24日、宮城・宮城野区文化センターパトナシアターにてDDT「NEVER MINDシリーズ2013 in SENDAI」がおこなわれた。
第2試合はマサ高梨vs中澤マイケルvs遠藤哲哉の3WAYマッチ。先輩2人の陰湿な攻めに耐え抜いた遠藤。ムーンサルト・プレスはかわされてしまったが、マイケルのアルティメット・ベノムアームを自爆させるとトーチャーラック・パワーボムを決めて勝利し、故郷に錦を飾った。
第3試合は高木三四郎&菊地毅vsMIKAMI&ゴージャス松野のタッグマッチ。菊地と松野という東北の英雄同士による夢の対決は、菊地の怪行動に相手チームだけでなく、味方の高木までも困惑する展開が続く。最後は高木がジャパニーズオーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドで松野からフォール勝ち。
第4試合は入江茂弘&高尾蒼馬vs坂口征夫&松永智充のタッグマッチ。坂口を猛烈に意識する入江が対戦権利のある松永そっちのけで突進。入江がエルボーを出せば、坂口もキックでやり返す意地の張り合い。坂口のフロント・ネックロックを入江はブレーンバスター3連発で切り返すが、ヒザ蹴りで動きが止まってしまった。場外で坂口と入江が激しくやりあう中、リング上では高尾が松永をジントニックで仕留めた。
休憩前に鶴見亜門GMから2014年5・4宮城・エルパーク仙台大会の開催が発表された。
セミファイナルはアイアンマンヘビーメタル級選手権試合。第977代王者・HARASHIMAはワンチューロを相手に防衛戦だ。チョップの打ち合いもブレーンバスターの掛け合いも制したHARASHIMAペースで進む。ワンチューロもアトミックドロップから盛り返すと、ブルドッキング・ヘッドロックから乳首攻撃を経て、丸め込みを連発。HARASHIMAもワンチューロの首固めを狙いをブレーンバスターの要領で持ち上げ、トップロープに引っ掛ける。エプロンに出たワンチューロにスリングショット・ギロチンドロップを狙うHARASHIMAだったが、かわされてリング下へ転落。すかさずワンチューロがプランチャを発射。場外でワンチューロがHARASHIMAをカバーしにいくと、松井レフェリーはきょとん。ワンチューロは「アイアンマン・ルール!」とアピール。亜門GMも急きょ「アンマンヘビーメタル級選手権試合のルールなので認められます!」とアナウンス。場外でのカバーをHARASHIMAがクリア。リングに戻すとワンチューロは「ボク、チャンピオンニナル!」と攻め立てる。しかし、HARASHIMAも雪崩式ブレーンバスターからロコモーション式ファルコンアローへ。カウント2でクリアされると山折りを仕掛ける。これを察知したワンチューロが丸め込みに切り返すが、HARASHIMAがかわしてバズソーキック一閃。すぐさま蒼魔刀をブチ込んで3カウントを奪った。試合後、HARASHIMAはワンチューロが日本語を勉強しながら試合をしている事を紹介。マイクを渡されたワンチューロが来年5・4仙台大会への参戦をファンに約束していると、中澤マイケルがアイアンマン狙いでHARASHIMAに襲い掛かる。しかし、HARASHIMAとワンチューロに撃退されると脱兎のごとくバックステージへ逃走。HARASHIMAが「鍛えているからだー!」で締めようとした時にワンチューロが突如襲い掛かるも、フォールをクリアされてしまって脱兎のごとくバックステージへ逃走。HARASHIMAは不機嫌な表情で引き揚げた。
メインイベントは飯伏幸太&ケニー・オメガ&伊橋剛太vs男色ディーノ&大石真翔&彰人の6人タッグマッチ。ディーノ組は3人とも「ゲイ」とアナウンスされる中、ディーノは観客のベルトをはぎ取って振り回すほど、入場からエキサイト。両軍の希望により、ルチャ・リブレルールでおこなわれた。アルティメット・ゴールデンバーガーを決めるなど攻勢に出るゴールデン☆らんでぶぅ~。大石もこの流れを挽回すべくディーノに「ケツを出せ」と指示。これに「嫌だ」と拒否したディーノは「今日はオマエが出せ」と逆要求。「だったら出すよ」とすんなりケツを出した大石を尻目に、ディーノも「だったら出すわよ!」とケツを出してコーナーにセット。しかし大石が飯伏の槍投げでディーノのケツに顔面を吸い込まれてしまう。ダメージ深い大石にケニブシが3D。ケニーは飯伏にケツを出すよう指示。これを嫌がる飯伏はケニーとともに伊橋を指差し「オマエがケツを出せ!」。拒否せんとした伊橋だったが、飯伏のグーパンチで黙らされてしまうと、コーナーポストが外されたコーナー最上段に乗せられてケツ出し。ここで2段目にケツを出した大石がセットされると、3段目はケツを出したディーノ自ら収まる。ケツ出し3段トーテムポールが完成すると彰人が飯伏をそこへ投げる。これはケニーがコーナーポストを間に挟み込んでケツとの接触を阻止。飯伏はコーナーポストを彰人にフルスイングすると、ケニーととも「ゴールデン・ケツシャワー!」とアピールしてコーナー最上段へ。しかし、下からディーノが2人の股間を掴んでカットし、代わる代わる大石のケツに飯伏とケニーの顔をぶつけていく。続いて彰人が攻めようとしたが、かわされて伊橋のケツへ。ケニーの波動拳 → 飯伏のジャーマンSHの連係から伊橋はムーンサルト・プレスで飛んだが、これがかわされてしまうと、ディーノがすかさず伊橋にファイト一発!を放ち、男色ドライバーを決めて勝利した。最後はディーノ&大石&彰人による「仙台ば、元気にするばーい!」で締められた。