20日、北海道・札幌サンプラザ・金枝の間にて「札幌新伝説2015」がおこなわれた。第2試合は高木三四郎&斗猛矢vs佐々木大輔&宮武俊のタッグマッチ。高木はライトセーバーを手にリングイン。「映画スターウォーズが公開されましたが、ここ北24条にも帝国軍の魔の手が迫っています。コイツら(佐々木と宮武)が帝国軍です! でも皆さん安心してください。登別出身の斗猛矢選手と私でレジスタンスを組みました。オマエら帝国軍は今日で終わりにさせてもらう!」(高木)。こうして試合がスタート。終盤に宮武はエルボーを佐々木に誤爆させてしまうと「こんなはずじゃなかったんだ! こうなったら俺がダークサイドに堕ちるしかない!」と言ってバックステージへ下がってしまった。斗猛矢のスーパーキックで佐々木がダウンしたところで場内暗転。すると『インペリアルマーチ』が流れてダース・ベイダーと化した宮武がリングイン(ダース・ベイダーっぽいのは手書きのお面とライトセーバーだけ)。斗猛矢を蹴散らしたダース・ベイダーは高木とライトセーバーで激しい剣戟戦。ダースベイダーがジャンピング・バックエルボーを決めるもカバーをカットに入った斗猛矢がスーパーキック一閃。ダース・ベイダーのお面が取れてしまった宮武に斗猛矢が回転ラリアットからSODを決めて勝利。
第3試合は遠藤哲哉vs松永智充のシングルマッチ。23日の後楽園大会でKO-Dタッグ王座決定戦に臨む遠藤が好調をアピール。丸め込みを連発する松永をドロップキックで止めて、ロープにぶつけた反動からジャーマンで投げ、さらにトーチャーラックボムへ。カウント2で返されるとスカイツイスターを投下するが、当たりが浅い。ならばと再度決めて勝負あり。
【試合後のコメント】
遠藤 博多でKO-Dシングルに挑戦して結果は残念な感じだったんですけど、そのあとに酒場、今日と2試合とも僕が勝っているので調子じたいは悪くない。KO-Dで負けはしましたけど、自分の新しい武器とかを見つけられたので、これをうまくKO-Dタッグに生かして竹下とまたKO-Dタッグを巻いて、時代を進めていきたいと思う。
――最後はスカイツイスター2連発だったが。
遠藤 一発目ちょっと当たりが浅ったので、2発目すぐにいったんですけど、そういう咄嗟の判断もできるようになっている。失敗しないにこしたことはないけど、次どうやって繋げるかというのも大事。今日は結果的にプラスに働いて勝つことができた。そういうところも成長できているのかなと思います。
第5試合は大家健vsマサ高梨のスペシャルシングルマッチ。高梨の挑発に怒る大家だが、ことごとく手玉に取られてしまう。タカタニックを回避した大家はケブラドーラ・コンヒーロ。バックを取るも高梨が松井レフェリーのブラインドをついてバック急所蹴りからハーフダウンの大家にレッグラリアット。高梨のエルボーに頭突きでやり返す大家。背面からのスピア、さらにハリケーンドライバーにつなぐがカウント2。ならばと繰り出した炎のスピアをかわされてしまうとタカタニックでフォール負け。試合後、大家がマイクを取って「高梨ぃぃぃぃ!」と呼びかけるも、高梨はさっさと退場。それでもマイクを続ける大家。「高梨、俺自身に負けた! 俺自身に負けて、俺は悔しい! だけでこんな悔しいことを俺は何回も味わってきてんだよ! それでもあきらめないでやってきたから、今私はここに立っているんでしょうが! そうでしょうがっ! アナタ方も夢とか希望とか未来とかあると思います! こんな俺でもリングでずっと立ち続けることができた! 北海道での試合は13年ぶりなんだよ! そこから這い上がってこれたんだよ! だからそういう意味も込めて、お前たちも諦めるな、頑張れと言う意味で締めるから! いくぞー! 頑張れ、俺!」。バックステージで大家は「俺は北海道の人たちにも夢を与えたいんだよ! プロレスをメジャースポーツにしたい! その気持ちを東京の人だけでなく、全国各地の地方の人に伝えたい! 全国各地だけじゃねえよ! 世界だよ、世界! アメリカ、インド、イギリス、オーストラリア、フランス、どこだっていってやるよ! プロレスをメジャースポーツにするために、どこだっていってやるよ! 全国何百か所で中継! ガンバレ☆プロレスはそこまで先を見てんだよ! だから久しぶりに北海道で試合をしたことは、その第一歩だ!」と一方的にブチあげていた。
セミファイナルは彰人&ヤス・ウラノvs樋口和貞&岩崎孝樹のタッグマッチ。故郷に錦を飾りたい道東出身コンビをスマスカがタッチワークとテクニックで翻弄。樋口が自慢の怪力で彰人とウラノをまとめてノド輪落としで叩きつけると、替わった岩崎が彰人にミドルキックからバックドロップ、サッカーボールキックで追い込む。カットに入ったウラノを樋口とのツープラトン・ブレーンバスターで排除すると岩崎が彰人にキャプチュードを狙ったが踏ん張られてしまう。すると彰人のキャンバスへのダブルニークラッシャーから足4の字固め。なんとかエスケープするも直後のハナマサで3カウントを聞いた。
【試合後のコメント】
彰人 もう3日後ですか。今さらプロレスのスキルアップどうこうというよりも気持ちの部分でレベルアップしていかなきゃいけないのかなと思っていて。わりと今はケンドー・カシンと試合をすることへの不安とかは一切ない状態ですね。楽しみでしかない。やっぱカシンさんって先の先まで読んでいる選手だし、奥の深い選手だから、そういう人と交われるのがすごく楽しみで。楽しんで楽しんで楽しみ抜いた上でケンドー・カシンという選手を全部自分で受け入れて、越えていけるんじゃないかなと思っています。
――どういうルールが来ても楽しめる?
彰人 当日になって変なルールでくるかもしれないですけど、それで動揺したら僕は負けるので、何事にも心の準備をしていこうかなと思います。
メインイベントはHARASHIMAvs坂口征夫vs入江茂弘vs竹下幸之介のスペシャル4WAYマッチ。入江と竹下は12・23後楽園でのKO-Dタッグ王座決定戦の前哨戦。HARASHIMA、坂口、竹下のグラウンドの取り合いに入江が参加できない。テディベアやエルボーを投下してもあっさりかわされてしまって一人蚊帳の外。リングインした入江は坂口との連係がたまたま決まって気をよくするが、続く坂口の指示をことごとく間違えてしまって、坂口に叩かれてしまった。激しい場外戦から竹下が入江をリングに戻して逆水平。さらにゼロ戦キックで続く。これはカウント2。ヘッドロックは入江が逃れてショルダーアタックの打ち合い。竹下が制すとブレーンバスターを狙うが、これは入江が投げ返す。直後にHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。ここで坂口がリングインして鋭いミドルキックのラリーを展開。坂口がジャンピング・ミドルでHARASHIMA、竹下をダウンさせて10分経過。竹下は坂口にドラゴンスクリューでやり返して串刺しのビッグブーツ。坂口もやり返してコーナーに登るが、HARASHIMAが襲い掛かって雪崩式を狙う。入江がそのHARASHIMAに雪崩式バックドロップで落としにかかると、その入江に竹下がジャーマンで投げ切った。HARASHIMAに竹下と入江が3D。竹下が入江にドラゴンで投げ捨てれば、入江は竹下にテディベアでやり返す。坂口がサッカーボールキックでカットに入ると竹下にスリーパー。耐えた竹下が坂口にブルーサンダー。ジャーマンを狙う竹下の背後をHARASHIMAがフロントキック。リバース・フランケンからその場跳びの蒼魔刀。そのHARASHIMAに坂口がキックで飛び込むとその坂口へ入江がビーストボンバー。竹下のビッグブーツを食らっても入江がビーストボンバーを振り抜くと、シゲヒロファイナルインパクトで竹下をキャンバスに突き刺してフォールを奪った。試合後、入江がマイクを取る。「年内最後の札幌大会で自分が勝利を収められて嬉しいです。札幌、すすきの…いや札幌も好きなのでここで勝てて嬉しいです。3日後の後楽園での竹下&遠藤とKO-Dタッグを懸けて試合をしますが、そこで必ず優勝して入江と岡林の混ぜるな危険がベルトを獲って5月の札幌にチャンピオンとして帰ってきます」と言うと最後は「プロレスは絶対に裏切らない。最後までタチムカウ!」で締めくくった。
【試合後のコメント】
――KO-Dタッグの前哨戦で入江選手からフォールを奪われたが。
竹下 …まだ3日あるんで、タイトルマッチの日は自分は負けません。それしかないです。今日は負けてます。完敗です。4WAYだと言っても今日は札幌では自分が完敗です。
――今回の3人の対戦相手はKO-D無差別級王者だったが、1・3後楽園に向けては?
竹下 ちょっとタッグもシングルもタイトルマッチがあるので、気持ちがどっちつかずなところが今日はあったような気がします。確かにKO-Dシングルがイッテンサンにあります。でも今日でしっかり気づかされました。1月3日のことを考えるのは、12月23日のタッグタイトルをまず獲ってからです。23日に向けて気持ちが入りました。まずタッグのベルトを獲ってから、そこからです。
――前哨戦をいい形で締めくくれた?
入江 でも前哨戦といったって、みんなが敵の中での試合だし、1対1とも違うし。僕たちがやるのは2対2での闘いなので。これで勝ったからどうこうではなく、タッグマッチでの勝負なので。
――ただ竹下選手から勝ったというのは大きいのではないか?
入江 そうですね。今、すごく勢いに乗っている竹下ですからね。相手は後輩かもしれないけど、勝ってうれしいという気持ちはありますね。幸之介が前回、僕と岡林さんの混ぜるな危険を見て「足が震えている」と言ってたじゃないですか。幸之介のああいった発言というのはあまり聞かれないじゃないですか。でも幸之介は「怖かったらどうしよう」というのですごい努力をして挑んでくると思うんです。そこに僕は怖さを感じます。
――逆にその怖さに打ち勝たないといけない。
入江 そうですね。
HARASHIMA テイセンが使えなくなって初めての会場だったんですけど、お客さんも超満員でその雰囲気に乗せられる感じで楽しくできましたね。ちょっと勝てなかったんですけど、気持ちよく試合はできました。次はまたこの会場に来て寒い冬の北海道ですけど、もっともっと熱くさせたいですね。
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