30日、DDTが東京・新宿御苑のTEC事務所で記者会見をおこなった。まず、28日の大阪府立体育会館第一競技場大会のメインイベントで坂口征夫を破り、第55代KO-D無差別級王者となった木高イサミが鶴見亜門GMとともに出席。
イサミ 相手が坂口征夫でこのベルトだったことが嬉しいですね。坂口さんはいつも「殺(や)ってやります」って言ってるんですけど、またこの間の府立から僕と坂口さんとの間に何かが生まれたと思っているので、プロレスを続けていたら坂口さんとはずーっとライバルだと思っているので、年越しでも当たるけど、どんどんやれる機会が増えたらなと思います。僕が防衛し続けたらやるかもしれないし、楽しみです。
この結果を受けて12・13博多では初開催となるKO-D無差別級選手権試合はイサミvsドラマティック・ドリーム・じゃんけん大会優勝者の遠藤哲哉に決定。会見には遠藤も出席してコメントを出した。
遠藤 昨日のBOYZでイサミ選手とは初めてのシングルだったんですけど、そこで勝利を挙げることができたので12月13日が楽しみになってきました。緊張や不安が大きかったのですが、楽しみが上回ってます。じゃんけんでこのKO-D無差別級の挑戦権を勝ち取ったんですけど、それも運じゃなくて実力だと思うので、リング上でも言いましたが、竹下よりも先に挑戦して、竹下よりも先にベルトを獲るのが目標なので、13日、必ず僕が勝ってベルトを巻きます。
イサミ 昨日、遠藤選手とやって思ったのは、僕にとって坂口さんは相性がいいというのもあって半分やりやすいというのがあったんですけど、今回に関しては恐ろしく相性が悪いと昨日やって感じましたね。日々練習しているので肉体的な強さ、運動神経・能力の高さにプラスしてプロレス頭のよさもついているので、ちょっと怖いチャレンジャーだなというのはあります。でも僕は博多と相性がいいので。デスマッチヘビーもあったし、DDTの博多大会の時も防衛しているので多の勝率がいいはず。博多という地が僕を味方してくれるはずです。
――2人はドロップキックで働いているし、互いのことをよく知っていると思うが、そういう部分でのやりやすさ、やりづらさはある?
遠藤 う~ん。ドロップキックで結構、イサミさんは自分の映像を見て研究しているので、それを僕もチラチラ見ながら研究してますね。僕は僕自身の映像はみないんですよ。だから研究する隙を与えないというか…。
イサミ 何言ってんの?
遠藤 何言ってんですかね(苦笑)。
亜門 昨日、自分がケガした時もシフトに入れてくれて店長として感謝していると言ってましたよね。
遠藤 感謝してます。ただ所属がDDTではないので。このベルトはDDTのベルトなのは紛れもない事実ですから、獲り戻さないといけないので…緊張してますね。
亜門 大丈夫? 試合前に飲まれてない?(苦笑)
イサミ 僕はものすごくリラックスしてますので。昨日試合をして考え方をちょっと改めなきゃいけないと思うところはあったんですけど、いつも通りリラックスして試合を楽しむだけですね。
――今後、一緒のシフトはある?
イサミ プロレスではなく、ドロップキックとしてはやりづらくなりますね。……ないです。
亜門 シフトに入れない?
イサミ シフトに入れないじゃなくて、一緒に入らない! バカなんですか?(笑)
亜門 シフトに入れない、稼がせないみたいな嫌がらせかと思いました(苦笑)。
イサミ そんな小さい人間じゃないですよ! 何言ってんの?
亜門 失礼しました。
――イサミ選手にとってタイトルマッチ前にシングルをやったことで、どう左右する?
イサミ 僕はいろいろと考えちゃうタイプなので、これから遠藤選手のプロレスリングに対して研究と傾向と対策を練って、当日はリラックスした状態で上がりたいですね。
続いて12・13博多大会でのアントーニオ本多vs彰人のDDT EXTREME級王座次期挑戦者決定戦の開催が発表された。勝者は12・23後楽園大会で王者のケンドー・カシンに挑戦する。会見には両者が出席した。
彰人 カシンさんにとって思い入れのないベルトかもしれないけど、思い入れがないにしても団体のシングルのベルトを足蹴にするというのはベルトに対してリスペクトがなさすぎる。それは見てるお客さんや一生懸命闘っているレスラーに失礼だから、気に入らなかったですね。EXTREMEは僕にとってすごく大事なベルトで、EXTREMEが自分を成長させてくれて、EXTREMEという自由な表現を与えてくれるベルトがあったから、成長させてくれたし、今の自分がいると思う。本多さんに獲られて、自分が成長できたときにまた挑戦できればいいと思っていたけど、僕が獲り返しにいきたい。
アントン 大阪の試合で負けてしまったんですけど、あの試合はひじょうに面白い経緯があって、試合前にカシン選手と会って対談してルールを決める異例の流れがあったんですよ。そういった時にあの人は何かしら問いかけているんですよね。それは直接的でなく暗に。その答えを出すのがあの試合の一つの目標だったんですけど、手応えはあったんですよね。カシン選手が出してくる問いかけに答えている感覚が強くあって。それが勝敗に結びつかなかったのはひじょうに残念なんですけど、私にとってはベルトを踏みつける行為は私に対する新たな問いかけだと感じたんですよ。そこに彰人選手が入ってきてしまったので、こういう流れになってしまったんですけど、当然ながらまだ私とカシン選手の謎の掛け合いはまだ続いているんです。だから私にとっては彰人選手に急に入ってこられたという感覚なんです。あと、闘ってみてDDTの選手とはまったく違う選手でした。なので単純にもっと闘いたいというのが大きいですね。だから博多で彰人選手に示しをつけて私が挑戦したいということです。
――ベルトを足蹴にされた憤りはない? それよりもリスペクトの方が大きい?
アントン あれは私に対する「こう来たらオマエはどうするんだ」という。ああいうベルトに対する扱いは過去に一度やっているんですよ。だから直情的ではなく、自分のキャリアを振り返って確信犯的にやっていると思うんですね。そこをどうくみ取るか。カシン選手はリスペクトという言葉も使ったんですけど、プロレスのファンや相手の選手を挑発し掻き立てる行動や、突飛な行動を取るじゃないですか。それは本当にベルトに対するディス・リスペクトなのか。あながちそうも言いきれないんじゃないかと。ああすることでいろんな火との感情が喚起されているじゃないですか。あの人が狙っているのはもっと広いことだと思うので。だからそれに対する答えを自分なりに出していくことが重要だと思っています。
――カシン選手に対しての印象は?
彰人 僕はバックボーンがアマレスで、カシン選手も一緒でアマレスにおいても尊敬できる大先輩だし、プロレスでも実績を残している大先輩で。アマレスをやっていたというのもあるから、昔からずっと見ていたし、正直好きだった選手の一人。そういう選手だからこそ、昔から問題ある行動を起こすことは知っていたけど、目の前でしてほしくなかったなと。どうしてもそこだけは引っかかってしまう。残念ですね。
――次期挑戦者決定戦でもルールは設けられる?
彰人 挑戦者決定戦をすると決めたのは会社なのでルールに関しても一任しようかと思います。
亜門 2人と相談しながら決めていきたいと思います。
最後にKO-Dタッグ王座決定トーナメントに出場する4チームが発表された。入江茂弘&岡林裕二、HARASHIMA&大家健、竹下幸之介&遠藤哲哉に残り1チームは「佐々木大輔&宮武俊、坂口征夫&梅田公太の2チームで迷いました。佐々木大輔は前タッグチャンピオンで実績十分だったんですが、宮武俊のほうが人間凶器や犬だったりして実績不十分と見なしました。梅田公太は酒呑童子入りして成長著しく、試合内容も上がってきている」(亜門)ため、坂口&梅田で決定。会見にはHARASHIMA&大家が出席した。
亜門 HARASHIMA選手はスマイルスカッシュのヤス・ウラノ選手や彰人選手と組んで出場するのが筋でしたが、11月17日#大家帝国主催興行では大家選手とのタッグで新日本プロレスの棚橋弘至&小松洋平組を激闘の末に破りまして、場内を大感動・大興奮の渦に巻き込みました。大家選手のほうからも、たっての願いで「このチームでやらせてくれ」という要望もありまして、それにHARASHIMA選手が応えて参戦が決定しました。そういうことですよね?
HARASHIMA え~…言いづらいんですけど、二晩考えてあの時は勢いで言ってしまったんですけど、冷静になって考えてみて、僕にはスマイルスカッシュでタッグのベルトが獲りたいから、ウラノ君か彰人君と組んでトーナメントに…。
大家(机を叩いて)ちょっと待てよ! ユニットでスマイルスカッシュで組むなんて、いつでもできんだろぉぉっ? 新日本プロレス・棚橋弘至から勝ったのはこの2人でしょぉぉっ! 11月17日、後楽園ホールであの感動、あの熱狂! 巻き起こせたのはこの2人でしょぉぉっ!? まあほとんど俺のおかげだけど、だからこそ! あの空気をまたプロレス界に持ってこないといけねえんだろ!? それがDDTの発展、いや、プロレス界をメジャースポーツにするために必要なことなんですよ! HARASHIMA、大家健が組んでタッグチャンピオンになることが必要なんです! いつやるんですかって話です! いつやるんですか? 今しかないでしょうが! 今しかないでしょうが!
HARASHIMA …………でもやっぱりスマイルスカッシュとしてウラノ君か彰人君で…。
大家(遮って)だから! 言ってるでしょう! いつやるんですかっ! いつやるんですかっ! いつやるんですかっ!
HARASHIMA 今でしょ。
亜門 そういうわけでHARASHIMA&大家健組が決定したようです。
トーナメントの組み合わせはHARASHIMA&大家がチーム名の書かれた3本の割りばしから1本を選んで対戦相手を決めることに。「せっかく今しかない僕らのタッグチームだから、今しかないようなチーム、入江と岡林と当たって」と話すHARASHIMAに大家は「今しかないチームで組んでいるけど、優勝するのが目的だから作戦とかあんだろ!」と声を荒げて割りばしを引くも、そこに書かれていたのは「入江・岡林」。岡林のスケジュールの都合でこの1回戦は12・12春日部でおこなわれることに。残りの1回戦、竹下&遠藤vs坂口&梅田は12・6沼津で組まれる。それぞれの勝者チームが12・23後楽園でKO-Dタッグ王座を争う。質疑応答へ。
週刊プロレス・加藤朝太記者 2人のタッグチーム名はあるんですか?
大家 ないっ!(即答)
HARASHIMA 今はないですけど募集中です。
亜門 ちょっと考えてもよかったんじゃないの?
HARASHIMA あんな「ない」って大声で言われても…。
亜門 大家さん、とりあえず仮でいいので…。
大家 いや、ない! ねえんだよ! そんなの思いつかねえよ! だったら応募してやるよ! 募集だよ! 募集!
亜門 じゃあ大家さん、応募してくださいよ。
大家 あとで考えるよ!
亜門 最後に発表してください。
――強力な相手なので連係技も考えないといけないが、連係技はありますか?
大家 ないっ!(即答)
亜門 そんなのわかんないじゃないですか。
加藤記者 2人のLINEグループはあるんですか?
大家 ないっ! そもそも2人で作らねえだろ!
亜門 それは正しい。
大家 グループは3人以上だろ!
――ベルトを獲った後のプランは?
大家 ないよっ!(即答)
亜門 あるでしょ! プロレス界をメジャーにするんでしょ!
大家 言った通りだよ! あの熱狂をずーっと保っていくんだよ!
――この後の予定は?
大家 なーいっ!(即答) なーいっ!
亜門 エビスコでしょ?
大家 入ってないよ、今日は!
亜門 会見の最後になりますが2人のタッグチーム名は?
大家 ないよ!(即答) 募集します。



