坂口征夫
<6月12日大阪大会>
○トーナメント2回戦
(A)の勝者 vs (B)の勝者
○トーナメント2回戦
(C)の勝者 vs (D)の勝者
○トーナメント2回戦
(E)の勝者 vs (F)の勝者
○トーナメント2回戦
(G)の勝者 vs (H)の勝者
<6月26日後楽園大会>
○トーナメント準決勝&決勝戦
※準決勝の組み合わせは抽選にて決定。
※トーナメント優勝者は8月28日両国国技館大会のメインイベントでKO-D無差別級王座に挑戦。
【試合後のコメント】
――竹下選手に敗れてKO-D無差別級王座のベルトは獲られてしまいました。
佐々木 まあ……認めたくないけど、完敗ですね。今日の竹下は何かいつもと違って。最近、挑戦者もそうだし、対戦相手全員に思っていたことなんですけど、こいつら勝とうとしてねぇだろって、リング上がる覚悟がなぇんじゃないかって、ずっと思いながら(試合をしていた)。俺はああなりたくなくて闘ってきたんですけど、今日の竹下はすごい……もう何か勝つしかないって言うのかな。覚悟……悔しいけど伝わってきて……完敗ですね。
――王座からは陥落し、KODトーナメントの組み合わせも決まってしまいました。今後の佐々木選手はどのような方向に進もうと考えていますか?
佐々木 そうっすね……今後……今後のことなんですけど、これまだ誰にも、会社にも相談してないんですけど、もう……佐々木大輔はリング上で残せるものっていうのはないのかなって思って。…………もう、やり残したこともないし……引退しようと思っています。
――引退というのは、ちょっと唐突過ぎると思うのですが……。やり残したことがないというのは、今日竹下選手に敗れたことで感じたんですか?
佐々木 そうですね。今日負けて……後楽園ホールの天井眺めながら、天井たけぇなって思って……また全部失って(涙声で)何かもう燃え尽きたというか。もう何か……これ以上、闘えないなって思って。
――それは今日の試合が事実上の引退試合になるということですか?
佐々木 うん、そうですね。もうちょっと、今日より先のことは考えられないですね。
――タッグのベルトがそこにありますが、もう返上とかを考えるということですか?
佐々木 そうですね。先のことはまだ…プロレス辞めて何をすればいいかまだ分からないけど、タッグのベルトは返上させてもらって。まあ今後のことは今日なのか、明日なのか、会社と相談して……そうですね。
――恐らくファンは誰も納得しないんじゃないですか?
佐々木 でも俺はもう納得したんで、これ以上もう残せるものはないです。10年……10年ちょっとやってきて、何とか頂点立てて本当によかったなって。(涙声で)自分自身、充実したプロレス人生送れたなって思います。ありがとうございました!
――佐々木選手、最後にひとついいですか。もうすでに6月1日のBOYZにもカードに名前が入っているのですが……。
佐々木 BOYZ……じゃあ、そこで復帰します。
――復帰?
佐々木 はい。(タッグの)ベルトも返上はなしで。
竹下 そうですね……なんでしょうね。えー……う~ん。いままでこのコメントブースの横に僕、いつもいるんですけど、チャンピオンになった人のコメントとか、いつも横から聞いていたんですよね。自分がチャンピオンになったらどんな言葉が出て来るのかなって。いつもそれを聞きながら、自分ならどんな言葉が出るんだろうって、いっつも思っていたんですよね。でも言葉出て来ないです。それは佐々木選手が相手だからとか、感情がこみ上げてってわけじゃなくて、タイトルマッチでDDTの一番頂点のベルトがかかってる試合で、僕はすべてプロレスで出し切りたかったんで。僕の佐々木選手、カリスマに対する思いとか、KO-Dのベルトを巻きたい気持ちとか、先週の対ZEROで自分なりに成長したところとか、すべてプロレスで出したつもりなので僕は。とくにコメントはないです。
――タッグのベルトを失って以降、ドン底というかスランプな時期があって、先日ZERO選手との試合で何か目覚めたというか、新しいものを見付けて今回のタイトル奪取につながったと思うんですけど、ZERO選手との試合と今日の佐々木選手との試合が続いたことが、竹下選手にとってはいい方向に作用した感じですか?
竹下 そうですね。そういう意味では確実も運も味方していると思いますし、自分一人の力で勝ったのではなくて、もちろん先週闘って得たものが大きくて。HUBさんにも本当に……あの試合も大きかったと思いますし、最後勝ってハッピーモーテルのメンバーにもリングに上がってもらったんですけど、ハッピーモーテルの力っていうのも大きかったと思いますし、いろんな人の支えがあってこのベルトを巻けているので。ひとつ、頑張って試合に勝つ、勝ってこのベルトを巻く、そして巻き続けることが恩返しになると思っているので。一生懸命闘ってずっと防衛してやろうと思っています。
――奇しくも今日が21歳の誕生日でしたが、デビュー直後から「DDTの未来」と言われてきた竹下選手が、こうして頂点のベルトを巻いたわけですから現在のDDTというか、竹下幸之介のDDTを作っていくことになると思いますが。
竹下 そうですね。やっぱり先週の大阪での試合で、一番自分なりに思ったことっていうのは「ああ俺、遠慮してたんだな」っていう……力を出し切ってないなっていう。一生懸命闘ってきたつもりなんですけど、どっかで遠慮している部分っていうのがあって。それが先週で解放されました! 全部! 爆発しましたね! で、僕の中で最強のプロレスラーっていうのがZERO。ZEROに勝って……僕、結構プレッシャーに弱いタイプで実は。いつもタイトルマッチとか緊張して寝られないこともあったんですけどね。昨晩は夜の9時に寝ましたから! やっぱそういう人間的にもちょっと大きくなってんのかなって。ハートが強くなると、(今日の試合の)途中で佐々木選手にボコボコにされましたけど、全然気持ちは折れなかったし、もっといけると思ったし、絶対負けてたまるかって思いましたね。そこで一発張り手返したんですけど、これからも……いまはこうやってチャンピオンになっているんで、どんどんDDTの中心に立ってやろうと思っています。
――KING OF DDTトーナメントも組み合わせが決定しましたが、王者として何か思うことはありましたか?
竹下 あー、本当にチャンピオンなんで。僕がチャンピオンとして、このトーナメントに出ていないわけなので。もう誰が来てもいいですし別に。その前に7月に博多でタイトルマッチがあるってGMから言われましたけど、それも誰が来てもいいですし。もう僕は両国のメインを狙って、その後もベルトを巻いた自分しか想像出来ないんで。一生懸命頑張るだけっす。
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