1日、東京・北沢タウンホールにてDDT「下北沢ファイティング劇場2013」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では12日23日から発売される新作DVD『ベスト・オブ・ゴールデン☆ラヴァーズ』のCMを上映。特典映像には飯伏とケニーが浅草花やしきでおこなったダブルデートの模様が収録されているとのこと。さらに男性客限定の『ヤローズ』(2・9新木場)の開催がアナウンスされた。
DDT本興行の前に12・31後楽園での天下統一!三団体最強決定トーナメント1回戦の若手枠を決めるトーナメントの決勝戦がおこなわれた。前日のK-DOJO千葉大会で遠藤哲哉を撃破したユニオンの福田洋と、K-DOJOのタンク永井を撃破した大日本の橋本和樹が対戦。入場シーンからして好対照な両者だが、福田が求めた握手を橋本は無視。大きく手を広げた福田はフィギュアスケートばりのスピンを披露。憮然とした表情の橋本はロープに押し込むとクリーンブレイク。逆にロープに押し込んでいった福田はブレイクしてから、またもスピンを披露する。ミドルキックで福田を場外に蹴り出した橋本は場外に出て、なおも福田を蹴り飛ばす。しかし福田はうまく橋本のハイキックをかわして鉄柱に自爆させると、高笑いしてから橋本をリングに戻した。そこから徹底的に橋本の右脚を痛めつけていった福田は、ニュートラルコーナーにタンバリンをセット。この行為はレフェリーが橋本に「できるか?」と確認を取っていたため見逃されてしまう。福田はニークラッシャーから足4の字固めへ。回転してどうにかロープに逃れた橋本は福田をタンバリンがセットされたコーナーへホイップ。寸前でストップした福田だが、橋本はそこにラリアットを叩き込むと、串刺しジャンピングニーからバックドロップ。カウント2で何とか返した福田に橋本はミドルキックからPKへ。しかし蹴り脚をキャッチした福田はエルボーを落としてナックルパンチを叩き込むとパーフェクト・プレックスへ。しかし、カウント2止まり。詰め寄ってきた橋本にサミングを見舞った福田は、ヒザ裏にショルダーを叩き込むと、スピニング・トーホールド。しかし、左脚で橋本が蹴り飛ばすと、福田はタンバリンがセットされたコーナーに激突。橋本はすぐにPKを放って勝利した。橋本との対戦が決定したヤスが握手を求めるも、橋本は無視。無理矢理、握手をしたヤスは笑顔で急所蹴り。ヤスは福田のせいにするが、橋本はヤスを突き飛ばすと憮然としたまま引き揚げた。
第1試合は高木三四郎&平田一喜vs星誕期&佐々木大輔のタッグマッチ。ゴング前に奇襲攻撃を仕掛けていったモ軍は、そのまま場外乱闘へと雪崩れ込む。高木を鉄柱に叩きつけた誕期はさらに体当たり。平田をリングに戻した佐々木は逆水平チョップからチョーク攻撃。ロープに平田の喉を押し当てていった佐々木は誕期にタッチ。誕期がハンマーを背中に落としていくと、佐々木は平田のボディブローを受けておいてからコブラツイストへ。苦しい平田はコルバタを逆転し、コーナーに登った高木にジャンピングタッチ。ドラゴンリングインから串刺しエルボー、リバース・スプラッシュと見舞っていった高木はカナディアン・バックブリーカーを狙ったが、背後に逃れた佐々木はコルバタで投げ飛ばして誕期と交替。ショルダーアタックからコーナースプラッシュ、ブレーンバスターと畳みかける誕期はジャンピング・ボディープレスへ。しかし誕期をロープに叩きつけてヒップトスを落とした高木は、ラリアットを放つ。これを相打ちに持ち込んだ誕期がロープに飛ぶが、高木もジャンピング・ネックブリーカーで迎撃。ここで佐々木と平田がリングインし、エルボー合戦から平田がフェースクラッシャー。だが、コーナーに登った平田を佐々木は追いかける。股下からくぐり抜けた平田は雪崩式ジャーマンを狙うが、ロープを掴んで踏ん張った佐々木はマットに下りてトラースキック。続くダイビング・ラリアットをかわした平田はフェースバスターからロープに飛ぶが、佐々木はドロップキックで迎撃。さらにクロス・フェースロックに捕らえて、逃げようとする平田ごと回転させてロープから遠ざけてギブアップ勝ち。
試合後、佐々木は「オイ、平田。俺はオマエのこと好きだけど、今年のオマエは最低だよ。クソつまらねえよ」と吐き捨てて退場。高木から「言い返せよ!」と促された平田だが、頭を抱えてうずくまる。すると高木が「平田、言い返せないだろう。俺もアイツらと同じ考えだ。平田、俺はオマエに期待しているんだよ! DDTという会社、そしてここにいるファンはみんなオマエに期待しているんだよ! だから俺は……いや、会社はお前に試練を与えようと思う。平田、年末の後楽園から試練の五番勝負だ!」と告げる。亜門GMから「ちょっと、ちょっと聞いてないです。もう後楽園のカードもほぼ決まっていて、いっぱいいっぱいです」と言われると、高木は「優秀なビジネスマンは時間を有効に使う。開場時間から開始まで時間がたっぷりあるでしょう! いわゆるダークマッチで1日5人と試合できるでしょう!」と提案。これには亜門GMも「ダークマッチに1日で五番勝負全部? それは斬新ですねー! それが終われば平田もその後、ベストストレッチに行けるわけですね!」と納得した。しかし平田本人は「この鬼社長! いつもいうもいいように使いやがって! 1日で? 無理無理、俺、できない! できないんだー! 絶対に無理でーす!」と拒否。すると平田の入場テーマ『語れ!涙!』が流れ、高木は先ほどの福田ばりに両手を広げて1回転してから、親指を噛みながらヒップを突き出すセクシーポーズ。唖然とする平田にも同じポーズを取らせて、強引に締めくくった。
第2試合は松永智充vs伊橋剛太のシングルマッチ。ショルダーアタックのぶつかり合いは互角。何度ぶつかっても倒れない松永を、伊橋はどうにか意地でなぎ倒した。しかし松永は伊橋を何度も場外に投げ捨て、リングを上り下りさせることでスタミナを奪う。さらにスナップメイヤーで何度も投げていった松永は、息が上がった伊橋を執拗にカバーしていくが、伊橋は何度もカウント2でクリア。すると松永は一転してショートレンジ・ラリアットで吹っ飛ばしていった。伊橋もミドルルックで反撃すると、レッグラリアットを叩き込む。続くラリアットを相打ちに持ち込んだ松永は走り込むが、伊橋はラリアットの相打ちに持ち込むと高角度ジャーマン。カウント2で返した松永だが、伊橋はフロッグスプラッシュを投下。これもカウント2で返した松永に対し、伊橋は再びコーナーに登る。松永はミサイルキックをかわして自爆させると逆片エビ固めへ。ロープに逃れた伊橋はドロップキックを狙ったが、これもかわした松永はワンハンド・バックブリーカーで伊橋の腰をヒザの上に叩きつけ、逆エビ固めでギブアップを奪った。
第3試合はアントーニオ本多、マサ高梨、DJニラ、スーパーササダンゴ・マシンの4WAYマッチ。ササダンゴの様子がおかしいことに気付いたアントンが、高梨とニラをとりあえず下げて、ササダンゴにショルダーアタックを見舞っていく。早くもヘロヘロのササダンゴに対し、今度はニラがショルダーアタック。エビ反り状態でダウンしたササダンゴを見て、アントンは「ひょっとしてこの選手、図体に似合わずものすごく弱いぞ!」と言って首筋をつねっていく。これで落ちる寸前まで追い込まれてしまったササダンゴ。さすがのアントンも「まさかとは思ったけど、本当に試合が終わりそうだったので、この3人で史上最強を決めよう」とササダンゴを下げさせて、高梨、ニラと三つ巴で闘うことに。すると今度はチョップ合戦で、ニラが腰から砕け落ちるようにダウン。アントンは「まさかと思ったけど、こいつも恐ろしく弱い」と言ってニラを下げさせる。結局、アントンと高梨のシングルマッチ状態に。ササダンゴとニラは花道で正座しながら笹団子を食べて栄養補給。「リングに戻ったら絶対、俺たちのほうが強くなっている。ユニットを組みましょう」とササダンゴがつぶやいている間に、リング上ではアントンがテーズドロップからナックルパンチ。しかし高梨も首固めで丸め込むと、クリアしたアントンにトラースキック。続くタカタニックを逃れたアントンはバイオニックエルボーを見舞ってからダイビング・フィストドロップ。ここでニラがリングに入ってカウント2でカット。アントンの前に力道山ポーズで立ちはだかったササダンゴは、アントンのナックルパンチを食らってもビクともしない。動揺するアントンにニラがラリアットからボディースラムへ。「そんなわけねぇだろ」と今度は高梨が向かって行くが、動じないササダンゴはカウンターのドロップキック。しかしアントンはニラのフロント・ハイキックをかわしてササダンゴに誤爆させる。怒ったササダンゴは「俺たち笹団子を食ったら強くなるっていう体(てい)でやってるだろ! そういう設定でやってるから誤爆しちゃダメだろ!」と猛抗議。「設定とか言うんじゃねぇよ!」と反論するニラだが、2人が崑崙している間に笹団子を盗み食いしたアントンがダブルのバイオニックエルボーでなぎ倒すと、ダイビング・ダブルフィストドロップを投下して2人まとめてフォールを奪った。
第4試合はケニー・オメガvs大石真翔のシングルマッチ。ケニーのセコンドには今大会を欠場した飯伏がつく。ガッチリ握手を交わしてからロックアップするが、ケニーがパワーで突き飛ばしていく。さらに筋肉をアピールしたケニーは「カモン、大石サン、大石サン」と挑発。足をかけてケニーを倒した大石はなぜか大笑い。大石をロープに飛ばしたケニーだが、背後に回って足をすくって倒した大石はまたも大笑い。怒ったケニーだが、アームホイップで投げていった大石はモンキーフリップからハリケーンラナでケニーを場外に投げ飛ばしてからケブラーダを狙う。しかし突き飛ばして防御したケニーは、セカンドロープの上に尻餅をついた大石をエプロンに叩きつける。場外にエスケープした大石だが、ストンピングを落としていったケニーはリングに戻そうとするが、大石は転がって再び場外に出ようとする。だが、強引にリングに押し戻したケニーはシュミット式バックブリーカーを連続で決めてからボディースラムへ。大石もナックルパンチで反撃するが、ケブラドーラ・コンヒーロで叩きつけたケニーはキャメルクラッチ。ロープに逃れた大石だが、ケニーは投げキッスから強烈な逆水平チョップを叩き込んで「オ~、エクスタシー」。そして大石を場外に出すと、腰をエプロンに何度も叩きつけてからリングに戻す。だが、大石は反対側の花道まで転がっていく。追いかけていったケニーはナックル合戦を仕掛けていくと、投げキッスから逆水平チョップ。かわした大石だが、ソバットを見舞ったケニーはリフトアップすると、大石をリング内に投げ入れる。ダイビング・ボディーアタックをかわした大石はナックルパンチからランニング・ナックルパンチを叩き込む。さらにコーナーに座り込んでケニーの攻撃をブロックすると、スイングDDTへ。STOP!エンズイギリを狙うケニーに唾を吐きつけた大石は中指を突き立ててスタナー。ミラクルエクスタシーを狙った大石だが、うまく逃れたケニーは今度こそSTOP!エンズイキリ。大石もヨーロピアンクラッチから十字固めと連続で丸め込むと、ケニーの肩に飛び乗ってミステリオ・ラナを狙ったが、回転を止めたケニーはターンバックル・パワーボム。それでも大石はトルネードクラッチを狙ったが、ケニーはニーアタックを叩き込むとクロイツ・ラスの体勢。これを高角度前方回転エビ固めで切り返した大石。カウント3寸前でクリアしたケニーはニーアタックをもう一発叩き込むと、今度こそクロイツ・ラスを決めて3カウント。試合後、握手を求めた大石は応じようとするケニーに中指を突き立ててスカしてみせた。
第5試合は男色ディーノvsワンチューロのシングルマッチ。試合前のスクリーンにはワンチューロがやたら時間を気にしながら「もう6ヵ月過ぎました。あ~時間がない! ワンチューロは来月帰る予定デス。でも日本にはワンピースがあります! ワンチューロ探しマース!」とまくし立てる姿が映し出される。舌をペロペロするディーノを見て脅えるワンチューロ。握手の際もディーノはワンチューロの手にキス。早くもバックを取ったディーノは腰を密着させていくが、ワンチューロは何とかロープに脱出。続いて背後から乳首を責めていったディーノは、ブレーンバスターで投げてからロープに飛んでおいての乳首責め。そこからコックボトムで叩き付けると男色ナイトメアーをお見舞い。ワンチューロも両耳を掴んでから首固めで丸め込むと、さらにチリロールから串刺し攻撃を狙う。だが、蹴りで迎撃したディーノはシャイニングあてがいを発射。そこからコーナーに登ったディーノだが、ワンチューロにロープを揺らされてしまう、勢いでロープの真ん中まで渡ってしまい、そこで転落して股間を強打。そのまま場外乱闘に雪崩れ込むと、ディーノは「やめろワンチューロ!」と言いながら自分で男性客に抱きついていく。花道まで移動してきたディーノはバックからワンチューロを突いていくが、ワンチューロもエルボーを見舞って行くと、ディーノの突進をかわして鉄柱に誤爆させる。リングに戻ったワンチューロは乳首攻撃をお返しすると、ダブルチョップからセントーンを投下。そして首をかっ斬るポーズからブレーンバスターを狙うが、男色クローで防御したディーノはそのままエクスプロイダーで投げていくと、垂直落下式ブレーンバスターへ。カウント2で返したワンチューロにディーノはそのまま変形チキンウイング・アームロック。必死にロープに足を伸ばして脱出したワンチューロだが、左腕を抑えて悶絶。そこにファイト一発!を見舞ったディーノは男色ドライバーを放つが、ワンチューロはカウント2でクリア。思わず頭を抱えたディーノはナックルパンチを見舞っていくが、倒れずに踏ん張ったワンチューロは「俺は海賊王になりま~す!」と叫ぶと『ワンピース』の主題歌『ウィーアー!』が流れる。ゴムゴムのガトリングを見舞っていったワンチューロは、ギア2にしてからギガントピストル。さらにブレーンバスターで叩き付けてからスレッジハンマー。これをリップロックで受け止めたディーノはファイト一発!。再び『ウィーアー!』の主題歌が流れ、ワンチューロが耐え抜くかと思われたが、そこにディーノが優しいリップロックをお見舞いしていき、そのまま流れるように男色ドライバーを決めていき、最後は漢固めで3カウント。
試合後、ディーノは「ワンチューロ、私、怒っているのよ! あと半年で帰っちゃうのに、1人でワンピースを探す? みんなで探そうよ! ワンチューロ、1人じゃないじゃん! あと半年でワンチューロのワンピースを……集めるワンピースはみんな一緒でしょ!」と声をかける。これを聞いたワンチューロは「みんなワンピースを探しましょう!」と叫んだ。
セミファイナルは木高イサミ&宮本裕向vs竹下幸之介&遠藤哲哉のタッグマッチ。試合は宮本vs竹下でスタート。ロックアップから腕の取り合いになると、足をすくって倒した宮本がレッグロック。竹下が脱出すると、両者タッチしてイサミと遠藤がリングイン。イサミは遠藤の左腕にエルボースマッシュを見舞うと、地味に痛いパンチ。宮本もその左腕を腕固めに捉えていくと、ワキ固めに移行。これはロープに逃げられる。宮本が遠藤の左腕を押さえると、そこへスレッジハンマーを落としたイサミ。股に左腕を挟んで固定すると、左右のパンチでサンドイッチ。しかし遠藤もカウンターのドロップキックをイサミの顔面に放って竹下にタッチ。高さのあるフラップジャックで叩きつけた竹下は串刺しランニング・エルボーからハーフハッチ・スープレックス。バックドロップを着地したイサミはブレーンバスターで竹下をぶっこ抜くと、宮本にタッチ。「北沢タウンホールにお越しのプロレスファンのみなさん、愛してま~す」からダイビング・ブレーンチョップを狙った宮本だが、竹下は蹴りで迎撃。それでも宮本はカウンターのフロント・スープレックスから卍コブラで捕獲。遠藤がカットすると、宮本は竹下とエルボー合戦。エルボースマシュでカチ上げた竹下は、宮本のハンドスプリング・エルボーをキャッチしてブルーサンダーを決めると、続いてジャーマン。カウント2で宮本が返すと、クラッチを離さずもう一回投げようとしたが、これをサムソンクラッチで切り返した宮本は、串刺し攻撃を狙った竹下をラリアットで迎撃。しかし先にタッチを受けた遠藤が宮本の背後からドロップキック。慌ててイサミが入ってきて合体攻撃を狙うが、遠藤はドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばす。しかしイサミは遠藤の攻撃をかわして場外の竹下にトペ・スイシーダ。その間に宮本が遠藤に串刺し攻撃を見舞って行くと、イサミが戻ってきて二丁拳銃を発射。ムーンサルト・プレスを狙って宮本がコーナーに登ると、エプロンから竹下がビッグブーツ。すかさず遠藤が宮本にトーチャーラック・パワーボムを決める。そこからコーナーに登った遠藤だが、下からガンを飛ばしていったイサミは追いかけていって張り手。だが、遠藤が張り手を返してイサミを逆さ吊りにすると、反対側のコーナーから竹下がfromコーナーtoコーナー。その間に遠藤がスタイリングDDTを決めるが、やや決まりが浅くカウントは2。ならばとムーンサルト・プレスを投下するが、宮本が剣山で迎撃。それでも遠藤は宮本を丸め込む。これをカウント3寸前で返した宮本が逆さ押さえ込みで勝利した。
試合後、握手を求めた宮本を突き飛ばして引き上げようとする遠藤と竹下。宮本がそんな2人に「オイ、ちょっと待て! アイツらすごいじゃないか。別に次はベルト懸けたっていいんだぜ。またやろうや」と声をかける。イサミが「OK、約束ね。でも約束を守るために12月11日のユニオン、15日の博多のDDT、全部防衛しなきゃいけない」と言っていると、そこに福田が入ってくる。イサミが「リングに水を差すな!」と言うが、福田は「水の話はよせ! バイザウェイ! 意味わかるか? わからないだろう。その時点で我々の勝ちだ。11日のユニオンでベルトを奪取して、15日の博多で防衛するのはこのミスターーーーーーーーーパフェクトと、元WWEのテリーボーイ、MEN'Sテイオーだ!」と言い張る。しかしイサミが「俺は簡潔にこの場を締めたいんだ」と言うと、福田は高笑いしながら客席にいたテイオーのところへ。テイオーに「ちゃんと責任取ってくださいよ」と忠告したイサミは「11日も15日も俺たちが防衛します。なぜなら俺たちは強い!」で締めくくった。
メインイベントはHARASHIMA&KUDO&ヤス・ウラノvs坂口征夫&MIKAMI&彰人の6人タッグマッチ。KO-D無差別級王者のHARASHIMAは12・23後楽園で挑戦を受ける坂口に握手を求めるが、坂口はこれを無視。試合はKUDOvs彰人でスタート。腕の取り合いでは互いに譲らない。ワキを差して組みついていった彰人だが、自軍のコーナーまで引き込んだKUDOはHARASHIMAにタッチ。すると彰人も坂口にタッチ。タックルからテイクダウンを奪ったHARASHIMAだが、坂口は下からオモプラッタを仕掛けていく。HARASHIMAはうまく防御するが、坂口はなおも腕十字を狙う。HARASHIMAが防御すると、坂口はすぐに脚に絡みついていくが、HARASHIMAはロープに脱出してヤスにタッチ。坂口の耳元で絶叫していったヤスだが、坂口はミドルキックで蹴り倒すとMIKAMIにタッチ。スピーディーなロープワークからアームホイップで投げたMIKAMIだが、ヤスもドロップキックの相打ちに持ち込んでいくと「先輩ありがとうございました」と言って握手。MIKAMIが応じたところにトーキックを見舞ったヤスだが、MIKAMIもすぐに反撃してセントーンを投下。続いて彰人がショルダーネックブリーカーを決めると、坂口がニーリフトからサッカーボールキック。HARASHIMAを一瞥してから四つん這いのヤスの顔面を蹴り飛ばした坂口はMIKAMIにタッチ。半泣き状態のヤスをMIKAMIはロープに押しつけながらキャメルクラッチ。ヤスも彰人が入ってきたところにエルボーで向かっていくが、彰人は唾を吐きつけてからボディースラムを狙う。これを逆に投げてみせたヤスはHARASHIMAとタッチ。フロント・ハイキックを見舞っていったHARASHIMAは串刺しフロント・ハイキックから雪崩式ブレーンバスターへ。彰人がHARASHIMAを突き飛ばすと、エプロンから坂口がミドルキック。さらにタッチを受けた坂口はハイキックを狙ったが、HARASHIMAは水面蹴りで迎撃してKUDOにタッチ。スワンダイブはMIKAMIがかわしたが、エプロンに出たKUDOはスリングショット式ダブル・ニードロップを落としてから延髄斬り。MIKAMIも串刺し攻撃をかわしてミッキーブーメランを叩き込むと、450°スプラッシュを投下。ヤスがカットするが、彰人がKUDOのバックを取ると、MIKAMIのデュランダルから彰人がそのままジャーマンで投げる。しかしKUDOが彰人にスピンキックを返すと、ヤスとHARASHIMAが入ってきてトレイン攻撃。さらにヤスのフランケンシュタイナーからKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。そしてHARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレス。だが、続くリバース・フランケンを失敗すると、そこに坂口が入ってきてミドルキック。だが、蹴り足を掴んだHARASHIMAはドラゴンスクリュー。彰人もHARASHIMAの足を掴んでそのまま丸め込むが、辛くもカウント2で返したHARASHIMAは強引に彰人をファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、山折りを決めてから蒼魔刀を発射して3カウント。
試合後もHARASHIMAと坂口は至近距離で睨み合い。坂口はそのまま1人で先に退場する。3本のベルトを体に巻いたHARASHIMAは「この北沢タウンホールという会場は昔、DDTも試合やっていたし、それこそ僕とウラノ君とKUDO君がリング屋としてリング組み立ててたいた思い入れのある会場なので、そこで試合ができて嬉しいです。あと一回ね、坂口征夫と闘ってタイトルマッチをやるので絶対に勝ちます! そして3本のベルトを持って年を越します!」と宣言するが、そこにササダンゴが登場。ササダンゴは「3本のベルトを持って年を越す……結構じゃないですか! ただしその3本のベルトを持っているのは今年までです。自己紹介が遅れました。私、新潟プロレスのスーパーササダンゴ・マシンと言います!」と改めて自己紹介。HARASHIMAが「坂井君だろ?」と言うと、ササダンゴは狼狽しながら「単刀直入に言います。来年の1・3後楽園大会でEXTREME級王座に挑戦させてください!」と表明。HARASHIMAが「坂井君が言うなら……あ、ササダンゴマシンが言うなら断る理由はないよ!」と承諾すると、ササダンゴは「その王座を取って、かつて私が尊敬する新潟の英雄マッスル坂井の1・3後楽園大会を取り戻してやりますよ!」とアピール。亜門GMも「ここでいろいろあったもんな。やれよ!」とGOサインを出すと、ササダンゴは「ほんの軽い気持ちでマスクを被って1年です。やってはいけないプロレスを1年続けて、もう収まりがつかない状況です! HARASHIMAさん! すべてを1・3にぶつけさせてください! これに賭けてます!」と思いのたけをぶつける。これを聞いたHARASHIMAは「坂井君が……」と言い出す。ササダンゴがつい「もう! 何で坂井君って言うの? な!ん!で!」と尋ねると、HARASHIMAが「なんでかって? それは鍛えているからだー!」と締めくくった。
【試合後のコメント】
ササダンゴ 昨日なんですよ、DDTに今日出ることになったのが。昨日ですね。昨日来て、今日来て……3年前、新潟に帰ってくる前までの記憶がないんですけど、それ以前のいろんな記憶が思い出してきて、挑戦を表明してしまいました。やっていいってことになったんですよね? やっていいってことになったんで、EXTREME級のベルトが欲しいですね、すごく。今、自分が一番プロレスをやって、EXTREME級のベルト取って、新潟に持って帰りたいっていうのがすごくあります。
――ルールについては?
ササダンゴ 挑戦者が提案していいんですか? 王者が提案するんですか? でも、EXTREME級に関しては王者のような気持ちでやってますから。いつだって気持ちはチャンピオンですよ。ベルト持ってない時も、ササダンゴマシンとしてデビューする前から、俺はずっとEXTREME級のチャンピオンだと思ってやってますんで。同郷の元人気レスラー、マッスル坂井さんが愛した、かつ彼が作ったっていう風に俺はマッスル坂井さんから聞いているし、どうしても獲って来いっていうふうに言われてますんで。きっとIWGPインターコンチネンタルみたいにできると思うんですよね、HARASHIMAさんだったら。
――このベルトを獲ったら1・3の後楽園も取り戻す?
ササダンゴ 1・3の後楽園を取り戻すようなことを言ってしまいましたけども、獲ったということは取り戻したということにもなりますんで、そこからまた新しい歴史が始まるんじゃないですかね? チョット意味わかんないですけど。
――急遽参戦でしたが、この場所は特別な思いはありますか?
ササダンゴ 私スーパーササダンゴ・マシンは新潟に戻ってくる前の記憶は一切ないんで、わかんないんですけど、ものすごい懐かしい気はしますね。嫌な、辛かった思い出もあれば、良かった思い出もある気がします。ここから近くに住んでた気も、すごく近くに住んでたような気もしますし。下北沢に住んでる女の子と付き合ってたこともあるような気がします。
――お正月は忙しくないんですか?
ササダンゴ 年末年始は忙しいんですけど、EXTREME級の試合、その20分に集中したいと思っています。
――前哨戦が終わりましたが?
坂口 自分の思い描いた動きをしてたんで、最初のグラウンドはそれを確認したい部分がすごくあったので、グラウンドでどこまでのレベルを対応できるのかなという感じでしたね。下からの十字とか全部読まれてる感じだったんで、その辺をチョット改善しながら。打撃もグラウンドのほうも全部、自分の頭の中にHARASHIMAさんの動きはインプットできたんで、あとは若干タイミングずらしながらやっていきます。博多で前哨戦が組まれてるんで、そこでへこませてやります。 最後は爽やかな笑顔を出してるのは自分のほうです。そういう感じで、23日まで突き詰めて、精神的に追い込んでやりたいですね。
――前哨戦で当ってみていかがでしたか?
HARASHIMA 6人タッグでも結構当たる機会があって、やっぱりその打撃の強さと、グラウンド・コントロールの上手さを感じながら。でも手応えを感じながら、今日は仲間に助けられたんで。
――次は博多でも前哨戦が組まれているが。
HARASHIMA また前哨戦があるんで、あっちも手の内は全部見せてこないと思うんですけど、もうすぐなんで、楽しみにしてます。最高の状態で12月23日へ。
――1・3後楽園ではEXTREME級のタイトルマッチも組まれたが。
HARASHIMA 思わぬところで。あの~坂井クンとのEXTREMEのタイトルマッチが決まって……。
――ササダンゴ選手ですが。
HARASHIMA マスク被ってますけど、マスク越しで彼、涙ぐんでいたんですよ。それぐらい1・3という日付なりに思うものがあるのかなと。彼の気持ちを全部受け止めて、そのうえで自分がEXTREMEのベルトも防衛したいと思います。
――今日決まったばかりだが、ルールのイメージは?
HARASHIMA それこそマッスル坂井に丸投げしてもいいぐらいで、彼のたまったものを開放できるようなルールでいいですよ。本当に彼は泣いてましたよ、あれマスク越しに。全部、自分の気持ちをぶつけてこいと。それを受けきった上で僕は勝つんで。



