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【12・31リポート③】メイン開始早々に年越し

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    • 第8試合は西村修vs福田洋のスペシャルシングルマッチ。試合は序盤から西村ペース。福田はそれを崩すかのように握手を見せかけエルボーを繰り出すが、逆にエルボーで制裁されてしまう。それでも福田は「カモン、ミスター無我!」とコーナーでのナックルパンチを連打。コーナー逆水平からフェースロックを決めると、セコンドのマメが「絞めちゃえ!」と応援する。西村はエルボーで解除するとリング下に逃げた福田を追いかける。ここでマメがタンバリンで西村に襲い掛かり、気を取られた西村を福田が攻撃。リングに戻してダイビング・ダブルスレッジハンマーからパーフェクトプレックスへ。しかしカウント2で返されてしまうと、マメもエルボースマッシュで制裁されてしまう。西村がニークラッシャーからヒザへのダイビング・ニードロップ、そしてスピニング・トーホールドでギブアップ勝ち。

      【試合後のコメント】
      西村 アメリカンプロレスをこよなく愛しているという情報だけ聞いてましたけどね。本当の70年代、80年代の奥の深いところに興味があるんだったら、また喜んで無我の理論を徹底して教育したいと思いますけど、そういったものがなく、上辺だけの部分でしたら、恰好だけのことになっちゃいますから。この1試合ぐらいじゃわかりませんけど、まだまだ足りないと思います。奥の深さは本当に難しい。今は大日本の石川(晋也)選手ぐらいじゃない? また機会があれば、どこかでお会いすることでありましょう。世界規模で追求してもらいたいと思います。

      福田 アイツはなんだ! (痛めたヒザを押さえて)アーッ!! 魔法か何かかよ! なんだって、レスリングの途中で三点倒立なんかしやがって。スルスル抜けていきやがんだよ。なんなんだ、アイツは! 俺に足りないのはレスリング技術やフィジカルの強さなんかじゃねえ。MPだよ、マジックポイントだよ。アイツは今まで闘ったレスラーの中でも最高の魔法使いだった。バット! 俺はまだ終わらない。なぜなら、2012年はイッツ・オーバー! これで終わり。2013年はもう数十分後に近づいているんだ。2013年はこの私の時代だ。よく覚えておけ!

      セミファイナルは関本大介&火野裕士&石川修司vs妻木洋夫&神谷英慶&タンク永井の6人タッグマッチ。神谷が先輩達の厳しい洗礼に序盤から青色吐息に。苦しい神谷だったがなんとか石川にドロップキックを放つと、妻木とタッチ。妻木がレッグラリアットを決めると、石川もジャイアント・ボディーシザース・ドロップで反撃。火野が出てきて妻木のキックを後ろ手に組んで、胸を差し出し受けてみせる。火野はフロント・スープレックスで妻木をぶん投げる。妻木はハイキックで反撃して永井とタッチ。永井はショルダーネック・ブリーカー。火野も逆水平からラリアットで伸していく。関本が出てくると串刺しラリアットの連打から逆エビ固めへ。永井もスピアーで関本に反撃していったが、救出に入った妻木を火野が、永井を関本が同時にジャーマン・スープレックスの競演を披露し、3カウント。

      メインイベントは「3団体対抗戦 大日本vsDDTvsKAIENTAI-DOJO」として、佐々木義人&岡林裕二vsHARASHIMA&男色ディーノvs真霜拳號&旭志織の3WAYタッグマッチが行われたが、スタート前に初代シンデレラ王者の清水がサブリングに現われ「俺と一緒にカウントダウンしようぜ!」と参加選手を集める。ここで後楽園ホールは2013年を迎えたが、0時をまわってしまったために、シンデレラ級王座は失効。なんの権力もなくなった清水は全員からストンピングの雨あられを食らって失神。試合が始まると、ディーノは岡林をサブリングに引きずり込んで男色殺法。メインリングではHARASHIMA、義人、真霜による逆水平の打ち合いが繰り広げられる。岡林はなんとかディーノから逃れようとするも、ディーノは岡林から替わった義人にロックオンし、サブリングに引きずり込んで男色殺法。その間もメインリングでは真霜がHARASHIMAをキックで攻撃。義人がディーノの魔の手から逃れ、真霜をサブリングへと差し出すも、ディーノは真霜の股間を触るなり「私では扱えません!」と拒否。替わりに旭が差し出されるとディーノは股間をチェックしてから、男色殺法を繰り広げた。真霜が義人と岡林にまとめて無道を決めると、サブリングでは旭がディーノ、救出に入ったHARASHIMAまとめて卍固めを決める。大日コンビが真霜にサンドイッチ・ラリアット。ディーノがコーナーに登った岡林を男色デッドリードライブで落とす。ディーノのリップロックからコックボトム、ナイトメアーを決めると、HARASHIMAがそこへスワンダイブ式ボディープレスを岡林に浴びせる。ファイト一発からディーノが岡林に男色ドライバーを狙うが、旭が阿吽でカットに入る。義人がディーノにアルゼンチン・バックブリーカー。これをHARASHIMAがカットに入ってキックをブチ込むと、ディーノが続けて男色ドライバーへ。義人はカウント2でクリア。岡林は旭に雪崩式アバランシュホールドを決めるが、ロープに向かって走ったところでディーノにリップロックで阻止される。旭は義人のラリアットをかわして逆さ押さえ込み。さらにモダンタイムスに移行すると同時にHARASHIMAも同時にエビ固めで押さえ込んだがクリアされる。義人が旭の阿吽を右腕で叩き落とし、ラリアット。HARASHIMAが義人を排除し、蒼魔刀を突き刺して勝利した。試合が終わってもディーノは岡林の唇を奪い続ける。

      HARASHIMA「明けましておめでとうございまーす! 新年になっちゃいました。今年もどんどんプロレス界を盛り上げていくぞー!といきたいところだけど、締めの挨拶は旭詩織選手に今年の干支に絡めたマイクをやってもらいたいと思います!」旭「自分で自分の名前を冠にした大会をやって、結果負けてきれいに締めることなんてできませんよ!」すると場内が暗転し、三種の神器が旭に語りかける。「おい、旭。負けたくらいで何落ち込んでいるんだ。我々、三種の神器の精霊はオマエの試合をずーっと見ていたぞ」「オマエは去年一年がんばってきたじゃないか。闘えるだろう。やれんのか? やれるだろう!」すると旭は「三種の神器様がああ言ってます。最後ド派手に全員でやっていいですか? 全員でもう一試合やるぞ! ゴングをならせ!」

      ここで2013年残っている人全員参加の特別試合がボーナストラックとして組まれた。誰か一人がフォールされた時点で終了となるエニウェアフォールマッチのため、会場全体で大乱闘。最後はアブ小がメインリングで旭を山嵐からダイビング・バカチンガーエルボーで勝利した。アブ小が出場選手をリングに上げると「毎年やっている気がするな。オマエがやってくれ」と旭にマイクを預ける。旭は「目指せプロレス100周年なんてデカい風呂敷を広げましたけど、自信はありません。でも、プロレスの明日は見えました! プロレスの明日を積み重ねて、100周年を目指したいと思います。今日はありがとうございました!」とマイク。最後はアブ小の「プロレスファンのみなさん、愛してま~す!」の唱和で年越しプロレスは締められた。

      【試合後のコメント】
      旭 2012年が終わりました。2013年が始まりました。その瞬間、レスラーとしてリング上で迎えられて、こんな幸せなことはないです。最高の1年の締めと、最高の1年の始まりが迎えることができました。感無量です。
      ――大会のリーダーでしたが?
      旭 正直、約半年前にリーダーに任されて、最初の数ヵ月間は本当に冗談だと思ったので、リーダーとしての自覚もなかった。誰かがやってくれるだろうと人任せにしていたんですけど、後半の2ヵ月はちょっとだけかもしれないですけど、大会を何とかしたいという気持ちで、がんばってきました。その結果が今日来てくれたお客さんの笑顔につながったと思えば、やってよかった、がんばってよかったと思います。
      ――プロレスの明日が見えたと言っていましたが?
      旭 見えたのは僕らじゃないです。お客さんがちょっとでも関触れくれたなら、それが何よりかな。それを積み重ねていって、広げ過ぎた大風呂敷、100周年にいつか届けばいいなと、一歩ずつ積み重ねていければと思います。
      ――GET WILDの登場もあったが?
      旭 たくさんの団体を呼ぶわけではなく、初心に立ち返って3団体、大日本、DDT、KAIENTAI―DOJOでやるのがコンセプトだったんですけど、お年玉というか何らかのサプライズがほしいというところから、GET WILDみたいなパッと明るい人たちに来ていただけたらなと思って、オファーさせていただきました。
      ――来年もリーダーをやりますか?
      旭  それは断ります。やってみて思いましたけど、もっとふさわしい人がいます。僕ではないです。今年の年越しプロレスはたくさんの方に支えられて、たくさんの方に迷惑をかけて、なんとか乗り越えることができました。来年はもっとふさわしい人が現われると思います。高木三四郎、登坂さん、TAKAみちのくは次の世代と言ってますけど、次の世代は僕らじゃないくて、僕らよりもっと若い世代だと思いますので。(たまたまコメントブースにいた福田洋を見つけ)あの辺とかね。来年とか虎視眈々を狙っているんじゃないか?
      福田 OK! ネクストイヤー、マイ・ジェネレーション、センキュー。
      旭  というわけです。僕はサポートしていけたらなと。今日はちょっと表に出過ぎました。次からまた下のほうで支えていきたいと思います。2012年は本当にありがとうございました。2013年のプロレス界にご期待ください。ありがとうございました。

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