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【豊中ラブストーリー2017のまとめ】彰人が男色殺法を完封、竹下がディーノをジャーマン葬!/高山にアクシデント…いつどこがウラノ

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    • 4日、大阪・豊中市ローズ文化ホールにて「豊中ラブストーリー2017」がおこなわれた。オープニングコールには竹下幸之介が登場。DNA・上野勇希とともに咲くやこの花高校出身の竹下。9月10日には此花区民センター大会が決定しているが、「5月10日後楽園で上野とシングル決まったので、そこでも上野と絡ませえてもらえれば」と亜門GMに要求し、最後に「DDT豊中大会スタート!」とコールした。

      第1試合はKUDOvsロイズ・アイザックスvs岩崎孝樹の3WAYマッチ。ディーノとアイザックスは男性客を狩りながら入場。まずディーノはアイザックスを紹介し、ミラクルアスのデモンストレーション。尻で割り箸を真っ二つにするも岩崎は「宴会芸だよ」。これに大爆笑していたセコンドの鈴木大だったが、ディーノの怒りを買ってミラクルアスによって腕をヘシ折られてしまった。そんなこんなで試合スタート。KUDOと岩崎はアイザックスを無視する形で腕の取り合い。岩崎のバックをKUDOが取るも、アイザックスがそのケツを掘り、場外に出たKUDOのケツはディーノが掘る始末。KUDOがアイザックスにエルボー。アイザックスは岩崎の股間にソフトタッチ。岩崎がエルボーを放つとアイザックスはKUDOの股間にソフトタッチする。KUDOの倒立式ダブルニーは岩崎がカット。アイザックスがKUDOに腰振り垂直落下式ブレーンバスター。これは岩崎がカットしてPK。KUDOが岩崎を排除するも、そのKUDOにアイザックスがリップロック → ミラクルアスで腕をヘシ折る。アイザックスはコーナーで岩崎の腕をヘシ折るも、KUDOもコーナーに登る。アイザックスのリップロックを逆リップロックで押し返して地獄の断頭台を放って勝利。

      第2試合は高木三四郎&ゆにvs大石真翔&MAOのタッグマッチ。NωAは新曲『ωe are the HERO』で入場。高木とゆには大石にダブルのクロスチョップを決めたまではよかったが、その後は大石とMAOに捕まってしまう。大石の逆片エビはロープエスケープ。ゆにはMAOにドロップキック。さらに放つと股間に直撃。ゆには大石に延髄斬りを決めてようやく高木とタッチ。高木は2人に両腕ラリアット。さらにリバース・スプラッシュと攻勢に出る。ゆにも大石にコルバタ。さらにMAOもコルバタで場外へ。高木はゆにを肩車して大石に組み付かせるとスイングDDT。ゆには場外のMAOにケブラーダを放ち、リング内では高木が大石にシットダウンひまわりボムでフォール勝ち。大石のいつでもどこでも挑戦権は高木に移動した。

      第3試合は坂口征夫&高梨将弘vs大鷲透&ヒラタコレクションA.T.のタッグマッチ。全選手の強い要望により、タッチがなくても試合権利が移るイタリアルールでおこなわれることに。昨日衝撃の登場を果たしたヒラコレが大阪に降臨。「日本でメチャクチャ活躍したいと思います。みんなでボンジョルノしたいと思います」と片言で挨拶。高梨は「オマエは平田なんじゃないか? イタリアに送り返してやる」と言って奇襲してゴング。ヒラコレは坂口と高梨の足をまとめてとって逆片エビ。しかし坂口の腹パンを食らってしまって、ヒラコレが捕まってしまう。ヒラコレは坂口の串刺し攻撃を止めてミサイルキックでようやく大鷲とタッチ。大鷲が一気呵成に攻める。大鷲が高梨にブレーンバスターを狙うもヒラコレは「私にタッチを。私にボ…」と言いかけるも大鷲がぶん投げる。大鷲がノド輪を狙ったところで平田は透明犬のリードを渡し、自陣コーナーへと戻らせてタッチ成立。ヒラコレのジャベは坂口がカット。坂口が払い腰。PK狙いはヒラコレの防御を見て坂口が頭を叩いた。ピンチのヒラコレは手刀で盛り返すと坂口をパラダイスロックで固めて「イッツ・ショータイム」と2007メガネを装着。かの曲が流れると、高木、セコンドの下村も2007メガネを装着し、3人でウォーキング。そのヒラコレの背後を高梨が丸め込むもカウント2。高梨の攻撃をマトリックスでかわしたヒラコレだが起き上がれない。高梨に押さえ込まれるもカウント2。ヒラコレはストップ延髄で動きを止めて、ATロックの体勢から小指を極めるヒラタロックでギブアップを奪った。試合後、パラダイスロックを解かれた坂口が激高してヒラコレと追いかけっこを繰り広げた。

      第4試合はHARASHIMA&高尾蒼馬&ヤス・ウラノvs高山善廣&樋口和貞&勝俣瞬馬の6人タッグマッチ。樋口はコーナーのHARASHIMAを仕切りに挑発。勝俣が出てくると高尾がドロップキック。ウラノがマンハッタンドロップと続く。HARASHIMAもコーナーの樋口にけん制を入れてのレッグドロップと捕まえていく。ローンバトルを強いられた勝俣は高尾の串刺し攻撃を止めてセカンドロープを踏み切っての向き直り式ドロップキック。樋口が出てくるとダブルチョップ。さらにコーナーのHARASHIMAを挑発する。サイドバスターはカウント2。高尾は串刺し攻撃を止めて反撃してHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAのミドルキックに樋口は張り手で返す。HARASHIMAは樋口を水面蹴りで倒して顔面踏みつけとエグい攻撃。樋口は蹴り脚をキャッチしてラリアット。戦況は高山vsウラノに。高山の首固めはカウント2。ならばと回転エビ固めを狙ったが、頭から落ちてしまって動けなくなるアクシデント。木曽レフェリーが試合をストップ。これにより高山の持ついつでもどこでも挑戦権はウラノに移動。

      試合後、高山はセコンド陣に抱えられてバックステージへ(その後、救急搬送された)。ウラノがマイクを持つ。ウラノ「勝ったんだよね? いつでもどこでも挑戦権、今使ったら竹下に挑戦できるんですかね?」HARASHIMA「まだ竹下、試合してないから考えて使おうよ」ウラノ「ああ、そうか。5月28日をもってフリーになることが決まっているのですが、これを持って退団するか、KO-Dシングルを持ってDDTを退団したいと思います!」

      【試合後のコメント】
      ウラノ ひょんなことからいつでもどこでも挑戦権を手に入れてしまいました。退団が決まっているにもかかわらず、こういうものが自分に来るのは運命だと。いつでもどこでも挑戦権を手に入れたし、せっかくなので竹下のあのベルトを巻いてフリーになりたいのですが、樋口、高木さんもいつでもどこでも挑戦権を持っているので、うかつに使ってもアイツら卑怯なヤツなので、彼らは卑怯なヤツらとして名をあげているので、卑怯な手を使えないうちにこれを使いたいと思います。高尾もアシストしてくれると約束してくれたので。
      高尾 自分まだこれを取ったことがないのでウラノさんから譲ってもらう準備ができているので。
      ウラノ 譲ってもらう? 譲らないよ。高木さんとか樋口から頑張って取ってアシストしてよ。
      高尾 いや、ウラノさんから。近くにあるので。
      HARASHIMA いつどことかひじょうに羨ましいんだけど、僕の緑のいつどこは樋口に取られたままなので、隙あらば取り返したいし、僕から取ったことで調子に乗っている。俺のほうが上だみたいな態度を取ってくるので最近はイライラしている。今日も熱くなってしまって、あっちもガンガンきたんでここはキッチリ、どういう状況であれやり返さないと気が済まない。アイツは調子に乗りすぎている。


      樋口 今日闘ってみてHARASHIMAさんの気持ちもわかりましたね。悔しいと思いますよ。HARASHIMAさんと決着を付けたい気持ちもあります。今日、高山さんがああいう状況になって、自分がKO-Dにいきたい気持ちもある。でも考えたんですよ。5月10日にベイリー戦もある。いろんなことがありすぎて処理できなくなっている。なので、自分は目の前にある5月10日のベイリー戦で結果を出したいと思います。まずはそこからです。

      休憩明け、鶴見亜門GMが高山の状況を説明。「意識もはっきりしていて会話もでき状態ですが、大事をとって救急車で病院に搬送しました。詳しい病状がわかり次第、ご報告します」。急きょ、NωAが『ネバギバ☆I LOVE YOU』を熱唱して第5試合へ。

      第5試合は佐々木大輔&遠藤哲哉vsアントーニオ本多&マイク・ベイリーのタッグマッチ。さっそくロープワークでアントンが佐々木に躓いてしまうと、「プロレスに対するモチベーションがなくなった」と負けを認めようとするが、簡単にギブアップするとモテないので昨日徹夜で考えてきた昔話「アラジンと魔法のランプ」を披露することに。耳を塞ごうとする佐々木を気を付けさせて話出すも、それはアラジンではなくたかじんだったというオチ。きつねの手でサミングを狙うも腕を取られてドロップキックを食らってしまう。その後、アントンはローンバトル。アントンがスパインバスター。ベイリーが遠藤を場外に出して飛ぼうとするも、これは佐々木が阻止。ベイリーは2人を蹴倒すと、2人ともども場外に出してケブラーダ。ベイリーのシューティングスター・ダブルニーは遠藤がかわしてスワンダイブエルボー。ベイリーがムーンサルトダブルニーを決めれば、遠藤がコーナー逆さ吊りにしての顔面蹴りを放って両者各パートナーとタッチ。佐々木のクロスフェースを逃れたアントン。シャイニングごんぎつねからバイオニックエルボーを狙うが、佐々木はアントンを木曽レフェリーに投げつけ、さらに佐々木式ウラカンラナ。これをカットしたベイリーが排除されると佐々木は遠藤と合体フェースバスター。ダイビング・エルボードロップからのクロスフェースで切って取った。

      【試合後のコメント】
      佐々木 おい、アントーニオ本多。テメエがいくらたかじんを唄おうが俺には通用しねえ。俺は東京生まれ、練馬育ちだ。なんなら大阪の人にも響いてなかったぞ。前哨戦やって手応えゼロだよ。やる意味あるのか? あんなぽっちゃり体型だったら松井のほうが手応えあるんじゃねえのか? 代えろ! 以上だ!

      アントン 2連敗…これまで俺は佐々木大輔にはけっこう負け続けているから。何度負けても気にしないよ。悔しくなんてないよ。俺は札幌までの流れがあると思っていて、最終的な目的がアイツからベルトを引っぺがすこと。今日の敗戦から学んだことがあるわけで、それが何かと言ったらちょっとわかんないんですけど、一晩寝て考えないと。でも一晩寝ないと徹夜で昔話を考えちゃうかもしれないし、最近の敗因は徹夜で昔話を考えることかな。よく寝ればいい。そんなことも念頭に置いて札幌ではアイツのベルトを引っぺがす。
      ――王者は手応えがないので挑戦者を松井レフェリーに代えろと言っているが。
      アントン 確かに松井さんは強いかもしれない。それだったら変えるのではなく、せめて3WAYにしましょう。そうしたら松井さんがカリスマにダメージを与えて、松井さんの隙を突いて丸め込むことができるかもしれない。松井さんに代えるのは勘弁してほしい。俺はやる気マンマンだから。

      セミファイナルは入江茂弘vsマッド・ポーリーのシングルマッチ。開始早々、激しエルボーとハンマーパンチのラリー。ショルダーアタックの打ち合いはポーリーが制す。ポーリーがコーナースプラッシュ。ボディープレスはカウント2。続くSTFは入江がエスケープ。入江はラリアットに来たポーリーを場外に出す。ポーリーは入江を客席に投げつけてリングに戻すも、入江はすぐさまポーリーに重爆トぺを放っていく。ラリアットのぶつかりあい。ポーリーが一度は制すも、すぐさま入江はビーストボンバー。大暴走を狙ったが、ポーリーがかわしてランニング・スティンクフェースで潰すと、リバース・スプラッシュで圧殺した。入江は悔しそうな表情を浮かべて引き揚げた。

      【試合後のコメント】
      入江 ……これで終わりじゃないです。

      メインイベントは竹下幸之介&彰人vs男色ディーノ&石井慧介のタッグマッチ。竹下はディーノの男色回転体を前に四苦八苦。彰人が出てくるとディーノはスカして石井と交替する。石井がドロップキック。ディーノが出てくると男色クロー。彰人は「来いよ!」とエルボー。ディーノもムキになってナックルを連打してやり返す。捕まった彰人。ディーノのナイトメアは丸め込みで切り返してアンクルホールド。これは石井がカットイン。彰人はファイト一発!もかわして足4の字。これも石井がカットに入る。ディーノが尻を突いてからの石井が顔面ニー。ディーノの男色ドライバー狙いは彰人が足横須賀で切り返して竹下とタッチ。竹下のプランチャは2人がかわして石井が顔面ハイ。ディーノが高速ブレーンバスターで投げる。リングに戻るとディーノが竹下のダイビング・ダブルスレッジハンマーを男色クローで迎撃。竹下もディーノにニーアッパーを見舞って彰人と交替する。ディーノは石井とタッチ。石井が延髄からフィッシャーマン。ディーノが出てきてコーナーで尻出し。彰人は石井に振られるも、切り返して場外に出して、ディーノのタイツを元に戻す。さらにリバース・スプラッシュ型の足横須賀でダメージを重ねると竹下が串刺しビッグブーツ。垂直落下式ブレーンバスターからアンクルホールド。これは石井がカット。竹下は逆男色クローからのブルーサンダーで叩きつける。ディーノは隙をついてのゲイ道クラッチ。カウント2で返されるとリップロック。竹下は男色ドライバー狙いをジャックナイフで切り返し、ラリアットからジャーマンでディーノからピンフォールを奪った。試合後、彰人がディーノに握手を見せかけて張り手。ディーノはキスで返して引き揚げた。

      試合後、竹下と彰人がマイクを取る。竹下「勝ちました! ALL OUT初大阪で初勝利を挙げました」彰人「しかも男色ディーノから獲ったよ」竹下「プロレスラーはみんな命がけでこのリングで試合をしています。みんなお客さんもそうだと思うんですけど、プロレスが大好きでプロレスがしたいから一生懸命練習して試合をしています。DDTは自分も含め大勢のレスラーで盛り上げて、皆さんに楽しんでもらいたい一心でこうやって、プロレスをしているわけですけど、それが必ずしも安全でケガなんてしないなんてことはありません。正直、今日もこの入場曲が鳴る数秒前は恐怖で体が震えています。でも、お客さんがいる限りは僕たちはリングに上がり続けます。高山善廣、高山さん、後楽園で俺に『このクソガキをボコボコにしてKO-Dのベルトをコレクションに入れる』って言っただろ。俺はその言葉絶対に忘れないからな。俺が、このクソガキが、KO-Dのベルトを高山さんが戻ってくる前にもっともっと価値を上げて防衛し続けるんで、高山善廣、絶対戻ってきて改めてKO-D無差別を懸けて闘って、その時に帝王学、俺に教えてみろよ!」ディーノが踵を返して戻ってくる。ディーノ「ウッセーッ! 何湿っぽくしてくれてんのよ! こういう時、高山のよっちゃんならこう言うわ。『俺に恐れるものは何もねえ、ノーフィアー!』ってね。あんたのその覚悟なんてどうでもいいわ! テンション上げていこうぜ! もう一回言うわ。高山のよっちゃんならこう言うわ。恐れるものは何もねえ! ノーフィアーって! いくわよ! 恐れるものは何もねえ! ノーフィアー!」竹下「男色ディーノ、負けといてリング上でペラペラしゃべんな。オマエのノーフィアーを見せてみろ1 オマエの前に立ったるからな」ディーノ「じゃあ言わせてもらう! メインで勝った、その責任を果たせよ!」ディーノは退場。竹下「大阪大会は次は7月ですか。その時までに全員もっともっと力を付けて熱い試合をすることを約束します。今日はありがとうございました!」

      【試合後のコメント】
      竹下 このベルト、どの選手が来ても正々堂々受けます。いつどこを使ってもらってもいいし、後楽園で挑戦してもらってもいいし。いつどこがあるけど、GMが挑戦者に相応しいと選んでもらってもいいです。僕は誰がきても全身全霊受け止めて、このベルトを永遠に防衛し続けます。高山さんがカムバックするまで、帝王学を教えてくれるまで防衛し続けます。
      彰人 札幌のタッグタイトルがどうなるかわからないし、仮になくなってしまっても、男色ディーノを標的としてやっていくことに変わりはないので。男色ディーノと当たっていきたいし、タッグは正直誰が来ようと僕らが取ればいいだけだし、高山さんが戻ってきたらやろうというだけなんで。


      ディーノ 負けましたけど何かございますか? 負けましたけどタッグチャンピオンです。もう事実関係だけ整理するわよ。今日挑戦者に負けました。で、誰がタッグベルトを持っているかというと私と高山のよっちゃん。これも覆しようのない事実。それ以外に何があるか。確かによっちゃんはいつどこを失った。じゃあよっちゃんの挑戦の目がないのか。いつどこを獲り返せばいいし、よっちゃんの実績ならいつ挑戦してもいいでしょう。その事実も変わりない。繰り返すわよ。今、KO-Dタッグチャンピオン、DDTでタッグで一番強いのは私と高山のよっちゃんのノーフィアー、覚えておきなさい。

      公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)でも詳報を掲載しています。

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