DAMNATION T.Aが飯野&納谷&須見に快勝し、KO-D6人タッグ王座V4! 佐々木大輔が10・2後楽園での20周年記念試合でエル・デスペラードとタッグ結成
8月9日、神奈川・横浜ラジアントホールで「YOKOHAMERMAID」が開催。DAMNATION T.Aの佐々木大輔&岡谷英樹&イルシオンが飯野雄貴&納谷幸男&須見和馬に快勝し、KO-D6人タッグ王座のV4に成功した。
8・30東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で、飯野&納谷の持つKO-Dタッグ王座に佐々木&岡谷が挑戦するが、それに先んじて両軍がKO-D6人タッグ王座を懸けて激突した。
DAMNATION T.Aは奇襲を掛け、場外戦へ。リングに戻ると、納谷と須見、飯野と須見の合体攻撃は相次いで失敗。再び場外へ転じると、セコンドのMJポーが介入し、岡谷は竹刀、佐々木はイスでやりたい放題。その後、須見が捕まり、DAMNATION T.Aの優勢が続く。飯野が岡谷にラリアット、納谷がスクラップバスターもカウントは2。飯野と納谷が誤爆も、佐々木と岡谷をショルダータックルで吹っ飛ばす。納谷が岡谷にチョークスラムも、ポーがレフェリーの足を引っ張ってフォールを阻止。佐々木がイス、イルシオンが急所打ちで納谷が窮地に。イルシオンがスワントーンボムを納谷に決めるもカット。須見が岡谷にトペを発射し、スワン式ミサイルキックもカウントは2。飯野が納谷を肩車し、その上に須見が立ってファンタスティックフリップもまさかの自爆。岡谷の串刺し式クレイモアをかわした須見はスク~ルボ~イ連発も、岡谷はニアフォールで返す。逆襲に転じた岡谷はジャーマン、クレイモア、垂直落下式ブレーンバスターで須見にトドメを刺した。
岡谷は退場しようとする飯野&納谷に対し、「次はひがしんでタッグだな。もっと練習して来い!」と挑発。佐々木は「あいつら、どんだけ練習してるか知らないけど、俺たちはあふれる才能だけでおまえらを上回ってるんだ。どう考えたって、俺、いや、この岡谷の勝ちは決まってるんだ」とベルト獲り宣言。
そして、佐々木は自身のデビュー20周年記念大会「CHARISMANIAxMANIAxMANIA」のメインカードを佐々木&エル・デスペラードvs石川修司&アントーニオ本多と発表。佐々木とデスペラードは2023年7月23日の両国国技館で一騎打ちを行い意気投合。今回、2年余の月日を経て、満を持して相思相愛タッグを組むことになった。
バックステージで佐々木は「ふざけんじゃねぇ! あんな漬物みてぇな奴を連れてきやがって! 相手にならない。今日のは俺たちからしたら遊びみたいなもんだ。8月30日、ひがしんアリーナで、てめえらが持ってるだけのベルトは俺たちのものになる」、岡谷は「話にならん! もっと楽しませてくれ」と言いたい放題。
飯野は「岡谷、おまえ、練習が足りないって言ったな! 服脱いでから言えよ。おまえの服の下が知りてぇな。30日は上半身脱いでこいよ! おまえのトレーニングした姿見せてくれよ」、納谷は「今日の須見の分も、佐々木、岡谷、30日にぶっ倒してやるからな!」とこの日の借りを返すことを宣言した。
MAOがUNIVERSAL王者・鈴木みのる組に前哨戦で勝利!「DDTで鈴木みのるを止められるのはMAOしかいない」
8月31日の後楽園ホール大会で行なわれるDDT UNIVERSAL選手権(王者=鈴木みのるvs挑戦者=MAO)の前哨戦でMAOが勝利を挙げ、ベルト奪還を誓った。
この日、MAOはKANONとのSTRANGE LOVE CONNECTION(S.L.C.)で出陣し、鈴木、彰人組と激突。MAOは昨年11・17大崎での凱旋試合以来、3度目の鈴木との対戦になった。
先発したMAOと鈴木はエルボー合戦から、場外に転じると、鈴木がイスを使うなど大暴れ。MAOとKANONが好連係で彰人を攻める。鈴木がMAOにサッカーボールキック、ツバを吐いてエルボーを叩き込んだ。MAOと鈴木がエンドレスの壮絶なエルボーのラリーに。MAOがミドルキックを見舞えば、鈴木はスリーパーからゴッチ式パイルドライバー狙いも、かわしたMAOがハイキック。両者、張り合いでともにダウン。さらに、フロント・ハイキックの打ち合いで再度両者ダウン。鈴木と彰人がMAOに足攻め。かいくぐったMAOは鈴木もろとも丸め込むような形で、彰人を外道クラッチで仕留めた。
試合後、MAOは「気付いちゃった。DDTでUNIVERSAL王者・鈴木みのるを止められるのはMAOしかいないことをね」と発言。鈴木は「てめえ、8月31日、ぶち殺してやる」と捨てゼリフを吐いて退場。
バックステージでMAOは「世界のプロレス王、さすがとしか言いようがない。世界中で鈴木みのるの活躍を見てるんだ。勝ったらこんなにおいしいことはねぇぞ! S.L.C.に鈴木みのるが持ってたUNIVERSALのベルトが来るぞ。俺たちのヤバい夏が来るよ!」と強気のコメント。鈴木は「オイ、MAOよ! 8月31日の後楽園ホール、楽しみだな! (ベルトを)獲り戻せるのか? 俺を倒せるのか? 勝てるのか? 殺せるのか? かかってこいや!」と迎撃態勢を整えた。
また、8・30ひがしんアリーナでのKO-D無差別級選手権(王者=樋口和貞vs挑戦者=秋山準)の前哨戦も行われた。樋口は石田有輝とのコンビで、秋山&松永智充と対戦。樋口が強烈なチョップを叩き込めば、秋山はニーリフトで対抗。秋山がエクスプロイダーでぶん投げれば、樋口はラリアットで返す。松永がサソリ固めを狙いにいくと、樋口がクローで阻止。そのまま樋口がクローで締め上げてギブアップを奪った。
樋口が「俺のKO-D、これの雪辱戦! 秋山準、やっぱり強い。ただ絶対負けないからな!」と言えば、秋山は「前哨戦一発目、やられたけど、おまえをよく見たよ。本番は今月最後だよ。それまでお互いにいいコンディションで最高の戦いを見せよう! 勝つのは俺だけどな」とコメントした。
8・30ひがしんアリーナでのTo-yvs高鹿佑也のEXTREME王座戦のルールは「自分のライフは自分で稼げ!!プロレス人生ギリギリデスマッチ!」
8月9日、神奈川・横浜ラジアントホールで「YOKOHAMERMAID」を開催した。30日の東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で行われるDDT EXTREME選手権(王者=To-yvs挑戦者=高鹿佑也)のライバル対決のルールが「自分のライフは自分で稼げ!!プロレス人生ギリギリデスマッチ!」に決定した。
今大会でTo-yは上野勇希と組み、クリス・ブルックス&高鹿と前哨対決。ルールは高鹿の希望で「平田一喜命名“俺が高鹿だ”ルール」が採用された。これはギブアップ、KO、TKO等の決着に加え、累計20カウント目のフォールカウントを取った選手が勝利となる試合形式。通常のピンフォールがないため、3カウントが入っても続行される。
4選手が20カウント目指して、ひたすらフォールカウントを奪い合う展開となり、10分過ぎ、To-yと高鹿がエルボーの打ち合い。To-yがコジマワンダーランド、丸め込みの応酬から、To-yがフランケンシュタイナー、コジマワンダーランド。それを切り返した高鹿は変形トライアングルランサーでギブアップを奪った。
納得がいかないTo-yが「タップで負けなんて聞いてねぇ。20カウントルールって言ったの君じゃない!」と抗議。高鹿は「俺が考えたルールはすべてギブアップあり。ギブアップなしとは言ってない」と反論。
それを聞いたTo-yは「カウントのルールやりたいなら、試合当日は1カウントフォールルールだ。他のルールは考えて、明日(10日)の0時に発表する」と予告。高鹿は「絶対そのルールで獲ってやる」と必勝宣言。
そして、10日午前0時、To-yは自身のX(旧Twitter)で細かい試合形式を発表した。概要は「10日からSNSで特定条件を満たして、自身のライフポイントをそれぞれ増やして試合当日を迎え、相手のライフポイントを0にしたら勝ちになるルール」というもの。ライフポイントを増やす条件は、SNSへの1投稿1万インプレッション毎にライフが1ポイント増える。どのSNSでもよく、何度でも投稿可能。今から投稿したものが対象となり、試合当日8月30日0時時点で、1万インプレッションを超えていた投稿が有効となる。
そのほか、試合は相手から、1カウントフォール、ギブアップ、ロープエスケープ、場外に落とす行為(オーバー・ザ・トップロープでなくてもOK)で、相手のライフを1ポイント奪うことができ、先に相手のライフポイントを0にした方が勝者となる。
また、この日、KO-D無差別級王座への挑戦権が獲得できる「いつでもどこでも挑戦権」の争奪戦がスタート。3WAYマッチで男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン、平田一喜が対戦するも、3者とも、それぞれオトナの事情で獲得に気が向かない様子。見るに見かねた今林久弥GMがゲキを飛ばし、本気モードに。最後はディーノの男色ドライバーを耐えた平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで3カウントを奪い、「いつでもどこでも挑戦権(黄)」をゲット。
平田は「熱い気持ちにさせて、まんまとはめられました。これを持ってるだけで、いつも以上にボコボコにされ、いつ挑戦するんだ?と期待がすごく。なくしたらなくしたでガッカリさせてしまう。魔のいつどこ。とりあえずコスチュームの一部として持っておきたいと思います」とコメント。