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【12・23リポート③】ケニー勝利、KO-D無差別初戴冠

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    • メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第43代王者のエル・ジェネリコがケニー・オメガを挑戦者に迎え、3度目の防衛戦に挑む。試合前の煽りVでは今年一年のKO-D王座戦線が映し出された。両者薄らと笑みを浮かべて握手を交わしてから試合開始。まずは腕の取り合いからジェネリコがアームドラッグで投げていく。首投げを狙ったジェネリコだが、ケニーはパワーで持ち上げて防ぐと「オレ!」と挑発。ジェネリコから手四つの力比べを挑んでいくが、パワーではケニーがやや優勢。しかし片手を持ってロープに飛び乗ってジェネリコはアームドラッグで投げてからゼロ戦キック。お互いに相手を指差しながら何かを言い合うと、ケニーがジェネリコを突き飛ばす。冷静になって手を差し出したケニーだが、自ら立ち上がったジェネリコはその手を蹴り飛ばして張り手。ケニーも張り手を返すと、殴り合いの中からフランケンシュタイナーで投げて場外に追いやってから、ノータッチのトペ・コンヒーロを発射。リングに戻ったケニーは踏ん張るジェネリコをブレーンバスターで投げてみせると、コーナーに力一杯叩き付ける。するとジェネリコは右ワキ腹を押さえて悶絶。10分が経過し、ケニーはすかさずシュミット式バックブリーカーやニースタンプ、ブレーンバスターでトップロープに叩き付けるなど右ワキ腹を徹底的に攻撃する。コーナーに飛び乗ったジェネリコは飛びつきのウラカンホイップで投げていくが、ケニーもカウンターのソバット。ロープを掴んで振られることを拒否したジェネリコは、串刺し攻撃を狙ったケニーを追走してビッグブーツ。これをキャッチしたケニーは後頭部へのジャンピング・ソバットから高速フルネルソン・スープレックス。波動拳はかわされたが、ならばとケニーは低空ドロップキックからコタロークラッシャーを狙う。これをジェネリコは旋回式ドクターボムで切り返した。15分が経過し、ジェネリコは串刺し攻撃を狙ったが、かわしたケニーはSTOP!エンズイギリから飛び付く。キャッチしたジェネリコは垂直落下式みちのくドライバーⅡ。脳天からマットに突き刺さったケニーだが、辛くもカウント2で返す。エプロンに出たケニーは、近づいてきたジェネリコをコーナーに叩きつけて登っていくが、ジェネリコも追いかける。しかしケニーは後方にジェネリコをホイップして、ターンバックルに叩き付けながら着地すると、続けてAOI SHODO。ジェネリコはクロイツ・ラスを逃れてケニーをコーナーに乗せようとする。ケニーは逆にターンバックル・パワーボムで叩き付けてからクロイツ・ラス。カウント2で返したジェネリコを波動拳で吹っ飛ばしたケニーは、ランニング・フロントハイキックを叩き込んでから、片翼の天使を狙う。これをジェネリコは高角度前方回転エビ固めで切り返す。だが、何とかカウント2で肩を上げたケニー。20分を経過し、ジェネリコはコーナーにエクスプロイダーでケニーを叩き付けると、串刺し式ビッグブーツからBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を狙うが、エプロンに降りたケニーはそこでクロイツ・ラスの体勢へ。何とか背後に着地したジェネリコはビッグブーツから垂直落下式ブレーンバスターでケニーの頭部をエプロンに突き刺す。ケニーをコーナーに乗せたジェネリコ。突き放そうとするケニーを肩車して、掟破りの逆片翼の天使! しかし自分の技でやられるわけにはいかないケニーはカウント2でクリア。ジェネリコは間髪入れず串刺しビッグビーツからBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を狙うが、ケニーはマットに着地して脱出。だが、ジェネリコはすぐにケニーをコーナーに乗せ、完璧な形でBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を決めたが、ケニーはカウント2で返す。ジェネリコはケニーを引き起こそうとしたが、その瞬間を突いてケニーは一気にジェネリコを肩車して立ち上がると、一気に片翼の天使でキャンバスに突き刺して3カウント! ケニーが待望のKO-D無差別級王座を奪取した。ベルトを肩にかけたケニーはジェネリコとガッチリ握手を交わすと抱き合って健闘を称え合う。敗れたジェネリコにも観客からは惜しみない拍手。するとケニーは「ジェネリコさん、最強の日本のガイジンレスラー、本当にありがとうございました。正直、ギリギリ勝ってから出来るだけ早くリマッチしたいですね。みんなはどう思う? これは今年最後の大会ですね。だからコメントしないほうがいいかもしれないけど、今年本当にありがとうございました。これからも、来年も、お客さんにいい年であるように。ですよね? 初めてなんですけれども、三本締めしたいと思います」とマイクアピール。亜門GMが全選手をリング上に呼び込むと、まずはクリスマスプレゼントということで、選手たちからプレゼントの入った靴下投げが行われる。最後はケニーが「まずメリークリスマス&ハッピーニューイヤー。そして驚くことに三本締めしたいですよ。お手を拝借、いよ~」と音頭を取り、三本締めで2012年のDDTマットを締めた。最後までリング上に残ったのはケニーと石井、そして飯伏。ケニーと石井はお互いのベルトをアピール。石井がリングを降りると、あらためて飯伏が握手をしてケニーを祝福した。

      【試合後のケニーのコメント】
      ――ベルト奪取おめでとうございます。
      ケニー ありがとうございます。武道館ほど難しかった。ケガがいっぱいあるんで、カナダに帰って家族と一緒に治したい。外国人選手としてたくさんのことを証明しなくてはいけなかった。信用というのは非常に大切なものだ。まずDDTはオレのことを信用して今日のメインを任せてくれた。そしてその信頼を得るために4年の歳月をかけてきた。そして武道館と今日の試合を見てもうわかってくれたと思う。ベストの外国人選手はここにいると分かってくれたと思う。そしてココニイルというのは自分だけじゃなくて、ジェネリコサンもだ。外国人レスラーは日本にたくさんいるけれど、中には意識の低い選手もいる。これから自分がやっていく事はDDTを代表して、このベルトの保持者として、今までのトラディショナルなプロレスじゃなくて、ニュースタイル、マイスタイルを築き上げたい。前にも言ったけれど、レスリングはどんな可能性も秘めている。ひょっとしたらオレのことをタダのスタントマンと思っているヤツもいるかも知れない。そいつらに見せつけてやらなくてはいけない。もしかしたら、ただの危険な技を出すだけの選手と思っているヤツもいうかも知れない。それならオレがやれることをちゃんと見せつけてやる。見ててくれ。来年は両国国技館大会の2DAYSがある。いろいろな方面からのヘルプが必要だ。そしてDDTはさらにさらに登り続ける。オレが今リング上で見せたことが大切なこと。プロレスはハート。お金じゃない。正しいやり方で物事を進めていこう。今までDDTがそうしてきたように。そしてみなさんにとって来年がいい年でありますように。
      ――以前、ケニー選手は飯伏選手とジェネリコ選手をモンスターと評していましたが、今日勝ったことでケニー選手もモンスターであると証明できたと思いますか?
      ケニー ハハハ! 人生についていくつか重要な瞬間はあるけれど、自分でないものになれる瞬間。それがチャンピオンとそうでない選手との違いだと思う。でも誰もが自分でない何かになれる可能性はあるんですよ。自分ができたのだから、みなさんにもできると思いますよ。
      ――今日の勝利は長い間ケニー選手を見てきたDDTファンにとっては、一足早いクリスマスプレゼントになったかと思いますが?
      ケニー 今年のクリスマスには2日早かったかも知れないけれど、4年ここまで来るのにかかってしまったから、4年遅いクリスマスプレゼントかも知れないね(笑)。自分には子供はいないけれど、もし子供がいたならその子を幸せにしたいと願うように、ファンの人たちを幸せにしてあげたい。今日の試合を見てくれたファンが楽しんでくれたのなら、それは自分にとっての幸せです。今日の満員のお客さんが自分を応援してくれた。それが自分にとっての最高のクリスマスプレゼントです。これ以上望むものはありません。
      ――今年は飯伏選手との武道館での試合があり、他団体ですが世界ジュニアの王者としての闘いもありと、特別な1年だったのではないかと思いますが?
      ケニー 大きい自信を持てたという意味でも今年は今までの人生でベストな1年だったと思います。今年から去年にかけて世界ジュニアのベルトを保持し、飯伏、ジェネリコと2人の親友とベストマッチができたし。でもまだまだこれがオレの限界ではない。まだまだ成長できるし、そして来年はその上を行って見せる。
      ――石井選手とリング上で言葉をかわしていましたが?
      ケニー 彼から挑戦したいという言葉はなかったけれど、態度でその気持ちは分かる。今回は自分が挑戦者を選ぶ権利はないけれど、誰が挑戦者になろうとそいつとやってやる。もし石井が挑戦者になるというのなら……石井に警告してやる。このベルトの価値を落とすような試合をするな。まず自分のベストな状態でかかってこい。
      ――希望する挑戦者や理想とする王者像はありますか?
      ケニー ひとつ計画がありますが、まだ秘密です(笑)。

      【試合後のジェネリコのコメント】
      ――今年最後の後楽園大会で残念な結果となってしまいましたが?
      ジェネリコ ……何を言っていいかもわからないけれど、本当に大きな敗北だった。まずケニーにはおめでとうと言わなくてはいけない。いつも言っていた通りケニーはすごい選手だ。お互い友人だけれど、試合では怒りという感情を出したし、本当に「ブッ殺す!」くらいの気持ちで闘った(苦笑)。でもヤツは死ななかった(苦笑)。この敗北は本当に悲しむべき瞬間だけれど、1週間後か1カ月後かはわからないけれど、自分がベルトを持っていたことを思い返して。ベルトを持っていたことはとても誇りに思っている。でも今はもう何と言っていいかわからないね(苦笑)。負けるということは厳しい現実だよ。次のプランも考えていないけれど、心や頭の中で考えていかないと。もっと早く、強くなってまたDDTのリングに戻ってきたい。そしてベルトを勝ち取りたい。まぁそれが現実的に可能かどうかは分からないけれどね(苦笑)。ちょっと時間をかけて考えたい」
      ――Brainbustaaaaahhhhh!!!!!を返されましたが?
      ジェネリコ 自分も予想もしていなかったよ(苦笑)。本当に殺そうとして出した技だし、あれで勝ったと思ったからね。本当に予想外だったよ。ファンのみなさんが驚いたように、返された自分も驚いたんだ。
      ――クリアされたのは初めてですか?
      ジェネリコ ケビン・スティーンに一度だけ返されたことがある。ただその試合ではそれでも自分は勝ったので、今回はケニーは自分を上回っていたと言えるね。チャンピオンにふさわしいよ。
      ――DDTファンもこのままジェネリコ選手がフェードアウトしていくとは考えておらず、次の闘いに期待していると思いますが?
      ジェネリコ もちろん自分も帰ってきたいと思っている。ただ今は単なる希望でしかないね。
      ――DDTという団体についてはどういう印象ですか?
      ジェネリコ いつでも何度でも言ってきたけれど、DDTのチャンピオンになるという事は自分にとってとても光栄なものだ。そして自分のキャリアの中でもとても誇りに思っている。ただこの瞬間に関して言えば誇りも何もあったものではなく、ただただ悲しいね。DDTで闘うということは全ての状況で闘うということ。どんな相手でも、どんなシチュエーションでも闘えなければいけない。その経験を通じて自分は成長することができた。
      ――1週間前にROHでケビン・スティーン選手と激闘を繰り広げたとのことだが、その試合の影響というものはありましたか?
      ジェネリコ もちろんその可能性はあるだろう。現に右肩も痛めているし、首も大きなダメージを受けてしまった。ただそれをこの試合の敗北での言い訳にはしたくないし、こうして人に言うこともしたくなかった。我々は戦士だ。レスラーだからケガは当たり前だし、それでも闘い続けなければいけない。そのケガは言い訳にならないし、それで違いがあったとも言うこともできない。

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