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【男色牧場classicリポート】涙、涙の「さよならワンチューロ」公開収録/ワンチューロは母国チリで先生を目指す。「チャンスがあ

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    • 20日、東京・新木場1stRINGにて「男色牧場classic公開収録~さよならワンチューロ~」がおこなわれた。まず第1ダークマッチとしてDJニラvs木曽大介のシングルマッチがアナウンスされる。赤い道着姿で登場した木曽。組み付いて背負い投げを狙った木曽だが、ニラは胴絞めスリーパーで切り返す。素早く脱出した木曽に対し、独特のモーションからアリキックを放ったニラ。これをかわした木曽はアキレス腱固めへ。ニラはロケットパンチの勢いでロープに逃げようとするが届かない。何とかロープに辿り着いたニラに対し、ロープに飛んだ木曽だったが、場外のチェリーに脚をすくわれ倒される。ニラはボディースラムの体勢から旋回して低空ガットバスターを決めると、木曽の腹部にロケットパンチ。コーナーに登ったニラに木曽は走り込んでエルボーを見舞うと背負い投げからビクトル投げ。そのままカニ挟みクラッチで押さえ込んだが、松井レフェリーは誰もいないのに脚のほうを見てカウント2でストップ。さらにセコンドの伊橋までもが木曽の脚をすくって倒す。ここでニラがイスを持ち込み振り上げるも木曽にかわされてロープに接触。バウンドしたイスで自爆したニラを木曽がウラカンラナで丸め込む。松井レフェリーがキャンバスを2回叩いた後にニラがマイクを要求。「かわいそうじゃないか? 木曽じゃなくて俺がだよ! もう終わらせてくれ。入れてくれ、3カウント目を」。これを聞いた松井レフェリーが涙ながらに3カウント目を叩くが、本部席の井上マイクリングアナが見ていなかったため試合終了のゴングが鳴らない。誰も試合を終わらせない中、亜門GMがリングに上がってきて木曽に向かって拍手をすると、松井レフェリーも井上リングアナも拍手。バカにされたような感じの木曽が「もうこんな生活嫌だ~!」と絶叫しながら崩れ落ちると場内が暗転。第2ダークマッチへと突入した。











      第2ダークマッチはHARASHIMAvsマサ高梨vs高尾蒼馬vs平田一喜の4WAYマッチ。HARASHIMAvs高梨、高尾vs平田に別れると、HARASHIMAと高尾がそれぞれショルダーアタックで相手をなぎ倒していく。高梨と平田を蹴散らした両者だが、平田が場外から高尾の脚をすくって倒すと、高梨と共闘としてHARASHIMAを攻撃しようとするが、HARASHIMAは側転フェイントからドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばし、平田にはサッカーボールキック。さらに串刺しフロントキックからリバーススプラッシュ式ダブルニーを落とす。そこに高尾がカットに入ってきてHARASHIMAにヘッドロック。その高尾に高梨がヘッドロック。その高梨に平田がヘッドロックを決めようとするが、平田だけロープに飛ばされてトリプル・ドロップキックを食らってしまう。さらに高尾が平田の顔面に低空ドロップキックを放つと高梨がカットに入ってきて首4の字固めへ。平田も高梨に首4の字を決めたが、HARASHIMAが3人を反転させて平田にキャメルクラッチを決める。「どうした平田! 頑張れ、平田!」と檄を飛ばした高梨は串刺し攻撃を狙うが、平田が蹴りで迎撃してミサイルキック。さらにHARASHIMAのフロント・ハイキックをかわして高尾に誤爆させた平田。HARASHIMAにドロップキックを放つと高尾にはバックドロップ。平田はHARASHIMAと共闘して高尾にトレイン攻撃を狙うが、高尾は迎撃する。そこに高梨が入ってきてトラースキックを放つも高尾にかわされる。そこに平田が回転エビ固めで飛び付くが、高梨が2人まとめてのSTFで切り返す。その高梨にHARASHIMAがSTFを決めてみせる。HARASHIMAのミドルキックを食らってダウンした平田だが、どうにか丸め込む。そこに高尾も飛び付いて丸め込むと、高梨も2人まとめて丸め込む。これをカットしたHARASHIMAは高梨をリフトアップして高尾に投げつけると、平田をラリアットで吹っ飛ばしてから蒼魔刀を発射して勝利した。







      ダークマッチ2試合が終わってオープニングへ。まずは男色ディーノが登場してマイクを取る。「今日はプロレスの興行というよりもDVDのコンテンツの収録ですね」と説明した後、映像班の今成夢人に代わって今回ディレクションをおこなう福田亮平を「ゲイ疑惑のある福田君」と紹介。約半年、ワンチューロの映像を作ってきたという福田は「ワンチューロは結構深く入らせてくれたので、そこを見てもらえば」と話す。続いて観客が入場時に左腕に貼った「×」のシールについて『ONE PIECE』前半の麦わらの一味とビビ王女との別れのシーンに登場した“仲間の印”であることを説明した。



      続いてスクリーンでVTRが流される。「日本はいい国だと思います」というワンチューロ自身のナレーションから始まり、ワンチューロの家族から、チリでワンチューロが作ったプロレス団体が紹介される。チリで英語の先生になりたいと言うワンチューロは、来日のために大学も休学しているという。「アミーゴもたくさんできました。みんな大好きです。でも遠藤さんは大嫌い!」というワンチューロだが、その遠藤哲哉や勝俣瞬馬らと楽しくゲームをやっているシーンも。さらに宮武俊練習生が好みの女性(病院の看護師さん)にワンチューロと一緒に連絡先を聞きに行くシーンまで映し出される。続いてワンチューロの友達として日本に来ていたアナルコと観光に行くシーンへ。ミステルカカオのマスクがすごいと絶賛するアナルコと一緒に覆面屋工房へ行った様子から、ワンチューロがDDT後楽園大会で「好きな選手と闘える権」を獲得し、菊タローと対戦するという夢を叶えたシーンも。菊タローとミック・フォーリーが好きだとワンチューロは「毎日毎日本当に楽しかった。いろんな経験をしました。だけど私は帰らなくていけない。私は今日、みんなにお別れを言わないといけない。日本のみんな、さよなら~」とナレーション。

      VTRが明けて第1試合のエキシビションマッチへ。佐々木大輔vs宮武俊(練習生)のシングルマッチはロックアップから佐々木を突き飛ばした宮武が筋肉アピール。佐々木はバックを取ってリフトした宮武をグラウンドに持ち込むとレッグロック。リストロックの応酬から一旦離れると、宮武は走り込んできた佐々木をボディースラムで叩きつけ、アームホイップで投げていく。佐々木が場外にエスケープすると、筋肉ポーズを次々に披露する宮武だが、背後から佐々木が襲撃。宮武が痛めている腰にショルダーでぶつかっていった佐々木は、腰のテーピングを剥がすと、そのテーピングでチョーク攻撃。佐々木がカバージョで捕獲するも、これはロープに逃げられる。佐々木はナックルパンチで殴っていくとブレーンバスターを狙うが、踏ん張った宮武は逆に投げようとする。背後に着地した佐々木は串刺し攻撃へ。これを蹴りで迎撃した宮武はショルダーアタックで佐々木を吹っ飛ばす。エルボーを打ち込んでいった宮武はカウンターエルボーからランニングエルボー、さらにブレーンバスターで投げていく。佐々木は宮武の串刺し攻撃をかわして腰を蹴り、宮武の顔面に低空ドロップキック。さらに腰へダイビング・エルボードロップを落とした佐々木は逆エビ固めへ。必死でロープに逃れた宮武は佐々木の背後に回って逆さ押さえ込み。さらに横入り式エビ固めでカウント2まで追い込むと、エルボーの連打からロープに飛ぶ。すると佐々木はカウンターで宮武の顔面にドロップキックを叩き込んで、あっさり料理した。









      第1試合が終わるとDDTの選手やワンチューロと縁のある選手からのメッセージVTRがスクリーンで流される。飯伏幸太は2度シングルが組まれながらも互いにケガをして流れたため、次に来日するときに必ず実現したと語り、ディック東郷さんの引退試合のときにボリビアでワンチューロと出会ったという佐々木は「さよならだけど、さよならじゃない。また今度、みたいな感じです」。アントンは英語でメッセージを送ったあと「また一緒にプロレスをやりましょう」。鶴見亜門GMや木曽レフェリー、松井幸則レフェリーは「ワンチューロはもうDDTに欠かせない存在」「ビアガーデンで誰よりも働いていた」と口を揃えて語った。さくらえみは帯広さやかを通してワンチューロから「あなたは帯広を働かせすぎだよ!」と怒られたエピソードを語り、その帯広は涙を堪えながら「チュロさんの口癖は『チャンスです』です。その言葉があったので、自分もそのチャンスを掴もうと何度も頑張りました」と述べた。最後に高木三四郎大社長が「キミは本当にDDTの仲間だから頑張ってください」とエールを贈ると、「アディオス、アミーゴ」と言いながらドラマティックドリームの仲間たちが“仲間の印”を見せたのだった。

      VTR明けは第2試合のアントーニオ本多&帯広さやかvs遠藤哲哉&勝俣瞬馬のタッグマッチ。ワンチューロTシャツを着て元気いっぱいリングインした帯広。気合いが入るあまりひっきりなしに動いている帯広に「落ち着け~」と声をかけるアントン。その気合いのまま勝俣に向かっていった帯広に勝俣は首の取り合いからヘッドロックでねじ伏せる。帯広がヘッドシザースで脱出すると、アントンと遠藤がリングイン。サミングからショルダーアタックで遠藤をなぎ倒したアントンに対して、遠藤はアームホイップからドロップキックを発射して勝俣とスイッチ。勝俣の顔面を踏みつけたアントンが帯広にタッチすると、帯広は逆水平チョップからヘアーホイップ。アントンが入ってきてダブルのカウンターチョップを叩き込むと、アントンはフィストドロップを落とす。そこからアントンは勝俣の腹部を集中攻撃。さらに勝俣からバンダナを奪い取ってチョーク攻撃を決める。苦しい勝俣はアントンの串刺し攻撃をかわすとサマーソルトキックからコーナーに飛び乗って向き直り式のボディーアタック。続いてタッチを受けた遠藤がスワンダイブ式エルボーアタックを見舞う。ナックルで反撃せんとするアントンに遠藤はトーキックからバックドロップ。さらにその場跳びシューティングスターを浴びせる。アントンもカウンターのテーズプレスからエルボーを落とすと帯広にタッチ。帯広のチョップを受けた遠藤は逆水平一発で倒すと勝俣にタッチ。勝俣はボディースラムで何度も帯広をマットに叩きつけて逆エビ固めへ。アントンがカットに入ると、遠藤も入ってきて殴り合いに。そこから遠藤と勝俣は合体攻撃を狙うが、帯広は地獄突きの乱れ打ち。さらにアントンが入ってきて遠藤を分断すると、帯広は勝俣に帯広マジック。これをカウント2でカットされると、アントンとのダブルのバイオニックエルボーを狙う。これをカットした遠藤ともどもアントン、帯広はナックルからバイオニックエルボー。遠藤を場外に追いやった帯広はエプロンからプランチャ。その間にアントンが勝俣にダイビング・フィストドロップを投下して勝利した。











      第2試合が終わるとVTRへ。なぜ数ある団体の中からDDTを選んだのか聞かれたワンチューロは「みんな楽しくやっているから」と答える。ワンチューロにとってはプロレスラーも学校の先生も同列。「笑顔のエクスプロージョンです」と語るワンチューロは、ディック東郷さんに会って考え方が変わったという。だからこそ、この日の相手にヤス・ウラノを選んだというワンチューロ。そんなワンチューロのイキイキと闘う姿を見た母親も胸打たれたとのこと。しかし学校を卒業して学校の先生になったら、プロレスの文化が根づいていないチリではプロレスはバイオレンスなので、プロレスは続けられないかもしれないという。しかし東郷さんは「チャンスはある」とあると言った。だからきっとまた会える。これはお別れじゃない……。

      VTRが明けるとメインイベントのヤス・ウラノvsワンチューロのシングルマッチへ。鼻をすすりながらも笑顔で現れたワンチューロはリングサイドを1周してリングイン。必死で涙を堪えるワンチューロを見つめながらヤスも入場。しかしリング上で目が合った両者は思わず笑顔になる。ワンチューロが握手を求めるとヤスも応じていき、笑顔になった両者。セコンドの遠藤と勝俣の指示に耳を傾けながらヤスに組み付いていったワンチューロだが、ヤスはうまく場外に追いやる。手を取ってリストを固めていったヤスだが、ハンマーロックで切り返したワンチューロ。さらに飛行機投げで投げていくが、ヤスもヘッドシザースで脱出。ヘッドロックに捉えたヤスだが、下から脚をかけて倒していったワンチューロはヤスのつま先に噛みついていく。注意する松井レフェリーに「おいしいよ」と言い返したワンチューロ。立ち上がったヤスはショルダーアタック。ワンチューロも拳を突き出してそのまま突進する串刺し攻撃をお見舞いするとセントーンを投下。フルネルソンから反転させてDDTを決めて、さらにハンマーを振り下ろしていく。これにヤスは首筋にニーを落とすと首4の字固めへ。反転してワンチューロの顔面をマットに叩きつけていったヤスはチンロックからスリーパーへ。エルボーで脱出したワンチューロはロープに飛ぶが、ラリアットは相打ちになってダブルダウン。するとワンチューロはこっそり大好きないちご牛乳を飲んで回復する。ヤスの脳天にチョップを落としていったワンチューロだが「足らない! 足らない!」と言ってもっといちご牛乳を飲もうとする。しかし、ヤスに背後からチョップを食らうといちご牛乳を吹き出してしまった。すかさずヤスは何度も顔面にニーを落とす厳しい攻撃を繰り出すと、ボディースラム決めて背中や顔面にストンピング。しかし、ワンチューロもうまくヤスを場外に転落させるとプランチャを投下。そこからヤスをリングに戻すとスワンダイブを狙うも、ヤスはヒザへの低空ドロップキック。場外で悲鳴をあげるワンチューロにヤスは追いかけて容赦なく蹴っていく。10分経過、ヤスは客席最後方まで連れていって壁にワンチューロを叩きつけてから、ヒザを棒で殴打していく。場外カウント19で何とかリングに戻ったワンチューロだが、左ヒザのダメージで動けない。それでもヤスのエルボードロップをかわして場外にエスケープしたワンチューロ。ヤスは強引にリングに戻すと左脚にレッグロック。さらに悶絶するワンチューロの頬を張っていった。ワンチューロはヤスの耳をワシ掴みにしてから延髄斬り。これをはたき落としたヤスが逆片エビ固めを決める 勝俣と帯広がマットを叩いて檄を飛ばすと、ワンチューロもどうにか2人の手を掴んでエスケープ。15分経過、ヤスは「帰れ、オラ!」とワンチューロを場外に放り出す。「帰りたくないよ!」と言い返したワンチューロを「帰れ!」と場外に蹴落とすヤスだが、必死でロープを掴んでリングに戻ろうするワンチューロ。ヤスはロープ越しのブレーンバスターでリング内に投げていくが、ワンチューロもパンチをやり返す。ヘッドバットを放ったヤスはワンチューロの顔面にツバを吐いてから、キャンバスへのニークラッシャーで左ヒザを打ちつける。さらにエルボーで吹っ飛ばしていったヤスはもう一度ニークラッシャーを狙う。ワンチューロはこれを察知して丸め込んで切り返し、さらにニールキック。左脚を引きずりながらコーナーに登っていったワンチューロを蘇生したヤスがデッドリードライブで投げてから左ヒザへのミサイルキック。20分経過、立ち上がったワンチューロは必死に形相で「痛い! 痛くない!」と叫びながらヤスの左脚への蹴りを耐えるとDDT。ヤスの蹴り脚をキャッチして松井レフェリーにパスしたワンチューロはジャンピング・ネックブリーカー。両ヒザにマットをついたヤスに殴りかかっていったワンチューロ。ヤスもアッパーカットで返すと、互いに絶叫しながら殴りあう。ロープに飛んだヤスにカウンターのドロップキックを決めたワンチューロは、左ヒザのサポーターを下げて自らさすってからコーナーに登ると、「ワンチューロ、最後のフライング地獄突き!」と叫び、ドラゴンリングイン。さらにガードしようとしたヤスの裏をかいて地獄突きを放った。ヤスは松井レフェリーを盾にしてワンチューロに延髄斬り。ワンチューロはこれをかわして、逆に松井レフェリーを盾にしての延髄斬りを決める。ワンチューロは「よく聞いてください! みんな本当に、本当にありがとございました!」と叫びながらラリアット。さらにライトニング・スパイラルで叩きつけると、ブレーンバスターの体勢に。踏ん張ったヤスはそれでも「ヤス・ウラノー!」と叫びながら持ち上げようとしたワンチューロを逆に抱え上げると、ツームストーン・パイルドライバーで突き刺してフォールを奪った。















      試合後、リングのど真ん中で大の字に倒れたワンチューロ。ディーノからマイクを渡されたヤスは「ワンチューロ、本当はいろいろ言いたいことあるけど、僕はキミと出会って一つの日本語の意味がよくわかるようになったよ。いつもキミと一緒にいて感じていたのは信頼だよ。どんなときでも助けてくれて、どんなときでもほかのみんなを信頼するキミの姿を見て、信頼っていいなって思ったよ。キミがチリに行ってもう日本に来ないかもしれないけど、地球の裏側だけど僕はずっとキミを信頼している。キミも日本をずっと信頼するでしょう。ありがとう」と言葉をかけると「弱かったよ」と言いながらワンチューロと握手をしてからバンダナを交換した。



      最後に選手たちがリングに上がると、ワンチューロが「チリから来たワンチューロです! 今はDDTプロレスでプロレスやってます! みんな見に来てくれて本当に、本当にありがとうございました! 平日なのにみんな来て……だからワンチューロはとってもとっても嬉しいです。みんな会えるかどうかわからない。だから残りDDTの選手と、我闘雲舞の選手と、みんなと頑張りたいと思いまーす! 以上です」と挨拶。ディーノが「ワンチューロ、ありがとね。みなさんに一つ、聞きます。また会えたらワンチューロを仲間にしてもらえますか?」と言うと、選手や観客は無言で左腕の×印をワンチューロに見せた。





      収録終了後、再び選手たちがリングに上がると、最後は「アディオス、アミーゴ」と叫びながら左腕を突き上げるはずが……ワンチューロは「ありがとうございましたー!」と日本語で言ってしまう。最後までみんなが思わず笑顔になってしまう実にワンチューロらしいエンディングだったが、ディーノから「今のアタシたちの涙を返して」と言われながらも仕切り直すことに。オープニングVでワンチューロから「嫌い!」と言われた遠藤が人目をはばかることなく大号泣する中、改めてワンチューロが「アディオス、アミーゴ!」と叫んで「さよならワンチューロ」を締めくくった。



      ワンチューロ 今日はサヨナラワンチューロでした! ワンチューロはDDTのトップと試合やりました! ワンチューロはとっても嬉しいです! 今日は、今日は僕の、僕の最後の試験。エグザミネーションみたい。ウラノさんは、僕のトップだから、難しかった。でもワンチューロはお客さん見るとなんかできた。お客さんがいっぱいきた、たくさん来た。だからワンチューロ、お客さん見て頑張りました。ワンチューロはDDTで一年ぐらいプロレスやりました。もうすぐ帰ります。チリ帰ったら、まだ大学残ってる。大学、大変だ~やりたくないよ。プロレスやりたい。でも、ワンチューロは友達がいたら、DDTの選手がいたら、頑張りたいと思います(スタッフからワンチューロへの寄せ書きノートが渡される)何これ? ワンチューロ、DDTに来てくれてありがとう?(1ページ目をめくって)何も書いてない!? (2ページ目をめくり)おぉ! 文字が多い!? でもワンチューロ、そんなに読めない!? いっぱいある! すごい!! うわ~、DDTいいなぁ~。アミーゴが多い! これ持って帰ります。ここ(心)に持って帰ります! みんな、ありがとうございました! またね!
      ――日本が大好きで日本に来たいと思って一年、やっぱり自分が思っていた通り、素敵な国でしたか?
      ワンチューロ はい。日本はとっても楽しかった! 日本人もちょっとおもしろいと思います! だから、チャンスがあればもう一回来たいと思います。日本に来てよかったです。
      ――ワンチューロはVTRで遠藤選手だけは嫌いと言っていましたが。
      ワンチューロ 大っ嫌いです!
      ――その遠藤選手が一番泣いていましたが。
      ワンチューロ 泣いた!? 遠藤さん弱い、弱い。まだ童貞だから。遠藤さん童貞! 何もできない! だから弱い。大っ嫌い! 宮武が大好きです。変態なのに。
      ――ファンの皆とDDTのみんなが腕にマークを描いて最後かかげていましたが、それを見ていかがでした?
      ワンチューロ ワンピースのこと!? ビックリした! ビックリした! お客さんも選手もみんなみんな! あぁ~よかった、みんな優しかった。嬉し、嬉し、嬉し!



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