17日、神奈川・横浜ラジアントホールにて「横浜たそがれ~冬~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では、竜剛馬がBASARA12・25後楽園の告知。手持ちチケットがなかったため、興味がある人は受付に置いてある名刺に書かれた電話番号にかければ対応するとのこと。続いて大鷲が呼び込まれ、亜門GMが4月23日長野市芸術館アクトスペース大会の開催をアナウンス。プロレスこけら落としとなる。営業部長就任を要請し、大鷲が「長野出身者がほかに甲田さんしかいないなら…」と承諾した。オープニングコールにはディーノが登場。「大石さんの勝つ姿は見たくありません。勝ったらドヤ顔が眼に浮かぶので。ただ、勝ってほしい気持ちもあるので半々で」と言うと「横浜大会スタート!」とコール。
第5試合はHARASHIMA&彰人&ヤス・ウラノvs入江茂弘&大鷲透&松永智充のスペシャル6人タッグマッチ。松永からタッチを受けた入江はウラノに目をくれることなく、コーナーなHARASHIMAに一直線。場外戦からリングに戻った入江はHARASHIMAに串刺しラリアット。松永がボディースラム、大鷲が逆水平で続く。捕まったウラノは大鷲のパワーボムをリバースしてHARASHIMAとタッチ。大鷲は入江と交代。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレスを出せば、入江はターンバックル・ブレーンバスター。大暴走はHARASHIMAが回避。エルボーで押されたHARASHIMAが延髄斬り。代わった彰人にブラックホールスラム。松永が出てくると、入江がHARASHIMAに交通事故タックルから激しくやりあう。松永のバックドロップはカウント2。松永のラリアットを食らうも完璧足4の字であっという間にギブアップを奪った。試合後はHARASHIMAと入江が乱闘を繰り広げた。
【試合後のコメント】
HARASHIMA あっちはユニットじゃないけど、よく見たら野郎Z軍だし。
彰人 いい連係で強烈でしたね。
HARASHIMA ちょっと熱くなってしまって、ゴメン。
彰人 試合後、こっちこないでずっとあっちにいってんですもん(苦笑)。帰ろうかと思いましたよ。
ウラノ まあ、勝ちは勝ち。
HARASHIMA 終わっても来たらやり返さないとね。ナメられるんで。まだまだ前哨戦はあるし、一切気持ちを抜かずにいきますよ。突っ走って。
ウラノ まあ今日は勝ったんでね。
HARASHIMA 気持ちよく。残りの前哨戦も全勝で頑張ります。防衛戦ももちろん勝ちます。
――試合では熱くなっていましたが。
入江 あそこまでスカされたらこっちだってぶっ潰してやる気になるでしょう。それだけです。
――前哨戦は続きますが。
入江 こっちは闘いたくて仕方がないんだ。HARASHIMAだけど闘いたい。あんなスカしやがたって。6人タッグだし、チームだからかもしれないけど、アイツだけと闘う。それなのにスカしやがって。だったら試合の流れも関係ねえよ。アイツをぶっ潰すだけ。
セミファイナルは竹下幸之介&アントーニオ本多vs佐々木大輔&マッド・ポーリーのタッグマッチ。ロープワークで佐々木に躓かずに済んだアントンだったが、ケブラーダは失敗。リングに戻るとギブアップする前に徹夜で考えてきた昔話『ごんぎつね』を披露。内容は『金の斧・銀の斧』だったが宇崎竜童が登場したり『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』の替え歌だったり、サミングは成功してもケブラーダはまた失敗したりと散々。アントンは徹夜で考えてきた創作昔話を披露せんとするが、佐々木がトーキック。替わったポーリーがボディーブローで続く。アントンは佐々木のコーナーダイブをかわして突き上げニーで迎撃。竹下とポーリーが対峙。ポーリーのハンマーパンチに竹下はショルダーアタック。ポーリーもルーテーズプレスでやり返してみせる。竹下がポーリーにブレーンバスター。ラリアットの打ち合いからポーリーが竹下を投げれば、竹下がラリアットで打ち返してみせる。ポーリーは佐々木とのタッチに成功したが、竹下のタッチは遠藤が阻止。竹下は佐々木をフロント・スープレックスで投げてアントンとタッチ。アントンのスコーピオンデスドロップは丸め込みで切り返されて、さらにクロスフェース。替わったポーリーは佐々木を背負ってアントンにボディープレス。アントンは2人の連係を分断。竹下の串刺しビッグブーツのアシストからアントンは竹下との合体バイオニックエルボー。カットに入った佐々木を竹下が蹴散らすと、ポーリーがハンマーパンチからコーナースプラッシュ。続くリバース・スプラッシュは竹下がカット。ポーリーが竹下をラリアットで排除。アントンにポーリーバスターを決めて勝利した。
【試合後のコメント】
竹下 いきなり(ポーリーとの)シングルが組まれて。ポーリーは感情がないというか、人間の心を持ってないですよね。でも、試合で人間らしさを垣間見える瞬間があるんですよ。勝ちたいとか、負けたくないとか、感情があるんですよね。ラリアットの打ち合いしてて。ポーリーのそれを引き出した上で肉弾戦をクリスマスに制したいと思います。
――ここを勝てば2017年に向けて弾みがつく?
竹下 弾みがつくと思います! でもポーリーの実力はあるし、楽しみにしているお客さんも多いと思うので。メインはKO-D決まってるので、その試合に負けないような熱い肉弾戦をポーリーと見せたいと思います。
佐々木 おーい、ハッピーモーテル! 竹下幸之介! 25日、クリスマスだな! 聖なる夜にポーリーが、七面鳥の代わりにテメエを食ってやるぞ! 俺たちDAMNATIONは25日、どうなるかわからねえけどなぁ、聖なる夜だ! クリスマスだ! 覚えておけ!
メインイベントはDDT EXTREME級選手権試合。第38代王者の葛西純は大石真翔を相手に初防衛戦。ルールは横浜中華街式TLCマッチ。テーブル、ラダー、チェアを自由に使用できるハードコアルールを採用し、決着は3カウントフォール、ギブアップ、KO、レフェリーストップのほか、自分のコーナーに備えられた中華まんを3つ完食すれば勝利となる完全決着ルール。リング内にイス、テーブル、ラダー、中華まんが設置されて大石が勝俣とともに『Going my ωay』入場。葛西は大石の握手に中指を立ててみせる。ゴングが鳴らされると大石はイスを要求するもセット。葛西もそれをセットすると大石は「中華まん!」。さっそく両者が中華まん一つを手に取る。大石は「正々堂々やろうぜ」と高く掲げると、葛西は「カンパーイ!」。2人して中華まんをむさぼり食う。互いに1つ目を完食してナックルの打ち合い。大石がフォアアームエルボーで倒すとブレーンバスターを仕掛ける。葛西が投げ返して大石はイスへ直撃。さらに葛西はイスの上へのボディースラムとハードコア殺法全開。葛西は大石をエルボーで倒すとラダーを首にかけてスイング殴打。ラダーの上へのボディースラムから押さえ込むもカウント2。葛西はラダーをコーナーに立てかける。大石は逆に葛西を叩きつけて、中華まんに手を伸ばす。葛西がその大石にラダーをぶつけると、お客さんのカバンで殴打。大石はロープを下げて葛西を場外に送り出す。ケブラーダは葛西が脚を引っ張って阻止。葛西はテーブルを設置して大石を寝かせると、コーナーからテーブル目がけて飛んだが大石が寸前で回避。先にリングに戻った大石はなおも中華まんに手を伸ばす。これも葛西がスライディングキックで阻止。大石はランニング・フォアアームで葛西を倒すとラダーをトップロープの隅に設置。しかし、葛西が大石を捕まえて肩車。そのラダーへと大石を叩きつけた。大石は低空ドロップキックから葛西のヒザ目がけてイスをフルスイング。さらに葛西をイスで固定するや、大石はようやく中華まんに手を伸ばし、葛西の目の前で食べ始める。大石はさらにイスで叩いて葛西にダメージを重ねて中華まん2つ目を完食。大石は葛西の足にイスを添えてラダーで挟む。さらにそのラダーをイスで殴打。大石はラダーへのダイビング・ボディープレスで葛西の足のダメージを重ねたが、自身にもダメージ。大石は最後の一つに手を伸ばす。大石は足4の字でギブアップを迫りながら3つ目を食べ始める。葛西はこれを脳天イス殴打で回避。葛西は直後にラリアット。これはカウント2。リバース・タイガードライバーでもフォールは奪えない。それえでも食べ続ける大石に葛西はイスで脳天を二度殴打。それでも食べる大石。3発食らっても口に含んだ大石に葛西はラダーの上からのパールハーバーを投下。しかしカウント2。ならばと垂直落下式リバース・タイガードライバーでフォールを奪った。
試合後、葛西は「次、誰が来るんだ? 女でも子供でも国籍問わず。なんだったら動物でもいいぞ」と挑発。亜門GMは1・3後楽園での防衛戦を告げる。葛西が「キャリア問わねえよ」と挑発を続けると彰人がリングイン。「このタイミングで挑戦したかった。葛西さん、EXTREMEのルールってわかりますか?」葛西「俺っちが決めていいんだろ?」彰人「あなたの得意なルールは?」葛西「それを俺っちの口から言わせるのか? デスマッチだ」彰人「いいですね。デスマッチやろうじゃないですか。ただ、デスマッチ怖いし、やったことがないし…。僕が決めていいですか?」葛西「デスマッチと名の付く以上、断るわけにはいかねえ」彰人「やりましょう、蛍光灯デスマッチ。ただし蛍光灯一本。蛍光灯一本でも怖いですけど、蛍光灯から逃げ切って、そのベルトを獲ります。割ったら負けね」葛西「年明け早々縁起のいい素晴らしいデスマッチができそうだ」亜門GMは蛍光灯IPPONデスマッチをアナウンスした。彰人は退場。葛西がマイク。「皆さん、今日はご来場まことにありがとうございました。この敵地と言っていいDDTマットでメインを務めるのはプレッシャーでしたが、見事に防衛しました。ここはDDTのリングかもしれねえけど、俺っちがこのベルトを持っている限り、どんどん防衛して、俺っち色に染めていきます!」
【試合後のコメント】
葛西 正直、DDTで闘っている大石のファイトスタイルとか想像して、まさかまさかここまで粘れるとは正直思っていなかったし、ナメてた部分もあった。アイツはイロモノって言っても、すげえ実力者だし、後半の勝利に執着する根性というかレッドゾーンを越えた大石真翔の眼は怖かったな。でも防衛したのは俺っちだから。それは紛れもない事実だから。
――さっそく1・3後楽園で防衛戦、相手が彰人選手で蛍光灯IPPONデスマッチが決まりました。
葛西 リング上でも言ったけど、デスマッチと名の付く以上、誰が相手でも逃げるわけにはいかないし、受けて立つよ。そういう俺っちの心理を見透かした上でのアイツの形式だろうし。ただ、一本とは言え蛍光灯は蛍光灯だ。凶器には替わりねえ。それをアイツは知ってか知らずか、そういう形式の提案をしてきた。それで後悔するのはアイツだ。一本であろうが100本であろうが1000本であろうが、リング上に葛西純と蛍光灯がある限り、地獄を見るのはアイツだよ。
――普段とは違って蛍光灯一本という中では、考え方を変えないといけない。
葛西 関係ねえ。蛍光灯には替わりねえ。言わせてもらえば俺っちはデスマッチのプロフェッショナルだぞ。一本だろうが100本だろうが1000本だろうが関係ねえ。デスマッチのプロフェッショナルである以上、あんなデスマッチの素人に負けるわけにはいかねえんだよ。今日の防衛戦、このベルトを獲ったディーノの気持ちを背負って闘った。次は今まで俺っちと闘ってきたデスマッチファイターの気持ちを背負って彰人と闘う。
大石 リーダーとサブリーダーにただのおっさんじゃねえって、おっさんアイドルじゃねえってところを見せたかったけど、見せ場はなかったし、MAOはいないし。肉まんだけじゃなかったんだ…。またオメエらが忘れたころにベルトを狙ってやるから。早く忘れてください。
――この試合形式を闘ってみて。
大石 俺の得意の肩3カウント付けたら勝ちというプロレス、それの応用で中華まん3つ食ったら勝ちと思っていたんだけど、強敵だったね、中華まん。試合中に3つ食うのがあんなにしんどいとは思わなかったよ。
――2つ目を食べた時に固定していたイスをあえて外した?
大石 最後はきれいな形で。ただあの一個がすげえしんどかったので、残り一個がラダーからのスプラッシュから4の字いっているうちに食えると思ったんだけどね。やっぱ葛西純のほうが一枚上だったということですかね。自分なりに考えたつもりだったんですけどね。肉まんのほうが強敵でしたね。早く忘れてください。忘れた頃に頑張ります。
彰人 僕は葛西さんがベルトを獲ってからタイミングさえ合えばこの人のタイトルに挑戦してみたいというのがすごいあって。今日葛西さんが「誰かいねえのか」って言ってて、ここしかないと思っていかせてもらいました。蛍光灯IPPONデスマッチという提案をしたんですけど、酒場プロレスで何度かやっている形式で、蛍光灯一本を割ったら負け、割らせたほうが勝ちというルールで、酒場のトーナメントでも優勝してますし。葛西さんはデスマッチが得意なルールで、僕は見ててDDTでデスマッチってあまりやらないし、葛西さんも気を遣っているのかわかんないけど、ハードコアという名前を出してきて、ハードコアやるなら潔くデスマッチをやれよと。でも、僕なりのデスマッチのやり方を提案して、それに乗ってもらおうかなと思ってああいう感じになったんですけど。僕が記憶する限りではDDTで初めての蛍光灯デスマッチじゃないのかなと思いますので、僕の体を傷つけることなく蛍光灯を相手に割らせてベルトもいただこうと思います。
――経験値で若干有利?
彰人 葛西さんたちは蛍光灯割って当たり前の中でやってるじゃないですか。僕からしたら、言い方はあれですけど、そんなキ●ガイなことは怖くてできない。ああやってリング上で葛西さんが言ってくれた通り、一本でも何本でえもデスマッチなんですよ。僕は死ぬ気になって蛍光灯を割らせないようにするわけですし。
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