14日、京都・KBSホールにて「Road to Ryogoku 2016 in KYOTO~ドラマティック・ドリーム・渡月橋~」がおこなわれた。ズンドコバス事件以来、5年ぶりの京都大会のオープニングコールを務めたのは赤井沙希。「京都出身でみんな昔から知っている人は自分がプロレスをやったってビックリしていると思うんですけど、自分がデビューして京都で試合できると思わなかったのですごくうれしいです。今日は皆さん楽しんでいってください! DDT京都大会、よーいスタート!」とコール。
第3試合は樋口和貞&岩崎孝樹&ワンチューロvs石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬の6人タッグマッチ。DNAとドリフは明日のKO-D6人タッグ戦の最後の前哨戦。岩崎はワンチューロとともに入江にドロップキック。さらに岩崎のバックドロップ+樋口のノド輪落としの合体攻撃も決める。捕まった入江だったが、樋口とエルボー、逆水平のラリー。入江に頭突きを見舞うも、樋口はビッグブーツでやり返す。ブレーンバスターの体勢は入江が投げ返して高尾とタッチ。高尾は樋口に高角度DDT。さらに背中へダイビング・フットスタンプを見舞うもカウント2。樋口はトラースキックをキャッチしてラリアットで逆転。岩崎が出てくるとストマックブロック。高尾はダブルアームを堪えてカウンターのドロップキック。替わった石井が岩崎に野球チョップを見舞うも、岩崎はバックドロップでやり返してワンチューロとタッチ。石井はワンチューロにダブルニーから顔面スライディングキック。入江ごとフラップジャックを狙ったドリフ。そこへ樋口がカットせんとしたが、石井と高尾は樋口ごとフラップジャックを浴びせて同士討ち。さらに入江がテディベアを投下する。ワンチューロの丸め込みを凌いだ石井がエクスプロイダーニーからタイガーSHを決めて勝利。
【試合後のコメント】
石井 今日勢いがついたので明日絶対に獲るだけです。ファンの人たちにも期待してもらいたいですね。
入江 何度も言ってますが最高のチームであることをベルトを獲って証明します。
高尾 今日も勝った勢いでベルトを巻きます。
樋口 これで前哨戦でチームドリフと闘って全敗。明日が本番なので上にのし上がっていくためにドリフを倒してベルトを防衛して証明します。
岩崎 明日名古屋で正面突破するだけなので。
ワンチューロ 3人が絶対防衛すると思います。僕、セコンドつく! 応援します。今日は僕のせいで負けた。明日はDNAの力で絶対勝つ!
第4試合は男色ディーノ&大石真翔vs高木三四郎&平田一喜の「京都名物!平安京タッグデスマッチ」。高木は入場するなり、セコンドの麻生とともに大量のパイプイスをリングに入れて築城。ディーノ&大石の入場後にあの曲が流れて平田がダンスすると城が崩れてしまう。高木が「アホか!」と真空飛び平田蹴り。高木「何俺の清水寺壊してくれてんのじゃ!」ディーノ「何言ってるんですか?」高木「今日の試合形式なんだか知ってるのか? 平安京デスマッチだよ。これは清水寺だ! これは…銀閣寺だ。これは金閣寺です。そしてここにそびえ立つこれが平安京です。パイプイスアートで京都を再現しました。プロレス観戦と同時に京都を体感できる、これが平安京デスマッチです!」ディーノ「何やったら決着つくの?」高木「通常の3カウント、ギブアップ…」ディーノ「え~~。それはそれなんだ。じゃあ平安京を壊したら?」高木「私のテンションが下がります」タッグの実績をあげたいディーノと大石がこの形式に不満を述べていると高木が「ゴチャゴチャ言うなー!」と襲い掛かって試合スタート。さっそく金閣寺と銀閣寺が崩壊。平安京のみが残されて平田がローンバトルを強いられる中、平田がなんとか逆転するも高木にタッチせずに「アンタの悪ふざけでこの空気見てみろ。耐えられねえ!」とサングラスを装着せんとするが、ディーノがサングラスを奪って止めてしまうとナイトメア。耐えた平田が大石にランニング・フォアアーム。替わった高木がドラゴンリングイン。大石に迎撃されるもディーノとまとめて両腕ラリアット。高木は金閣寺を再度建立せんとするもディーノがカット。高木は2人まとめてバックフリップ。大石にスピコリドライバーを狙うも平田が「シャチョー!」とシャシャリ出ると「アナタの熱い想いを胸に僕にタッチを!」と求める。高木が応じて平田がリングイン。しかし、大石にあっさりナックルを入れられる。大石が「俺たちの祇園祭を見せてやろうじゃねえか。オメエの羅生門見せてやろうじゃねえか」と呼びかける。ディーノがコーナーで尻出してセット。大石が平田を羅生門に吸い込ませようとすると、救出に入った高木が運悪く羅生門へ。平田も羅生門に送られたばかりか平安京に投げ込まれて崩落。大石とディーノが「俺たちの平安京エイリアンは終わった。敵将打ち取ったりー!」と勝ち誇っていると、あの曲が流れてイス盛りの中からサングラスを装着した平田はむくりと起き上がり、大石、高木にイス攻撃。さらにディーノの尻にもイスをフルスイングすると、あの曲でダンスを踊り切る。直後に襲い掛かった大石にソバット → 延髄斬り → バイアグラドライバーのフルコースで勝利。
【試合後のコメント】
ディーノ どうしましょう。追い込まれました。
大石 すいません。試合でも負けて勝負でも負けたみたいな感じ。完敗っす。
ディーノ だよね。明日もう最後にしよう。明日で結果出せないと。
大石 でも明日、HARASHIMAさんっす。
ディーノ ほら。もう気持ちで負けている。
大石 あ! 確かに…。
ディーノ HARASHIMAさんから取ったら実績ができる。実績が作って…あるでしょ?
大石 あります。
ディーノ なんとなく目星がついた。どうするんですか?
大石 目星はあります。勝ったら言います!
ディーノ 負けたら?
大石 負けることは考えてません。
ディーノ 勝ったら?
大石 言います! 絶対勝ちます。
ディーノ もしあれだったら、今後2人あれしますので。
大石 あれをあれします。
第5試合はHARASHIMAvs梅田公太のシングルマッチ。HARASHIMAのストマックブロックで動きが止まる梅田。HARASHIMAのフットスタンプ、腹部へのニードロップに悶絶する。その後も腹部攻めに苦しんだ梅田だが、スナップメイヤーからのローキックの打ち合いで意地を見せる。今度はハーフダウンの背中へのローの打ち合いで我慢比べ。HARASHIMAがカバーするもカウント2。HARASHIMAは続いてキャメルクラッチ。なんとか耐えた梅田はドロップキックでやり返す。コーナーに登った梅田をHARASHIMAが止めて雪崩式ブレーンバスターからファルコンアロー。ミドルキック連打で反撃に出た梅田がヒザ立ちにさせて顔面キック。さらにバックスピンキックまで決めたがニアロープ。HARASHIMAは水面蹴りで梅田の足元を刈ってバズソーキック。山折り狙いを梅田は丸め込みで切り返す。これをクリアしたHARASHIMAが間髪入れずにバズソーキック。すぐさま蒼魔刀につないで3カウント。
試合後はHARASHIMAがマイクを取る。「たくさんのご来場ありがとうござます。梅田、あんな強かったかなと思ってビックリしました。京都大会、今回は5年ぶりだけど、次は5年とあけず来年にでもやりたいですね。また京都大会、5年とあけずやってやるさー!(観客『なんで~!?』)その時もみんな見にくるさー!(観客『なんで~!?』)もちろんバスはズンドコせずにちゃんと来るさー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
セミファイナルは佐々木大輔&マッド・ポーリーvs彰人&ヤス・ウラノのタッグマッチ。佐々木と彰人&ウラノは明日のKO-Dタッグ戦に向けて最後の前哨戦。スマスカに捕まりかけた佐々木だが、ウラノにケブラドーラ・コンヒーロを決めて逆転。佐々木が背中にエルボーを落とすと替わったポーリーがロープ際で踏みつけていく。佐々木は高速ブレーンバスターからジャベ。逆片エビで絞って5分経過。ウラノがロープに逃げる。タッチを受けたポーリーが再度踏みつけていくとブレーンバスターへ。これはカウント2。ウラノは串刺し攻撃を止めてコーナー2段目からのミサイルキックでやり返して彰人とタッチ。ポーリーは彰人にハンマーパンチ。彰人はコーナースプラッシュを回避して低空ドロップキックからドラゴンスクリューで回す。続いて俵投げを決めたがカウント2。ポーリーはル―テーズプレスで逆転。替わった佐々木がダイビング・ラリアット。彰人がアンクルホールドを仕掛ければ、逃れた佐々木がクロス・フェースで切り返す。彰人も諦めずにアンクルホールド。さらにバックドロップで落としてウラノとタッチ。10分経過、ウラノが彰人との合体攻撃で佐々木に襲い掛かるもポーリーがカットに入って両腕ラリアット。替わったポーリーのリバース・スプラッシュはウラノが間一髪で回避するも佐々木がリング下から足を捕まえる。ポーリーが串刺しラリアット。佐々木のDDT → ポーリーのぶっこ抜きジャーマンの連係から彰人を蹴散らしてウラノを肩車。佐々木がコーナーに登ってダブルインパクトを狙うも、ウラノが回避。佐々木がウラノのバックを取るもポーリーのハンマーパンチがかわされて誤爆。ウラノがポーリーをフランケンで飛ばしてからガッチリを押さえ込んで勝利した。試合後、佐々木はタッグベルトをウラノの顔に押し付けて退場した。
【試合後のコメント】
――誤爆があっての敗北となりましたが。
佐々木 いや、今日でヤス・ウラノ、彰人、2人の実力は、だいたい…いや、ほぼ100%わかったから。明日は7:3で勝ちますよ!
――誤爆を誘って最後の前哨戦で勝利したが。
ウラノ 今日の2人よりはチームワークがあるのはわかってるので。試運転までいかないけど、すごくいい勝ち方ができたんじゃないかな。
彰人 最後、誤爆から勝って。誤爆で動揺して負けてる感じだったら、やっぱりチームワークがそれほどでもないんだなというのが。明日が本番で、タイトルマッチで、かなり手応えはあったなと。
――ポーリーから石川修司に代わるが。
ウラノ 闘い方も変わってくるんでね。それはそれで、石川は石川の弱点があるので。
彰人 石川修司はデカくて太刀打ちできないかなと思って、今日は試しにポーリー相手に投げとか狙ってみたんですけど。体重が同じぐらいで、投げることができたので、あまり石川修司が怖いという感覚が今日でなくなったんで。一気にベルトまで突っ走れる。
ウラノ 自信がない状態ではないんで。今回はイケイケで行きたいと思います。
メインイベントは赤井沙希&坂口征夫&マサ高梨vsアントーニオ本多&竹下幸之介&チェリーの6人タッグマッチ。チェリーはモーテルトレインに加わって入場。赤井の入場に多くの紙テープが投げ込まれる。赤井とロックアップしたアントンはいったん離れて「レフェリー、いい匂いがするじゃねえか!」と興奮を隠しきれない。ロープワークの際に転倒したアントンだったが、「見逃してくれ」と言いながらサミング。赤井と高梨、坂口を場外に出すもケブラーダは案の定失敗。すると赤井がコナーに登って場外へのプランチャを放った。アントンは赤井の髪を掴んで嗅いでいく。竹下もヘッドロックを決めながら「確かにいい匂いがしますね」と呼応。チェリーは竹下とダブルチョップ。ここからカバーするもカウント2。チェリーは「アタシも今日誕生日なんだよ!」とトップロープで顔面こすり付け。松井レフェリーは「42!」とチェリーに注意。赤井は替わったアントンにサッキ―カッターでやり返すと坂口とスイッチ。アントンは竹下と交替。坂口が竹下にジャンピング・ミドル。高梨がショルダーネックブリーカーで続く。タカタニックは竹下がかわしてジャーマン狙い。踏ん張られるとブルーサンダーで叩きつける。替わったアントンがスパインバスターからワンショルダーを外してダイビング・フィストドロップ狙い。すぐさま高梨が蘇生すると元に戻して何事もなかったかのようにリングへ降りる。高梨が低空ドロップキック。腹這いになったアントンに坂口が串刺しニーで続いて、さらに赤井と坂口がサンドイッチPK。替わった赤井にアントンがル―テーズプレスからエルボーを落とす。チェリーが腕を極めて追い込むも、赤井はギブアップしない。赤井のPKをカウント2で返したチェリーが熟女でドーン!からノーザンライトSH。カウント2で返されると3人でナックルパンチから合体バイオニックエルボー。慌てて坂口と高梨がカットに入る。チェリーのチェリートーンボムは赤井が回避。すぐさま赤井がダイビング・ボディーアタックを浴びせると新人賞を決めて勝利した。
試合後、赤井がマイクを取る。「ボロボロなんですけど故郷の京都で勝って本当によかったです! この勝利をお兄やんたちのおかげだと思います。ウチが大好きなDDTを京都の人に見てもらってメッチャにうれしいです。またDDTが京都に来るときはぜひご来場ください!」最後は高梨に促されて「京都のみんなと酒盛りだー!」の音頭で締めくくった。
【試合後のコメント】
赤井 自分の故郷で、お母さん、友達、小さい頃から私のことを知ってる仲間たちが、今日、私がプロレスやってるのを見たの初めてという人もけっこういたと思うんですけど。自分が大好きになったDDTをきっかけにプロレスをやるようになって、そのDDTを見てもらうことになって。ホントによかったです。そこで勝てて。お母さんもホッとしたんじゃないかなって思います。
――赤井選手の奮闘については?
坂口 頑張ったと思います。
高梨 奮闘するのは当たり前だからね。赤井さんも何年もキャリア積んでるんだから、その先を今日は見せてくれたんじゃないかって。その先というのは結果だったと思うので。次に戻ってきたときは、もっと先を見せれるようにと偉そうに言ってみるけど、記者のみなさんはどう思ったんですか?
週刊プロレス・加藤朝太記者 最後、ご家族のもとでなにか言葉をかけてもらったんですか?
赤井 母親が今回の京都興行のことを協力してくれたんで、母親なしでは今回の大会はなかったと思ってるので、“ありがとう”と感謝の言葉を伝えました。
加藤記者 相手はねちっこい攻めをしてきたが?
高梨 具体的にはなにをしてきたんだ?
加藤記者 髪の匂いを嗅がれたが?
赤井 精神的に、いい匂いと言われてよかったです。臭くないかなとか。
加藤記者 ご家族は怒ってなかったですか?
赤井 ちょっとあとで聞いてみます。リングの上ではなにが起こるかわからないと覚悟をもって上がってますので。
坂口 確認しなくていいの?
加藤記者 髪の匂いを嗅いでみたいです?
赤井 えっ!?
坂口 なに言ってんだ、加藤、コノヤローッ!
高梨 ふざけるな、このタワシ!
坂口 タワシはしょうがねえな!
高梨 台無しだよ!
公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では全試合の詳細と写真をアップしています。ぜひご覧ください!



